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本編

はじめて②

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「イアン…も、…もうダメ…」
私は体を倒して哀願した。もう体を起こしていられる限界を超えてしまった。おかげで下腹の方は熱を持って、谷間にすこしイアンに指を入れられるだけでぐちゅぐちゅというはしたない音を立ててしまう。

「ん、良いよ…今度はこっちね」
イアンは衣擦れの音をさせながら服を脱いでいく。私は呆けながらその光景を見ていた。均整の取れた体つき、すこし細めだけどたっぷり筋肉がついた体を見てため息が出てしまう。その上に乗っている顔は彫像みたいな黒髪で青い目の美青年だ。

イアンのも大きかった。比べてないからわからないけど、今まで見たことのある2人にも負けてないように見える。先端を寝転がった私の頬に擦り付けた。すこし濡れているのかぬるり、とした感触がした。

「ガードルート、舐められる?」
「ん、…はい」
ちゅうっと先端に口付けて咥え込む。イアンはすこしだけ体全体がビクっとした気がした。
「はぁっ…気持ち良いよ。ガードルート、誰に教えてもらった?」
私はゆるくううんと首を振る。誰にも具体的には教えてもらってないけど、なんだか誰の名前も言ってはならない空気を感じたからだ。イアンの後ろにすこし暗いオーラが見える。

「教えてもらってないんだ…そうか、わかったよ。もっと奥まで咥えて。…そう、舌使って舐めて。…上手だ」
普段無口なのが嘘みたいな程、饒舌になっている。気持ち良いのか眉間にしわを寄せて快感に耐えているみたいだ。

「一度出しておくよ。絶対すぐ出ちゃうから」

私の顔を横にすると自分でそれを握り先端だけを口に出し入れする。ジョボジョボという卑猥な音が響きだす。私も舌を絡めようとするけれどすぐに出て行ってまた入ってくる。
手の動きと腰の動きが速くなったところでイアンは私の口から引き抜いてたくさんの精液を胸にかけた。勢いが弱まってもぽたぽたと名残惜しそうに先端から漏れてくる。

「ん、気持ちよかった。ガードルート」
くすりと笑って私の髪を撫でてくれる。胸の液体もベッド脇にあった布で拭った。

「中も解さなきゃね、まだすごく濡れてる。いやらしいね。ガードルート」
「んん…イアン。きもち…いい…はああ」
指を一本入れてくちくちと秘所の中を弄り始める。2本、3本と増えていくうちに水音が大きくなっていく。

「…ここかな?よくわからないんだよな。気持ち良いところあったら教えて、ガードルート」
こくこくと頷く私を見てから中のお腹側の方を丹念に触りはじめた。私の体がビクッとなったところでにやっと笑みをこぼす。

「ん、ここか。わかった。もっと気持ち良くさせるね」
すりすりと2本の指を使って優しく激しく刺激してくる。ビクっビクっと体が反応してどんどん体の中に何かが溜まっていく。

「んんんっ…あああああああっ…」
私が一度達するとイアンは顔を近づけてキスをして言った。

「もう良いかな?はじめるよ。ガードルート」

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