花は風と共に散る【美醜逆転】

本編

好きなのに

「ガードルート、そっち寄ってよ」
「きゃ、フィース！どうして？」
お風呂に入っていたらいきなり扉が開いてフィースが入ってきた。もちろん2人とも全裸だ。私は石鹸を泡立てて念入りに体を洗っていたところだから、すごくビックリしてしまった。
「うわ、めっちゃ可愛いな。泡に包まれたガードルート。このまま保存したい」
後ろから抱きつきながら言ってくる。
「もう、フィース。なんでこんなことするの？」
呆れながら泡まみれの手でフィースの頬をつねった。すこしだけ痛そうな顔をするけど、片方の頬に泡をつけてご満悦だ。

「ガードルートと一緒にお風呂入りたかったんだ。可愛い女の子と一緒に全裸で泡まみれなんてエロくて最高だよ」
「泡まみれなのが良いの？」
うん、と満面の笑顔で頷いた。
「気持ち良いだろ？特にこことか」
「ひゃ」
いきなり両方の胸の先をつまんできた。くりくりと押しつぶすように動かされると強い刺激に身動きが取れない。
「ふぃ、フィース…やめて…」
「んー、そのやめては本気じゃないから聞けない」
飄々として言い返すとくちゅくちゅと泡を塗り込むように胸全体をマッサージするような動きになる。
「あ、ああっ…もうっ…フィース」
「聞こえない。気持ち良い？ガードルート」
「気持ち良いっ…気持ち良いから…もう、だめ」

「じゃあ、こっちはどうかなー」
楽しそうに秘所に手をやると突起を重点的に責めてきた。水音が狭い浴室に大きく響く。
「ん、ああっ、気持ち良いっ…フィース、もうっ」
「怒ってる顔も可愛いなー、じゃあいってみようか、ガードルート。僕の腕の中で」
さらに激しくなる手の動きに翻弄されてしまう。
「やぁっ、フィースっ、ああああっ」
達してしまってくたり、と頭を下げた私の唇にキスを落とす。
「良くできました。じゃあ、こっちに手をついて」
浴室の壁に手をつくと、フィースがもう十分に濡れた中にずるっと入ってきた。熱くて硬くて気持ち良い。腰を掴まれるとさっそくゆるゆると動き出すとぐちゅっぐちゅっとはしたない音を立てて抽送がはじまる。

「やぁっ…フィースっきもちいいっああっ」
「んー、僕もっすごい気持ち良いよ、ガードルート。もっともっと良くなろうね？」
スピードを早めていきなりがくがくっとする程揺さぶられる。
「あああっ、いっちゃう、フィースっ」
「勿体ないから、もっとしよっか」
と、いきなり動きを止めてゆったりした動きになる。
「え？もうっフィース、また意地悪した」
「意地悪じゃないよ、お風呂エッチをもっと楽しみたいだけ。もっとよくしてあげる。気持ち良くなろう？ガードルート」
体をずらして振り返ると憎らしいほど爽やかな笑顔を浮かべていた。