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chapter4:Older sister, invasion
大変な事になってしまいました! その3
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そんな時、ピクリとバレンティナの手が動く。
「ううん」
バレンティナが目覚めそうになっている事に気がつく。
「...ティナ」
「んー」
バレンティナは空いている目を擦り、あくびをしてゆっくり目を開ける...綺麗なピンクダイヤモンドの瞳が見えると、ディビッドはいいようにもない気持ちが湧き上がる。
抱きしめようと手を出した瞬間、バレンティナが不思議そうな顔をしながらディビッドを見て口を開く。
「紫色の綺麗なおめめのおにいちゃんだぁれ?」
バレンティナのまるで幼女のような言葉使いにディビッドは固まってしまう。
術力枯渇の後遺症で現れる症状に、幼児後退があるという話が頭を過り、そして夢で12番目の預言者がニヤニヤしながら語った内容も思い出す。
ーーー好き勝手やってた君への『罰』らしいよ?自制するのを覚えなさいってさ、まぁ1週間ばかり頑張ってね。
つまり精神的に幼女化してしまったバレンティナが1週間このままだと言う事の意味を今更ながら気がつく。
そう...ほぼ毎日毎晩エッチな営みをエステルに咎められならも、隙を狙って営んでいたディビッドにとって、間違いなく禁欲的生活を強いられる事を意味するのだ。
「おにいちゃんどうしたの?」
起き上がって顔を覗き込むバレンティナの可愛らしさと甘い香り、そして重度の妹属性萌えなのに『おにいちゃん』と呼ばれた事に一瞬我を忘れて間違いを犯しそうになるがグッと理性で抑え込む。
「だ...大丈夫...」
「ぐあいわるいの?」
とおでこ同士を当てる、顔が近くなって更に欲望が沸き起こりそうでのけぞり、そのまま床に倒れ込む。
とにかく不味い...特に下半身的な意味合いで不味い。
こんな精神的に幼女となったバレンティナに手を出すなら人間的に終わってる。
手を出せばバレンティナにショックを与えかねないだろうし、姉エステルには半殺し以上の目に会うだろう...そして全員に間違いなく白い目で見られるのは確実だし、婚約の件だってシルヴィオが知ったなら頓挫しかねない。
一応この男がその辺の分別を持っているとはちょっと意外ではあるが...
「た...大変なことになってしまいました!」
ディビッドはこの1週間これ以上の生き地獄を味わう事になるのだが、今のインパクトですら序章である事をまだ知らないのだった。
ーchapter5へ続くー
「ううん」
バレンティナが目覚めそうになっている事に気がつく。
「...ティナ」
「んー」
バレンティナは空いている目を擦り、あくびをしてゆっくり目を開ける...綺麗なピンクダイヤモンドの瞳が見えると、ディビッドはいいようにもない気持ちが湧き上がる。
抱きしめようと手を出した瞬間、バレンティナが不思議そうな顔をしながらディビッドを見て口を開く。
「紫色の綺麗なおめめのおにいちゃんだぁれ?」
バレンティナのまるで幼女のような言葉使いにディビッドは固まってしまう。
術力枯渇の後遺症で現れる症状に、幼児後退があるという話が頭を過り、そして夢で12番目の預言者がニヤニヤしながら語った内容も思い出す。
ーーー好き勝手やってた君への『罰』らしいよ?自制するのを覚えなさいってさ、まぁ1週間ばかり頑張ってね。
つまり精神的に幼女化してしまったバレンティナが1週間このままだと言う事の意味を今更ながら気がつく。
そう...ほぼ毎日毎晩エッチな営みをエステルに咎められならも、隙を狙って営んでいたディビッドにとって、間違いなく禁欲的生活を強いられる事を意味するのだ。
「おにいちゃんどうしたの?」
起き上がって顔を覗き込むバレンティナの可愛らしさと甘い香り、そして重度の妹属性萌えなのに『おにいちゃん』と呼ばれた事に一瞬我を忘れて間違いを犯しそうになるがグッと理性で抑え込む。
「だ...大丈夫...」
「ぐあいわるいの?」
とおでこ同士を当てる、顔が近くなって更に欲望が沸き起こりそうでのけぞり、そのまま床に倒れ込む。
とにかく不味い...特に下半身的な意味合いで不味い。
こんな精神的に幼女となったバレンティナに手を出すなら人間的に終わってる。
手を出せばバレンティナにショックを与えかねないだろうし、姉エステルには半殺し以上の目に会うだろう...そして全員に間違いなく白い目で見られるのは確実だし、婚約の件だってシルヴィオが知ったなら頓挫しかねない。
一応この男がその辺の分別を持っているとはちょっと意外ではあるが...
「た...大変なことになってしまいました!」
ディビッドはこの1週間これ以上の生き地獄を味わう事になるのだが、今のインパクトですら序章である事をまだ知らないのだった。
ーchapter5へ続くー
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