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chapter6:Be baptized
ジョナサンとモツサンド その3
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マキシム達は教会へ向かうと空から一羽のオカメインコ...ピッピちゃんが現れる。
「ピッピちゃん!」
「ギャ!ギャ!」
ピッピちゃんはジョナサンの頭の上に乗っかる。
「エステル様と一緒に帰らなかったんすね」
「ギャ!何かあったらと思って残ったギャ!」
ピッピちゃんはエステルの目でもあり、情報共有の面にいざとなれば実体化して三人のサポートも出来ると残ったのだ。
「まぁ何かっていう何かはあったっすね」
「ギャ!悪魔ギャ!!」
「そう言う事だ、ただ書き板の状態なのか受肉してしまったかさっぱり分からないからいろいろ話を聞いて特定しないと」
マキシムはピッピちゃんに話している間にユステ教会に辿り着く。
「ジョナサン、認識阻害解除頼む」
マキシムがそう言うとジョナサンが認識阻害術を解除する...するといつもの普段着姿から上級異端審問官である姿に変わる。
マキシムは鎧兜姿に、サミュエルとジョナサンは司祭服へとだ、ちなみにジョナサンは元の大柄な姿に戻る。
「さて仕事っすね~」
「ああ、そうだな」
そう言いながら三人と一羽は教会に入っていく。
教会内に入り、2000人程入れるくらいの広さがある礼拝所を通り抜け祭壇の横の扉を開くと、地下へ進む道が現れるので下へと進むとまた扉が現れる。
扉を開くとそこには広い部屋がある。
そこには大勢の異端審問官とユステ教会の司祭長テオドロが席に着いて様々な資料を開いて調べている様子だ。
「待たせたな」
マキシムがそう言うと全員が立ち上がり頭を下げる。
「お待ちしておりました、上級異端審問官の皆様」
テオドロがマキシム達に近づく。
「どうだ、何か分かった事とかは」
「過去の歴史書や言い伝え等を調べたら悪魔ヴィネと思わしき情報が出てきました、ちなみに1000年前くらいで情報も神話や絵本レベルの情報程度ですね」
別の異端審問官がまとめた書類をジョナサンに渡すとさっと目を通す。
「封印が古い時代のモノか...それなりに眠っていた時間も長いし厄介だな...」
そう、悪魔自体が倒されると本来は書き板の状態になって自ら封印式を組んで眠り力を蓄えるのだ、それは古ければ古い程力が強くなるから倒しづらいのだ。
「しかしこんな時にディビッドが居ないまま悪魔と対峙する事になると、せいぜい封印させるくらいしか出来ないな」
ジョナサンがそうつぶやきながらまとめた書類を読み続ける。
「でもまぁまだ調査段階だし、それなりに前に封印式を破られているだけっすよ、今すぐに現れたりなんてしないでしょ」
サミュエルも幾つかの念写画を見ながらそう言う。
そう、短期間とは言え悪魔を完全に滅ぼす事の出来るディビッドが居ない。
上級異端審問官の三人でも倒すこと自体できても滅ぼす事まで出来ないのだ。
「ピッピちゃん!」
「ギャ!ギャ!」
ピッピちゃんはジョナサンの頭の上に乗っかる。
「エステル様と一緒に帰らなかったんすね」
「ギャ!何かあったらと思って残ったギャ!」
ピッピちゃんはエステルの目でもあり、情報共有の面にいざとなれば実体化して三人のサポートも出来ると残ったのだ。
「まぁ何かっていう何かはあったっすね」
「ギャ!悪魔ギャ!!」
「そう言う事だ、ただ書き板の状態なのか受肉してしまったかさっぱり分からないからいろいろ話を聞いて特定しないと」
マキシムはピッピちゃんに話している間にユステ教会に辿り着く。
「ジョナサン、認識阻害解除頼む」
マキシムがそう言うとジョナサンが認識阻害術を解除する...するといつもの普段着姿から上級異端審問官である姿に変わる。
マキシムは鎧兜姿に、サミュエルとジョナサンは司祭服へとだ、ちなみにジョナサンは元の大柄な姿に戻る。
「さて仕事っすね~」
「ああ、そうだな」
そう言いながら三人と一羽は教会に入っていく。
教会内に入り、2000人程入れるくらいの広さがある礼拝所を通り抜け祭壇の横の扉を開くと、地下へ進む道が現れるので下へと進むとまた扉が現れる。
扉を開くとそこには広い部屋がある。
そこには大勢の異端審問官とユステ教会の司祭長テオドロが席に着いて様々な資料を開いて調べている様子だ。
「待たせたな」
マキシムがそう言うと全員が立ち上がり頭を下げる。
「お待ちしておりました、上級異端審問官の皆様」
テオドロがマキシム達に近づく。
「どうだ、何か分かった事とかは」
「過去の歴史書や言い伝え等を調べたら悪魔ヴィネと思わしき情報が出てきました、ちなみに1000年前くらいで情報も神話や絵本レベルの情報程度ですね」
別の異端審問官がまとめた書類をジョナサンに渡すとさっと目を通す。
「封印が古い時代のモノか...それなりに眠っていた時間も長いし厄介だな...」
そう、悪魔自体が倒されると本来は書き板の状態になって自ら封印式を組んで眠り力を蓄えるのだ、それは古ければ古い程力が強くなるから倒しづらいのだ。
「しかしこんな時にディビッドが居ないまま悪魔と対峙する事になると、せいぜい封印させるくらいしか出来ないな」
ジョナサンがそうつぶやきながらまとめた書類を読み続ける。
「でもまぁまだ調査段階だし、それなりに前に封印式を破られているだけっすよ、今すぐに現れたりなんてしないでしょ」
サミュエルも幾つかの念写画を見ながらそう言う。
そう、短期間とは言え悪魔を完全に滅ぼす事の出来るディビッドが居ない。
上級異端審問官の三人でも倒すこと自体できても滅ぼす事まで出来ないのだ。
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