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chapter6:Be baptized
惑わす者の甘言 その7
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「...お姉さん?」
「...あ!ごめんなさい...ちょっと考え事しちゃって...」
四人が心配しながらこっちを見てるわ...私の方が大人なのに心配かけさせちゃった。
「クッキーだけじゃ口の中乾いちゃうからお茶用意するね!」
とレニーとマーガレットは部屋を出る。
「私はタビダ様の所に行ってくるわ、本当の事を話せば絶対あの連中が悪いって分かってくれるから、ミンミお姉さんの事よろしくね」
「うん」
ノンナはそう言って寺院の方に向かう為に出て行って私とミンミだけになる。
「ねぇお姉さん、お姉さんが昨日持ってきたサンドウィッチやお菓子ってあれディビッド様が作ったやつだよね」
「え?分かるの???」
「うん、それこそ前に食べた事があるからね、ディビッド様の作るお菓子はそれこそここの秘伝のレシピとは違うし、何より聖化させている素材の味がするからね」
「聖化すると味が違うの???」
「うーん...こう上手く言えないけど口の中が軽くなる感じな味?しかもかなり濃度が高いから素材レベルからってすぐわかったの...これを食べ続けてればまず悪霊とか悪いモノが近寄らないし体調も良くなると思うよ?」
「そうなの???」
確かにディビッドのお菓子を食べ続けるようになったら体調が悪くなる事が少なくなったけど、あれ長くエッチな事する為に散々回復をかけられ続けてたせいだと思ってたわ。
「お姉さんも洗礼式を受けるからなんだろうけど食材を聖化させるのって結構手間がかかるから素材にまではしないんだけどね」
「手間?」
「神に祈りを捧げながら浄化を行って清めていくんだけども、通常の浄化よりも段階を踏んだ儀式も行う必要があって一回につき二、三時間くらいかかるんだよ、しかも昨日のお弁当の分全部とお菓子にもだもん、きっとディビッド様はお姉さんの事をすごく大切に思ってるんだろうなって思うんだよね」
「え...」
「確かに洗礼式の前には聖化したものを取り入れる必要はあるけど、通常は飲み物...水の場合もあるくらいで食べ物全部ってそんなにしないんだけどね」
「そうなんだ...私知らなかったわ」
あのサンドウィッチやお菓子もだけど、前に聖化がどうとか言ってたけれど普段のお菓子もそうやって時間かけて聖化させてたって事???
「レニーやノンナはお姉さんとディビッド様は性格もそうだけど立場的に釣り合わないって言ってたけど、私はお似合いだって思うんだよね、お姉さんこんなに想われてるんだもん」
「お似合い???私と???」
「うん、それにディビッド様は顔ばっかりで性格がチャラチャラしてて司祭らしくないけど、好きでもなければここまでの事をするタイプじゃないからお姉さんはディビッド様にとって本当に特別なんだよ...特別大好きなんだろうなぁって...あ!でもお姉さんがディビッド様に対しておんなじように思ってないなら迷惑な話になっちゃうね!!!」
「...特別...」
確かに特別って思われてるかもだけど...その気持ちはまやかしなのかもしれないもの。
「...あ!ごめんなさい...ちょっと考え事しちゃって...」
四人が心配しながらこっちを見てるわ...私の方が大人なのに心配かけさせちゃった。
「クッキーだけじゃ口の中乾いちゃうからお茶用意するね!」
とレニーとマーガレットは部屋を出る。
「私はタビダ様の所に行ってくるわ、本当の事を話せば絶対あの連中が悪いって分かってくれるから、ミンミお姉さんの事よろしくね」
「うん」
ノンナはそう言って寺院の方に向かう為に出て行って私とミンミだけになる。
「ねぇお姉さん、お姉さんが昨日持ってきたサンドウィッチやお菓子ってあれディビッド様が作ったやつだよね」
「え?分かるの???」
「うん、それこそ前に食べた事があるからね、ディビッド様の作るお菓子はそれこそここの秘伝のレシピとは違うし、何より聖化させている素材の味がするからね」
「聖化すると味が違うの???」
「うーん...こう上手く言えないけど口の中が軽くなる感じな味?しかもかなり濃度が高いから素材レベルからってすぐわかったの...これを食べ続けてればまず悪霊とか悪いモノが近寄らないし体調も良くなると思うよ?」
「そうなの???」
確かにディビッドのお菓子を食べ続けるようになったら体調が悪くなる事が少なくなったけど、あれ長くエッチな事する為に散々回復をかけられ続けてたせいだと思ってたわ。
「お姉さんも洗礼式を受けるからなんだろうけど食材を聖化させるのって結構手間がかかるから素材にまではしないんだけどね」
「手間?」
「神に祈りを捧げながら浄化を行って清めていくんだけども、通常の浄化よりも段階を踏んだ儀式も行う必要があって一回につき二、三時間くらいかかるんだよ、しかも昨日のお弁当の分全部とお菓子にもだもん、きっとディビッド様はお姉さんの事をすごく大切に思ってるんだろうなって思うんだよね」
「え...」
「確かに洗礼式の前には聖化したものを取り入れる必要はあるけど、通常は飲み物...水の場合もあるくらいで食べ物全部ってそんなにしないんだけどね」
「そうなんだ...私知らなかったわ」
あのサンドウィッチやお菓子もだけど、前に聖化がどうとか言ってたけれど普段のお菓子もそうやって時間かけて聖化させてたって事???
「レニーやノンナはお姉さんとディビッド様は性格もそうだけど立場的に釣り合わないって言ってたけど、私はお似合いだって思うんだよね、お姉さんこんなに想われてるんだもん」
「お似合い???私と???」
「うん、それにディビッド様は顔ばっかりで性格がチャラチャラしてて司祭らしくないけど、好きでもなければここまでの事をするタイプじゃないからお姉さんはディビッド様にとって本当に特別なんだよ...特別大好きなんだろうなぁって...あ!でもお姉さんがディビッド様に対しておんなじように思ってないなら迷惑な話になっちゃうね!!!」
「...特別...」
確かに特別って思われてるかもだけど...その気持ちはまやかしなのかもしれないもの。
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