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1章 真珠の寝床編
2.初体験のお相手
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S級冒険者であるマイクは、冒険者ギルド長に無理やり遊郭に連れてこられていた。
さすがS級冒険者、がっしりとした体格に茶髪に緑目で26歳とまだまだ活躍しそうな風貌である。
地位も名誉も欲しいままにしているこの青年、・・・・その顔じゃなければモテモテだったろうに。
ギルド長のジャインはマイクの顔を見ながら内心ため息をつく。
切れ長でいて、大きい目にスッと高い鼻、薄い唇・・・・見事なブサメンだ。
26歳にもなって、女性経験がないマイクを不憫に思い強引に連れてきてしまった。
このバカ強い青年は、報酬の殆どを虐待されたドラゴンの保護に使っており、自分に金を使わない。
・・・・誕生日くらい、良い思いをしてもいいだろう、というお節介だ。
二人は遊郭の中でも評判の良い、「真珠の寝床」に入っていった。
「きゃー!!ジャインさん!また来てくれたの??今日も私を指名してくれるでしょ??」
「ジャインさん!ねぇ~?今日は私にしない??・・・とっておきの下着着てるの♪」
女郎達の目に着いたとたん、ジャインはその大きい体が見えなくなるくらい、女たちに囲まれた。
マイクは一人ハブられ、所在なさげに突っ立っていた。
「お、俺がメインじゃなくてな!!・・・このS級冒険者のマイクが、今日26歳の誕生日なんだ!金は弾むから、だれか相手してやってくんねぇか??」
ジャインの言葉にようやく、女郎達がマイクを見つめる。
が、その顔を途端にしかめさせて目をそらした。
「ぜーーーーったい嫌よ!あんな不細工!何よあの筋肉だるまみたいな身体!」
「病弱そうなあのスッとした顔立ち・・・!いくらジャインさんの頼みでも絶対いや!」
「私ジャインさんじゃないなら戻るー!」
女郎達の棘しかない言葉に、マイクは俯く。
(・・・そうだよな、こんな不細工男・・・いくら商売でも相手したくないよな。)
マイクは嫌がるそぶりを見せながらも、内心は期待していた。
26年間、女性に触れたことも触れられたこともなく過ごしてきた。
冒険者になりたての頃、一度商売女に頼んでみたが・・・今日の様に断られた。
冒険者として、ランクをあげて富や名声を集めれば違うかもしれない!と頑張ってきたが、どうやら無駄なあがきだったようだ。
ジャインさんはこんな不細工な俺でも、実力を認めてくれる良い人だ。
そんな人を悲しませるわけにはいかない・・・気にしてないそぶりで帰ろうと決意した時だった。
「あーーーーー!!お客様!えっとその、お客様のような・・・・不細工・・・いえいえ、趣のある顔の方専用の女郎が昨日できましてね!その子でよければご案内しますよ!・・・マリン!お客だ!降りてこい!」
店主であろう男が階段に向かって叫ぶ。
すると、階段からシンプルな服を着た・・・・この世の女神の様な女性が、舞い降りてきた。
「はじめまして、マリンと申します。今日が初出勤で緊張しておりますが、よろしければ私と夜を共にしませんか?」マリリン・・・源氏名マリンがマイクの手を取りながら問いかけた。
その透き通るような金髪を揺らめかせ、海のような青い目でまっすぐにこちらを見つめて、更にこんな俺の手をとって握ってくれている女神に、気づけば頷いていた。
マリンSide
(むふふ~♪まさか本当にこんなイケメンと寝れるなんて!・・・あんな風にイケメンが虐められてるなんて、なんてこと!!でもライバルが全然いなくてよかった~♪デブキモ男は皆に任せて、私だけこんないい思いするなんていいのかしらっ)
マリンは上機嫌で部屋に向かっていた。
実はマイク達が来た時から、様子は伺ってたのだ。そしたら本当にイケメンが断られるところをまざまざと見せられて・・・ちょっとビックリしてしまった。
マリンは手を繋いで後ろに続いているマイクに振り返り、(マイクはビクッとしていた)ニッコリ笑って部屋に通す。
マイクは恐る恐る部屋に入り、キョロキョロと部屋の中を見渡していた。
(かーわーいーいー!思春期の男の子みたい!・・・多分、そんなに経験ないんだよね?ワンチャン初かもしれないし・・・ちょっと慣れさせてからがいいかな。)
「マイクさん?飲み物用意するので、こちらのソファーでお待ちくださいな。」
「・・・え?飲み物を・・・俺に?そんな!わざわざ用意してもらわずとも!」
「あら?もう用意しちゃいました!・・・美味しく淹れれたと思うんですけど・・・飲んでくれないの?」
目をうるっとさせて上目遣いでマイクに渡す。
「んなっ!い、・・・・いただきます。」
顔を真っ赤にさせて、マイクはお茶を飲んでくれた。
その隙に、マリンはマイクの隣にピッタリと陣取る。
ビクッ!とマイクは固まり、さらに顔を真っ赤にさせる。
「マイクさん、お味はどうですか?」
腕に抱き着きながら、顔を寄せて問いかける。
「お、お、美味しいです!ありがとうございます!」
「ふふふっ、よかった。・・・・・・マイクさん、とっても逞しい体をされてますね?何をされてる方なんですか?」
マリンはペタペタと腕や太もも、・・・それから胸板を撫でる様に触っていく。
「あっあ・・・・・そのっ一応S級冒険者を・・・!うあっ!」
ピクピクと反応しながら、悶えながらマリンの問いに答える。
「そうなんですね!すごいわ!・・・・私S級の冒険者の方にお会いするの初めてです!全冒険者の憧れの存在に会えるなんて!嬉しいっ!」
マリンは感極まった芝居で、思わずと装いながらギュッとマイクに抱き着いた。
その際、マリンのたわわに実った胸がマイクの胸板でムニュリと形が変わっていた。
「あっ!!・・・・そんな大層なものでは・・・!あ、あのっ!マリンさん!!店の人に何と言われてるか知りませんが!無理してこんなことしなくていいですからっ!!!」
顔を真っ赤にしながら、でも真剣にマリンに忠告する。
その態度にマリンはきゅん!とした。
(えー!!優しい!紳士的じゃない!こんなに胸押し付けてさっきから褒めちぎっても、女の子のこと思ってくれて
・・・合格だわ!!この人に初えっちを絶対に捧げてやるんだから!!)
「マイクさん?私、強制されてこんなことしてるんじゃないんですよ?・・・マイクさんだから、こんなことできるんです。」マリンは更に強く抱きついた。
「・・・私、昔からマイクさんの様な、一般的にはブサイクと言われる方を不細工と思えなくて・・・。むしろ、こんなに鍛え上げられた筋肉を、触ってみたい・・・抱きしめてほしい・・・私のすべてを奪ってほしいと、夢見てましたのよ?」ずいっとマイクの顔に近づきながら、うるんだ眼で訴えかけた。
これまでこんな風に、触れることさえされなかった、しかもマリンの様な絶世の美女に身体を押し付けられ、こんな可愛い顔をされたマイクは我慢の糸がプツンと切れた気がした。
「マリンさん、俺は忠告しましたよ?・・・もう嫌と言われても止められる自信がないです。・・・その細腕で、俺を止めることはできないでしょう。・・・それでも、良いんですか?」
まだ念押しするマイクに、マリンの方がじれそうだ。
マリンは座っているマイクにまたがり、対面座位の恰好でより密着して、特に胸を押し付けるのを強調した。
「もう、マイクさんは意地悪ですっ。・・・私なりに、精一杯誘ってるのにそんなに念押ししてきて・・・。私、ファーストキスは殿方からしていただきたいんですが、こんなにじらされたら私の方からキス、しちゃいますよ?」
マリンは舌で自分の唇をペロッと舐めながら、逆にマイクに問いかけた。
マイクは”ファーストキス”という思いがけない事実を知り、驚いた顔をした。
・・・・それから、マリンの官能的すぎる表情をみて、ゴクリッと生唾を飲み込んだ。
「俺も・・・ファーストキスです。・・・キスしても、いいですか?」
マリンは答える代わりに、そっと目を閉じて唇をマイクに向けた。
その美しくも官能的な表情に、また生唾を飲みながら、マイクはそっとキスをした。
ちゅっ、と数秒キスをして、恐る恐る顔を離しマリンの様子をみる。
すると、マリンは目を開けながらキスする寸前まで顔を近づけて、「もっと」と甘えるように呟いた。
その可愛すぎる訴えに、半ば襲い掛かるようにキスを続けた。
「んちゅ、ちゅぱっちゅ、んっんふっ、くちゅっちゅぱっあ、んっ、ぁん、ちゅぱっんむっちゅっ」
子宮がキュンキュンするような、情熱的なキスを続ける。
(あ~、いいっこの想い合う様なキス、もう濡れてきた~。・・・ん?あら、マイクも固くして・・・デカくないか?このサイズ。)
マイクがかき抱くようにマリンの後頭部と腰辺りに手を持ってきた。
マリンは答えるように、両手でマイクの顔を挟み、更に深くキスをする。
「ちゅぱっくちくち、じゅるっちゅ、んっっふ、じゅる、っっちゅ」
・・・・どれくらい経ったか、息も絶え絶えになりながら二人はやっと顔を離した。
つぅーっと伸びた透明の糸を垂らさないよう、マリンが糸を追って最後にマイクの唇にチュッとバードキスを送る。
物足りなかったのか、マリンは続けてマイクの唇をはむはむっと自分の唇で挟みながら言葉を発した。
「マイクさん、本当にファーストキスですか?・・・何だか、私の方が気持ち良くなるくらいお上手でしたけど・・・。」
さっきまであんなに深く口付けていたのに、唇を挟んでるくらいで顔を真っ赤にさせたマイクが、ドギマギしながらも自分からもはむはむっとマリンの唇を遊ぶように挟んだ。
「そ、そんな・・・本当です。俺みたいなブサメンとキスする女性なんて・・・今までいませんでしたから。・・・マリンさんの方こそ、すっごく気持ちよくて・・・ま、またキスしてもいいですか?」
マイクは興奮気味に、マリンを抱いている力を強くする。
マリンはその様子に興奮しながらも、お尻の割れ目にフィットしている固い物体を、プリっとしたその尻でこすりながら提案した。
「・・・キスもいいですけど、私、マイクさんのこれが欲しいです。・・・・実は、さっきのキスで濡れちゃったんです。一度、一緒にお風呂に入りませんか?・・・そこで、私の体も堪能してください。」
今まで合わせていた唇を離し、マイクの耳元で色気を出しながら呟いた。
マリンのお尻の刺激で「うっんっ」と悶えながら、これからのことに期待と興奮が頂点に達しているマイクは、コクコクコクコクっと壊れたおもちゃの様に首を縦に振った。
さすがS級冒険者、がっしりとした体格に茶髪に緑目で26歳とまだまだ活躍しそうな風貌である。
地位も名誉も欲しいままにしているこの青年、・・・・その顔じゃなければモテモテだったろうに。
ギルド長のジャインはマイクの顔を見ながら内心ため息をつく。
切れ長でいて、大きい目にスッと高い鼻、薄い唇・・・・見事なブサメンだ。
26歳にもなって、女性経験がないマイクを不憫に思い強引に連れてきてしまった。
このバカ強い青年は、報酬の殆どを虐待されたドラゴンの保護に使っており、自分に金を使わない。
・・・・誕生日くらい、良い思いをしてもいいだろう、というお節介だ。
二人は遊郭の中でも評判の良い、「真珠の寝床」に入っていった。
「きゃー!!ジャインさん!また来てくれたの??今日も私を指名してくれるでしょ??」
「ジャインさん!ねぇ~?今日は私にしない??・・・とっておきの下着着てるの♪」
女郎達の目に着いたとたん、ジャインはその大きい体が見えなくなるくらい、女たちに囲まれた。
マイクは一人ハブられ、所在なさげに突っ立っていた。
「お、俺がメインじゃなくてな!!・・・このS級冒険者のマイクが、今日26歳の誕生日なんだ!金は弾むから、だれか相手してやってくんねぇか??」
ジャインの言葉にようやく、女郎達がマイクを見つめる。
が、その顔を途端にしかめさせて目をそらした。
「ぜーーーーったい嫌よ!あんな不細工!何よあの筋肉だるまみたいな身体!」
「病弱そうなあのスッとした顔立ち・・・!いくらジャインさんの頼みでも絶対いや!」
「私ジャインさんじゃないなら戻るー!」
女郎達の棘しかない言葉に、マイクは俯く。
(・・・そうだよな、こんな不細工男・・・いくら商売でも相手したくないよな。)
マイクは嫌がるそぶりを見せながらも、内心は期待していた。
26年間、女性に触れたことも触れられたこともなく過ごしてきた。
冒険者になりたての頃、一度商売女に頼んでみたが・・・今日の様に断られた。
冒険者として、ランクをあげて富や名声を集めれば違うかもしれない!と頑張ってきたが、どうやら無駄なあがきだったようだ。
ジャインさんはこんな不細工な俺でも、実力を認めてくれる良い人だ。
そんな人を悲しませるわけにはいかない・・・気にしてないそぶりで帰ろうと決意した時だった。
「あーーーーー!!お客様!えっとその、お客様のような・・・・不細工・・・いえいえ、趣のある顔の方専用の女郎が昨日できましてね!その子でよければご案内しますよ!・・・マリン!お客だ!降りてこい!」
店主であろう男が階段に向かって叫ぶ。
すると、階段からシンプルな服を着た・・・・この世の女神の様な女性が、舞い降りてきた。
「はじめまして、マリンと申します。今日が初出勤で緊張しておりますが、よろしければ私と夜を共にしませんか?」マリリン・・・源氏名マリンがマイクの手を取りながら問いかけた。
その透き通るような金髪を揺らめかせ、海のような青い目でまっすぐにこちらを見つめて、更にこんな俺の手をとって握ってくれている女神に、気づけば頷いていた。
マリンSide
(むふふ~♪まさか本当にこんなイケメンと寝れるなんて!・・・あんな風にイケメンが虐められてるなんて、なんてこと!!でもライバルが全然いなくてよかった~♪デブキモ男は皆に任せて、私だけこんないい思いするなんていいのかしらっ)
マリンは上機嫌で部屋に向かっていた。
実はマイク達が来た時から、様子は伺ってたのだ。そしたら本当にイケメンが断られるところをまざまざと見せられて・・・ちょっとビックリしてしまった。
マリンは手を繋いで後ろに続いているマイクに振り返り、(マイクはビクッとしていた)ニッコリ笑って部屋に通す。
マイクは恐る恐る部屋に入り、キョロキョロと部屋の中を見渡していた。
(かーわーいーいー!思春期の男の子みたい!・・・多分、そんなに経験ないんだよね?ワンチャン初かもしれないし・・・ちょっと慣れさせてからがいいかな。)
「マイクさん?飲み物用意するので、こちらのソファーでお待ちくださいな。」
「・・・え?飲み物を・・・俺に?そんな!わざわざ用意してもらわずとも!」
「あら?もう用意しちゃいました!・・・美味しく淹れれたと思うんですけど・・・飲んでくれないの?」
目をうるっとさせて上目遣いでマイクに渡す。
「んなっ!い、・・・・いただきます。」
顔を真っ赤にさせて、マイクはお茶を飲んでくれた。
その隙に、マリンはマイクの隣にピッタリと陣取る。
ビクッ!とマイクは固まり、さらに顔を真っ赤にさせる。
「マイクさん、お味はどうですか?」
腕に抱き着きながら、顔を寄せて問いかける。
「お、お、美味しいです!ありがとうございます!」
「ふふふっ、よかった。・・・・・・マイクさん、とっても逞しい体をされてますね?何をされてる方なんですか?」
マリンはペタペタと腕や太もも、・・・それから胸板を撫でる様に触っていく。
「あっあ・・・・・そのっ一応S級冒険者を・・・!うあっ!」
ピクピクと反応しながら、悶えながらマリンの問いに答える。
「そうなんですね!すごいわ!・・・・私S級の冒険者の方にお会いするの初めてです!全冒険者の憧れの存在に会えるなんて!嬉しいっ!」
マリンは感極まった芝居で、思わずと装いながらギュッとマイクに抱き着いた。
その際、マリンのたわわに実った胸がマイクの胸板でムニュリと形が変わっていた。
「あっ!!・・・・そんな大層なものでは・・・!あ、あのっ!マリンさん!!店の人に何と言われてるか知りませんが!無理してこんなことしなくていいですからっ!!!」
顔を真っ赤にしながら、でも真剣にマリンに忠告する。
その態度にマリンはきゅん!とした。
(えー!!優しい!紳士的じゃない!こんなに胸押し付けてさっきから褒めちぎっても、女の子のこと思ってくれて
・・・合格だわ!!この人に初えっちを絶対に捧げてやるんだから!!)
「マイクさん?私、強制されてこんなことしてるんじゃないんですよ?・・・マイクさんだから、こんなことできるんです。」マリンは更に強く抱きついた。
「・・・私、昔からマイクさんの様な、一般的にはブサイクと言われる方を不細工と思えなくて・・・。むしろ、こんなに鍛え上げられた筋肉を、触ってみたい・・・抱きしめてほしい・・・私のすべてを奪ってほしいと、夢見てましたのよ?」ずいっとマイクの顔に近づきながら、うるんだ眼で訴えかけた。
これまでこんな風に、触れることさえされなかった、しかもマリンの様な絶世の美女に身体を押し付けられ、こんな可愛い顔をされたマイクは我慢の糸がプツンと切れた気がした。
「マリンさん、俺は忠告しましたよ?・・・もう嫌と言われても止められる自信がないです。・・・その細腕で、俺を止めることはできないでしょう。・・・それでも、良いんですか?」
まだ念押しするマイクに、マリンの方がじれそうだ。
マリンは座っているマイクにまたがり、対面座位の恰好でより密着して、特に胸を押し付けるのを強調した。
「もう、マイクさんは意地悪ですっ。・・・私なりに、精一杯誘ってるのにそんなに念押ししてきて・・・。私、ファーストキスは殿方からしていただきたいんですが、こんなにじらされたら私の方からキス、しちゃいますよ?」
マリンは舌で自分の唇をペロッと舐めながら、逆にマイクに問いかけた。
マイクは”ファーストキス”という思いがけない事実を知り、驚いた顔をした。
・・・・それから、マリンの官能的すぎる表情をみて、ゴクリッと生唾を飲み込んだ。
「俺も・・・ファーストキスです。・・・キスしても、いいですか?」
マリンは答える代わりに、そっと目を閉じて唇をマイクに向けた。
その美しくも官能的な表情に、また生唾を飲みながら、マイクはそっとキスをした。
ちゅっ、と数秒キスをして、恐る恐る顔を離しマリンの様子をみる。
すると、マリンは目を開けながらキスする寸前まで顔を近づけて、「もっと」と甘えるように呟いた。
その可愛すぎる訴えに、半ば襲い掛かるようにキスを続けた。
「んちゅ、ちゅぱっちゅ、んっんふっ、くちゅっちゅぱっあ、んっ、ぁん、ちゅぱっんむっちゅっ」
子宮がキュンキュンするような、情熱的なキスを続ける。
(あ~、いいっこの想い合う様なキス、もう濡れてきた~。・・・ん?あら、マイクも固くして・・・デカくないか?このサイズ。)
マイクがかき抱くようにマリンの後頭部と腰辺りに手を持ってきた。
マリンは答えるように、両手でマイクの顔を挟み、更に深くキスをする。
「ちゅぱっくちくち、じゅるっちゅ、んっっふ、じゅる、っっちゅ」
・・・・どれくらい経ったか、息も絶え絶えになりながら二人はやっと顔を離した。
つぅーっと伸びた透明の糸を垂らさないよう、マリンが糸を追って最後にマイクの唇にチュッとバードキスを送る。
物足りなかったのか、マリンは続けてマイクの唇をはむはむっと自分の唇で挟みながら言葉を発した。
「マイクさん、本当にファーストキスですか?・・・何だか、私の方が気持ち良くなるくらいお上手でしたけど・・・。」
さっきまであんなに深く口付けていたのに、唇を挟んでるくらいで顔を真っ赤にさせたマイクが、ドギマギしながらも自分からもはむはむっとマリンの唇を遊ぶように挟んだ。
「そ、そんな・・・本当です。俺みたいなブサメンとキスする女性なんて・・・今までいませんでしたから。・・・マリンさんの方こそ、すっごく気持ちよくて・・・ま、またキスしてもいいですか?」
マイクは興奮気味に、マリンを抱いている力を強くする。
マリンはその様子に興奮しながらも、お尻の割れ目にフィットしている固い物体を、プリっとしたその尻でこすりながら提案した。
「・・・キスもいいですけど、私、マイクさんのこれが欲しいです。・・・・実は、さっきのキスで濡れちゃったんです。一度、一緒にお風呂に入りませんか?・・・そこで、私の体も堪能してください。」
今まで合わせていた唇を離し、マイクの耳元で色気を出しながら呟いた。
マリンのお尻の刺激で「うっんっ」と悶えながら、これからのことに期待と興奮が頂点に達しているマイクは、コクコクコクコクっと壊れたおもちゃの様に首を縦に振った。
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