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77 羞恥心★
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丸くて固い先端はぬるぬると滑っていくばかり、なかなか私の体内へと入ってくれない。
芹沢くんの大きくなったものを片手で持って、私はどうにかしてそれを挿れようと試みた。結構な時間を四苦八苦していても、入らないものは入らない。
「水無瀬さん……もしかして、焦らしてる?」
さっきまで、恥ずかしそうに顔を覆っていたはずの芹沢くんは、敏腕刑事が疑わしい容疑者を尋問するかのようにして低い声で聞いた。
「そっ……そんな訳ないよ! 入らないの。芹沢くんのが、おっきすぎるだけだよ! 私、絶対悪くないもん」
「……うん。ごめん。そういうこと言われると、もっと大きくなると思う。完全に逆効果かも。ねえ。もしかしたら十分に、濡れてないせいもあるかも。なんか、事を急ぎ過ぎて俺の準備が足りてなかった。そのまま、俺の顔の前まで来て」
「……え? 顔の前まで?」
私は芹沢くんは、こんな時に一体何を言い出したのかと思った。けど、早く早くと手招きをしてるし、身体を倒せば良いのかなと思ってそうしたら、それじゃないと、肩に手を当て膝立ちに戻された。
「うん。舐めるから。このまま」
「舐める……? 舐める? 何を?」
「言わせたいの?」
そう言った芹沢くんは目に見えて、楽しそうになった。
「まっ……まさか……!」
私は彼の言わんとしていることを察して、ごくりと喉を鳴らした。そして、呆気に取られていた隙に強引に両手を引っ張られて、とても恥ずかしいところが彼のすぐ目の前に。
「いつもやってることのに、なんでそんなに恥ずかしいの?」
「いつもとか、慣れとか……羞恥心って、そういう風に納得出来るものじゃないと思うの! っ……やっ……やだっ」
指を絡めて両手を握り、膝立ちになったままの私の足の付け根を、芹沢くんは舐め始めた。
ただそれだけで、ものの数秒でもう圧倒的な快感の大波が頭の中全部に押し寄せて、私の両脚はがくがくして倒れそうになった。
とても一人では立っていられない状態だけど、芹沢くんは両手だけで私の身体を支えているので、身体を倒すことも出来ない。
「あっ……ああっ……ふわあっ……も、むりぃ!」
濡れているところを舐めているはずの芹沢くんと目を合わせて、涙目でこれは無理って言っても聞いてくれない。
こちらの希望とは逆に舌の動きは、激しさを増した。無理っていったのに! 言ってるのに!
あまりの気持ち良さに誤作動している私の腰が意志とは関係なく勝手に動き、彼の柔らかな舌へと縦の動きで擦りつけた。軟体動物みたいに敏感な花芽を責め立てていた舌は、やがて蜜口へと活躍の場を移動させた。
ぬるりと中へと滑り込んできたそれは、入口部分を刺激して、高まっていた快感を押し上げて一気に達してしまった私は、それでも勝手に動いてしまう快感に貪欲過ぎる自分の腰の動きに驚いた。
「……はい。準備完了。もうこれで、上から挿れてもいけるんじゃない?」
「も……だめ。ふらふらになっちゃって……身体が思い通りにならない。無理。ひどい。芹沢くん。こんなの。ひどい」
「自分から乗りたいって言ったり、入らないって言ったり。出来ないって泣いたり。水無瀬さんは、わがままだなぁ……俺はそういうところも、わがまま言われるのも可愛くて好きなんだけどね」
芹沢くんは上半身を起こすと、私の身体を抱きかかえると、敏感になっていたあの場所に熱くて大きなものを一気に奥まで差し入れた。
「あっ……だめっ……芹沢くんっ……」
「水無瀬さんは、これがしたかったんでしょ? 自分で動かないの?」
「動けないのっ……ひどい。いじわる……けど、そういうところも、好き。せりざわくんっ」
抱き合ってお互いの顔を間近にして、私たちは見つめ合う。私好みに寸分の狂いなく整った、完璧な顔がにっこりと微笑んだ。
「うん。俺も好き」
そして、芹沢くんは私の腰を持って、荒っぽく動き始めた。お互いに繋がり合った部分から大きな水音が鳴って、私はもう何も考えられなくなってしまう。
やがて、身体の奥で何かが弾けて、ぼんやりと見えた視界の中で芹沢くんが微笑んだ気がした。
芹沢くんの大きくなったものを片手で持って、私はどうにかしてそれを挿れようと試みた。結構な時間を四苦八苦していても、入らないものは入らない。
「水無瀬さん……もしかして、焦らしてる?」
さっきまで、恥ずかしそうに顔を覆っていたはずの芹沢くんは、敏腕刑事が疑わしい容疑者を尋問するかのようにして低い声で聞いた。
「そっ……そんな訳ないよ! 入らないの。芹沢くんのが、おっきすぎるだけだよ! 私、絶対悪くないもん」
「……うん。ごめん。そういうこと言われると、もっと大きくなると思う。完全に逆効果かも。ねえ。もしかしたら十分に、濡れてないせいもあるかも。なんか、事を急ぎ過ぎて俺の準備が足りてなかった。そのまま、俺の顔の前まで来て」
「……え? 顔の前まで?」
私は芹沢くんは、こんな時に一体何を言い出したのかと思った。けど、早く早くと手招きをしてるし、身体を倒せば良いのかなと思ってそうしたら、それじゃないと、肩に手を当て膝立ちに戻された。
「うん。舐めるから。このまま」
「舐める……? 舐める? 何を?」
「言わせたいの?」
そう言った芹沢くんは目に見えて、楽しそうになった。
「まっ……まさか……!」
私は彼の言わんとしていることを察して、ごくりと喉を鳴らした。そして、呆気に取られていた隙に強引に両手を引っ張られて、とても恥ずかしいところが彼のすぐ目の前に。
「いつもやってることのに、なんでそんなに恥ずかしいの?」
「いつもとか、慣れとか……羞恥心って、そういう風に納得出来るものじゃないと思うの! っ……やっ……やだっ」
指を絡めて両手を握り、膝立ちになったままの私の足の付け根を、芹沢くんは舐め始めた。
ただそれだけで、ものの数秒でもう圧倒的な快感の大波が頭の中全部に押し寄せて、私の両脚はがくがくして倒れそうになった。
とても一人では立っていられない状態だけど、芹沢くんは両手だけで私の身体を支えているので、身体を倒すことも出来ない。
「あっ……ああっ……ふわあっ……も、むりぃ!」
濡れているところを舐めているはずの芹沢くんと目を合わせて、涙目でこれは無理って言っても聞いてくれない。
こちらの希望とは逆に舌の動きは、激しさを増した。無理っていったのに! 言ってるのに!
あまりの気持ち良さに誤作動している私の腰が意志とは関係なく勝手に動き、彼の柔らかな舌へと縦の動きで擦りつけた。軟体動物みたいに敏感な花芽を責め立てていた舌は、やがて蜜口へと活躍の場を移動させた。
ぬるりと中へと滑り込んできたそれは、入口部分を刺激して、高まっていた快感を押し上げて一気に達してしまった私は、それでも勝手に動いてしまう快感に貪欲過ぎる自分の腰の動きに驚いた。
「……はい。準備完了。もうこれで、上から挿れてもいけるんじゃない?」
「も……だめ。ふらふらになっちゃって……身体が思い通りにならない。無理。ひどい。芹沢くん。こんなの。ひどい」
「自分から乗りたいって言ったり、入らないって言ったり。出来ないって泣いたり。水無瀬さんは、わがままだなぁ……俺はそういうところも、わがまま言われるのも可愛くて好きなんだけどね」
芹沢くんは上半身を起こすと、私の身体を抱きかかえると、敏感になっていたあの場所に熱くて大きなものを一気に奥まで差し入れた。
「あっ……だめっ……芹沢くんっ……」
「水無瀬さんは、これがしたかったんでしょ? 自分で動かないの?」
「動けないのっ……ひどい。いじわる……けど、そういうところも、好き。せりざわくんっ」
抱き合ってお互いの顔を間近にして、私たちは見つめ合う。私好みに寸分の狂いなく整った、完璧な顔がにっこりと微笑んだ。
「うん。俺も好き」
そして、芹沢くんは私の腰を持って、荒っぽく動き始めた。お互いに繋がり合った部分から大きな水音が鳴って、私はもう何も考えられなくなってしまう。
やがて、身体の奥で何かが弾けて、ぼんやりと見えた視界の中で芹沢くんが微笑んだ気がした。
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