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第一部
002巣の中
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夜に輝く満月の薄明かりの中、背の高い二人が森の中を先導して、後のもう一人が私の後ろからついてくるという状態で、私たちは特に話すことも見当たらずに無言で森の中を進んでいた。
「もうすぐ、俺たちの住む巣が見えてくるよっ。頑張れ~っ!」
森を十分ほど歩いた頃、私の背後を守るように歩いていた明るくて大きな声が励ましてくれる。
「……ありがとう」
「わあ、俺こんな風に素直に女の子にお礼言われたのって……なんか、生まれてから初めてかも」
なんだか感動したように呟くから、私は振り返って彼を伺い見た。
明るい声の持ち主の表情は暗くて良く分からない。けれど、明るい栗色の鳥の巣みたいなくしゃくしゃな髪が印象的な人だ……いや、違った。彼は人狼なんだっけ。
「……春。余計なことを、話すな。俺達が彼女に話すべきことではない」
低音のバリトンボイスが、明るい彼を叱るように言った。この人は、黒くて短い髪だ。今表情はわからないけれど、前髪を立ち上げているのか形の良いすっきりした額が見える。
「ちぇっ、別に良いじゃん。どうせ、誰もそんなの守ってないよ。今くらい、良くない? どうせ、明日になったら保護されて、もう二度と俺たちとは会うことはないんだから」
春と呼ばれた彼は、別に気を悪くすることもなく、あっけらかんとした明るい声で答える。
「春。おまえはもうそれ以上、口を開くな」
最後のもう一人、満月の光を弾くような銀髪を持つ人が、どこか呆れたようにため息をつきながら言った。
「あの……私、大丈夫です。この世界? のこと、知りたいです」
準備もなくいきなり山道を歩いて息が上がっている私が、三人にそう言えば、そうだそうだと加勢するように春さんは言った。
「ほら! 聞いた? そりゃ、そうだよ、いきなり別の世界で来たと思ったら、変な三匹の人狼に見つけられて、どこかに連れて行かれようとしてるんだよ? 絶対不安になるよ。それなのに、黙々と全員無言でこんな暗い森の中歩いてさー、なんか話してあげたら良いじゃん」
前を行く二人は。示し合わせたように同時にため息をついた。振り向いていた分遅れていた私は、前を向き彼らに遅れていた分を取り戻すように真面目に歩いた。
「変な三匹呼ばわりは、止せ」
「言っておくが、俺たちは人間を見つけた時のマニュアル通りに真面目にやっているだけだからな。余計なことは言わずに、粛々と群れの里の関係施設へと連れ帰る。お前だって、小学校の時にちゃんと習っただろ?」
「……理人も雄吾も……何も、思わないのかよ。こんなに可愛い女の子なら、別に群れになんて」
「春!」
「……分かったよ」
銀髪の人に鋭い声で叱られて、春さんはしぶしぶというように黙った。
「行くぞ」
それからは、もう誰も何も言わずに、暗い森の中を歩いた。ただ歩いているだけとはいえ、慣れていない山道に息が上がる。はあはあと大きな息をつき吸い込むたびに、湿った森の中の独特の匂いが鼻をついた。
「とりあえず、今夜は僕たちの巣で夜を明かす。そして明朝、貴女を群れの里にまで連れて行く……それで、良いかな? 夜を通して里にまで向かっても良いが、もう夜も遅い。睡眠を取ってから向かった方が良いと思う」
銀髪の人が、前を見ながら真面目な口調で言った。もう現在かなりの距離を歩いて疲れ果ててしまっている私は、その言葉にやっとのことで肯定の返事をして、彼らの後に付いていくので精一杯だ。
「ほら、見えて来たよ、俺達の巣だ」
春さんが、背後から明るい声を出した。
やがて視界に入ってきたのは、電気が付いている少し古めな大きな日本家屋だ。
私はなんだかそれを見てほっと安心して、大きく息をついた。でも、ここは本当に日本じゃないの? 異世界でこれほどにまで文化が似通っているなんて……ありえるのかな。
「俺は風呂を沸かしてくる」
一番低い声をしている黒髪の彼が、私たちからサッと離れた。
やがて、玄関にたどり着き、私は大きな安心感が胸いっぱいになって、無意識のままに胸の前で両手を握った。そして、ようやく入ることの出来た家の中で、いきなりの明るい灯りが眩しくて、目を擦った。
「大丈夫か? それでは……貴女の名前を、聞いても良いですか? 今夜の一晩だけですが、よろしく。僕は理人です」
銀髪の彼は、私に右手を差し出しながら感じ良く名乗った。
私は何気なく、見上げてまうくらいの背丈を持つ彼を見た。ぽかんと大きく口を開けて思わず目を見開いてしまう。彫像のような、整った美しい顔だ。
左右対称の柳眉に、美しく透き通るような灰色の目、薄い桜色の唇。こんなに美しい人になんて、今まで絶対に会ったことなどないと思ってしまうほどの美形。
いきなりの人生初体験に呆然としてしまった私は、彼に手を差し出されたことなど、忘れ大きく口を開けたまま、ただ彼を見上げていた。
「え? 理人、なんかしたの?」
後ろから春さんの、明るい声がした。
振り返ったら、鳥の巣みたいなふわふわの栗色の髪をした大きな口が特徴的なすごく可愛い男の子が彼よりだいぶ背の低い私のことを見下ろしていた。まじまじと観察するような眼差しに、なんだか恥ずかしくなって大きな栗色の目から視線を逸らした。
「……何か、僕がおかしいことをしてしまったのかもしれない」
私の反応に戸惑った理人さんは、戸惑った様子で言った。全然、してない。
彼はきちんと挨拶してくれたのに、それに対してきちんと挨拶を返していない私の方が絶対におかしいよね。
わかっている。わかっているんだけど。いきなり目の前に現れた美男たちの対応に頭がまわらない。
「おい、風呂今入れているから、用意出来たら……なんだ?」
ガラっと引き戸を開ける音がして、さっき私たちから離れて行った黒髪の彼が私たちの様子がおかしいと判断してか訝しげに入って来た。
黒髪の彼は、がっちりとした体躯に短い髪、鋭い目が印象的だ。この人も二人の例に違わず整って精悍な顔付きをしている。少し怖いとも思えるワルっぽい印象だけど、そこがまたなんとも魅力的に見えた。
「雄吾。彼女、固まっちゃったんだ。俺たち、何かおかしいことしたかな?」
「……この短い間に何があったんだ?」
「僕が、挨拶と自己紹介しただけだ。他には特には何も」
三人は揃って戸惑ったように、さっきまで驚きに頭の回らなかった私を見つめている。全員の視線が集まるのを感じて顔がカッと熱くなった。
この状況で何も言えずに、黙っている場合じゃない。
「あの、ごめんなさい。ちょっとびっくりしちゃって。私は透子。梶原透子です……一晩だけ、お世話になります」
そう口早に言って、私はぺこりと頭を下げた。
「もうすぐ、俺たちの住む巣が見えてくるよっ。頑張れ~っ!」
森を十分ほど歩いた頃、私の背後を守るように歩いていた明るくて大きな声が励ましてくれる。
「……ありがとう」
「わあ、俺こんな風に素直に女の子にお礼言われたのって……なんか、生まれてから初めてかも」
なんだか感動したように呟くから、私は振り返って彼を伺い見た。
明るい声の持ち主の表情は暗くて良く分からない。けれど、明るい栗色の鳥の巣みたいなくしゃくしゃな髪が印象的な人だ……いや、違った。彼は人狼なんだっけ。
「……春。余計なことを、話すな。俺達が彼女に話すべきことではない」
低音のバリトンボイスが、明るい彼を叱るように言った。この人は、黒くて短い髪だ。今表情はわからないけれど、前髪を立ち上げているのか形の良いすっきりした額が見える。
「ちぇっ、別に良いじゃん。どうせ、誰もそんなの守ってないよ。今くらい、良くない? どうせ、明日になったら保護されて、もう二度と俺たちとは会うことはないんだから」
春と呼ばれた彼は、別に気を悪くすることもなく、あっけらかんとした明るい声で答える。
「春。おまえはもうそれ以上、口を開くな」
最後のもう一人、満月の光を弾くような銀髪を持つ人が、どこか呆れたようにため息をつきながら言った。
「あの……私、大丈夫です。この世界? のこと、知りたいです」
準備もなくいきなり山道を歩いて息が上がっている私が、三人にそう言えば、そうだそうだと加勢するように春さんは言った。
「ほら! 聞いた? そりゃ、そうだよ、いきなり別の世界で来たと思ったら、変な三匹の人狼に見つけられて、どこかに連れて行かれようとしてるんだよ? 絶対不安になるよ。それなのに、黙々と全員無言でこんな暗い森の中歩いてさー、なんか話してあげたら良いじゃん」
前を行く二人は。示し合わせたように同時にため息をついた。振り向いていた分遅れていた私は、前を向き彼らに遅れていた分を取り戻すように真面目に歩いた。
「変な三匹呼ばわりは、止せ」
「言っておくが、俺たちは人間を見つけた時のマニュアル通りに真面目にやっているだけだからな。余計なことは言わずに、粛々と群れの里の関係施設へと連れ帰る。お前だって、小学校の時にちゃんと習っただろ?」
「……理人も雄吾も……何も、思わないのかよ。こんなに可愛い女の子なら、別に群れになんて」
「春!」
「……分かったよ」
銀髪の人に鋭い声で叱られて、春さんはしぶしぶというように黙った。
「行くぞ」
それからは、もう誰も何も言わずに、暗い森の中を歩いた。ただ歩いているだけとはいえ、慣れていない山道に息が上がる。はあはあと大きな息をつき吸い込むたびに、湿った森の中の独特の匂いが鼻をついた。
「とりあえず、今夜は僕たちの巣で夜を明かす。そして明朝、貴女を群れの里にまで連れて行く……それで、良いかな? 夜を通して里にまで向かっても良いが、もう夜も遅い。睡眠を取ってから向かった方が良いと思う」
銀髪の人が、前を見ながら真面目な口調で言った。もう現在かなりの距離を歩いて疲れ果ててしまっている私は、その言葉にやっとのことで肯定の返事をして、彼らの後に付いていくので精一杯だ。
「ほら、見えて来たよ、俺達の巣だ」
春さんが、背後から明るい声を出した。
やがて視界に入ってきたのは、電気が付いている少し古めな大きな日本家屋だ。
私はなんだかそれを見てほっと安心して、大きく息をついた。でも、ここは本当に日本じゃないの? 異世界でこれほどにまで文化が似通っているなんて……ありえるのかな。
「俺は風呂を沸かしてくる」
一番低い声をしている黒髪の彼が、私たちからサッと離れた。
やがて、玄関にたどり着き、私は大きな安心感が胸いっぱいになって、無意識のままに胸の前で両手を握った。そして、ようやく入ることの出来た家の中で、いきなりの明るい灯りが眩しくて、目を擦った。
「大丈夫か? それでは……貴女の名前を、聞いても良いですか? 今夜の一晩だけですが、よろしく。僕は理人です」
銀髪の彼は、私に右手を差し出しながら感じ良く名乗った。
私は何気なく、見上げてまうくらいの背丈を持つ彼を見た。ぽかんと大きく口を開けて思わず目を見開いてしまう。彫像のような、整った美しい顔だ。
左右対称の柳眉に、美しく透き通るような灰色の目、薄い桜色の唇。こんなに美しい人になんて、今まで絶対に会ったことなどないと思ってしまうほどの美形。
いきなりの人生初体験に呆然としてしまった私は、彼に手を差し出されたことなど、忘れ大きく口を開けたまま、ただ彼を見上げていた。
「え? 理人、なんかしたの?」
後ろから春さんの、明るい声がした。
振り返ったら、鳥の巣みたいなふわふわの栗色の髪をした大きな口が特徴的なすごく可愛い男の子が彼よりだいぶ背の低い私のことを見下ろしていた。まじまじと観察するような眼差しに、なんだか恥ずかしくなって大きな栗色の目から視線を逸らした。
「……何か、僕がおかしいことをしてしまったのかもしれない」
私の反応に戸惑った理人さんは、戸惑った様子で言った。全然、してない。
彼はきちんと挨拶してくれたのに、それに対してきちんと挨拶を返していない私の方が絶対におかしいよね。
わかっている。わかっているんだけど。いきなり目の前に現れた美男たちの対応に頭がまわらない。
「おい、風呂今入れているから、用意出来たら……なんだ?」
ガラっと引き戸を開ける音がして、さっき私たちから離れて行った黒髪の彼が私たちの様子がおかしいと判断してか訝しげに入って来た。
黒髪の彼は、がっちりとした体躯に短い髪、鋭い目が印象的だ。この人も二人の例に違わず整って精悍な顔付きをしている。少し怖いとも思えるワルっぽい印象だけど、そこがまたなんとも魅力的に見えた。
「雄吾。彼女、固まっちゃったんだ。俺たち、何かおかしいことしたかな?」
「……この短い間に何があったんだ?」
「僕が、挨拶と自己紹介しただけだ。他には特には何も」
三人は揃って戸惑ったように、さっきまで驚きに頭の回らなかった私を見つめている。全員の視線が集まるのを感じて顔がカッと熱くなった。
この状況で何も言えずに、黙っている場合じゃない。
「あの、ごめんなさい。ちょっとびっくりしちゃって。私は透子。梶原透子です……一晩だけ、お世話になります」
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