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竹流と馬込、石神家へ Ⅴ
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虎蘭の話が終わった。
「そんなことがあったのか」
「はい。怒貪虎さんは、連城十五の息子が来たら、自分が必ず鍛え上げると約束したそうです」
「そうか。だから今日、竹流の相手をしてくれたのか」
「ええ。でも、多分アレじゃないですよ」
「え?」
「あの怒貪虎さんが「鍛える」と言ったんです。あの方は必ず約束を守ります」
「まあ、石神家だかんな」
「はい。明日、何かをやりますよ」
「おい、大丈夫なのか?」
「アハハハハハハハ」
「笑ってて大丈夫なのかよ!」
まったく、石神家は冗談じゃねぇ。
常識が違い過ぎる。
強くなる、ということが中心になっているだけなのだ。
他の考えがねぇ。
「虎蘭、ちょっと来い」
「はい」
虎蘭を俺の横に座らせた。
浴衣の胸元から手を差し入れて、乳房に触った。
虎蘭の身体が硬くなる。
「どうした」
「い、いいえ」
俺の常識をたっぷりと教えてやった。
翌朝。
山頂の鍛錬場に、また怒貪虎さんがいた。
竹流を呼んで稽古を付けてくれる。
剣技はもちろんで、「花岡」での相手もする。
竹流の技は一つも入らず、散々にぶっ飛ばされていた。
すぐに全身が血まみれになる。
それでも竹流は笑って突っ込んでいた。
怒貪虎さんがいるので、多くの剣士たちが竹流の鍛錬を見ている。
俺の隣で虎白さんも腕を組んで真剣に見ていた。
「ケロケロ!」
「はい!」
「ケロケロ!」
「はい!」
竹流は我武者羅に突っ込んで行くが、それが徐々に形になり始めた。
怒貪虎さんの教え方が上手いのだ。
いや、上手いなんてものじゃない。
短時間でみるみる上達していく。
一旦休憩になり、虎白さんが来た。
「おい、高虎。怒貪虎さんが「鬼斬り」やるってよ」
「「鬼斬り」?」
「ああ、竹流のことを相当認めたようだ。「鬼斬り」は久しぶりだぜ」
「「鬼斬り」ってなんですか?」
「滅多にやらねぇ。怒貪虎さんしか出来ねぇしな。極限まで追い詰めて、そいつの底にある化け物を出す」
「大丈夫なんですか?」
「まあ、怒貪虎さんだからな。でも失敗するととんでもねぇことになる」
虎白さんは真剣な顔をしていた。
「前にもそういうことがあったんですね」
「そうだ。元に戻らなくなって、怒貪虎さんが斬った」
「そうですか」
俺に止めるという判断は無かった。
竹流たちをここに連れて来たのは、強くするためだ。
虎白さんが自分の食事に戻り、虎蘭たちに聞いてみた。
「私も知りません。「鬼斬り」というのも初めて聴きました」
「ここの人は説明しねぇからなー」
「多分、特別なものなんだと思います。何しろ怒貪虎さんがやることですし」
「あー、あの人なー」
休憩を終え、全員が竹流と怒貪虎さんの「鬼斬り」を見た。
剣士約1000人。
もっと多くの剣士がいるのだが、大部分は他の山でやっている。
虎白さんが鍛錬場を増やしたわけだが、もちろん俺が頼まれて整地し、必要な施設を作った。
石神家は周辺の山の所有者だったので、何の問題も無く短期間に作業が進んだ。
少し前からやけに日本刀を欲しがって俺が手配していたのだが、剣士がどんどん増えたせいか。
上半身裸になった竹流が立ち、怒貪虎さんが全身に触れて行く。
いつの間にか、真白の婆さんも来ていた。
怒貪虎さんが竹流に触れた場所に、何らかのエネルギーが打ち込まれて行くのが分かった。
「なんで真白まで来てんだよ?」
「ふん、怒貪虎様が術を使われるのだ。あたしだって当然いるよ」
「なんだ?」
真白は答えなかったが、この女が誰かに様付けするのは初めて聞いた。
ペチペチペチペチ……
全員が黙って見ている。
そのうちに、竹流の全身が細かに震えて行った。
ついに竹流の表情が変わった。
一切の感情が消え、黒目が大きくなったように見える。
「全員! 「虎眼」を解け! 潰れっぞ!」
虎白さんが叫んだ。
その瞬間、竹流の全身から凄まじい闘気が迸った。
不可視のエネルギーが竹流から噴出して爆散する。
《グワァァァァァォォォォォーーーーー!》
竹流が雄叫びを挙げた。
地響きがし、竹流の身体が霞んだ。
次の瞬間、怒貪虎さんに頭上から襲い、踵を振り下ろした。
言葉にすればそうなのだが、それがほんの刹那の攻撃だった。
重力での落下速度のスピードではない。
自身に強烈な落下の加速を「空羽」で生み出し、身体を瞬間移動させていた。
「空羽」は物理的な空気の噴流を生み出す技で、手練れになれば複数の人間を吹き飛ばす。
もちろんその時には自分が地面に踏ん張って相手を飛ばすのだが、摩擦を失くせば自分が移動する。
「空羽」は腕から撃ち出す技だが、熟練者は足からも出せる。
そのことで滑走しながら高速での移動も可能だ。
百目鬼家の「滑空足」はその原理に似ている。
しかし竹流の「空羽」は全身を覆い、どの方向へも射出出来るようになっていた。
俺や斬が「螺旋鎧」で「螺旋花」を全身に纏うのと同じだ。
恐らく、今の竹流には「螺旋鎧」が可能かもしれない。
しかし、竹流はあんな全身を「花岡」の技で覆うことなど、これまで出来なかったはずだ。
「ほう、「花岡」を全身に纏わせるか。高虎、お前、あんなことやってたよな」
虎白さんが腕を組みながら俺に話した。
「はい、でも竹流は出来ませんでしたよ」
「見せたことは?」
「前に一度。稽古をつけてやった折に一度だけ」
「そうかよ、じゃあやっぱ天才だな」
「……」
多分、そうなのだろう。
竹流の足は怒貪虎さんに払われたが、その払った左手の表面が僅かに弾けた。
「ケロ!」
他の剣士たちが驚いていたが、俺には分かった。
竹流は足に「螺旋花」と幾つかの「花岡」の技を纏わせていた。
怒貪虎さんも高速で移動を始める。
竹流がそれを追い、何度もぶつかり合う。
火花と同時に、時折爆風が生じた。
剣士たちは誰もが、その凄まじい戦いに見惚れている。
虎蘭が俺の隣に来た。
言わずとも分かっている。
こいつは万一の場合に俺を護ろうとしているのだ。
それ程に凄まじい戦いだった。
「凄いですね」
「ああ」
言葉にならない程に壮絶な戦闘だった。
だが、俺には怒貪虎さんがまだ本気を出していないことは分かっていた。
他にも、多くの者がそれを感じているだろう。
竹流の戦いは確かに凄まじいが、怒貪虎さんは最初の左手の負傷以外の傷は無い。
竹流もまだそれほどの深い負傷は無いはずだが、全身から血飛沫を挙げている。
竹流が50本の「槍雷」を全身から放ちながら、刀で「連山」を撃った。
怒貪虎さんは真っ向から神宮寺家の「無限斬」で対応する。
竹流の全身からまた血飛沫が舞い上がる。
竹流はすぐさま「空羽」の高速移動で怒貪虎さんに襲い掛かる。
怒貪虎さんは後ろへ跳んで距離を取った。
竹流が両腕を拡げたのを見て、俺が叫んだ。
「「マルミワドワーズ」だ! 避けて下さい!」
竹流の固有技だった。
あれを撃てば、この一帯が破壊される。
あのおとなしく優しい竹流の、意識が変成している。
大技を躊躇なく繰り出すつもりだ。
怒貪虎さんに巨大な螺旋の光が向かう。
地面が爆発しながら周囲に飛び散る。
「ケロケロ!」
怒貪虎さんが剣を下段から振り上げた。
螺旋が割れながら上方に爆発していく。
どんな剣技か分からねぇ。
凄まじい爆風とエネルギーで、剣士たちが吹っ飛んで行く。
咄嗟に俺を護ろうとして前に立った虎蘭を、俺が背後に回した。
「高虎さん!」
「大丈夫だ!」
近くにいた聖が天丸の前に立っていた。
虎白さんは腕を組んだままだ。
「虎白さん!」
「まだだ!」
竹流がまた叫んでいた。
《ウォォォォォー》
怒貪虎さんに突っ込んで行く。
怒貪虎さんの剣は刀身が消えていた。
先ほどの「マルミワドワーズ」を上空へ打ち上げた剣技で、恐らく刀身が蒸発したのだろう。
しかし怒貪虎さんはまだ柄を握ったままだった。
「!」
俺には喪われたはずの柄の先の刀身が見えた!
「高虎! 「虎王鏡」だ! よく見ておけ!」
「はい!」
怒貪虎さんは幻の「虎王」を握っていた。
それが「虎王」であることは、俺にはすぐに分かった。
あれは確実に「虎王」だ。
竹流が両手を拡げて迫る。
そして「マルミワドワーズ」ではない何かの技を撃った。
螺旋ではない、三角形の連続のようなものが伸びて行く。
怒貪虎さんは「極星結界」でそれを防ぎながら、また俺の知らない技を撃った。
周囲が白光で満たされ、しばらくして目を開けると、全てが終わっていた。
「そんなことがあったのか」
「はい。怒貪虎さんは、連城十五の息子が来たら、自分が必ず鍛え上げると約束したそうです」
「そうか。だから今日、竹流の相手をしてくれたのか」
「ええ。でも、多分アレじゃないですよ」
「え?」
「あの怒貪虎さんが「鍛える」と言ったんです。あの方は必ず約束を守ります」
「まあ、石神家だかんな」
「はい。明日、何かをやりますよ」
「おい、大丈夫なのか?」
「アハハハハハハハ」
「笑ってて大丈夫なのかよ!」
まったく、石神家は冗談じゃねぇ。
常識が違い過ぎる。
強くなる、ということが中心になっているだけなのだ。
他の考えがねぇ。
「虎蘭、ちょっと来い」
「はい」
虎蘭を俺の横に座らせた。
浴衣の胸元から手を差し入れて、乳房に触った。
虎蘭の身体が硬くなる。
「どうした」
「い、いいえ」
俺の常識をたっぷりと教えてやった。
翌朝。
山頂の鍛錬場に、また怒貪虎さんがいた。
竹流を呼んで稽古を付けてくれる。
剣技はもちろんで、「花岡」での相手もする。
竹流の技は一つも入らず、散々にぶっ飛ばされていた。
すぐに全身が血まみれになる。
それでも竹流は笑って突っ込んでいた。
怒貪虎さんがいるので、多くの剣士たちが竹流の鍛錬を見ている。
俺の隣で虎白さんも腕を組んで真剣に見ていた。
「ケロケロ!」
「はい!」
「ケロケロ!」
「はい!」
竹流は我武者羅に突っ込んで行くが、それが徐々に形になり始めた。
怒貪虎さんの教え方が上手いのだ。
いや、上手いなんてものじゃない。
短時間でみるみる上達していく。
一旦休憩になり、虎白さんが来た。
「おい、高虎。怒貪虎さんが「鬼斬り」やるってよ」
「「鬼斬り」?」
「ああ、竹流のことを相当認めたようだ。「鬼斬り」は久しぶりだぜ」
「「鬼斬り」ってなんですか?」
「滅多にやらねぇ。怒貪虎さんしか出来ねぇしな。極限まで追い詰めて、そいつの底にある化け物を出す」
「大丈夫なんですか?」
「まあ、怒貪虎さんだからな。でも失敗するととんでもねぇことになる」
虎白さんは真剣な顔をしていた。
「前にもそういうことがあったんですね」
「そうだ。元に戻らなくなって、怒貪虎さんが斬った」
「そうですか」
俺に止めるという判断は無かった。
竹流たちをここに連れて来たのは、強くするためだ。
虎白さんが自分の食事に戻り、虎蘭たちに聞いてみた。
「私も知りません。「鬼斬り」というのも初めて聴きました」
「ここの人は説明しねぇからなー」
「多分、特別なものなんだと思います。何しろ怒貪虎さんがやることですし」
「あー、あの人なー」
休憩を終え、全員が竹流と怒貪虎さんの「鬼斬り」を見た。
剣士約1000人。
もっと多くの剣士がいるのだが、大部分は他の山でやっている。
虎白さんが鍛錬場を増やしたわけだが、もちろん俺が頼まれて整地し、必要な施設を作った。
石神家は周辺の山の所有者だったので、何の問題も無く短期間に作業が進んだ。
少し前からやけに日本刀を欲しがって俺が手配していたのだが、剣士がどんどん増えたせいか。
上半身裸になった竹流が立ち、怒貪虎さんが全身に触れて行く。
いつの間にか、真白の婆さんも来ていた。
怒貪虎さんが竹流に触れた場所に、何らかのエネルギーが打ち込まれて行くのが分かった。
「なんで真白まで来てんだよ?」
「ふん、怒貪虎様が術を使われるのだ。あたしだって当然いるよ」
「なんだ?」
真白は答えなかったが、この女が誰かに様付けするのは初めて聞いた。
ペチペチペチペチ……
全員が黙って見ている。
そのうちに、竹流の全身が細かに震えて行った。
ついに竹流の表情が変わった。
一切の感情が消え、黒目が大きくなったように見える。
「全員! 「虎眼」を解け! 潰れっぞ!」
虎白さんが叫んだ。
その瞬間、竹流の全身から凄まじい闘気が迸った。
不可視のエネルギーが竹流から噴出して爆散する。
《グワァァァァァォォォォォーーーーー!》
竹流が雄叫びを挙げた。
地響きがし、竹流の身体が霞んだ。
次の瞬間、怒貪虎さんに頭上から襲い、踵を振り下ろした。
言葉にすればそうなのだが、それがほんの刹那の攻撃だった。
重力での落下速度のスピードではない。
自身に強烈な落下の加速を「空羽」で生み出し、身体を瞬間移動させていた。
「空羽」は物理的な空気の噴流を生み出す技で、手練れになれば複数の人間を吹き飛ばす。
もちろんその時には自分が地面に踏ん張って相手を飛ばすのだが、摩擦を失くせば自分が移動する。
「空羽」は腕から撃ち出す技だが、熟練者は足からも出せる。
そのことで滑走しながら高速での移動も可能だ。
百目鬼家の「滑空足」はその原理に似ている。
しかし竹流の「空羽」は全身を覆い、どの方向へも射出出来るようになっていた。
俺や斬が「螺旋鎧」で「螺旋花」を全身に纏うのと同じだ。
恐らく、今の竹流には「螺旋鎧」が可能かもしれない。
しかし、竹流はあんな全身を「花岡」の技で覆うことなど、これまで出来なかったはずだ。
「ほう、「花岡」を全身に纏わせるか。高虎、お前、あんなことやってたよな」
虎白さんが腕を組みながら俺に話した。
「はい、でも竹流は出来ませんでしたよ」
「見せたことは?」
「前に一度。稽古をつけてやった折に一度だけ」
「そうかよ、じゃあやっぱ天才だな」
「……」
多分、そうなのだろう。
竹流の足は怒貪虎さんに払われたが、その払った左手の表面が僅かに弾けた。
「ケロ!」
他の剣士たちが驚いていたが、俺には分かった。
竹流は足に「螺旋花」と幾つかの「花岡」の技を纏わせていた。
怒貪虎さんも高速で移動を始める。
竹流がそれを追い、何度もぶつかり合う。
火花と同時に、時折爆風が生じた。
剣士たちは誰もが、その凄まじい戦いに見惚れている。
虎蘭が俺の隣に来た。
言わずとも分かっている。
こいつは万一の場合に俺を護ろうとしているのだ。
それ程に凄まじい戦いだった。
「凄いですね」
「ああ」
言葉にならない程に壮絶な戦闘だった。
だが、俺には怒貪虎さんがまだ本気を出していないことは分かっていた。
他にも、多くの者がそれを感じているだろう。
竹流の戦いは確かに凄まじいが、怒貪虎さんは最初の左手の負傷以外の傷は無い。
竹流もまだそれほどの深い負傷は無いはずだが、全身から血飛沫を挙げている。
竹流が50本の「槍雷」を全身から放ちながら、刀で「連山」を撃った。
怒貪虎さんは真っ向から神宮寺家の「無限斬」で対応する。
竹流の全身からまた血飛沫が舞い上がる。
竹流はすぐさま「空羽」の高速移動で怒貪虎さんに襲い掛かる。
怒貪虎さんは後ろへ跳んで距離を取った。
竹流が両腕を拡げたのを見て、俺が叫んだ。
「「マルミワドワーズ」だ! 避けて下さい!」
竹流の固有技だった。
あれを撃てば、この一帯が破壊される。
あのおとなしく優しい竹流の、意識が変成している。
大技を躊躇なく繰り出すつもりだ。
怒貪虎さんに巨大な螺旋の光が向かう。
地面が爆発しながら周囲に飛び散る。
「ケロケロ!」
怒貪虎さんが剣を下段から振り上げた。
螺旋が割れながら上方に爆発していく。
どんな剣技か分からねぇ。
凄まじい爆風とエネルギーで、剣士たちが吹っ飛んで行く。
咄嗟に俺を護ろうとして前に立った虎蘭を、俺が背後に回した。
「高虎さん!」
「大丈夫だ!」
近くにいた聖が天丸の前に立っていた。
虎白さんは腕を組んだままだ。
「虎白さん!」
「まだだ!」
竹流がまた叫んでいた。
《ウォォォォォー》
怒貪虎さんに突っ込んで行く。
怒貪虎さんの剣は刀身が消えていた。
先ほどの「マルミワドワーズ」を上空へ打ち上げた剣技で、恐らく刀身が蒸発したのだろう。
しかし怒貪虎さんはまだ柄を握ったままだった。
「!」
俺には喪われたはずの柄の先の刀身が見えた!
「高虎! 「虎王鏡」だ! よく見ておけ!」
「はい!」
怒貪虎さんは幻の「虎王」を握っていた。
それが「虎王」であることは、俺にはすぐに分かった。
あれは確実に「虎王」だ。
竹流が両手を拡げて迫る。
そして「マルミワドワーズ」ではない何かの技を撃った。
螺旋ではない、三角形の連続のようなものが伸びて行く。
怒貪虎さんは「極星結界」でそれを防ぎながら、また俺の知らない技を撃った。
周囲が白光で満たされ、しばらくして目を開けると、全てが終わっていた。
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