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本編
(48)ここで会ったが百年目だあ!!ゴラァッ
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「タータ、簀巻きにされた理由は分かったよ。けど浮島にいるジャコウ猫族にお世話をしてもらってる件はどういう事か説明してもらおうかな?」
泣いてた幼女がピタッと泣きやんだ。
「そっそれはのう。だって、ジャコウ猫族のみんなが、ここにいるお礼じゃと うちをお世話してくれてるだけじゃよ~それに浮島の管理者は大変じゃし、仕方なかろう。のうのう?」
慌てて賢者様に説明はじめたが賢者様はまだスンと表情のままで私達に向かって
「はあ、今更だけど、この幼女が浮島の管理者であるタータだ。あと私の弟の妻になった図々しいものだ」
おざなりに紹介しはじめた。
「ケンケン、ひど!ひどすよ!」
「黙れ、堕落者め」
この幼女が人妻だと!?えっ?
私達がタータ様と賢者様たちのやり取りを呆然と見ているとーー
突然、目の前の空間が割れたのだ。
パキパキッと音をたてながら……徐々に割れ目が大きくなり、巨大な黒い穴となったそこから、ズルリと何かが出てきた!!
ひっ今度はっ何なの!?怖っ
そして、出てきた物は
キラキラ輝く毛の生き物と人間?
「えっ!?あっアルパカ~!!ここで会ったが百年目、その毛を全部毟るし、お肉は肉料理にしたる!!」
そう、私を勝手に巫女にした世界の管理者にブチかまそうとした瞬間。
「ちょっと待って~それ僕が捕まえたんだぁっ横取りはしないで欲しいかな?そのまま、売ろうかと思ったけど、そのアイデアもいいね!君、最高だねっ」
「へっあっ、そうだったんですか?ごめんなさい。あなたの獲物を横取りするつもり、じゃなかったんです。この生き物とちょっとした因縁があったので」
「あっそうなんだ!ちゃんと謝れるし、えらい子だね、うん」
そう、私に言った男性を見て私は、急に心臓の鼓動がドンドンドンドンと速くなっていき、体中がカァーっと熱くなっていくのが、わかった。
「あ、あの!おっお名前を教えてください!!」
目の前の人物を逃してはいけないと、私の心がいうのだ。その人は、キョトンした顔で、すぐには苦笑しながら答えてくれた。
「ルーンだよ~よろしくね。あっもしかして、君、リイアちゃん?」
「ルーンさんですね!教えてくれてありがとうございます。えっ私のこと、知ってるんですか?」
「フフフッ知ってるよ。僕ら親戚だよ?小さい頃、あった事あるよ」
そうだったんだ!こんな素敵な人に会っていたのに覚えてないなんて、一生の不覚だわ。
私が少し落ち込んでいると、ルーンさんを見て大人達が騒ぎ始めた。
「……ルーン君、信じられない。まさか、異空間にいる管理者を捕まえてくるなんて、さすが、歴代最凶の勇者だよ」
賢者さんが呆れたように言葉を言ったあとに、ルリおねーちゃん、コハクお兄さん達も
「さすが!ルーンさん、東のカラス様!!キラキラした物は逃さないね!強奪の勇者さまは!」
えっビックリした!!
さっきタータ様が言ってた人!?
えっそして、勇者様!?あ~っそう言われたら、そうかも、だって、ルーンさんの周りキラキラしてるもの!
妹「ねえ、ねえ、姉さま、おかお赤いね?大丈夫かな?」
父「ん?まさか……!?」
母「あらあら、まあ、リイアったら、うふふ」
そんな私を、家族みんなが見ていたと気づかないまま、ルーンさんを見つめていたのだった。
泣いてた幼女がピタッと泣きやんだ。
「そっそれはのう。だって、ジャコウ猫族のみんなが、ここにいるお礼じゃと うちをお世話してくれてるだけじゃよ~それに浮島の管理者は大変じゃし、仕方なかろう。のうのう?」
慌てて賢者様に説明はじめたが賢者様はまだスンと表情のままで私達に向かって
「はあ、今更だけど、この幼女が浮島の管理者であるタータだ。あと私の弟の妻になった図々しいものだ」
おざなりに紹介しはじめた。
「ケンケン、ひど!ひどすよ!」
「黙れ、堕落者め」
この幼女が人妻だと!?えっ?
私達がタータ様と賢者様たちのやり取りを呆然と見ているとーー
突然、目の前の空間が割れたのだ。
パキパキッと音をたてながら……徐々に割れ目が大きくなり、巨大な黒い穴となったそこから、ズルリと何かが出てきた!!
ひっ今度はっ何なの!?怖っ
そして、出てきた物は
キラキラ輝く毛の生き物と人間?
「えっ!?あっアルパカ~!!ここで会ったが百年目、その毛を全部毟るし、お肉は肉料理にしたる!!」
そう、私を勝手に巫女にした世界の管理者にブチかまそうとした瞬間。
「ちょっと待って~それ僕が捕まえたんだぁっ横取りはしないで欲しいかな?そのまま、売ろうかと思ったけど、そのアイデアもいいね!君、最高だねっ」
「へっあっ、そうだったんですか?ごめんなさい。あなたの獲物を横取りするつもり、じゃなかったんです。この生き物とちょっとした因縁があったので」
「あっそうなんだ!ちゃんと謝れるし、えらい子だね、うん」
そう、私に言った男性を見て私は、急に心臓の鼓動がドンドンドンドンと速くなっていき、体中がカァーっと熱くなっていくのが、わかった。
「あ、あの!おっお名前を教えてください!!」
目の前の人物を逃してはいけないと、私の心がいうのだ。その人は、キョトンした顔で、すぐには苦笑しながら答えてくれた。
「ルーンだよ~よろしくね。あっもしかして、君、リイアちゃん?」
「ルーンさんですね!教えてくれてありがとうございます。えっ私のこと、知ってるんですか?」
「フフフッ知ってるよ。僕ら親戚だよ?小さい頃、あった事あるよ」
そうだったんだ!こんな素敵な人に会っていたのに覚えてないなんて、一生の不覚だわ。
私が少し落ち込んでいると、ルーンさんを見て大人達が騒ぎ始めた。
「……ルーン君、信じられない。まさか、異空間にいる管理者を捕まえてくるなんて、さすが、歴代最凶の勇者だよ」
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「さすが!ルーンさん、東のカラス様!!キラキラした物は逃さないね!強奪の勇者さまは!」
えっビックリした!!
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えっそして、勇者様!?あ~っそう言われたら、そうかも、だって、ルーンさんの周りキラキラしてるもの!
妹「ねえ、ねえ、姉さま、おかお赤いね?大丈夫かな?」
父「ん?まさか……!?」
母「あらあら、まあ、リイアったら、うふふ」
そんな私を、家族みんなが見ていたと気づかないまま、ルーンさんを見つめていたのだった。
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