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第一部
想う
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別荘に帰ってメッセージアプリを確認すると、千里ちゃんからの連絡が入っていた。彼女の夫達の都合があり、できれば早めに遊びにきて欲しいことと、そして偶然でも会えて嬉しかったことなどがしたためられていた。
部屋に繋がっている大きなお風呂から出てパジャマに着替えたところで誰かが私の部屋のドアをノックした。
ドアを開けると、彼もお風呂から出たところだったのか、髪が濡れて赤い髪が少し色が濃くなっている。ちょっとぎこちない表情だ。今日、雄吾さんが言った言葉がやっぱり納得できていないのかもしれない。
「今日は俺の番。透子ちゃんは……疲れてる?」
そっと頬に触れる大きな手が温かい。私はその手を握って、ゆっくり引っ張ると、大きなソファに一緒に腰掛けた。
「色々あったから、ちょっとだけ、疲れてますけど。でも、平気です。不安にさせました?」
「……不安になってないというなら嘘になるかな。俺は……やっと手に入れた自分の奥さんをどんな危険にもさらしたくない。元の世界に帰るなんて、本当に想像もしたくない……嫌なんだ……どうしても」
子竜さんは大きな手で顔を覆うと、大きく息を吐いた。私はその前に立って両手を片方ずつ握ると、いつも見ない表情の子供っぽい顔をした子竜さんの頭を抱きしめた。湿っぽい髪が腕に張り付く。
「大丈夫ですよ。私、ずっと皆の傍に居ます。居たいんです。居させてください」
私達は、しばらくそのまま抱き合った。
「……悪い。こんなつもりじゃなかったんだけどな……」
そっと私の体を離すと子竜さんは私を一気に抱き上げた。
「ここに来たら久しぶりに透子ちゃんとラブラブの時間を過ごせると思って、楽しみにしてたんだけど、思わぬ横槍だったな……」
「ごめんなさい。私がいきなり話したりしたから……」
「いや、黙っていられる方が嫌だったから、良いんだ。出来たらなんでも話して欲しい……なんでもね?」
器用に片目を瞑ると私をベッドへとゆっくりと寝かせた。なんだか、久しぶりだから、緊張してきた。胸もドキドキする。
子竜さんはちゅっと頬にキスを落として、ちょっと様子を伺うみたいに、間近で私の目を見た。赤の中に黒い虹彩が混じる。
「緊張する?」
「……します」
「久しぶりだから?」
私は言葉に詰まるとそれを誤魔化すようにこくん、と頷いた。
「じゃあ、今日はうんと気持ちよくしよう」
そう言うと子竜さんはパジャマを脱がして下着まで外すと、ぺろっと敏感な胸の先を舐めた。
「っあ……子竜さんっ」
「いっぱい気持ちよさを感じてね。俺から絶対離れるなんて考えられないように」
ちゅちゅと音をさせながら全身に、唇を落とし、優しく舐めた。でも、もうぐずぐずになってしまっている気持ち良いところには触れてくれない。
「やっ……子竜さん、触ってぇっ……」
はしたなく、腰を揺らしてしまう。そんな私を見て余裕の笑みを浮かべながら言った。
「ダメダメ、まだだからね。もっともっと気持ち良くなってから、挿れてあげる」
はあはあと言う私の荒い息遣いと子竜さんの動く衣ずれの音だけが響く部屋。もう熱が体の真ん中に集中しすぎて、どうにかなってしまいそう。
「子竜さっ……もういいからっ……さわってっ……へんになっちゃうぅ……」
「んー。そろそろいいかな。じゃあ、さわるね」
子竜さんはくちゅっと音をさせながら指を挿入してきた。ゆるく動かしながら、私の良いところを探っていく。
「やっ……いいっ……」
ピクンと私の体が反応したところで場所を確認し終えたのか、一気に攻め立ててきた。
「やんっ……ああっ……いっちゃうっ」
体にぎゅっと力が入って絶頂が駆け抜けていく。
そこに子竜さんは一気に自身を挿入してくる。硬くて熱いものが奥に入ってきて、頭がゆだってしまう。
「まだまだ終わりじゃないよ。何も考えずに、俺に身を任せてね」
部屋に繋がっている大きなお風呂から出てパジャマに着替えたところで誰かが私の部屋のドアをノックした。
ドアを開けると、彼もお風呂から出たところだったのか、髪が濡れて赤い髪が少し色が濃くなっている。ちょっとぎこちない表情だ。今日、雄吾さんが言った言葉がやっぱり納得できていないのかもしれない。
「今日は俺の番。透子ちゃんは……疲れてる?」
そっと頬に触れる大きな手が温かい。私はその手を握って、ゆっくり引っ張ると、大きなソファに一緒に腰掛けた。
「色々あったから、ちょっとだけ、疲れてますけど。でも、平気です。不安にさせました?」
「……不安になってないというなら嘘になるかな。俺は……やっと手に入れた自分の奥さんをどんな危険にもさらしたくない。元の世界に帰るなんて、本当に想像もしたくない……嫌なんだ……どうしても」
子竜さんは大きな手で顔を覆うと、大きく息を吐いた。私はその前に立って両手を片方ずつ握ると、いつも見ない表情の子供っぽい顔をした子竜さんの頭を抱きしめた。湿っぽい髪が腕に張り付く。
「大丈夫ですよ。私、ずっと皆の傍に居ます。居たいんです。居させてください」
私達は、しばらくそのまま抱き合った。
「……悪い。こんなつもりじゃなかったんだけどな……」
そっと私の体を離すと子竜さんは私を一気に抱き上げた。
「ここに来たら久しぶりに透子ちゃんとラブラブの時間を過ごせると思って、楽しみにしてたんだけど、思わぬ横槍だったな……」
「ごめんなさい。私がいきなり話したりしたから……」
「いや、黙っていられる方が嫌だったから、良いんだ。出来たらなんでも話して欲しい……なんでもね?」
器用に片目を瞑ると私をベッドへとゆっくりと寝かせた。なんだか、久しぶりだから、緊張してきた。胸もドキドキする。
子竜さんはちゅっと頬にキスを落として、ちょっと様子を伺うみたいに、間近で私の目を見た。赤の中に黒い虹彩が混じる。
「緊張する?」
「……します」
「久しぶりだから?」
私は言葉に詰まるとそれを誤魔化すようにこくん、と頷いた。
「じゃあ、今日はうんと気持ちよくしよう」
そう言うと子竜さんはパジャマを脱がして下着まで外すと、ぺろっと敏感な胸の先を舐めた。
「っあ……子竜さんっ」
「いっぱい気持ちよさを感じてね。俺から絶対離れるなんて考えられないように」
ちゅちゅと音をさせながら全身に、唇を落とし、優しく舐めた。でも、もうぐずぐずになってしまっている気持ち良いところには触れてくれない。
「やっ……子竜さん、触ってぇっ……」
はしたなく、腰を揺らしてしまう。そんな私を見て余裕の笑みを浮かべながら言った。
「ダメダメ、まだだからね。もっともっと気持ち良くなってから、挿れてあげる」
はあはあと言う私の荒い息遣いと子竜さんの動く衣ずれの音だけが響く部屋。もう熱が体の真ん中に集中しすぎて、どうにかなってしまいそう。
「子竜さっ……もういいからっ……さわってっ……へんになっちゃうぅ……」
「んー。そろそろいいかな。じゃあ、さわるね」
子竜さんはくちゅっと音をさせながら指を挿入してきた。ゆるく動かしながら、私の良いところを探っていく。
「やっ……いいっ……」
ピクンと私の体が反応したところで場所を確認し終えたのか、一気に攻め立ててきた。
「やんっ……ああっ……いっちゃうっ」
体にぎゅっと力が入って絶頂が駆け抜けていく。
そこに子竜さんは一気に自身を挿入してくる。硬くて熱いものが奥に入ってきて、頭がゆだってしまう。
「まだまだ終わりじゃないよ。何も考えずに、俺に身を任せてね」
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