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特別SS

【特別SS】春との昼下がり

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特別SS続きますがすみません。



 水色を基調とした調度の部屋に入ると音はしない。しん、としている。
 春くんの部屋は他の夫達の部屋に比べて独特だ。バスケットボールの選手のポスターが貼ってある。多分競技として好きなんだと思う。お洒落な服も沢山色別に棚に整然と片付けられていて、それがまたお洒落に見えるんだ。こういう何気ないところにもすっごくセンスが良いんだなって言うのがうかがえる。
 彼は活動的で家のことを一手に引き受けてくれているから、あまり部屋にいることは少ないんだけど、部屋の中は整理整頓されててすごく几帳面なんだよね。
「春くん?」
 私は声をかけながら入っていく。すうすうという寝息が聞こえてくるから、きっと疲れてお昼寝で寝ちゃったのかな。

 ベッドをそっと見るとくしゃくしゃの髪が毛布からはみ出しているのが見える。
「春くん、寝ちゃったんだね」
 と、身を翻そうとして気がついた。睡眠時間の違いのせいか私があんまり夫達の寝顔を見ることはない。いつも私が先に寝ちゃって向こうが先に起きている。こういうチャンスはなかなかないのだ。
 そっと毛布を剥がして見ると可愛い顔が寝息を立てて寝ていた。こうしてまじまじ見ると春くんの顔は本当に可愛い。女の子でも敵わなかったという幼少時代がよくわかる。
 悪戯心に火がついてきた。
 寝ているけど、夫婦だし問題はない……よね?

 ちゅっとキスをする。起きない。
 シャツのボタンを一個一個外してみても。起きない。
 そう、あのズボンの下の下着に手をかけても。起きない。

 理人さんの時は本当にびっくりしたけど、今回は大丈夫そうだ。好奇心で溢れる気持ちを抑えながらそっと下着のゴムを引っ張る。
 それぞれの形とか大きさとか、そういうのは比べるべくもないんだけど、本当になんかびっくりするよね。見てしまうと。

 ちゅっと先端にキスをするとむくりと大きくなってきた。上下に擦って、どんどん、信じられないほど大きくなるのを実感してしまう。これがいつも私の中に入ってるんだよね? そうだよね?
 瘤がだんだんと大きくなっていってそろそろ射精するのかなっていうところですうすう言っていた寝息が止まっていることに気がついた。
「春……くん?」
 春くんの様子を伺うけど、やっぱり起きては来ない。
 理人さんの時があって警戒しすぎているのかな。

 口の中にまるい先端を含むとやっぱり独特の味がした。ちゅうっと吸ったり、舐めたりを繰り返して、どんどん大きくなる。瘤も大きくなって来て、カチコチに固くなってくる。
 あ、出るかなと思ったタイミングで、腕を一気に引っ張られた。

「……透子、ちょっと悪戯が過ぎるよ」
「ごめん、どうしても、好奇心が湧いちゃって」
 くしゃくしゃの髪の春くんは不機嫌そうにしながらも、ちゅっと私に深いキスをした。舌を絡めあって、水音が部屋に響く。気持ちよくて、くたっと力が抜けてしまう。

「あーあ。もう、これじゃあ、当分入れられないから、透子も気持ちよくなってもらわないとね?」
 春くんは射精寸前まで大きくなってしまった自身をじっと見てそう宣言した。

 私は反対に押し倒されると一気に服を剥ぎ取られて、全身にキスを受けた。
「あっ……ああっ……春くん……ごめんなさい……」
「んー、だめ。もっともっと気持ちよくならないと、俺大きくなったままだから挿れられないんだよね。悪戯したお仕置きだから、一時間くらい? 透子は我慢するだけ我慢しようね?」

 春くんはそう宣言してから私のもう濡れてしまっている割れ目に指を差し込んできた。
「やっ……ああっ……」
 くちゅくちゅと音をさせて抜き差しをはじめると、どんどん指が馴染んで来て水音を大きく響かせる。敏感な芽が擦れるたびに快感が走ってぞくぞくとした。

「春くん、気持ち良っ……ああっ……あああ」
 どんどん水音は大きくなって来て、腰が跳ねるたびに春くんがもう片方の大きな手で抑えて来た。どんどん快感はつよくなり何回も断続的に絶頂へと導かれ、へとへとになってしまった私を抱き上げるとベッドの淵に腰掛けて、一気に挿入して来た。私はいきなりのつよい刺激にかるくいってしまう。

「あー、気持ち良い」
 私の両足に腕を引っ掛けるとぐちゅぐちゅと挿入し始めた。一気に立ち上がって腰を使って責め立てる。大きなストロークが気持ち良くて、いつもとは違った角度で当たって、ほんとに頭が変になりそうなくらいの……快感を味合わされてしまった。

「うっ……春くん、も、無理」
 春くんがまだ言ってないのはわかっていたんだけど、
「お仕置きだからダメだよ。もっともっと気持ちよくしてあげるね」

 一気に引き抜いて、くったりしてしまった私を横たわらせると片足を肩にかけて深い挿入をして来た。
「はあっ……ああっ……もう無理……だってば……春くん……」

 深いところまで当たってすごく感じてしまう。気持ち良い。ばちゅばちゅと音をさせて春くんは激しく腰を振った。

「……あ、いく」
 そう短く呟くと身を少しだけふるりと震わせて私の方へ倒れてきた。

 はぁはぁと二人の吐息だけが部屋に響く。春くんは汗をかいてしまった前髪をかきあげながら、ゆっくり満面の笑みを浮かべた。

「ふ、もしかしてもう終わりとかって安心してないよね?」
 結局、夕食の準備をする時間になるまで、二人で篭ってしまった。

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