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はじめての夜
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マティアスは私の胸の先を吸い付いたり、いじったりして、ぜんぜん他に触れてくれない。
下はじんじんと熱を持って濡れているのを感じる。
「ああっ……マティアス……もう……」
「ごめん、夢中になっていた。君の胸があんまり可愛いから」
苦笑すると、私の股間の谷間に指を添わせた。ぬるりとした感触がして、くちゅくちゅとはしたない水音がする。
「こっちをずっと待たせてたみたいだね」
「んっ……んんっ」
そっと指をさしこむと小さな声で呻いた。
「狭いな……かなり広げないと難しいかもしれない」
「……私、マティアスと出来ないの?」
不安になって聞くと、にこにこと笑いながら、キスをしてくれた。
「まさか、出来るよ。死ぬまで僕の傍に居てくれるんだろう?」
「うん、居る。ずっと。ずっと居たいの」
マティアスはすうっと息を吸い込むと、はあっと大きく息を吐いた。
「君はズルいよ。僕はこんなにも君のことが好きなのに、もっと夢中にさせるんだ、まるで夢みたいで怖い。これがもし夢だったら、いますぐに死にたいくらいだよ」
くちゅっと谷間をいじるとその上にある芽に塗り込むようにくちゅくちゅと手を動かした。
「あっ……ああっ……気持ち良い、マティアス……」
どんどんと高まる快感を上手く逃がすことが出来なくて私は首を振った。
「いって、もっともっと気持ちよくしてあげる」
「ああっ……っ……やああ……」
一気に体が熱くなってぐっと力が入る。背中を持ち上げて弧を描く。
はあはあっと息をする私に満足そうにキスをして、マティアスは谷間に口を寄せた。大きな舌が這いまわる感覚がする。またどんどんと高まっていく熱を逃がすように体をくねらせるけど、がっしりと足を開かれていて、逃げれない。シーツをぎゅっと握り締めた。
「あああっ……」
「上手くいけたね。これを何回もするよ」
「えっ……」
私は絶句した。強い快感が体を駆け巡り、何も考えられなくなっていく。これが何回も?
「やっ……マティアス、待って」
「待たない。もう僕の我慢も限界だし、君のここもして欲しいって言ってるよ?」
くちゅくちゅとまた音がして突き抜けるような快感に押し上げられた。
「あっ……気持ち良い……」
言葉通りマティアスは私を快感の渦に閉じ込めた。何度も何度も絶頂を味わって、もう体はくたくただし、快感からくる痺れも相まって、指も自分の思い通りになんて動かなかった。
「このくらいかな……すごいよ。こんなに濡れてる……僕の指も美味しそうに食べてる」
谷間をマティアスの指が行き来する感覚がしてどんどん体の痺れが強くなる。
「……マティアス……私、もうっ……」
マティアスは指の動きを止めて、私にそっとキスをすると、私の秘所に彼自身をあてがった。大きななめらかなものがぬるっと滑る。
「メロディ、愛してるよ」
そういうとぐっと先を進めてきた。めりめりと奥へと引っ張られるような感覚がする。
「ああっ……」
「痛い?」
私がそう聞くと一度止まって、もう一度キスをした。
「ううん、大丈夫。……マティアス、して?」
美しい壮絶な色気を放つ顔で頷いて、マティアスがぐっと押し開いて来た。
「……君の中はすごく気持ち良いよ……ずっと……このまま居たいくらいだ」
ぎゅっと両手でそのまま私を抱きしめた。ぐっと奥まで入り込んでお腹の中がみっちり満たされているような気がする。
「んっ、はあっ……マティアスっ……好き」
「……僕も好きだ……」
ぐちゅっと音をさせると、ゆったりと動き出した。
「ん? ……マティアス?」
「ふふ、あれで終わりだと思っていたの? これからだよ。メロディ」
何度も何度も数えきれない程突かれて声が枯れるまで喘いで、私ははじめてなのに快感ばかり感じて、好きな人とこういうことが出来ることに、ずっと幸せを感じていた。
「メロディ、いくよ」
マティアスがそれまでが嘘みたいに動きが早くなって、お腹の中に何か熱いものを感じる。
「はあっ……はあっ……」
「マティアス。大丈夫?」
私はそっと背中に触れるとビクッとマティアスは大げさなくらい反応した。
「君から触られるのは嬉しいんだけど、出した後は、すこし放っておいて」
ぺろっと私の頬を食べるようにキスをして、恥ずかしそうに笑う。
その幸せそうな笑顔を見て私は思いついた。
なんで忘れていたんだろう。あの魔法使いに、願えば良い。
メイヴィス様とラウル殿下の恋を救うことが出来たら、私の為に命を捨てる決意をしたマティアスを救うことが出来るかもしれない。
はじめての幸せの余韻の中、愛おしいこの人を救うために、私が出来ることを考えていた。
下はじんじんと熱を持って濡れているのを感じる。
「ああっ……マティアス……もう……」
「ごめん、夢中になっていた。君の胸があんまり可愛いから」
苦笑すると、私の股間の谷間に指を添わせた。ぬるりとした感触がして、くちゅくちゅとはしたない水音がする。
「こっちをずっと待たせてたみたいだね」
「んっ……んんっ」
そっと指をさしこむと小さな声で呻いた。
「狭いな……かなり広げないと難しいかもしれない」
「……私、マティアスと出来ないの?」
不安になって聞くと、にこにこと笑いながら、キスをしてくれた。
「まさか、出来るよ。死ぬまで僕の傍に居てくれるんだろう?」
「うん、居る。ずっと。ずっと居たいの」
マティアスはすうっと息を吸い込むと、はあっと大きく息を吐いた。
「君はズルいよ。僕はこんなにも君のことが好きなのに、もっと夢中にさせるんだ、まるで夢みたいで怖い。これがもし夢だったら、いますぐに死にたいくらいだよ」
くちゅっと谷間をいじるとその上にある芽に塗り込むようにくちゅくちゅと手を動かした。
「あっ……ああっ……気持ち良い、マティアス……」
どんどんと高まる快感を上手く逃がすことが出来なくて私は首を振った。
「いって、もっともっと気持ちよくしてあげる」
「ああっ……っ……やああ……」
一気に体が熱くなってぐっと力が入る。背中を持ち上げて弧を描く。
はあはあっと息をする私に満足そうにキスをして、マティアスは谷間に口を寄せた。大きな舌が這いまわる感覚がする。またどんどんと高まっていく熱を逃がすように体をくねらせるけど、がっしりと足を開かれていて、逃げれない。シーツをぎゅっと握り締めた。
「あああっ……」
「上手くいけたね。これを何回もするよ」
「えっ……」
私は絶句した。強い快感が体を駆け巡り、何も考えられなくなっていく。これが何回も?
「やっ……マティアス、待って」
「待たない。もう僕の我慢も限界だし、君のここもして欲しいって言ってるよ?」
くちゅくちゅとまた音がして突き抜けるような快感に押し上げられた。
「あっ……気持ち良い……」
言葉通りマティアスは私を快感の渦に閉じ込めた。何度も何度も絶頂を味わって、もう体はくたくただし、快感からくる痺れも相まって、指も自分の思い通りになんて動かなかった。
「このくらいかな……すごいよ。こんなに濡れてる……僕の指も美味しそうに食べてる」
谷間をマティアスの指が行き来する感覚がしてどんどん体の痺れが強くなる。
「……マティアス……私、もうっ……」
マティアスは指の動きを止めて、私にそっとキスをすると、私の秘所に彼自身をあてがった。大きななめらかなものがぬるっと滑る。
「メロディ、愛してるよ」
そういうとぐっと先を進めてきた。めりめりと奥へと引っ張られるような感覚がする。
「ああっ……」
「痛い?」
私がそう聞くと一度止まって、もう一度キスをした。
「ううん、大丈夫。……マティアス、して?」
美しい壮絶な色気を放つ顔で頷いて、マティアスがぐっと押し開いて来た。
「……君の中はすごく気持ち良いよ……ずっと……このまま居たいくらいだ」
ぎゅっと両手でそのまま私を抱きしめた。ぐっと奥まで入り込んでお腹の中がみっちり満たされているような気がする。
「んっ、はあっ……マティアスっ……好き」
「……僕も好きだ……」
ぐちゅっと音をさせると、ゆったりと動き出した。
「ん? ……マティアス?」
「ふふ、あれで終わりだと思っていたの? これからだよ。メロディ」
何度も何度も数えきれない程突かれて声が枯れるまで喘いで、私ははじめてなのに快感ばかり感じて、好きな人とこういうことが出来ることに、ずっと幸せを感じていた。
「メロディ、いくよ」
マティアスがそれまでが嘘みたいに動きが早くなって、お腹の中に何か熱いものを感じる。
「はあっ……はあっ……」
「マティアス。大丈夫?」
私はそっと背中に触れるとビクッとマティアスは大げさなくらい反応した。
「君から触られるのは嬉しいんだけど、出した後は、すこし放っておいて」
ぺろっと私の頬を食べるようにキスをして、恥ずかしそうに笑う。
その幸せそうな笑顔を見て私は思いついた。
なんで忘れていたんだろう。あの魔法使いに、願えば良い。
メイヴィス様とラウル殿下の恋を救うことが出来たら、私の為に命を捨てる決意をしたマティアスを救うことが出来るかもしれない。
はじめての幸せの余韻の中、愛おしいこの人を救うために、私が出来ることを考えていた。
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