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chapter6:Be baptized
誰よりも偉いとか思えないわね その1
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いつの間にかディビッドは私の隣に座ってる...フードを外して仮面を取ってしまってニコニコしてるし。
リヴェラート殿下...ううん、パーヴェル君は大きな窓から外の風景を珍しそうにじっと見てはエステルお姉様に色々話をしてるわ、何だか微笑ましい姿ね。
「さて、さっきの話を続けようか?バレンティナ嬢」
アーヴァイン陛下がそう言ってこちらを見る。
「はい」
「エアヴァルドは元々バーレを中心としたトラウゴット教が治めていた事は知っているかい」
「ええ、人々が諸国の王を見て王を求めた為に初代国王としてアーヴェルを据えたという話ですよね」
「そう、だからエアヴァルド国王になるにはトラウゴット教の司祭達によって許可を得なければならない...でもね、あくまでもエアヴァルド国王なんて座は表向き人を治める為にしか存在していないんだよ」
「???」
「エアヴァルド国民が周辺諸国と同じ『王を求めた』から王を置いて政治をし治世を行っているけどそれはあくまでも神より貸し与えるだけで、『真の王』の存在がいるって事ですよ」
ディビッドがそう話してくれる。
「真の王???」
「それはトラウゴット教においての悲願であり救い、最初の悪魔である明けの明星リュシフェルを倒すことの出来る『ハイラント』を誕生させる家系であり、バーレに多くの民を導いた聖マーシャと悪魔に呪われるもマーシャを救った信仰深い女アビゲイル両方の家系より続き、双方の血を交わらせた事によって決定づけられた家系こそ『真の王』の家系なのよ、そしてその手には王笏でもある『セプター オブ バーレ』を所有している者の事を指すの」
「え?じゃあその王笏を所有者であるのはエステルお姉様だからエステルお姉様が?」
「ううん、私は訳があって父でもある先代の『真の王』より貸し与えられているだけで、『真の王』には必ず与えられる能力があるのよ...唯一悪魔の心臓である禁呪の書き板を打ち砕く事の出来る人物...つまり」
エステルお姉様がディビッドを指差すわ。
「まぁそれ私の事なんですけどね~」
ヘラヘラと笑いながらディビッドはそう話す。
「えーーーっ!!!!!」
驚いてはしたないけどつい声を上げちゃう!
「じゃあディビッドさんに様をつけなきゃいけないですね」
おんなじようにびっくりしたパーヴェル君がディビッドに向かってそう話す。
「それは良いですよ、堅苦しいしそのまま呼び捨てでも構いませんよ」
ディビッドはパーヴェル君に笑顔でそう話す。
確かになんかディビッドの下で働いている司祭の人たち凄い敬ってたりするけどそう言う事なの???
リヴェラート殿下...ううん、パーヴェル君は大きな窓から外の風景を珍しそうにじっと見てはエステルお姉様に色々話をしてるわ、何だか微笑ましい姿ね。
「さて、さっきの話を続けようか?バレンティナ嬢」
アーヴァイン陛下がそう言ってこちらを見る。
「はい」
「エアヴァルドは元々バーレを中心としたトラウゴット教が治めていた事は知っているかい」
「ええ、人々が諸国の王を見て王を求めた為に初代国王としてアーヴェルを据えたという話ですよね」
「そう、だからエアヴァルド国王になるにはトラウゴット教の司祭達によって許可を得なければならない...でもね、あくまでもエアヴァルド国王なんて座は表向き人を治める為にしか存在していないんだよ」
「???」
「エアヴァルド国民が周辺諸国と同じ『王を求めた』から王を置いて政治をし治世を行っているけどそれはあくまでも神より貸し与えるだけで、『真の王』の存在がいるって事ですよ」
ディビッドがそう話してくれる。
「真の王???」
「それはトラウゴット教においての悲願であり救い、最初の悪魔である明けの明星リュシフェルを倒すことの出来る『ハイラント』を誕生させる家系であり、バーレに多くの民を導いた聖マーシャと悪魔に呪われるもマーシャを救った信仰深い女アビゲイル両方の家系より続き、双方の血を交わらせた事によって決定づけられた家系こそ『真の王』の家系なのよ、そしてその手には王笏でもある『セプター オブ バーレ』を所有している者の事を指すの」
「え?じゃあその王笏を所有者であるのはエステルお姉様だからエステルお姉様が?」
「ううん、私は訳があって父でもある先代の『真の王』より貸し与えられているだけで、『真の王』には必ず与えられる能力があるのよ...唯一悪魔の心臓である禁呪の書き板を打ち砕く事の出来る人物...つまり」
エステルお姉様がディビッドを指差すわ。
「まぁそれ私の事なんですけどね~」
ヘラヘラと笑いながらディビッドはそう話す。
「えーーーっ!!!!!」
驚いてはしたないけどつい声を上げちゃう!
「じゃあディビッドさんに様をつけなきゃいけないですね」
おんなじようにびっくりしたパーヴェル君がディビッドに向かってそう話す。
「それは良いですよ、堅苦しいしそのまま呼び捨てでも構いませんよ」
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確かになんかディビッドの下で働いている司祭の人たち凄い敬ってたりするけどそう言う事なの???
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