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chapter5:Whereabouts of the curse
ティナちゃん5さいです! その7
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その夜の事。
「いやぁ~これいやなの~」
バレンティナはお風呂の後の着替えで薄手のキャミソールにショーツだけの姿ででイヤイヤ言うのに、メイド達が困り果てる。
「これを付けないと」
と言って用意されているのは可愛らしいデザインのブラジャー、どうも胸元が苦しくなって嫌だと言うのだ。
バレンティナがノーブラのままディビッドにべったりくっついていたのを使用人全員が問題視してである。
そう、アルカンタル家の使用人はピエトロ以下全員バレンティナに対して過保護な所があり、ベルガモにいるアンナからの情報も含めちょっとディビッドに対し不信感があるのだ。
ちなみに余談ではあるが、メイドは全員平民で子育てが一通り終わった方々ばかりで若いメイドは一人もいない為か、甘い顔で判断されない屈強なお姉様達ばかりである。
しかも現在シルヴィオからも、しっかり見守る様にと指示されている。
しかも今のバレンティナは精神的に幼子で保護欲に駆られてしまうのも大きい。
「ほら、お嬢様、ワガママを言わないでくださいませ」
と何とか付けさせようとすると、そのままバレンティナは逃げ出してしまう。
「お嬢様!」
「きゃあ!お嬢様!はしたないですよ!」
部屋をその姿で飛び出して廊下を走って逃げ出すバレンティナにメイド達が大慌てで追いかける。
「やぁ~!」
裸足でパタパタと廊下を走り出すバレンティナ。
「ティナ!」
逃げ出すバレンティナの声がタウンハウス内に響くと、その声に反応してか別室で鼻血で倒れてそのまま泊まる事になったディビッドが部屋から出てくる。
因みに提案したのはティナパパことジャンマリオだ、そんな体調で帰って貰うのは心配だからね!だそうだ...危機感のカケラも無い。
「ディビッドおにいちゃん!」
と出て来たディビッドに笑顔で抱きつくバレンティナ。
まぁ好きな女の子が半裸にも近い姿で抱きつかれて健康な男が普通反応しない訳ないのであるが、ディビッドの頭の中でかき集めた理性を何とか総動員させて煩悩を押し退けさせる。
「ティナ?そんな格好で走り回っちゃ風邪ひいちゃうよ?」
羽織っていたコートを脱いでバレンティナに羽織らせて、キラキラ笑顔でそう言う。
「だってぇ~おむねぎゅうぎゅうされるのイヤなの」
キャミソールからチラチラ見える胸...何気にピンク色の頂が見えそのまま揉みたい欲望が滾りそうになるも、ぐっと抑える。
しかもお風呂上がりで肌もほんのり赤いしいい香りだし、このままお尻が見えれば...と頭の中がぐるぐる回るが、頭の中の煩悩を理性でガードさせる。
「いやぁ~これいやなの~」
バレンティナはお風呂の後の着替えで薄手のキャミソールにショーツだけの姿ででイヤイヤ言うのに、メイド達が困り果てる。
「これを付けないと」
と言って用意されているのは可愛らしいデザインのブラジャー、どうも胸元が苦しくなって嫌だと言うのだ。
バレンティナがノーブラのままディビッドにべったりくっついていたのを使用人全員が問題視してである。
そう、アルカンタル家の使用人はピエトロ以下全員バレンティナに対して過保護な所があり、ベルガモにいるアンナからの情報も含めちょっとディビッドに対し不信感があるのだ。
ちなみに余談ではあるが、メイドは全員平民で子育てが一通り終わった方々ばかりで若いメイドは一人もいない為か、甘い顔で判断されない屈強なお姉様達ばかりである。
しかも現在シルヴィオからも、しっかり見守る様にと指示されている。
しかも今のバレンティナは精神的に幼子で保護欲に駆られてしまうのも大きい。
「ほら、お嬢様、ワガママを言わないでくださいませ」
と何とか付けさせようとすると、そのままバレンティナは逃げ出してしまう。
「お嬢様!」
「きゃあ!お嬢様!はしたないですよ!」
部屋をその姿で飛び出して廊下を走って逃げ出すバレンティナにメイド達が大慌てで追いかける。
「やぁ~!」
裸足でパタパタと廊下を走り出すバレンティナ。
「ティナ!」
逃げ出すバレンティナの声がタウンハウス内に響くと、その声に反応してか別室で鼻血で倒れてそのまま泊まる事になったディビッドが部屋から出てくる。
因みに提案したのはティナパパことジャンマリオだ、そんな体調で帰って貰うのは心配だからね!だそうだ...危機感のカケラも無い。
「ディビッドおにいちゃん!」
と出て来たディビッドに笑顔で抱きつくバレンティナ。
まぁ好きな女の子が半裸にも近い姿で抱きつかれて健康な男が普通反応しない訳ないのであるが、ディビッドの頭の中でかき集めた理性を何とか総動員させて煩悩を押し退けさせる。
「ティナ?そんな格好で走り回っちゃ風邪ひいちゃうよ?」
羽織っていたコートを脱いでバレンティナに羽織らせて、キラキラ笑顔でそう言う。
「だってぇ~おむねぎゅうぎゅうされるのイヤなの」
キャミソールからチラチラ見える胸...何気にピンク色の頂が見えそのまま揉みたい欲望が滾りそうになるも、ぐっと抑える。
しかもお風呂上がりで肌もほんのり赤いしいい香りだし、このままお尻が見えれば...と頭の中がぐるぐる回るが、頭の中の煩悩を理性でガードさせる。
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