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chapter5:Whereabouts of the curse
呪いの行方 その1
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バレンティナのタウンハウスで借りてる部屋内、空がだんだん明るくなりつつある時間にはディビッドもジョナサンも目を覚ましている。
まぁ昨日の一件のせいで朝っぱらからぐったり気味にソファーで横になっているディビッドを横目にジョナサンは薬の調合中である。
それこそ鎮静剤の副作用で鼻血が出るから増血剤を用意したがそれに更に合成して特別な体力回復薬を作っているのだ。
ジョナサンとしてはディビッドは基本的にタフな方という判断で、悪魔を倒す際は汗ひとつかかないのにまさかこんな情け無い事で衰弱状態になるとは...と呆れている。
いやなまじ体力があるからこそ、ああも苦しまねばならないのかも知れない。
ただ言える事は、バレンティナを性的な意味で触る事が出来ない事がこれほどディビッドにとって苦行となる原因は、いつの間にかほぼ毎日エッチな営みを行うようになったせいである。
確か週に一回がいつの間にか三回になり、ベルガモ旅行前あたりで味をしめてほぼ毎日夜バレンティナの部屋に通うか、日中自身の部屋に引き摺り込んではエッチな営みを行ってを繰り返してこうなったのだ...自制を働かせず好き勝手にやった原因...まぁぶっちゃけ自業自得である。
まぁディビッドのおねだりに負けてしまって許してしまうバレンティナの優柔不断さもいけないのかもだが...。
ジョナサンはフラスコを揺らすと何だか怪しげな緑とかピンクとか紫とか色の変わる薬が出来上がる。
「...出来た...なんかやばい色になったけど」
「それは...」
「特別な体力回復薬だよ...通常の体力回復薬だと更に鼻血止まんなくなるから特別に調合した奴」
「何だか薬って言うより毒なんじゃ...」
そのヤバげな色合いにディビッドは青ざめる。
「まぁ色もだけど味もヤバいと思うけど、その衰弱状態をなんとかしねぇとだろ!飲め!」
とジョナサンは元の姿に戻って、ディビッドの顎を掴み口に無理矢理フラスコの中身を注ぐ。
「うぐぐ!」
苦味と共になんとも言えない不味さが口に広がり、胃が受け付けないがそれでも何とか全部飲み切る。
「...ま...不味いし苦い...」
ディビッドは涙目だ...
「でもだいぶ身体が楽になったろ?」
「...そうですが...うぇぇ...」
とディビッドは水差しから水をコップに注ぎ一気飲みする。
「口と胃は最悪ですが、かなり楽になりましたねぇ」
ベッドから起き上がって立つ姿はいつも通り元気そうである...表情は最悪であるが。
「成功だな...じゃあこれを一週間分用意するわ」
まぁ昨日の一件のせいで朝っぱらからぐったり気味にソファーで横になっているディビッドを横目にジョナサンは薬の調合中である。
それこそ鎮静剤の副作用で鼻血が出るから増血剤を用意したがそれに更に合成して特別な体力回復薬を作っているのだ。
ジョナサンとしてはディビッドは基本的にタフな方という判断で、悪魔を倒す際は汗ひとつかかないのにまさかこんな情け無い事で衰弱状態になるとは...と呆れている。
いやなまじ体力があるからこそ、ああも苦しまねばならないのかも知れない。
ただ言える事は、バレンティナを性的な意味で触る事が出来ない事がこれほどディビッドにとって苦行となる原因は、いつの間にかほぼ毎日エッチな営みを行うようになったせいである。
確か週に一回がいつの間にか三回になり、ベルガモ旅行前あたりで味をしめてほぼ毎日夜バレンティナの部屋に通うか、日中自身の部屋に引き摺り込んではエッチな営みを行ってを繰り返してこうなったのだ...自制を働かせず好き勝手にやった原因...まぁぶっちゃけ自業自得である。
まぁディビッドのおねだりに負けてしまって許してしまうバレンティナの優柔不断さもいけないのかもだが...。
ジョナサンはフラスコを揺らすと何だか怪しげな緑とかピンクとか紫とか色の変わる薬が出来上がる。
「...出来た...なんかやばい色になったけど」
「それは...」
「特別な体力回復薬だよ...通常の体力回復薬だと更に鼻血止まんなくなるから特別に調合した奴」
「何だか薬って言うより毒なんじゃ...」
そのヤバげな色合いにディビッドは青ざめる。
「まぁ色もだけど味もヤバいと思うけど、その衰弱状態をなんとかしねぇとだろ!飲め!」
とジョナサンは元の姿に戻って、ディビッドの顎を掴み口に無理矢理フラスコの中身を注ぐ。
「うぐぐ!」
苦味と共になんとも言えない不味さが口に広がり、胃が受け付けないがそれでも何とか全部飲み切る。
「...ま...不味いし苦い...」
ディビッドは涙目だ...
「でもだいぶ身体が楽になったろ?」
「...そうですが...うぇぇ...」
とディビッドは水差しから水をコップに注ぎ一気飲みする。
「口と胃は最悪ですが、かなり楽になりましたねぇ」
ベッドから起き上がって立つ姿はいつも通り元気そうである...表情は最悪であるが。
「成功だな...じゃあこれを一週間分用意するわ」
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