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出会い

起きる、宇宙との双子

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目を覚ます。
少年は見知らぬ星で自我を持っている
「やっと目が覚めたかい」
そこには、少年が初めて見る生き物の存在あった。
見た目は老人の男は困ったように言う
「何かが落ちた音がして、外を見たら倒れている君がいたんじゃよ。」
それを聞いて、少年は首を傾げて、目を瞑る
「なんじゃ? もしかして言葉を知らないのかい?」
老人は驚く、だが驚くとこはそこではなかった。
少年が目を開け、口を開く
「ありがとう」
言葉を理解したのである 
「びっくりしたぞ、やっぱり言葉を理解しておるじゃないか」
「ごめんなさい」
「ハハ!良いわい、良いわい、それより君何処から来たんじゃ?」
「あそこから」
少年は人差し指を空に刺す
(嘘はついておらんな)
「君、もしかして、帰るとこがないじゃろ?」
「...ない。」 
「ここに住むか?」
「いいのか?」
「あぁ、だが条件はワシと修行してもらうことじゃ」
「修行?」
「あぁここは町から離れたところでのう。ずっと一人で暇なんじゃ」
「強いの?」
「こう見えてワシは、この星を壊すほどの力を持っているわい!」
「本当?」
「本当じゃい、まぁ信用できんのも無理はないかの。」
老人は笑いながら、料理の入った皿を少年に渡す
「何も食べてないじゃろ。」
少年は頷いてそれを受け取る
「まぁ、大したものがないから、それぐらいしか作れんがの。」
「美味しい。」
「お世辞でも、そう言われると嬉しいのう!」
少年は料理を食べ終えるとベットから出た
「もう大丈夫かい?」
「大丈夫。」
無表情の少年はそのまま外に出ようとする。
老人は思い出したように尋ねる
「そう言えば、君、名前はなんじゃい?」
「呼び名?」
「そうじゃ。」
「メイン」
「それだけか?」
「そう。」
「足らんのぉ?」
そして老人はしばらく悩んだ後
「わしの名前の一部をあげよう」
「一部?」
「そうじゃ、わしの名前はクロット・ロングじゃそこからクレットの部分をやろう!君はこれからクロット・メインじゃ!」
「クロット・メイン...良い名前」
「そうじゃろそうじゃろう!」
やっと地に降り立つ生活が始まる。
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