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chapter6:Be baptized
VS悪魔ヴィネ その6
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「結界で保護されてるがこれは時間の問題かもしれない」
アーヴァイン陛下はそう言いながら窓に目を向けるわ。
窓からはなんか真っ黒な蛇みたいなのが巻きついててガタガタと音をたてはじめてる。
「先生...」
「大丈夫...きっとディビッドやエステルお姉様が何とかしてくれるから」
パーヴェル君が怖がるわ、確かに怖いわよね...でもここで私も怖がったら更に不安にさせちゃうもの、平気な顔をしなきゃだわ。
そんな時更にガタン!と大きな音を立てながら大きく揺れるわ!!!
「きゃあ!」
「わぁっ!」
何とか揺れで倒れないようにパーヴェル君と机のしがみつく。
「結界が破られそうです!」
何人かの異端審問官の人達がそう言いながらも懸命に結界を維持させようとするけど大変そうだわ。
「こうなったら私が」
アーヴァイン陛下が剣を手にかけるわ。
「結界が破られたらそのまま攻撃を仕掛ける、その空きを見て命懸けてこの二人を逃すんだ!」
「アーヴァイン陛下は???」
「私は大丈夫だ、エステルに復活させて貰えば良いし、いざとなったらマキシマムもいるからな」
「そんな!」
ニヤッと笑う雰囲気はマキシムさんと同じ顔、やっぱり血を分けた兄弟なのね...でも国王でもあるんだもの死んだらダメだわ!
「私の命よりも、ハイラントの母の一人となると君の方が大切なんだよ」
そう言って後方の一番大きな窓の方を向いて構えるわ。
「陛下っ!我々ではもうっ」
「分かった!」
パァン!と結界が崩壊した音と共に窓ガラスが割れる音が響くわ!
それと同時に黒い気持ち悪い蛇がいっぱい雪崩れ込んでくる!
それをアーヴァイン陛下が剣撃で薙ぎ払っていくわ...でも全部は防ぎきれないみたい。
「さぁお二人はこちらに!」
異端審問官の一人に促されて逃げ道を用意してくれてるから2人で向かおうとすると、足元に何かが絡まる。
「きゃあ!」
黒い蛇が脚に巻き付いてるわ!!!
「バレンティナ嬢!」
「先生!!」
そのまま身体中が巻きつかれる!と思った時に急に身体が光り輝いてそれらの身体が崩れてボロボロになってそのまま霧散する。
「え???」
「さっきのエステル様が加護を与えてくれたからですか」
パーヴェル君が駆け寄ってくれる。
「...そうかもしれないわね...さぁみなさんもこっちに」
まだその効果があるみたいで蛇は近寄ってくるけど跳ね返されて霧散されていくわ。
だからアーヴァイン陛下や異端審問官の皆さんも近くに来るように言うと、私を守るように囲んでくれるわ。
でもいつまで保つのか分からないわ...
「ティナ!」
遠くからディビッドの声が聞こえるわ。
じっと固唾を飲んで状況を見ていた時、頭の中で声が聞こえるわ。
『...助けてあげるね』
そう言われて自分自身の身体が意識からあの女の子に切り替わる、いつもだけど不思議な感覚...
『さて...こんな状況はいただけないねぇ』
そう私の口が勝手に動くわ...これからどうするつもりなのかしら???
アーヴァイン陛下はそう言いながら窓に目を向けるわ。
窓からはなんか真っ黒な蛇みたいなのが巻きついててガタガタと音をたてはじめてる。
「先生...」
「大丈夫...きっとディビッドやエステルお姉様が何とかしてくれるから」
パーヴェル君が怖がるわ、確かに怖いわよね...でもここで私も怖がったら更に不安にさせちゃうもの、平気な顔をしなきゃだわ。
そんな時更にガタン!と大きな音を立てながら大きく揺れるわ!!!
「きゃあ!」
「わぁっ!」
何とか揺れで倒れないようにパーヴェル君と机のしがみつく。
「結界が破られそうです!」
何人かの異端審問官の人達がそう言いながらも懸命に結界を維持させようとするけど大変そうだわ。
「こうなったら私が」
アーヴァイン陛下が剣を手にかけるわ。
「結界が破られたらそのまま攻撃を仕掛ける、その空きを見て命懸けてこの二人を逃すんだ!」
「アーヴァイン陛下は???」
「私は大丈夫だ、エステルに復活させて貰えば良いし、いざとなったらマキシマムもいるからな」
「そんな!」
ニヤッと笑う雰囲気はマキシムさんと同じ顔、やっぱり血を分けた兄弟なのね...でも国王でもあるんだもの死んだらダメだわ!
「私の命よりも、ハイラントの母の一人となると君の方が大切なんだよ」
そう言って後方の一番大きな窓の方を向いて構えるわ。
「陛下っ!我々ではもうっ」
「分かった!」
パァン!と結界が崩壊した音と共に窓ガラスが割れる音が響くわ!
それと同時に黒い気持ち悪い蛇がいっぱい雪崩れ込んでくる!
それをアーヴァイン陛下が剣撃で薙ぎ払っていくわ...でも全部は防ぎきれないみたい。
「さぁお二人はこちらに!」
異端審問官の一人に促されて逃げ道を用意してくれてるから2人で向かおうとすると、足元に何かが絡まる。
「きゃあ!」
黒い蛇が脚に巻き付いてるわ!!!
「バレンティナ嬢!」
「先生!!」
そのまま身体中が巻きつかれる!と思った時に急に身体が光り輝いてそれらの身体が崩れてボロボロになってそのまま霧散する。
「え???」
「さっきのエステル様が加護を与えてくれたからですか」
パーヴェル君が駆け寄ってくれる。
「...そうかもしれないわね...さぁみなさんもこっちに」
まだその効果があるみたいで蛇は近寄ってくるけど跳ね返されて霧散されていくわ。
だからアーヴァイン陛下や異端審問官の皆さんも近くに来るように言うと、私を守るように囲んでくれるわ。
でもいつまで保つのか分からないわ...
「ティナ!」
遠くからディビッドの声が聞こえるわ。
じっと固唾を飲んで状況を見ていた時、頭の中で声が聞こえるわ。
『...助けてあげるね』
そう言われて自分自身の身体が意識からあの女の子に切り替わる、いつもだけど不思議な感覚...
『さて...こんな状況はいただけないねぇ』
そう私の口が勝手に動くわ...これからどうするつもりなのかしら???
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