13 / 50
本編
(13)自由すぎなのも問題あり!
しおりを挟む
そういえば、いつもなら宮殿には
沢山の猫人の王族の方がいるのに今日は何故か王族様達はいらっしゃらない?なんでだろうと疑問に思っていたら
「今日は、他の王族の皆様方達はどうしましたか?」
母様が聞くと、アウル様が無表情で
「朝、珍しく早起きしていると思ったら皆様方はデカイ魔魚を捕ってくるーとおっしゃって護衛を連れて、ストルの海に行かれました。陛下だけ残して」
なんてこったい、猫人族の王族様達は自由すぎる!
それを聞いた父、母は苦笑いしながら
「そうですか、なら仕方ないですね。」
納得している二人を見て王宮勤めも大変なんですねと察しました。はい
「我も行きたかったニャー 魔魚も魔獸も最近は狩りをしてないから、ウズウズするニャー」
アウル様の膝上でよっぽど行きたかったのかナウナウ言ってる陛下にアウル様が容赦なく
「ハク陛下、もし勝手に狩りに出かけられた日には、私は陛下の婚約者候補から外れ、陛下との政務のやり取りはすべて部下を通してからしか貴方とは関わらないように致しますね」
おう、クールビューティーさんが良い笑顔で陛下を脅してる。まあ、国の責任者が無責任じゃ臣下に示しが付かないからアウル様が釘さしたんだよね。ん、陛下が固まって表情がヤバイ、今にも魂が抜けそうだ。
そんなお二人のやり取りを内心ニマニマしながら見ていたら父、母が陛下達に声をかける
「陛下、宰相殿 私達はアムカに向けての準備をしなければならないのでこれでおいとまします。ではまた後ほど移転の時には宜しくお願い致します」
フリーズした陛下を膝に置いたままのアウル様に一緒にお辞儀して私達家族は、アムカに行く準備の為に王宮を後にした。
◇
帰る馬車の中で、レーアが
「ねえさま 陛下に会えたの嬉しかったけど もっと、たくさんの王族のにゃんにゃん様達にも会いたかったね」
レーアーッ
猫人の王族様達をそんな風に呼んでるの!?
まあ、陛下はニャーニャー言ってたし
にゃんにゃんって言ってもいいか……
まあ正直、陛下しか会えなかったので、ちょっとモフモフが足りなかったのはある。
だから私もレーアの言葉に頷き次こそは、沢山のモフモフを愛でたいと思いながら馬車に揺られていた。
沢山の猫人の王族の方がいるのに今日は何故か王族様達はいらっしゃらない?なんでだろうと疑問に思っていたら
「今日は、他の王族の皆様方達はどうしましたか?」
母様が聞くと、アウル様が無表情で
「朝、珍しく早起きしていると思ったら皆様方はデカイ魔魚を捕ってくるーとおっしゃって護衛を連れて、ストルの海に行かれました。陛下だけ残して」
なんてこったい、猫人族の王族様達は自由すぎる!
それを聞いた父、母は苦笑いしながら
「そうですか、なら仕方ないですね。」
納得している二人を見て王宮勤めも大変なんですねと察しました。はい
「我も行きたかったニャー 魔魚も魔獸も最近は狩りをしてないから、ウズウズするニャー」
アウル様の膝上でよっぽど行きたかったのかナウナウ言ってる陛下にアウル様が容赦なく
「ハク陛下、もし勝手に狩りに出かけられた日には、私は陛下の婚約者候補から外れ、陛下との政務のやり取りはすべて部下を通してからしか貴方とは関わらないように致しますね」
おう、クールビューティーさんが良い笑顔で陛下を脅してる。まあ、国の責任者が無責任じゃ臣下に示しが付かないからアウル様が釘さしたんだよね。ん、陛下が固まって表情がヤバイ、今にも魂が抜けそうだ。
そんなお二人のやり取りを内心ニマニマしながら見ていたら父、母が陛下達に声をかける
「陛下、宰相殿 私達はアムカに向けての準備をしなければならないのでこれでおいとまします。ではまた後ほど移転の時には宜しくお願い致します」
フリーズした陛下を膝に置いたままのアウル様に一緒にお辞儀して私達家族は、アムカに行く準備の為に王宮を後にした。
◇
帰る馬車の中で、レーアが
「ねえさま 陛下に会えたの嬉しかったけど もっと、たくさんの王族のにゃんにゃん様達にも会いたかったね」
レーアーッ
猫人の王族様達をそんな風に呼んでるの!?
まあ、陛下はニャーニャー言ってたし
にゃんにゃんって言ってもいいか……
まあ正直、陛下しか会えなかったので、ちょっとモフモフが足りなかったのはある。
だから私もレーアの言葉に頷き次こそは、沢山のモフモフを愛でたいと思いながら馬車に揺られていた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説

【完】相手が宜しくないヤツだから、とりあえず婚約破棄したい(切実)
桜 鴬
恋愛
私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。
ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されてる。
ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!
勿論、やられたら倍返ししますけど。
(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界転生者では有りません。)
続編として【まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない。】があります。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

イジメられっ子は悪役令嬢( ; ; )イジメっ子はヒロイン∑(゚Д゚)じゃあ仕方がないっ!性格が悪くても(⌒▽⌒)
音無砂月
ファンタジー
公爵令嬢として生まれたレイラ・カーティスには前世の記憶がある。
それは自分がとある人物を中心にイジメられていた暗黒時代。
加えて生まれ変わった世界は従妹が好きだった乙女ゲームと同じ世界。
しかも自分は悪役令嬢で前世で私をイジメていた女はヒロインとして生まれ変わっていた。
そりゃないよ、神様。・°°・(>_<)・°°・。
*内容の中に顔文字や絵文字が入っているので苦手な方はご遠慮ください。
尚、その件に関する苦情は一切受け付けませんので予めご了承ください。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

悪役令嬢によればこの世界は乙女ゲームの世界らしい
斯波@ジゼルの錬金飴②発売中
ファンタジー
ブラック企業を辞退した私が卒業後に手に入れたのは無職の称号だった。不服そうな親の目から逃れるべく、喫茶店でパート情報を探そうとしたが暴走トラックに轢かれて人生を終えた――かと思ったら村人達に恐れられ、軟禁されている10歳の少女に転生していた。どうやら少女の強大すぎる魔法は村人達の恐怖の対象となったらしい。村人の気持ちも分からなくはないが、二度目の人生を小屋での軟禁生活で終わらせるつもりは毛頭ないので、逃げることにした。だが私には強すぎるステータスと『ポイント交換システム』がある!拠点をテントに決め、日々魔物を狩りながら自由気ままな冒険者を続けてたのだが……。
※1.恋愛要素を含みますが、出てくるのが遅いのでご注意ください。
※2.『悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい 王子がスパルタとか聞いてないんですけど!?』と同じ世界観・時間軸のお話ですが、こちらだけでもお楽しみいただけます。
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる