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chapter6:Be baptized

お酒はこりごりだわ! その7

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いつのまにか見知らぬ豪華な部屋のかなり大きなベッドの上で、ディビッドと産まれたままの姿で抱き合ったままの状態で目を覚ます。

しかも散々エッチな事した後なのか身体中が汗とか2人のエッチな液とかまみれでぐちゃぐちゃで酷い状態だわ。

...うう...私なんて事しちゃったのかしら...あのケーキを食べたら何だかふわふわ気持ちよくなってディビッドがとてもキラキラでカッコよく見えて好き好き言いながらみんなの目も気にしないままキスして...うわぁぁぁぁ!!!

「...ふふ、ティナ目が覚めました」

ディビッドが目を覚ます...いつも以上にキラキラした笑顔なのは何故???

よく見るとディビッドの肩とか胸板には私がつけたキスマークに噛みついた痕にとなかなか酷い有様...つけた事は全部覚えてる...私が何をやったかも全部...

「きっとお酒の効いたドライフルーツやスポンジで酔ってしまったんでしょうねぇ...とてもエッチで積極的...」

「やめて~全部覚えてるからぁ~」

顔を隠しながら悲鳴のように声を上げる。

「そうやって恥ずかしがる姿も可愛いですが、あんなに甘えて好き好き言ってくれるのも可愛いかったですよ」

「だからやめて~」

こっちは羞恥心でどうしようもないのに、ディビッドは笑いながら抱きついてくるわ。

「ティナだってしばらくご無沙汰で欲求不満だったんですよ~だからお酒の力で素直になっただけですしー」

「だからやめてぇ~」

何だか抱きついてきた手が徐々にお尻の方へと不埒に動きだしてきたわ!

「あれだけ散々やった後だからダメ!」

「痛!」

お尻を撫でる手を抓るわ!あんなにエッチな事いっぱいしたんだもの!




何度か襲われそうになるものの流石にダメと叱って渋々身体を浄化で綺麗にしてもらって着替える。

「ところでここって何処???」

ヘルムート様のお屋敷とは違うみたい...貴族のお屋敷の一室みたいな豪華な部屋だけど...

「ここはそれこそ私の本当の家といいましょうか...先代までのザイオンの一族の当主が住んでいた屋敷ですよ」

「???」

「ほら、窓から見えるあの屋敷が叔父上の屋敷です、この建物道を挟んですぐ向かいにあるんです」

と窓から見える建物は確かにヘルムート様のお屋敷だわ。

「豪奢な部屋ね」

「一応当主の寝室ですから、まぁここで生活はした事はないんですけどね」

そう言えばディビッドもエステルお姉様もヘルムート様のお屋敷で生活してるようだものね。


「まぁ新居にしては古臭いから結婚したら入れ替え予定ですけどね、もちろん内装や家具はティナの要望に答えますよ~」

「流石に勿体無いわよ、手入れは行き届いているし...」

と言いかけてふとディビッドの両親の事を思い出す。

ディビッド自身はわからない事と言ってはいるけどあまり良くない話だものね。

「そうね...もし住むなら内装は新しいものに変えても良いかもね」

「それって結婚してくれるって...」

「それはまだ!」

「えー」

どっちみちディビッド以外とは結婚できないだろうけど、そんな流すような簡単なプロポーズで結婚なんてしないんだから!もう!
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