28 / 50
本編
(28)天然幼児のマネをして謎解きと美味しいおやつ♪
しおりを挟む
もう、ここはいい加減、突っ込んで聞こう……。
何も知らない天然幼児の真似をして
「なんで?ルノーおじいさまも、おばあさまも、お兄さんお姉さんみたいなの?」
と聞いてみた。
ルノーお祖父様とお祖母様はその言葉を聞いて
キョトンとしていたが神官長のジュールが
「そっか、巫女様はルノー達の姿が神殿の外にいる普通のじいさん、ばあさんとは違って若いから吃驚しているんだっ!」
ルノーお祖父様はそれを聞いて
「ああ、私達の容姿のことか、それは、アムカ大神殿にいる精霊様のおかげなのだよ。リイア」
そう答えてくれた。精霊様のおかげで、若々しいままなの!?
もう、ちょっと突っ込んで聞こうとしたら
「詳しいお話はお茶でも飲みながらにしませんか?今日はローガン達が神殿に来ると聞いたので美味しいお菓子も用意したのよ」
◇
「リイアとレーア、私の名前はリイナ・ラサ・アラキアルです。
そして、月の宮の神官長であるルノーの妻でローガンの母です。よろしくね」
なんですと、ルノーお祖父様も神官長なの!?マジか
ん。
そういや、ゲームでスペアとなったレーアが神殿に行ったけど、神官長には会えなかったんだよなー
会おうとしたら、ツンツンクールな男の眼鏡神官に
『神の巫女として引き継いだのに、神の力を使えない貴女は神官様達に会う資格はない、お引き取り願おう』
って言われた事を思い出した。その時、神官長様達って言ってたわー
うん。思い出したら腹立つな、あのキャラ、もし将来会った時にゲームと同じツンツンした態度だったら、かけている眼鏡をぐるぐるダサ眼鏡にしよう。よし、そのほうが面白いわ。絶対。
はははっと私が下らない事を考えていたら、
お祖母様が私達の前にお茶を置いていく、それを見たりリリー母様は慌てて、
「お義母様、私もお手伝いしますわ」
「リリーさんは今日はお客さまなのだから、座っていて大丈夫よ。そうね、今度わが家に来た時にでもお手伝いお願いするわ」
おお、リイナお祖母様はリリー母様の性格がお分かりで
そう言われたら、今日はお客さま役に徹するしかないね。
笑顔で対応するお祖母様が次にお出ししたのはーー
えっ!?
茶色のデザート皿には、
真っ白い丸い物体に、その上に三角の小さい物体がくっついており
横には小豆が2つくっついて、それは目を表現し、三角耳がついた生き物の形をしたお菓子がのっていた。
何これ!!ゆるっユルいキャラ造形は!!
ねこ?猫だよね。これ、まさかこの世界にゆるスイーツがあるとは思わなかったわ!カワイイ♪
「かわいい、ねえさま、にゃんこスライムだよ、これ」
お菓子を見たレーアが、ゆるキャラお菓子の事をそう言ったのを
リイナお祖母様が
「あら、気づいた、レーア、そうこのお菓子は今、魔王領で大人気のお菓子で、名前も『にゃんこスライムあいす』よ♪」
ーーにゃんこスライムあいすだとっ!?
そのお菓子の名前と出所に私は、頭に雷が打たれように衝撃を受けていた。
◇
フーッあまりの衝撃で頭が一瞬真っ白になりました。
気づいたら、みんなの前にはお茶とお皿が置かれており
ルノーのお祖父様が「では、頂こうか」と言ってくれたので
いよいよ、『にゃんこスライムあいす』の実食です。
お皿の隣に置かれていた。木製の小さな先割れスプーンを取り
お隣のレイアもウキウキとしながらスプーンを持って
いつものように一緒に食べる前のご挨拶を
「「いただきまーす。」」
さっそく、『にゃんこスライムあいす』にスプーンをいれたいと思いますが、ゆる可愛いにゃんこスライムの形を崩すのをちょっと悩みながらも、スプーンを入れると、この感触はーー!?
私はもう、我慢ができず、スプーンですくった物を口に入れると
ぷにぷに、もち、もち、もちっ~ん。
中のアイスがとろ~り。
この真っ白い物の正体は、お餅、そう餅ですよ!
いや。正しくいうなら、前世の和菓子、大福をモチーフにした。
あの有名アイスだ!!!!
雪を見ながら食べたくなる、アイス入り大福だ!
「おねえさま、にゃんこあいす、やわらかくって、おいしいね~」
「そうねっレーアとっても美味しいわ、おばあさまこれは魔王りょうに売ってるんですよね。わたしも買いに行きたいです!」
私が興奮しながら言うと、リイナお祖母様は
「リイア、これは私が作ったのよ。お菓子を考えたのはワクニと魔王領が共同開発したのレシピをこの前、習ってきたのよ。気に入ってくれて良かったわ」
「そうなんですか!!すごいです。おばあさま!」
手作り菓子ですと、マジですか。ワクニと魔王領で共同開発したって、何それ、もうこれは絶対、行くしかないぞ!!
ワクニと魔王領!!
そして、異世界で食べる前世グルメごはんを!!
そう、心に誓い目の前の、『にゃんこスライムあいす』を食べるのだった。
何も知らない天然幼児の真似をして
「なんで?ルノーおじいさまも、おばあさまも、お兄さんお姉さんみたいなの?」
と聞いてみた。
ルノーお祖父様とお祖母様はその言葉を聞いて
キョトンとしていたが神官長のジュールが
「そっか、巫女様はルノー達の姿が神殿の外にいる普通のじいさん、ばあさんとは違って若いから吃驚しているんだっ!」
ルノーお祖父様はそれを聞いて
「ああ、私達の容姿のことか、それは、アムカ大神殿にいる精霊様のおかげなのだよ。リイア」
そう答えてくれた。精霊様のおかげで、若々しいままなの!?
もう、ちょっと突っ込んで聞こうとしたら
「詳しいお話はお茶でも飲みながらにしませんか?今日はローガン達が神殿に来ると聞いたので美味しいお菓子も用意したのよ」
◇
「リイアとレーア、私の名前はリイナ・ラサ・アラキアルです。
そして、月の宮の神官長であるルノーの妻でローガンの母です。よろしくね」
なんですと、ルノーお祖父様も神官長なの!?マジか
ん。
そういや、ゲームでスペアとなったレーアが神殿に行ったけど、神官長には会えなかったんだよなー
会おうとしたら、ツンツンクールな男の眼鏡神官に
『神の巫女として引き継いだのに、神の力を使えない貴女は神官様達に会う資格はない、お引き取り願おう』
って言われた事を思い出した。その時、神官長様達って言ってたわー
うん。思い出したら腹立つな、あのキャラ、もし将来会った時にゲームと同じツンツンした態度だったら、かけている眼鏡をぐるぐるダサ眼鏡にしよう。よし、そのほうが面白いわ。絶対。
はははっと私が下らない事を考えていたら、
お祖母様が私達の前にお茶を置いていく、それを見たりリリー母様は慌てて、
「お義母様、私もお手伝いしますわ」
「リリーさんは今日はお客さまなのだから、座っていて大丈夫よ。そうね、今度わが家に来た時にでもお手伝いお願いするわ」
おお、リイナお祖母様はリリー母様の性格がお分かりで
そう言われたら、今日はお客さま役に徹するしかないね。
笑顔で対応するお祖母様が次にお出ししたのはーー
えっ!?
茶色のデザート皿には、
真っ白い丸い物体に、その上に三角の小さい物体がくっついており
横には小豆が2つくっついて、それは目を表現し、三角耳がついた生き物の形をしたお菓子がのっていた。
何これ!!ゆるっユルいキャラ造形は!!
ねこ?猫だよね。これ、まさかこの世界にゆるスイーツがあるとは思わなかったわ!カワイイ♪
「かわいい、ねえさま、にゃんこスライムだよ、これ」
お菓子を見たレーアが、ゆるキャラお菓子の事をそう言ったのを
リイナお祖母様が
「あら、気づいた、レーア、そうこのお菓子は今、魔王領で大人気のお菓子で、名前も『にゃんこスライムあいす』よ♪」
ーーにゃんこスライムあいすだとっ!?
そのお菓子の名前と出所に私は、頭に雷が打たれように衝撃を受けていた。
◇
フーッあまりの衝撃で頭が一瞬真っ白になりました。
気づいたら、みんなの前にはお茶とお皿が置かれており
ルノーのお祖父様が「では、頂こうか」と言ってくれたので
いよいよ、『にゃんこスライムあいす』の実食です。
お皿の隣に置かれていた。木製の小さな先割れスプーンを取り
お隣のレイアもウキウキとしながらスプーンを持って
いつものように一緒に食べる前のご挨拶を
「「いただきまーす。」」
さっそく、『にゃんこスライムあいす』にスプーンをいれたいと思いますが、ゆる可愛いにゃんこスライムの形を崩すのをちょっと悩みながらも、スプーンを入れると、この感触はーー!?
私はもう、我慢ができず、スプーンですくった物を口に入れると
ぷにぷに、もち、もち、もちっ~ん。
中のアイスがとろ~り。
この真っ白い物の正体は、お餅、そう餅ですよ!
いや。正しくいうなら、前世の和菓子、大福をモチーフにした。
あの有名アイスだ!!!!
雪を見ながら食べたくなる、アイス入り大福だ!
「おねえさま、にゃんこあいす、やわらかくって、おいしいね~」
「そうねっレーアとっても美味しいわ、おばあさまこれは魔王りょうに売ってるんですよね。わたしも買いに行きたいです!」
私が興奮しながら言うと、リイナお祖母様は
「リイア、これは私が作ったのよ。お菓子を考えたのはワクニと魔王領が共同開発したのレシピをこの前、習ってきたのよ。気に入ってくれて良かったわ」
「そうなんですか!!すごいです。おばあさま!」
手作り菓子ですと、マジですか。ワクニと魔王領で共同開発したって、何それ、もうこれは絶対、行くしかないぞ!!
ワクニと魔王領!!
そして、異世界で食べる前世グルメごはんを!!
そう、心に誓い目の前の、『にゃんこスライムあいす』を食べるのだった。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説

【完】相手が宜しくないヤツだから、とりあえず婚約破棄したい(切実)
桜 鴬
恋愛
私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。
ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されてる。
ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!
勿論、やられたら倍返ししますけど。
(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界転生者では有りません。)
続編として【まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない。】があります。

乙女ゲームの世界に転生した私たち ~ヒロインと悪役令嬢が巻き込まれたのは断罪イベントではなく前世の因縁でした!?~
緋水晶
ファンタジー
※本編は終了しましたが、番外編をたまに上げます。
※3/1 以前からしっくりきていなかったタイトルを変えました。
まだしっくりきていませんが、それでも前よりはしっくりなはず…。
前タイトル『君のとなりで転生〜悪役令嬢が巻き込まれたのは断罪イベントではなく前世の因縁でした〜』
ある日自分が『君のとなりで2』という乙女ゲームに転生した悪役令嬢だと気がついた公爵令嬢ルリアーナ・バールディ・ダイランドは、いずれヒロインに攻略されるならばと婚約者である第一王子とは婚約を破棄し、物語とは関係のない平和な日々を送ろうと考えていた。
しかし卒業パーティーの日、それでも断罪イベントを決行しようとするヒロインにブチ切れたルリアーナは断罪返しを行い、今度こそ平和な人生を勝ち取ったと思っていた。
けれど何故か第一王子は廃嫡、ヒロインは処刑。
思わぬ展開に驚いているといつの間にか新たに王太子候補となった第ニ王子と婚約することになっており、2年後にそのまま結婚してしまった。
さらに隣国で出会った断罪寸前の『君のとなりで4』の悪役令嬢が同じ転生者であると知ったり、追放されて行き倒れている『君のとなりで』の悪役令嬢を拾ったりと忙しい日々が彼女に襲いかかる。
だが様々な出会いを繰り返す中で、ルリアーナは君となシリーズのヒロインと悪役令嬢に存在する前世の因縁に気がついた。
ならばそれを紐解いてみせようと、ルリアーナは各所で出会う令嬢やキャラクターたちと協力しながら、自分が転生した理由、前世の因縁、そして今世の人生を見つめていくのだった。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

イジメられっ子は悪役令嬢( ; ; )イジメっ子はヒロイン∑(゚Д゚)じゃあ仕方がないっ!性格が悪くても(⌒▽⌒)
音無砂月
ファンタジー
公爵令嬢として生まれたレイラ・カーティスには前世の記憶がある。
それは自分がとある人物を中心にイジメられていた暗黒時代。
加えて生まれ変わった世界は従妹が好きだった乙女ゲームと同じ世界。
しかも自分は悪役令嬢で前世で私をイジメていた女はヒロインとして生まれ変わっていた。
そりゃないよ、神様。・°°・(>_<)・°°・。
*内容の中に顔文字や絵文字が入っているので苦手な方はご遠慮ください。
尚、その件に関する苦情は一切受け付けませんので予めご了承ください。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる