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chapter4:Older sister, invasion

姉襲来 その2

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結局ディビッドは観念してそのまま三人でフィオーレ・ビアンコへ戻る事に...

急きょお店はお休みにして、お店の中で外がよく見える一番いい席に脚を組みながら座るわ...

それにしても...本物のお姉様すごい美女...しかもスタイルが良すぎて驚いちゃうわ...いつものローブ姿だと身体のラインが隠れてるのね。

そしてピッピちゃんを肩に乗せてるわ...

「ついさっき手紙が届きましてね...今日ここに来るって...」

ディビッドが顰めっ面で紅茶を淹れる。

「だって仕方ないじゃない、サヴェリオ国王陛下の即位十周年式典に招待されちゃったんだもの~」

と言ってディビッドが差し出す紅茶をお姉様が優雅に飲むわ。

「でももっと前の時点で連絡するのが筋ってものでしょう?」

「はぁ?そんな前に送ったらそれそこ逃げるでしょう?さっきだってティナちゃん攫って逃げたじゃない」

「ぐっ...」

ディビッドが文句をいうけどエステルお姉様はお見通しだったのね...流石にディビッドが何も言えないみたい。

「確かにそうだわ...」

「ティナまで...」

そう言って私には別でミルクティーを出してくれたわ、何だかいい香り。

「はぁ全く!それにしても本物のティナちゃん可愛いわねぇ...その髪の色って染めたの?」

「あ!これですか?」

あ!ジョナサンから貰った髪色を茶色に変える紐で変えてたんだわ!

髪を縛っていた紐を取ると元のミントグリーンの髪色に変化する。

「あー良かった!ジョナサンの変装道具ね!私も使ってるのよ」

と言ってサングラスを取るとエステルお姉様の髪色も私と同じ色に戻っちゃう!

それにしても本物のエステルお姉様綺麗よね...

本当よく見るとディビッドに顔立ちはかなり似てるわよねぇ、ディビッドの事女装させたらそっくりになるかしら???

「髪色は綺麗ではあるけど、目立ってすぐに『預言者エステル様』だってバレちゃうのよね、だから変装する時はまず髪の色を変えなきゃなのよ~」

「分かります!それ!」

「ああ...やっぱり!ティナちゃん!私たち同志だわ!」

ガシッと両手を掴まれる...そう...この見た目で色々苦労するのすっごい分かるもの!

「そこの馬鹿のせいで義理の妹になっちゃったけど...むしろ見た目だけなら私たち実の姉妹ようね...」

確かにミントグリーンの髪とピンクダイヤモンドの瞳はおんなじだから、傍目から見ればディビッドと姉弟より私と姉妹って言った方がしっくりきそう...

「ちょっと!姉上!ティナは私の花嫁なんですよ!」

後ろからディビッドに抱きつかれちゃう!きゃあ!
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