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chapter6:Be baptized
嫌い!嫌い!大嫌い! その3
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ノンナが昨日の事を思い出しながらそう言う、この子も昨日の姿を見てたのね。
「ああ...何故か勘違いされたみたい、私は数日したらウルムへ戻るのよ、今回はエステル様にお願いされてパーヴェル君の為に一緒に来たの、そのついでに洗礼を一緒に受ける事になったのだけどね」
「へぇ...でも残念、こんな可愛くて優しいお姉さんなら大歓迎なのになぁ」
ミンミは何だか残念そうな顔をするわ。
「そうそう、お姉さんくらいの年から入る人って本気で修道士や司祭目指す人少ないしねぇ...」
「回復の奇跡を便利な能力って思われてるからかもね...そんな気持ちじゃ授からないのにねー」
ノンナとマーガレットがそう話す。
「ノンナもマーガレットもそれは違うって...素行が悪くて無理矢理入れさせられたかディビッド様目当てだよ...まぁディビッド様目当てなんてさぁ全くみんな騙されてねぇ」
「騙されて???」
「だって顔ばっかりで大概無茶苦茶な事しでかしてしょっちゅうエステル様やヘルムート様に怒られてるじゃない、それこそ前に王都にある聖ダニエラ像を粉々にしたってすごい怒られてたでしょ」
眉をひそめながらレニーはそう話すわ、きっと生真面目な子みたいだからディビッドみたいなタイプじゃあまり好きじゃないのかもね。
それにしても粉々ってディビッドったら何したのかしら...
「レニーは厳しい~ディビッド様孤児院のみんなに沢山お菓子くれるから良い人だよ~」
「マーガレットは食べ物に弱すぎよ!まぁディビッド様がいる時は沢山つくったからっていっぱいお菓子持ってきてくれて食べられるのはよかったけどね」
マーガレットが美味しそうにサンドウィッチを食べながらそう話す姿にレニーは呆れ顔ね。
「それで院長先生に怒られてたよね~お菓子ばっかり食べさせててじゃご飯を食べ無くなるからって言ってね~」
ノンナも思い出したようにそう話すわ。
そう言えばディビッドが12歳になるまで孤児院で生活していたのよね。
もしかして自分の境遇を思い出して孤児院の子達に優しくしてたのかもね。
「ディビッドさんって良い人なんですね」
パーヴェル君がこっちを見ながら笑顔を浮かべるわ。
「そうね」
その後にみんなでお菓子も食べていろいろな話をした後、お昼時間も終わるからその子達と別れる。
「楽しげなお姉さん達でしたね」
午後からのベルさんの授業を受けなきゃだから、部屋に戻る途中でパーヴェル君がそう話す。
「そうね、学校の子達もああ言う子達ばかりだと良いわよね」
ちょっと不安に感じていたけど、ああ言う子も居るならパーヴェル君をここに残しても大丈夫かもしれないわね。
それにエステルお姉様もいるし、ヘルムート様が後見人になるって話だからきっと心配はないけれどね。
「ああ...何故か勘違いされたみたい、私は数日したらウルムへ戻るのよ、今回はエステル様にお願いされてパーヴェル君の為に一緒に来たの、そのついでに洗礼を一緒に受ける事になったのだけどね」
「へぇ...でも残念、こんな可愛くて優しいお姉さんなら大歓迎なのになぁ」
ミンミは何だか残念そうな顔をするわ。
「そうそう、お姉さんくらいの年から入る人って本気で修道士や司祭目指す人少ないしねぇ...」
「回復の奇跡を便利な能力って思われてるからかもね...そんな気持ちじゃ授からないのにねー」
ノンナとマーガレットがそう話す。
「ノンナもマーガレットもそれは違うって...素行が悪くて無理矢理入れさせられたかディビッド様目当てだよ...まぁディビッド様目当てなんてさぁ全くみんな騙されてねぇ」
「騙されて???」
「だって顔ばっかりで大概無茶苦茶な事しでかしてしょっちゅうエステル様やヘルムート様に怒られてるじゃない、それこそ前に王都にある聖ダニエラ像を粉々にしたってすごい怒られてたでしょ」
眉をひそめながらレニーはそう話すわ、きっと生真面目な子みたいだからディビッドみたいなタイプじゃあまり好きじゃないのかもね。
それにしても粉々ってディビッドったら何したのかしら...
「レニーは厳しい~ディビッド様孤児院のみんなに沢山お菓子くれるから良い人だよ~」
「マーガレットは食べ物に弱すぎよ!まぁディビッド様がいる時は沢山つくったからっていっぱいお菓子持ってきてくれて食べられるのはよかったけどね」
マーガレットが美味しそうにサンドウィッチを食べながらそう話す姿にレニーは呆れ顔ね。
「それで院長先生に怒られてたよね~お菓子ばっかり食べさせててじゃご飯を食べ無くなるからって言ってね~」
ノンナも思い出したようにそう話すわ。
そう言えばディビッドが12歳になるまで孤児院で生活していたのよね。
もしかして自分の境遇を思い出して孤児院の子達に優しくしてたのかもね。
「ディビッドさんって良い人なんですね」
パーヴェル君がこっちを見ながら笑顔を浮かべるわ。
「そうね」
その後にみんなでお菓子も食べていろいろな話をした後、お昼時間も終わるからその子達と別れる。
「楽しげなお姉さん達でしたね」
午後からのベルさんの授業を受けなきゃだから、部屋に戻る途中でパーヴェル君がそう話す。
「そうね、学校の子達もああ言う子達ばかりだと良いわよね」
ちょっと不安に感じていたけど、ああ言う子も居るならパーヴェル君をここに残しても大丈夫かもしれないわね。
それにエステルお姉様もいるし、ヘルムート様が後見人になるって話だからきっと心配はないけれどね。
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