2,804 / 2,808
「虎」の軍 新体制 Ⅴ
しおりを挟む
「虎」の軍に入りたいとばかり思っていた馬込には、自分がいきなり新設の部隊長になるという話は想定外だった。
しかし、俺には馬込を推す確固とした理由があった。
「ルーとハーから聞いているよ。小学校を二人が支配した時、最後までお前が逆らっていたと」
「ま、まあ、その通りです。俺はバカで生意気な人間ですから」
自分の汚点と思うことを素直に認める馬込を気に入っている。
そうでなければ、主力部隊を何としても護るという《ハイドラ》は率いることが出来ない。
失敗を正当化する理由、そして諦める理由は無限に生まれるからだ。
自分の失敗を、能力の低さを認める人間こそ、次に進んで何かを成し遂げることが出来る。
「そうじゃねぇよ。みんなが、教師たちまでが双子にかしずいていた。双子に逆らうことは、周囲の全員を敵に回すことだった。お前の味方はおらず。お前はみんなから嫌われて不思議じゃなかった。それでもお前は貫いた」
「ただのバカだったんですよ」
「バカでもなんでも、普通は出来ることじゃねぇ。孤立してみんなに否定されてもお前は逆らい続けた。要は、状況ではなく、お前自身の大事なものを貫く人間だ、ということだ」
「……」
馬込も思い出しているのだろう。
恥も後悔も多いのだろうが、それでも馬込は思い出していた。
「そりゃな、当時のお前は下らない欲望だったんだろうよ。誰もがルーとハーに従うのが気に喰わないというよりも、お前自身を特別な人間に起きたかった。従えば楽だったろうが、お前はルーとハーに自分を特別に見て欲しかった。それを四面楚歌の中で思っていた」
「やっぱ、下らない人間ですよね」
「まあな」
「いや、ちょっとは違うと……」
みんなで笑った。
「戦場で圧倒的な敵を前にして退却するのは正しい。でもな、そうすれば戦略は崩れ、目的は達成出来ない。《ハイドラ》は、だからきつい状況、絶望的な状況の中で何とかする部隊なんだ。馬込のような人間に任せたい理由の一つだな」
「え、そんな……」
馬込は困っているようだ。
欲の突っ張った自分の過去が、そのように評価されるとは思ってもみなかっただろう。
俺は更に続けた。
「小学校の修学旅行でか。お前は花火の火薬を丸めて二人と戦おうとしたそうじゃないか」
「あ、あれは! あれは本当にバカで、今でも冷や汗が出ます!」
「ワハハハハハハ! まあな。でも、その発想は普通はねぇ。まあ、俺には分かるが殺そうとか酷い怪我を狙ったわけじゃねぇ。ただ、二人を驚かせたかったんだろうがな」
「まあ、その通りです。やられっぱなしの俺が、一泡吹かせたかったというか」
「タカさん、あれは危なかったよ!」
「馬込も火傷したもんね!」
双子が抗議した。
大量の火薬は確かに危険だ。
間違えば本当に爆発を起こしかねない。
「そうだけどな。でも、重要なのは馬込がお前たちを驚かせようというその発想だ。戦場では思いもよらないことが起きる。敵は常に強大で膨大だ。その場で対応出来る戦術が必要だ。だから俺は馬込に期待している」
「石神さん!」
「馬込、頑張ってね」
「期待してるからね!」
「ルー、ハー、ありがとう!」
二人が両側から馬込の頬にキスをした。
打ち合わせも合図も無く同時に同じことをするので、やはりこの双子は凄いと思う。
そして馬込が満面の笑みで立ち上がった。
「ヤッタァァァァァァーーーー!」
前に栞のそんなのを見たことを思い出して微笑んだ。
純粋な人間はいい。
その後で、具体的にいつ高校を辞めるのか、その後のことを話した。
高校は週明けにも辞めると言い、馬込の決意をまた感じた。
その後はまずアラスカとも思っていたが、馬込は「花岡」はそこそこに身に着けている。
双子の特別指導のお陰だ。
馬込は誰よりも努力し、「花岡」を習得した。
だから斬の所か、もしくはいきなりあそこか。
興奮する馬込を座らせて、話を続けた。
「花岡斬という「花岡」の総本山がいる。そこでならば「花岡」を極めることが出来るだろう」
「はい!」
「ただ、斬は人間としてぶっ壊れている。お前にまともな指導はしないかもしれない」
「それでもいいです!」
いい度胸だ。
「もう一つは石神家本家だ」
「はい?」
「そこは斬の所以上に厳しい。でも、お前が認められれば、最高の戦士になれるだろう」
「ほんとうですか!」
「まあな。この世であそこ以上の鍛錬場はねぇ」
「じゃあ、俺はそこへ!」
「ただな、本当に相当に厳しいぞ。俺も何度も死に掛けている」
「マジですか! 石神さんがそこまで!」
「俺の家系の本家なんだ。まあ、俺が今は当主だけどな」
「カッケェー!」
俺が腕を組んで鷹揚にうなずくと、ハーがスマホの画像を馬込に向けていた。
それまで馬込がキラキラした目で俺を見ているのが変わった。
なんだ?
「え、これが石神さん……」
俺も覗き込むと、俺が斬られまくって裸で泣いている写真だった。
「こりゃひでぇ……」
「……」
確かにひでぇ。
でも、あそこならばやめてくれと言っても辞めさせねぇし、逃げれば必ず捕まって物凄いことになる。
一旦虎白さんたちが引き受ければ、馬込は必ず強くなる。
「どうだ、怖くなったか?」
「俺は石神家へ行きたいです!」
「マジか!」
「はい。確実に強くなれそうなのはそっちですよね?」
「まあな。斬の所へも必ず行って貰うけどな。まずは石神家でいいのか?」
「はい!」
「ああ、多分、石神家じゃ竹流と一緒になるから、ちょっとはましかもな」
「竹流?」
「連城竹流、お前と同い年だよ。今はアゼルバイジャンで任務に就いている。でも一度呼び戻して本格的に鍛え上げるつもりなんだ」
「そうなんですか」
「お前よりも強い。「虎」の軍のネイムドで「サイレント・タイガー=静かなる虎」と呼ばれている」
「そんな奴が俺と一緒に?」
「まあ、あそこじゃ大した違いはねぇ。同年代の奴がいれば、辛い鍛錬も少しは楽かもしれないな」
「はい! 竹流と会うのが楽しみになりました!」
「そうか。じゃあその方向で進めるぞ」
「はい、お願いします!」
知らないからだろうが、地獄を選びやがる。
もう、泣いても許されねぇけどな!
でも、ルーとハーが信頼する男だ。
なんとかすんだろう。
亜紀ちゃんがマキシムのケーキを切って来た。
柳がコーヒーを淹れてみんなに配る。
双子が馬込に頑張るように言い、馬込も喜んでいた。
「多分死ぬことは無いけどさ、でも手足はなくなるかもだからね!」
「橋田病院は腕がいいから大体は大丈夫だよ! それに片手でやってる人もいるからね!」
「……」
馬込のテンションが下がっていたがもう遅ぇ。
まあ、がんばれ。
しかし、俺には馬込を推す確固とした理由があった。
「ルーとハーから聞いているよ。小学校を二人が支配した時、最後までお前が逆らっていたと」
「ま、まあ、その通りです。俺はバカで生意気な人間ですから」
自分の汚点と思うことを素直に認める馬込を気に入っている。
そうでなければ、主力部隊を何としても護るという《ハイドラ》は率いることが出来ない。
失敗を正当化する理由、そして諦める理由は無限に生まれるからだ。
自分の失敗を、能力の低さを認める人間こそ、次に進んで何かを成し遂げることが出来る。
「そうじゃねぇよ。みんなが、教師たちまでが双子にかしずいていた。双子に逆らうことは、周囲の全員を敵に回すことだった。お前の味方はおらず。お前はみんなから嫌われて不思議じゃなかった。それでもお前は貫いた」
「ただのバカだったんですよ」
「バカでもなんでも、普通は出来ることじゃねぇ。孤立してみんなに否定されてもお前は逆らい続けた。要は、状況ではなく、お前自身の大事なものを貫く人間だ、ということだ」
「……」
馬込も思い出しているのだろう。
恥も後悔も多いのだろうが、それでも馬込は思い出していた。
「そりゃな、当時のお前は下らない欲望だったんだろうよ。誰もがルーとハーに従うのが気に喰わないというよりも、お前自身を特別な人間に起きたかった。従えば楽だったろうが、お前はルーとハーに自分を特別に見て欲しかった。それを四面楚歌の中で思っていた」
「やっぱ、下らない人間ですよね」
「まあな」
「いや、ちょっとは違うと……」
みんなで笑った。
「戦場で圧倒的な敵を前にして退却するのは正しい。でもな、そうすれば戦略は崩れ、目的は達成出来ない。《ハイドラ》は、だからきつい状況、絶望的な状況の中で何とかする部隊なんだ。馬込のような人間に任せたい理由の一つだな」
「え、そんな……」
馬込は困っているようだ。
欲の突っ張った自分の過去が、そのように評価されるとは思ってもみなかっただろう。
俺は更に続けた。
「小学校の修学旅行でか。お前は花火の火薬を丸めて二人と戦おうとしたそうじゃないか」
「あ、あれは! あれは本当にバカで、今でも冷や汗が出ます!」
「ワハハハハハハ! まあな。でも、その発想は普通はねぇ。まあ、俺には分かるが殺そうとか酷い怪我を狙ったわけじゃねぇ。ただ、二人を驚かせたかったんだろうがな」
「まあ、その通りです。やられっぱなしの俺が、一泡吹かせたかったというか」
「タカさん、あれは危なかったよ!」
「馬込も火傷したもんね!」
双子が抗議した。
大量の火薬は確かに危険だ。
間違えば本当に爆発を起こしかねない。
「そうだけどな。でも、重要なのは馬込がお前たちを驚かせようというその発想だ。戦場では思いもよらないことが起きる。敵は常に強大で膨大だ。その場で対応出来る戦術が必要だ。だから俺は馬込に期待している」
「石神さん!」
「馬込、頑張ってね」
「期待してるからね!」
「ルー、ハー、ありがとう!」
二人が両側から馬込の頬にキスをした。
打ち合わせも合図も無く同時に同じことをするので、やはりこの双子は凄いと思う。
そして馬込が満面の笑みで立ち上がった。
「ヤッタァァァァァァーーーー!」
前に栞のそんなのを見たことを思い出して微笑んだ。
純粋な人間はいい。
その後で、具体的にいつ高校を辞めるのか、その後のことを話した。
高校は週明けにも辞めると言い、馬込の決意をまた感じた。
その後はまずアラスカとも思っていたが、馬込は「花岡」はそこそこに身に着けている。
双子の特別指導のお陰だ。
馬込は誰よりも努力し、「花岡」を習得した。
だから斬の所か、もしくはいきなりあそこか。
興奮する馬込を座らせて、話を続けた。
「花岡斬という「花岡」の総本山がいる。そこでならば「花岡」を極めることが出来るだろう」
「はい!」
「ただ、斬は人間としてぶっ壊れている。お前にまともな指導はしないかもしれない」
「それでもいいです!」
いい度胸だ。
「もう一つは石神家本家だ」
「はい?」
「そこは斬の所以上に厳しい。でも、お前が認められれば、最高の戦士になれるだろう」
「ほんとうですか!」
「まあな。この世であそこ以上の鍛錬場はねぇ」
「じゃあ、俺はそこへ!」
「ただな、本当に相当に厳しいぞ。俺も何度も死に掛けている」
「マジですか! 石神さんがそこまで!」
「俺の家系の本家なんだ。まあ、俺が今は当主だけどな」
「カッケェー!」
俺が腕を組んで鷹揚にうなずくと、ハーがスマホの画像を馬込に向けていた。
それまで馬込がキラキラした目で俺を見ているのが変わった。
なんだ?
「え、これが石神さん……」
俺も覗き込むと、俺が斬られまくって裸で泣いている写真だった。
「こりゃひでぇ……」
「……」
確かにひでぇ。
でも、あそこならばやめてくれと言っても辞めさせねぇし、逃げれば必ず捕まって物凄いことになる。
一旦虎白さんたちが引き受ければ、馬込は必ず強くなる。
「どうだ、怖くなったか?」
「俺は石神家へ行きたいです!」
「マジか!」
「はい。確実に強くなれそうなのはそっちですよね?」
「まあな。斬の所へも必ず行って貰うけどな。まずは石神家でいいのか?」
「はい!」
「ああ、多分、石神家じゃ竹流と一緒になるから、ちょっとはましかもな」
「竹流?」
「連城竹流、お前と同い年だよ。今はアゼルバイジャンで任務に就いている。でも一度呼び戻して本格的に鍛え上げるつもりなんだ」
「そうなんですか」
「お前よりも強い。「虎」の軍のネイムドで「サイレント・タイガー=静かなる虎」と呼ばれている」
「そんな奴が俺と一緒に?」
「まあ、あそこじゃ大した違いはねぇ。同年代の奴がいれば、辛い鍛錬も少しは楽かもしれないな」
「はい! 竹流と会うのが楽しみになりました!」
「そうか。じゃあその方向で進めるぞ」
「はい、お願いします!」
知らないからだろうが、地獄を選びやがる。
もう、泣いても許されねぇけどな!
でも、ルーとハーが信頼する男だ。
なんとかすんだろう。
亜紀ちゃんがマキシムのケーキを切って来た。
柳がコーヒーを淹れてみんなに配る。
双子が馬込に頑張るように言い、馬込も喜んでいた。
「多分死ぬことは無いけどさ、でも手足はなくなるかもだからね!」
「橋田病院は腕がいいから大体は大丈夫だよ! それに片手でやってる人もいるからね!」
「……」
馬込のテンションが下がっていたがもう遅ぇ。
まあ、がんばれ。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる