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林間学校
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林間学校に行く前に、
オリエンテーションがあった。
バイオレットちゃんは、サインをなかなか貰えず、
「私がいじめられてた時、お父様は何もしてくれなかった!
お母様が亡くなってから、ここ最近までお父様とお話した事はあったかしら?
なのに何で、今更出て来て、やりたい事を全否定するの! お父様なんて大っ嫌い!」
と大泣きしたらしい。
「今までの事はすまなかった。それでも、今お前を思ってるから、この考えを変える事は出来ない!」
それを見た、バイオレットちゃんをずっと支えて来た執事や侍女、料理人、などの使用人達、
義理のお母さんのパティ様、
の説得と、
バイオレットちゃんのお兄様のアルフォンス様が、
「2年前に、
ブラックコーラル子爵の
10歳のご令嬢が、
馬車で移動している最中に
事故に遭い、1人生き残っていたが、
サバイバル術を身につけていなかったが故に、水すら手に入れられず、
真夏に脱水症状で亡くなった事を覚えていますか?
俺は、バイオレット、ティアラにも
林間学校で、外で生活する力を身につけておく必要があると思ってます。」
その、言葉を聞いて折れたらしい。
と言う事で、1年生は全員参加となった。
皆んな大喜びだ。
オリエンテーションは、
キャンプに行く前の、天候の確認方法だった。
まず、魔道気象庁の天気予報や天気図の見方、
キャンプ場付近の地盤や川の地形、どこにテントを張るかなどをみんなで考えた。
キャンプの座学の先生は、
何と、ロンくんのお父さんのジャックさんだった。
ジャックさんは、騎士団の教官となったらしい。
ピンギュラ事件で、的確な提案と指導が陛下の目に留まったようで、
陛下は
「何故あの優秀なものが、我が騎士団から怪我をしたからと言って、除籍になっている!お前らの目は節穴か?!」
と言って、教官として呼び戻されたそうだ。
そして、時々子ども達や一般市民にサバイバル術などを安く教える事で、国家の財産をちょっと潤す事を提案したそうだ。
国家も儲かり、市民も上質な情報を低価格で受けられると評判らしい。
「皆んな、テントを張る時どんなとこに張ったら危ないと思う?
川のでき方、地形のでき方を理科の授業で習った子もいるよね。
それを応用させるとわかるぞ!」
「はい!中洲!」
フーちゃん手をあげて
鼻息をフーッとついて自慢げに言う!
可愛い!
「おお!そうだ!中洲は川の流れがゆったりなっているから砂や石が溜まって出来るんだよね。
と言う事は、大雨が降って川の流れが速くなったり、増水すると、あっという間に消えて無くなってしまう。
逃げ道の確保も難しくなるぞ。他は」
ジェフくんも
手をあげて、メガネをぐいっと上げると、
「崖とか岩肌が削れているところ!
岩肌が削れている。木が生えてない。
そう言うところは、数年間に一度岩肌が削れていると言う事だ!
だから、水がそこまで増水した可能性が高い!」
「ジェフくん!理由までバッチリだ!
君たちは優秀だね!
そう、木が生えてないってとこも重要だね!草はすぐ生えるが、木は数年間かけて育つ。木の大きさもポイントになるよ。
長年の岩肌が削れるくらいの出来事がそこに起きているんだ。
さらに、こう言うところは流れも早く深い可能性も高い。
他は?あるかな?」
「川がカーブしてるとこも危ない!」
「テラー君!正解だ!
川がカーブしているところは、水が増した時や、土石流の被害になりやすい!
水かさが増して、勢いよく流れてくるだろ?
そう言う水は、どういうふうにながれるかな?
水が地形のカーブを沿わずに、
まっすぐ流れてくるんだ!
それから、
自分たちの場所が、晴れてるからと言って安全では無い。
上流で、大雨が降れば、下流に流れてくる。
川の水の高さ、周囲の雰囲気、匂い。
変化に敏感になる事が必要だ。
匂いとしては、
土臭い、木の匂いや、独特の酸っぱい匂いは、危険なサインだ!
崖がパラパラと砂が落ちるのも崩れる前触れだ。
キャンプは、天候が悪かったり、異変があったら即中止するくらいの勇気を持つことも重要だ!」
私達は事前に、校庭にテントを張った。
理由は、テントを持って来たのは良いものの、張れない、たためないことも多いらしい。
雨の時困らないように、溝をつくったり、
水が流れるよう斜面を活用する方法も学んだ。
理科の授業、社会の地形の授業はこんな所に生きるんだと感心してしまった!
因みに、前世ではキャンプ道具のは物などは、
理由なく持ち歩いたり、車に放置すると
銃刀法違反になるそうだ。
街に出るとき、腰に刺すなんて論外!ちゃんと、すぐ使えないようしまっておく!
箱に入れて鍵をかけるなど管理方法も考えておいた方が良さそうだ。
後、正当な理由なく懐中電灯を持って、深夜に徘徊するのもアウト。これも盲点だ。
へたすると捕まるらしい。
まあ、警察の人の目線から考えてほしい。
市民の安全を守る為に常に警戒してくれている。
そんな中、キャンプ道具とは言え、
刃物を持って歩いている人や、
深夜に懐中電灯を照らして歩いていれば、
泥棒.テロリスト.犯罪をしようとする前兆として、対処せざる得ない。
実際に、そう言う道具で事件が起こるのだからしょうがない。
事前に、道具の使い方だけでなく、片付け方持ち運び方までしっかり学ぶ必要がある。
オリエンテーションがあった。
バイオレットちゃんは、サインをなかなか貰えず、
「私がいじめられてた時、お父様は何もしてくれなかった!
お母様が亡くなってから、ここ最近までお父様とお話した事はあったかしら?
なのに何で、今更出て来て、やりたい事を全否定するの! お父様なんて大っ嫌い!」
と大泣きしたらしい。
「今までの事はすまなかった。それでも、今お前を思ってるから、この考えを変える事は出来ない!」
それを見た、バイオレットちゃんをずっと支えて来た執事や侍女、料理人、などの使用人達、
義理のお母さんのパティ様、
の説得と、
バイオレットちゃんのお兄様のアルフォンス様が、
「2年前に、
ブラックコーラル子爵の
10歳のご令嬢が、
馬車で移動している最中に
事故に遭い、1人生き残っていたが、
サバイバル術を身につけていなかったが故に、水すら手に入れられず、
真夏に脱水症状で亡くなった事を覚えていますか?
俺は、バイオレット、ティアラにも
林間学校で、外で生活する力を身につけておく必要があると思ってます。」
その、言葉を聞いて折れたらしい。
と言う事で、1年生は全員参加となった。
皆んな大喜びだ。
オリエンテーションは、
キャンプに行く前の、天候の確認方法だった。
まず、魔道気象庁の天気予報や天気図の見方、
キャンプ場付近の地盤や川の地形、どこにテントを張るかなどをみんなで考えた。
キャンプの座学の先生は、
何と、ロンくんのお父さんのジャックさんだった。
ジャックさんは、騎士団の教官となったらしい。
ピンギュラ事件で、的確な提案と指導が陛下の目に留まったようで、
陛下は
「何故あの優秀なものが、我が騎士団から怪我をしたからと言って、除籍になっている!お前らの目は節穴か?!」
と言って、教官として呼び戻されたそうだ。
そして、時々子ども達や一般市民にサバイバル術などを安く教える事で、国家の財産をちょっと潤す事を提案したそうだ。
国家も儲かり、市民も上質な情報を低価格で受けられると評判らしい。
「皆んな、テントを張る時どんなとこに張ったら危ないと思う?
川のでき方、地形のでき方を理科の授業で習った子もいるよね。
それを応用させるとわかるぞ!」
「はい!中洲!」
フーちゃん手をあげて
鼻息をフーッとついて自慢げに言う!
可愛い!
「おお!そうだ!中洲は川の流れがゆったりなっているから砂や石が溜まって出来るんだよね。
と言う事は、大雨が降って川の流れが速くなったり、増水すると、あっという間に消えて無くなってしまう。
逃げ道の確保も難しくなるぞ。他は」
ジェフくんも
手をあげて、メガネをぐいっと上げると、
「崖とか岩肌が削れているところ!
岩肌が削れている。木が生えてない。
そう言うところは、数年間に一度岩肌が削れていると言う事だ!
だから、水がそこまで増水した可能性が高い!」
「ジェフくん!理由までバッチリだ!
君たちは優秀だね!
そう、木が生えてないってとこも重要だね!草はすぐ生えるが、木は数年間かけて育つ。木の大きさもポイントになるよ。
長年の岩肌が削れるくらいの出来事がそこに起きているんだ。
さらに、こう言うところは流れも早く深い可能性も高い。
他は?あるかな?」
「川がカーブしてるとこも危ない!」
「テラー君!正解だ!
川がカーブしているところは、水が増した時や、土石流の被害になりやすい!
水かさが増して、勢いよく流れてくるだろ?
そう言う水は、どういうふうにながれるかな?
水が地形のカーブを沿わずに、
まっすぐ流れてくるんだ!
それから、
自分たちの場所が、晴れてるからと言って安全では無い。
上流で、大雨が降れば、下流に流れてくる。
川の水の高さ、周囲の雰囲気、匂い。
変化に敏感になる事が必要だ。
匂いとしては、
土臭い、木の匂いや、独特の酸っぱい匂いは、危険なサインだ!
崖がパラパラと砂が落ちるのも崩れる前触れだ。
キャンプは、天候が悪かったり、異変があったら即中止するくらいの勇気を持つことも重要だ!」
私達は事前に、校庭にテントを張った。
理由は、テントを持って来たのは良いものの、張れない、たためないことも多いらしい。
雨の時困らないように、溝をつくったり、
水が流れるよう斜面を活用する方法も学んだ。
理科の授業、社会の地形の授業はこんな所に生きるんだと感心してしまった!
因みに、前世ではキャンプ道具のは物などは、
理由なく持ち歩いたり、車に放置すると
銃刀法違反になるそうだ。
街に出るとき、腰に刺すなんて論外!ちゃんと、すぐ使えないようしまっておく!
箱に入れて鍵をかけるなど管理方法も考えておいた方が良さそうだ。
後、正当な理由なく懐中電灯を持って、深夜に徘徊するのもアウト。これも盲点だ。
へたすると捕まるらしい。
まあ、警察の人の目線から考えてほしい。
市民の安全を守る為に常に警戒してくれている。
そんな中、キャンプ道具とは言え、
刃物を持って歩いている人や、
深夜に懐中電灯を照らして歩いていれば、
泥棒.テロリスト.犯罪をしようとする前兆として、対処せざる得ない。
実際に、そう言う道具で事件が起こるのだからしょうがない。
事前に、道具の使い方だけでなく、片付け方持ち運び方までしっかり学ぶ必要がある。
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