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chapter1:Honeymoon time
そこは普通エンゲージリングじゃないの???
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「ねぇ...私でいいの?ただ預言だからって言われた私にそんなに価値のある女の子なのかしら...」
人質に取られた時あんなにこやかな笑顔を浮かべて、あっさり武器を捨てて自分の命を捨てかねない事をした...こんなお金と地位ばかりしか目にしてない私にそんな価値なんてないのに...
「ティナが良いんです...実はね、預言以上に初めて出逢った時に一目惚れしたんですよ、つい『私に乗り換えません?』って聞いたでしょ?うっかり預言の事忘れてしまったくらいにティナに恋してしまったんです」
私の左手を持ち上げ薬指にキスをする。
「そしてその姿に...ピンクダイヤモンドのような瞳とミントグリーンの髪を見て思い出したんですよ...預言で言われてた私の花嫁はこの子だって」
抱きしめられ、耳元で囁かれる...なんだか心臓が張り裂けそうなほど高鳴るしお尻のあたりがザワザワするし...何だかおかしいわ...
「最初に会ってから直ぐにでも口説きにいくつもりだったんですが、マキシムと姉上に怒られましてね...元々ここの仮の身分でここのオーナーに関してはぼちぼちでいいかと思ってたけど、ティナに来てもらえる様にって内装もすぐ変えて人気店に仕立てました、最初に来てくれた姿を見た時直ぐにでも抱きしめて2階に連れ込みたかったくらいでしたけどね」
「最初ってあのマカロン配ってた日?」
「いいえ、お友達に初めて連れられてやって来た日の事ですよ、一瞬で変装だって直ぐ分かったけど警戒されると思いましてね、まずここのデザートが気に入る様に細心の注意を払ってとびっきり美味しいものを作りました...ちょっと人気が出過ぎて他の女の子達からキャーキャー言われるようになっちゃいましたが」
いいえ...ちょっと所じゃなかったわ...
「でも愛しているのはティナだけですよ、ヤキモチ妬いてくれました?」
「ヤキモチなんて...ただなまぐさ司祭の癖に...しかも人の事『私の花嫁』って言ってた癖にあんなモテてびっくりしただけよ」
「ふふ、妬いてくれたんですね可愛い...」
そう言ってひょいっと抱き抱えられ何処かへ向かう。
「え?何???」
そのままベッドにぽすんと座らされたと思ったらガバッとおおいかぶさるように押し倒されたんですけど!ええええ!
「ティナ...」
深い深いキスをされ...あろう事かディビッドの手が胸をやわやわと揉みはじめたんだけど!
「ん!んん!!!!」
唇を離しニヤリとディビッドが笑う...なんか...狙った獲物を食べ尽くす様な肉食獣のようなギラギラした目なんですけど!!!
「で...ディビッド...さん...一体何を????」
「何って夫婦でベッドの上でやる事なんで決まってるでしょ?」
「いや...まだ私たち夫婦どころか結婚すらしてないし...」
「ああ、それならもう大丈夫ですよ、ティナ、左手の薬指を見て」
と言われて左手薬指を見たら特殊な透彫みたいなデザインの指輪みたいな刺青みたいなのが入ってるぅぅぅ!!
「なにこれぇぇぇぇ!」
「ああ婚姻の契りの印を入れました、ほら私の指にも」
そう言って良い笑顔でディビッドの左手薬指を見せる...うわぁおんなじ刺青が入ってる...
「い...いつそんな物を!!!!」
「んーそうですね、聖化させた食物を食べさせ続けてある程度満ちたのでついさっき」
ついさっき...そういえば左手指を絡ませたあと指にキスしてきたわっ...あれかぁ!!!!!!
「何で勝手にっ!」
「だってティナが何処かの成金のおっさんの後妻になるってずっと言ってましたし、マキシムとお見合いしましたし、挙げ句の果てに種無しに捕まってしまいましたのでね...私の花嫁って事をティナに充分に分かってもらう為ですよ」
ええ...にこやかに言ってるけど目が笑ってないぃぃ
「だから既成事実を作ってしまおうと、ただ婚前交渉はダメなので先に婚姻の契りの印をつけました、これで晴れて神の前で夫婦って認められてました...それに」
左手薬指にキスをしてから此方をじっと見つめる。
「この契りの印は互いに思い合わないと完成しない印なんですよ」
ニッコリとディビッドはそう言ってネグリジェに手をかけて思いっきり引き裂いた!
人質に取られた時あんなにこやかな笑顔を浮かべて、あっさり武器を捨てて自分の命を捨てかねない事をした...こんなお金と地位ばかりしか目にしてない私にそんな価値なんてないのに...
「ティナが良いんです...実はね、預言以上に初めて出逢った時に一目惚れしたんですよ、つい『私に乗り換えません?』って聞いたでしょ?うっかり預言の事忘れてしまったくらいにティナに恋してしまったんです」
私の左手を持ち上げ薬指にキスをする。
「そしてその姿に...ピンクダイヤモンドのような瞳とミントグリーンの髪を見て思い出したんですよ...預言で言われてた私の花嫁はこの子だって」
抱きしめられ、耳元で囁かれる...なんだか心臓が張り裂けそうなほど高鳴るしお尻のあたりがザワザワするし...何だかおかしいわ...
「最初に会ってから直ぐにでも口説きにいくつもりだったんですが、マキシムと姉上に怒られましてね...元々ここの仮の身分でここのオーナーに関してはぼちぼちでいいかと思ってたけど、ティナに来てもらえる様にって内装もすぐ変えて人気店に仕立てました、最初に来てくれた姿を見た時直ぐにでも抱きしめて2階に連れ込みたかったくらいでしたけどね」
「最初ってあのマカロン配ってた日?」
「いいえ、お友達に初めて連れられてやって来た日の事ですよ、一瞬で変装だって直ぐ分かったけど警戒されると思いましてね、まずここのデザートが気に入る様に細心の注意を払ってとびっきり美味しいものを作りました...ちょっと人気が出過ぎて他の女の子達からキャーキャー言われるようになっちゃいましたが」
いいえ...ちょっと所じゃなかったわ...
「でも愛しているのはティナだけですよ、ヤキモチ妬いてくれました?」
「ヤキモチなんて...ただなまぐさ司祭の癖に...しかも人の事『私の花嫁』って言ってた癖にあんなモテてびっくりしただけよ」
「ふふ、妬いてくれたんですね可愛い...」
そう言ってひょいっと抱き抱えられ何処かへ向かう。
「え?何???」
そのままベッドにぽすんと座らされたと思ったらガバッとおおいかぶさるように押し倒されたんですけど!ええええ!
「ティナ...」
深い深いキスをされ...あろう事かディビッドの手が胸をやわやわと揉みはじめたんだけど!
「ん!んん!!!!」
唇を離しニヤリとディビッドが笑う...なんか...狙った獲物を食べ尽くす様な肉食獣のようなギラギラした目なんですけど!!!
「で...ディビッド...さん...一体何を????」
「何って夫婦でベッドの上でやる事なんで決まってるでしょ?」
「いや...まだ私たち夫婦どころか結婚すらしてないし...」
「ああ、それならもう大丈夫ですよ、ティナ、左手の薬指を見て」
と言われて左手薬指を見たら特殊な透彫みたいなデザインの指輪みたいな刺青みたいなのが入ってるぅぅぅ!!
「なにこれぇぇぇぇ!」
「ああ婚姻の契りの印を入れました、ほら私の指にも」
そう言って良い笑顔でディビッドの左手薬指を見せる...うわぁおんなじ刺青が入ってる...
「い...いつそんな物を!!!!」
「んーそうですね、聖化させた食物を食べさせ続けてある程度満ちたのでついさっき」
ついさっき...そういえば左手指を絡ませたあと指にキスしてきたわっ...あれかぁ!!!!!!
「何で勝手にっ!」
「だってティナが何処かの成金のおっさんの後妻になるってずっと言ってましたし、マキシムとお見合いしましたし、挙げ句の果てに種無しに捕まってしまいましたのでね...私の花嫁って事をティナに充分に分かってもらう為ですよ」
ええ...にこやかに言ってるけど目が笑ってないぃぃ
「だから既成事実を作ってしまおうと、ただ婚前交渉はダメなので先に婚姻の契りの印をつけました、これで晴れて神の前で夫婦って認められてました...それに」
左手薬指にキスをしてから此方をじっと見つめる。
「この契りの印は互いに思い合わないと完成しない印なんですよ」
ニッコリとディビッドはそう言ってネグリジェに手をかけて思いっきり引き裂いた!
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