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chapter1:Come to help, my knight
助かったのかしら...
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二晩過ぎた...寝てばかりもなぁと思って部屋を歩き回る...どこか壁の薄い所が有れば上手いこと逃げられるかもと期待をもって...
衰弱するといけないって事なのかちゃんと食事は出るけど...食欲も無いし何入っているか分からないから口にしたくはなかったけど、無理矢理あの明けの明星ってヤツに食べさせられた...うぇぇ...
しかも勝手に服を着せ替えられてしまった...そう...例の紐みたいな下着とか色々...せめてマシな透けてないネグリジェにしたけど胸の谷間が...日に日にスケスケにさせる作戦?嫌がらせにも程があるわね...ぐすん。
このまま誰にも見つからないなら私はエスタバン様の慰み者になってしまう...嫌だわ...
それにしても本当に窓がない部屋ね...天井とか上手いこと開けたりできないかしら...と思ったらカタカタ...いいえガタガタ言い出したわ!
「ええ!ネズミかしら!嫌だわ」
と思った瞬間ドンと天井の一部が開く???
天井の隙間から一羽の鳥が...ピッピちゃんだ!
「ピッピちゃん!」
「ギャ!ティナちゃん!無事!ギャ!」
「ええ、大丈夫...ピッピちゃん...」
ちょっと埃っぽいから少し払ってあげたら肩に乗っかって来た。
「ギャ!マキシムが今ここに向かってる!ティナちゃんちょっと屈んで!ぎゃ!」
「え...ええ」
そうピッピちゃんに言われて屈むとすごい大きな音と共に何か壁が吹っ飛んだ!ええええ!
「よ!久しぶりだな!バレンティナ嬢」
壊れた壁から出て来たのは片手に大剣を持ったマキシムさんだ!一体どんな技を使えばこんな分厚い壁を吹っ飛ばせるの????
「マキシムさん!」
「いやぁエステル様...いやピッピちゃんが30分きっかりでここの壁を壊せって言ってたから壊しただけだがこんな場所に閉じ込められてたんだな!」
「結局ここって?」
「その昔公爵の愛人を閉じ込めて監禁してた部屋らしい...ほらよく見てみろよ...趣味悪い道具が一杯だ」
と言われて壊れた隣の部屋を見ると何かムチだの蝋燭だの鎖だの何か吊るす為のフックだの色々SでMな感じの道具とか大量にあるんだけどぉぉぉぉぉ!
「ヒィッ!」
エスタバン様もアレだけど公爵...うわぁ...
「ギャ!マキシム!女の子にそんなモノ見せちゃダメ!ギャ!」
ピッピちゃんが兜をつっつく、カンカンいい音が響く。
「も!申し訳ない!!」
「ピッピちゃん、大丈夫だからマキシムさん突っつかないで!」
「ギャ!ティナちゃん優しい!かわいい!好き!」
ピッピちゃんが私の肩に乗り頭で頬をすりすりする。ピッピちゃんかわいいわね!
「ところで...あのなまぐさ、じゃない!ディビッドは?」
「ああ...本当はバレンティナ嬢を助ける側にいたかったんだろうが、今別な場所で暴れているからな...」
壊れた壁から外へ出ると中庭に繋がっていた。
外はもう夕暮れ時だ。
「ここって?」
「昔公爵の愛人を監禁する屋敷だったところを改装してあのミイラになった息子を隠す為の屋敷に変えた場所だな...」
「やっぱり」
エスタバン様の屋敷だったら人も多い筈だから...でもそれにしても人がいないわよね...
「エスタバンだったか?あいつ最近悪魔崇拝の儀式を行い悪魔ゼパルを受肉しやがったんだ...可哀想にここのメイドたち全員解放させるための生贄にされている」
「え!」
「ディビッドは奴に...エスタバンに断罪を言い渡しに行ったんだ、禁呪解放の重罪人としてな...ほら」
大きくドォンと紫の光が走る!
マキシムさんは屋敷のサロンがあると思われる付近を指差すと大きな稲妻が落ちた。
「なっ!」
「おーおーやってるな!神罰の雷なんて派手な奴を使ってやがる」
「って雷とか扱えるの???」
術式の雷属性でも本物の雷って感じじゃないのに!
「まぁ神罰だから、ディビッドの力って訳じゃないが現在世界中でエステル様とあいつしか神罰使えないからな」
雷が落ちたためか屋敷が黒くなって煙が見える。
「まぁいい、バレンティナ嬢を家に連れ帰る事が今回の俺の仕事だからな...」
そう言ってエスコートしてくれる。
「マキシムさんはあんな風には戦わないの?大剣で壁吹っ飛ばせるくらい強いのに??」
「ディビッドは俺たちと違って特別だからなぁ」
マキシムさんはサロンのあると思われる焦げた屋敷を見る。
「?」
「詳しい事は後でな...きっと本人から話させた方がいい」
マキシムさんが急に何かに気がついてカチャリと剣を構える。
「貴様!」
そこにはニタニタと笑を浮かべる燕尾服とシルクハットの男、明けの明星リュシフェルが立っていた。
衰弱するといけないって事なのかちゃんと食事は出るけど...食欲も無いし何入っているか分からないから口にしたくはなかったけど、無理矢理あの明けの明星ってヤツに食べさせられた...うぇぇ...
しかも勝手に服を着せ替えられてしまった...そう...例の紐みたいな下着とか色々...せめてマシな透けてないネグリジェにしたけど胸の谷間が...日に日にスケスケにさせる作戦?嫌がらせにも程があるわね...ぐすん。
このまま誰にも見つからないなら私はエスタバン様の慰み者になってしまう...嫌だわ...
それにしても本当に窓がない部屋ね...天井とか上手いこと開けたりできないかしら...と思ったらカタカタ...いいえガタガタ言い出したわ!
「ええ!ネズミかしら!嫌だわ」
と思った瞬間ドンと天井の一部が開く???
天井の隙間から一羽の鳥が...ピッピちゃんだ!
「ピッピちゃん!」
「ギャ!ティナちゃん!無事!ギャ!」
「ええ、大丈夫...ピッピちゃん...」
ちょっと埃っぽいから少し払ってあげたら肩に乗っかって来た。
「ギャ!マキシムが今ここに向かってる!ティナちゃんちょっと屈んで!ぎゃ!」
「え...ええ」
そうピッピちゃんに言われて屈むとすごい大きな音と共に何か壁が吹っ飛んだ!ええええ!
「よ!久しぶりだな!バレンティナ嬢」
壊れた壁から出て来たのは片手に大剣を持ったマキシムさんだ!一体どんな技を使えばこんな分厚い壁を吹っ飛ばせるの????
「マキシムさん!」
「いやぁエステル様...いやピッピちゃんが30分きっかりでここの壁を壊せって言ってたから壊しただけだがこんな場所に閉じ込められてたんだな!」
「結局ここって?」
「その昔公爵の愛人を閉じ込めて監禁してた部屋らしい...ほらよく見てみろよ...趣味悪い道具が一杯だ」
と言われて壊れた隣の部屋を見ると何かムチだの蝋燭だの鎖だの何か吊るす為のフックだの色々SでMな感じの道具とか大量にあるんだけどぉぉぉぉぉ!
「ヒィッ!」
エスタバン様もアレだけど公爵...うわぁ...
「ギャ!マキシム!女の子にそんなモノ見せちゃダメ!ギャ!」
ピッピちゃんが兜をつっつく、カンカンいい音が響く。
「も!申し訳ない!!」
「ピッピちゃん、大丈夫だからマキシムさん突っつかないで!」
「ギャ!ティナちゃん優しい!かわいい!好き!」
ピッピちゃんが私の肩に乗り頭で頬をすりすりする。ピッピちゃんかわいいわね!
「ところで...あのなまぐさ、じゃない!ディビッドは?」
「ああ...本当はバレンティナ嬢を助ける側にいたかったんだろうが、今別な場所で暴れているからな...」
壊れた壁から外へ出ると中庭に繋がっていた。
外はもう夕暮れ時だ。
「ここって?」
「昔公爵の愛人を監禁する屋敷だったところを改装してあのミイラになった息子を隠す為の屋敷に変えた場所だな...」
「やっぱり」
エスタバン様の屋敷だったら人も多い筈だから...でもそれにしても人がいないわよね...
「エスタバンだったか?あいつ最近悪魔崇拝の儀式を行い悪魔ゼパルを受肉しやがったんだ...可哀想にここのメイドたち全員解放させるための生贄にされている」
「え!」
「ディビッドは奴に...エスタバンに断罪を言い渡しに行ったんだ、禁呪解放の重罪人としてな...ほら」
大きくドォンと紫の光が走る!
マキシムさんは屋敷のサロンがあると思われる付近を指差すと大きな稲妻が落ちた。
「なっ!」
「おーおーやってるな!神罰の雷なんて派手な奴を使ってやがる」
「って雷とか扱えるの???」
術式の雷属性でも本物の雷って感じじゃないのに!
「まぁ神罰だから、ディビッドの力って訳じゃないが現在世界中でエステル様とあいつしか神罰使えないからな」
雷が落ちたためか屋敷が黒くなって煙が見える。
「まぁいい、バレンティナ嬢を家に連れ帰る事が今回の俺の仕事だからな...」
そう言ってエスコートしてくれる。
「マキシムさんはあんな風には戦わないの?大剣で壁吹っ飛ばせるくらい強いのに??」
「ディビッドは俺たちと違って特別だからなぁ」
マキシムさんはサロンのあると思われる焦げた屋敷を見る。
「?」
「詳しい事は後でな...きっと本人から話させた方がいい」
マキシムさんが急に何かに気がついてカチャリと剣を構える。
「貴様!」
そこにはニタニタと笑を浮かべる燕尾服とシルクハットの男、明けの明星リュシフェルが立っていた。
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