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本編
(9)さわやかな朝から!?
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おはようございます。
寝ていて見た夢は最悪でしたが
夜中見にきてくれた父、母達のおかげで気分よく起きれました。
ちなみに同じ部屋の私の隣で寝ていたレーアは
私の寝言に気付かずぐっすり寝ていました。
睡眠の邪魔をしなかったようで良かったです。
部屋の窓の閉まったカーテンの間から朝の光りが入ってきたので、ベッドから身をおこすと
ちょうどレーアも目が覚めたので
「おはよう、レーア」
「おはよう、ねえさま」
ちょっと寝ぼけ顔のレーアに朝の挨拶を済ますと今度は自分たちの身支度です。
我が家では、自分の事を自分で出来るように教えられていますのでレーアも私も一旦部屋から出て、洗面所で顔を洗ったあと部屋に戻り
ちょうど私たちが手に届く所に掛けられた今日のお洋服を手に取ります。
ふおぉっ今日は、青色のワンピースに白いエプロン。そして、極めつけは白タイツ‼
某アリスの格好みたいです。
うん。きっと前世ならちょっと遠慮したい仮装衣装(コスプレ)
だが
今は、幼女だし、着るの許されるよね。
レーアと一緒に着替え終わると
次は、母様とルイーレさんがいる台所へ行きます。
「「おはようです。母様、ルイーレさん」」
母様達がこちらを向いて笑顔で
「おはよう、リイアとレーア」
「おはようございます。リイア様とレーア様」
挨拶を返してくれます。母様とルイーレさんが朝食の準備をしています。ルイーレさんは七輪みたいなので炭火を起こして網の上で何やらフランスパンみたいなハードタイプのパンを炙ってます。
その炙り終わったパンを母様が慣れた手つきで、ナイフでパンの真ん中を切ってます。
ルイーレさんがパンを炙り終わると、パンに挟む具材を持ってきて、スゴい早さで次々と具材を挟みサンドイッチを完成させています。
ほんと、毎日みてるけど母様達の動きは
感心してしまうわーって見とれてる暇はないぞ、言わなきゃ
「母様、ルイーレさん 何かお手伝いしたいの?何かある?」
「母様、レーアもお手伝いしたいよ!何かある?」
そう聞くと母様は私逹に向かって
「じゃあリイアはお鍋のスープを冷めないように魔法をかけて、そして、レーアはさっき絞ったオレンジジュースを冷やす魔法をかけてちょうだい。」
「「はーい」」返事をして
3歳児童の私逹は踏み台の上にのぼり、母様に頼まれた
目的物たちに基本の魔法をかけます。
私はコンロに置かれていたお鍋を触り
「ファイッ」と呟く。そうしたら
お鍋の中のスープは冷めない温度になってるはず
そして、レーアはテーブルにあるオレンジジュースを入れてるガラスピッチャーを触って
「アイス」っと呟く。
ガラスピッチャーの中のジュースも
きっと冷えて美味しくなってるはず
そう、私達はお手伝いをしながら初級魔法を
覚えてる最中です。
あと、父様いわく、戦闘中は呪文を呟くにしても短いほうが良いと言われたので、レーアと工夫してあの短さになりました。最終的には無詠唱を二人で目指してます。
◇
父様も起きてきたので家族揃って朝食です。
ふわあ~っな、なんて素敵な朝ごはんがテーブルに並んでます。
母様達が作ってくれたサンドイッチは前世で食べたベトナムのサンドイッチ『バインミー』にそっくりです。フランスパンよりは柔らかめでサクサクして野菜とお肉や香草が入ったサンドイッチ。そして、香草がのったスープ、冷えたオレンジジュース。私がうっとりしていると
父様が「ではいただこう」と言ったので
私もレーアも「「いただきまーす。」」
言って食べはじめた。
まず、たっぷり香草がのったスープから
私がかけた魔法のおかげかちょうど良い温度に
なっていた。スープからは柑橘類の香りがする
味はさっぱりしていておいしい。これってフォーのスープみたい今度、ルイーレさんにフォーがあるか聞いてみよう。あったらこのスープに入れて食べたいな
次はバインミーそっくりサンドイッチだ。
私逹が食べやすいように母様がサンドイッチを
半分に切ったの1個ずつ置いてくれました。
パンをかじると、固いけどすぐに噛みきれて表面を炙ってたのでサクサクで中に入ってる
しゃきしゃきした野菜たち、そして濃厚なレバーパテが塗られていて、一緒に入ってたパクチーみたいな香草と食べると、とってもおいしかった。
あともう一個は焼いたチキンとハム入りでこれも良かった。
最後は、レーアが冷やしたオレンジジュースを飲むと大満足で最高な朝ごはんでした。
あーしあわせ……と浸っていた私に父様と母様が
「リイア、レーア、今日の予定だが父、母とみな一緒に王宮に登城することになった。」
「リイアが神の巫女に選ばれた事を陛下にご報告
しに行くのよ」
………王宮!?
…………せっかくいい気分だったのに『神の巫女』のせいで
テンション下がったよ……
寝ていて見た夢は最悪でしたが
夜中見にきてくれた父、母達のおかげで気分よく起きれました。
ちなみに同じ部屋の私の隣で寝ていたレーアは
私の寝言に気付かずぐっすり寝ていました。
睡眠の邪魔をしなかったようで良かったです。
部屋の窓の閉まったカーテンの間から朝の光りが入ってきたので、ベッドから身をおこすと
ちょうどレーアも目が覚めたので
「おはよう、レーア」
「おはよう、ねえさま」
ちょっと寝ぼけ顔のレーアに朝の挨拶を済ますと今度は自分たちの身支度です。
我が家では、自分の事を自分で出来るように教えられていますのでレーアも私も一旦部屋から出て、洗面所で顔を洗ったあと部屋に戻り
ちょうど私たちが手に届く所に掛けられた今日のお洋服を手に取ります。
ふおぉっ今日は、青色のワンピースに白いエプロン。そして、極めつけは白タイツ‼
某アリスの格好みたいです。
うん。きっと前世ならちょっと遠慮したい仮装衣装(コスプレ)
だが
今は、幼女だし、着るの許されるよね。
レーアと一緒に着替え終わると
次は、母様とルイーレさんがいる台所へ行きます。
「「おはようです。母様、ルイーレさん」」
母様達がこちらを向いて笑顔で
「おはよう、リイアとレーア」
「おはようございます。リイア様とレーア様」
挨拶を返してくれます。母様とルイーレさんが朝食の準備をしています。ルイーレさんは七輪みたいなので炭火を起こして網の上で何やらフランスパンみたいなハードタイプのパンを炙ってます。
その炙り終わったパンを母様が慣れた手つきで、ナイフでパンの真ん中を切ってます。
ルイーレさんがパンを炙り終わると、パンに挟む具材を持ってきて、スゴい早さで次々と具材を挟みサンドイッチを完成させています。
ほんと、毎日みてるけど母様達の動きは
感心してしまうわーって見とれてる暇はないぞ、言わなきゃ
「母様、ルイーレさん 何かお手伝いしたいの?何かある?」
「母様、レーアもお手伝いしたいよ!何かある?」
そう聞くと母様は私逹に向かって
「じゃあリイアはお鍋のスープを冷めないように魔法をかけて、そして、レーアはさっき絞ったオレンジジュースを冷やす魔法をかけてちょうだい。」
「「はーい」」返事をして
3歳児童の私逹は踏み台の上にのぼり、母様に頼まれた
目的物たちに基本の魔法をかけます。
私はコンロに置かれていたお鍋を触り
「ファイッ」と呟く。そうしたら
お鍋の中のスープは冷めない温度になってるはず
そして、レーアはテーブルにあるオレンジジュースを入れてるガラスピッチャーを触って
「アイス」っと呟く。
ガラスピッチャーの中のジュースも
きっと冷えて美味しくなってるはず
そう、私達はお手伝いをしながら初級魔法を
覚えてる最中です。
あと、父様いわく、戦闘中は呪文を呟くにしても短いほうが良いと言われたので、レーアと工夫してあの短さになりました。最終的には無詠唱を二人で目指してます。
◇
父様も起きてきたので家族揃って朝食です。
ふわあ~っな、なんて素敵な朝ごはんがテーブルに並んでます。
母様達が作ってくれたサンドイッチは前世で食べたベトナムのサンドイッチ『バインミー』にそっくりです。フランスパンよりは柔らかめでサクサクして野菜とお肉や香草が入ったサンドイッチ。そして、香草がのったスープ、冷えたオレンジジュース。私がうっとりしていると
父様が「ではいただこう」と言ったので
私もレーアも「「いただきまーす。」」
言って食べはじめた。
まず、たっぷり香草がのったスープから
私がかけた魔法のおかげかちょうど良い温度に
なっていた。スープからは柑橘類の香りがする
味はさっぱりしていておいしい。これってフォーのスープみたい今度、ルイーレさんにフォーがあるか聞いてみよう。あったらこのスープに入れて食べたいな
次はバインミーそっくりサンドイッチだ。
私逹が食べやすいように母様がサンドイッチを
半分に切ったの1個ずつ置いてくれました。
パンをかじると、固いけどすぐに噛みきれて表面を炙ってたのでサクサクで中に入ってる
しゃきしゃきした野菜たち、そして濃厚なレバーパテが塗られていて、一緒に入ってたパクチーみたいな香草と食べると、とってもおいしかった。
あともう一個は焼いたチキンとハム入りでこれも良かった。
最後は、レーアが冷やしたオレンジジュースを飲むと大満足で最高な朝ごはんでした。
あーしあわせ……と浸っていた私に父様と母様が
「リイア、レーア、今日の予定だが父、母とみな一緒に王宮に登城することになった。」
「リイアが神の巫女に選ばれた事を陛下にご報告
しに行くのよ」
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…………せっかくいい気分だったのに『神の巫女』のせいで
テンション下がったよ……
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