【食神の加護】と【ユニークスキル】を貰い転移する

第一章 【偽装している奴隷】

二十一話【服屋バビ－でサリーの服を買う】

まずは、サリーの服を買いに行くことにした。

前に立ち寄った【服屋バビ－】に着くと、お馴染みのジェントルマンがお辞儀で出迎えてくれた。


「今日はサリーの服を買いに来たんだ。」

「そちらの女性の方ですね。どういった服をお召しに？」

「そうだな。色は黒を基調にして、その他のデザインはサリーに意見を聞いてくれ。」

「かしこまりました。」


ではこちらに……




数十分後、何度か試着も繰り返し購入するものが決まった。



「長らくお待たせいたしました。今回購入されるものは…」


ハイネックシャツ
細目のロングパンツ
コート
ドレス
下着
スーツ
を購入した。

安くして貰い、計金貨20枚になった。


「しかし、スーツがあるのはビックリしたよ。もう、商品化してるとは…」


「いやはや、あのスーツは革命ですよ。
貴族の方々からものすごい注文を頂いております。」


「俺も何か嬉しい気分だ。
今回もサリーのスーツ安くしてれたのは感謝してるよ。」


「いえいえ、こちらこそありがとうございます。
あなた様のおかげで儲けさせて貰っているので恩を返さないといけません。」


再びジェントルマンは深々とお辞儀した。


「いやいや、このスーツのできはホントに素晴らしいよ。

それと…このスーツを売った俺のことは秘密にしてくれないか。

嘘でもいいから誤魔化してほしい。」


「承知しました。」


「後、おすすめの防具屋を教えてくれないか。」


「はい、防具屋でしたら【防具屋ポックル】がおすすめですよ。すぐ近くなので案内します。」


「ありがたい、助かるよ。」