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chapter6:Be baptized
今日はおめでたい日だからね! その5
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「...昨日の叔父上の話を...私の実父の話でです、きっと隠しきれないから話しますが実父の気持ちがすごくわかるんですよ、もし私が実父と同じ立場なら、母を囲った事も自分の子供では無い子供が産まれたら捨てるくらいの気持ちが沸き起こる...と」
昨日のヘルムート様の話の事を思い出す、確かにディビッドは嫉妬深いし、あまり私を他の男の人の前に出したく無いのかな?と思う所はあったものね。
「でも私は絶対にそうはならない、どんなにそうしたい気持ちがあっても...神の望む行いをしなければティナを失う事になるから...」
ディビッドの握る手が震えているわ。
「それこそ罰を与えられる未来を見たんです...ティナに会うことが出来ない未来を」
言葉を詰まらせながら話すディビッドは何だか泣きそうな顔をしてるわ。
「そうね、きっと貴方が私を囲うなら私逃げちゃうわね」
「ううっ、何でですか...」
「だってディビッド貴方私を閉じ込めて隠しちゃったら貴方私の為に何も出来ない人になりそうだし、それって貴方の為にならないわ...どんなに私が貴方を好きだとしても貴方がそんな風になったら嫌だもの」
きっと今持ってるお金を使ってどこかでひっそり2人で自堕落な生活を送る羽目になりそうだもの、そんな生活は健全では無いわ...あの子きっとそうした結果を見せたんでしょうね、結構性格過激だし。
「ディビッド...私は貴方が大好きよ?出来ればずっと一緒にいたいって思うくらいにはね...あとね...貴方のお父様が貴方のお母様に対してやった事は依存や執着であって『愛』じゃ無かった...貴方にはそうなって欲しくは無いわ、相手を思いやり慈しむ気持ち持つ事を疎かにして自分自身の望む事を押し切るなら不幸にしかならない...それこそ貴方のお父様とお母様の様にね...」
「ですね...」
「それこそ聖典にある教えの一節にあるじゃない...『愛とは辛抱強く、親切であり、妬むものでは無い』ってあるでしょ?」
「何だかティナの方が聖職者のようです」
「何言ってるのよ、もう!実は信心深いお祖母様の口癖でもあったのよ...それに聖典の内容はかなり勉強したのよ、ベルさんの授業で結構詰め込まれたしね...私はね、ディビッド貴方とはそういう関係になっていきたいの」
「え...」
「ずっと一緒に歩んで行くんだもの、思いやりや信頼し合いあう事は大切だもの...」
そう言って笑顔を見せるとディビッドが私を自分の胸に引き寄せて抱きしめるわ...顔は見えないけど泣いてるみたいね。
「貴方って結構泣き虫よねぇ...」
背中を子供をあやす様にぽんぽんと優しく叩く。
「それにまだ出会って半年くらいなんだもの、もっとお互いを知る事は必要よ、貴方の気持ちをもっと話して?私ももっと色々話をするから...わかりあって信頼しあって、たまには喧嘩もあるかもしれない...でもそうやって愛を育んでいきましょ?」
「はい...」
そう語りかけるとすすり泣く声で返事をするわ。
そうしているとベッドにばたり、と押し倒されるように倒されちゃう。
「え...」
「ティナには黙ってたんですが、本当は私だけを見て私だけを愛して欲しいし、ティナを見る男達は全員消し去りたいくらいだし、ティナの家族にすら家族って時点で嫉妬するし、ずっとこうやって私の腕の中で抱かれ続けてくれないと心配だしいっそ鎖に繋いで散々抱き潰して快楽堕ちさせて私無しでは生きられない程にしようと思ってた...」
「ちょっとストップ!」
ぎゃあ!何だか物騒な事を暴露し始めたわ!まぁ何となく行動から半分くらいはそんな事考えてそうな気がしてたけど!!!!
昨日のヘルムート様の話の事を思い出す、確かにディビッドは嫉妬深いし、あまり私を他の男の人の前に出したく無いのかな?と思う所はあったものね。
「でも私は絶対にそうはならない、どんなにそうしたい気持ちがあっても...神の望む行いをしなければティナを失う事になるから...」
ディビッドの握る手が震えているわ。
「それこそ罰を与えられる未来を見たんです...ティナに会うことが出来ない未来を」
言葉を詰まらせながら話すディビッドは何だか泣きそうな顔をしてるわ。
「そうね、きっと貴方が私を囲うなら私逃げちゃうわね」
「ううっ、何でですか...」
「だってディビッド貴方私を閉じ込めて隠しちゃったら貴方私の為に何も出来ない人になりそうだし、それって貴方の為にならないわ...どんなに私が貴方を好きだとしても貴方がそんな風になったら嫌だもの」
きっと今持ってるお金を使ってどこかでひっそり2人で自堕落な生活を送る羽目になりそうだもの、そんな生活は健全では無いわ...あの子きっとそうした結果を見せたんでしょうね、結構性格過激だし。
「ディビッド...私は貴方が大好きよ?出来ればずっと一緒にいたいって思うくらいにはね...あとね...貴方のお父様が貴方のお母様に対してやった事は依存や執着であって『愛』じゃ無かった...貴方にはそうなって欲しくは無いわ、相手を思いやり慈しむ気持ち持つ事を疎かにして自分自身の望む事を押し切るなら不幸にしかならない...それこそ貴方のお父様とお母様の様にね...」
「ですね...」
「それこそ聖典にある教えの一節にあるじゃない...『愛とは辛抱強く、親切であり、妬むものでは無い』ってあるでしょ?」
「何だかティナの方が聖職者のようです」
「何言ってるのよ、もう!実は信心深いお祖母様の口癖でもあったのよ...それに聖典の内容はかなり勉強したのよ、ベルさんの授業で結構詰め込まれたしね...私はね、ディビッド貴方とはそういう関係になっていきたいの」
「え...」
「ずっと一緒に歩んで行くんだもの、思いやりや信頼し合いあう事は大切だもの...」
そう言って笑顔を見せるとディビッドが私を自分の胸に引き寄せて抱きしめるわ...顔は見えないけど泣いてるみたいね。
「貴方って結構泣き虫よねぇ...」
背中を子供をあやす様にぽんぽんと優しく叩く。
「それにまだ出会って半年くらいなんだもの、もっとお互いを知る事は必要よ、貴方の気持ちをもっと話して?私ももっと色々話をするから...わかりあって信頼しあって、たまには喧嘩もあるかもしれない...でもそうやって愛を育んでいきましょ?」
「はい...」
そう語りかけるとすすり泣く声で返事をするわ。
そうしているとベッドにばたり、と押し倒されるように倒されちゃう。
「え...」
「ティナには黙ってたんですが、本当は私だけを見て私だけを愛して欲しいし、ティナを見る男達は全員消し去りたいくらいだし、ティナの家族にすら家族って時点で嫉妬するし、ずっとこうやって私の腕の中で抱かれ続けてくれないと心配だしいっそ鎖に繋いで散々抱き潰して快楽堕ちさせて私無しでは生きられない程にしようと思ってた...」
「ちょっとストップ!」
ぎゃあ!何だか物騒な事を暴露し始めたわ!まぁ何となく行動から半分くらいはそんな事考えてそうな気がしてたけど!!!!
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