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寮歌祭 準備
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少し遡った頃のこと。
私と柳さんがまだアフリカで戦っていた時。
一時的に帰国してタカさんと会った。
私ももちろんだけど、柳さんが嬉しそうだった。
その時にタカさんから、今年も寮歌祭へ出掛けると聞いた!
楽しみだなぁー。
それに、タカさんがさらに嬉しいことを言ってくれた!
「おい、良かったら真夜と真昼も誘ってみろよ」
「え! いいんですか!」
「もちろんだ。あいつら、鍛錬も頑張ってるしよ。たまには息抜きもさせてやれ」
「はい! 喜びますよー!」
「おいおい、寮歌祭が何なのかも知らないだろう」
タカさんが笑って言ったけど、あんなに楽しい集まりは滅多に無い。
みなさん教養が高く、お話しをすれば勉強になることばかりだ。
すぐに真夜に電話すると、すぐに真昼と来ると言った。
しばらく顔を見ていないので、是非会いたいと。
嬉しいことを言ってくれる!
すぐにうちに来て、寮歌祭のことを話すと真夜たちは即決で行くと言ってくれた。
「じゃあ、何を着て行きましょうかねー」
「何でもいいんだよ。でも、なるべく清楚な恰好がいいかな」
「そうなんですか、亜紀さんはどんな?」
「私は着物で行く! 着る機会はなるべく着物で行きたいから」
「いいですね! じゃあ私も着物がいいなぁ」
「真夜持ってるの!」
「え、いいえ、持ってません。でも、着物っていいですよね。成人式ではレンタルでしたけど、あれは良かったですよ」
「じゃあ、作れば?」
「え?」
「今からなら間に合うよ。あ、私、いいお店知ってる!」
着物と言えば、タカさんの御友人の亀さんのお店だぁ!
「そうなんですか!」
「お姉ちゃん、私も作っていい?」
「もちろんだよ!」
着物は高価なものだけど、まー、真夜は超お金持ちだぁ。
レッドダイヤモンドとかの代金で、数百億は余裕で持ってる。
「真夜は分かるけどさ」
「はい?」
「真昼はルーとハーと、ケダモノ・マイクロビキニじゃないの?」
「え! ひどいですよ!」
「そう?」
散々アレで近所を走ってるくせに。
まあ、いいけど。
「あー、私はちょっと一緒に行けないかぁー」
「まだお忙しいんですね」
「うん。でも電話しておくよ!」
「ほんとですか! じゃあ、真昼と一緒に行って来ます!」
「分かった!」
私は柳さんと散々海外の戦場にいた時だったので、日本橋のタカさんの御友人、亀さんの呉服屋さんを教えて、二人に出掛けさせることにした。
タカさんがすぐに亀さんに連絡して頼んでくれた。
亀さんは喜んでくれ、真夜と真昼を歓迎してくれると言ってくれた。
タカさんが私にも話せと、電話を寄越した。
「あの、お金は持ってるんで、いいものをお願いします」
「はい、分かりました。亜紀さんのお友達ですもんね、大歓迎ですよ」
「ありがとうございます!」
私と柳さんはまたアフリカ戦線に戻り、真夜たちはその間に亀さんのお店「亀井呉服店」へ出掛けて行った。
9月の半ば。
私はもうアフリカ戦線を終えて、日本でのんびりしていた。
今日は真夜と真昼の出来上がった着物を一緒に引き取りに行く。
一緒に出掛けるのも久しぶりなので、前にタカさんと行った日本橋の懐石料理の美味しいお店を予約した。
もちろん「特別メニュー」だ!
私がデモちゃん(ダッジ・チャレンジャー SRT デーモン 170/超改造スペシャルモデル)を出した。
私のデモちゃんは、以前はメーカーの硬いベンチシートだったが、タカさんに紹介された改造屋さんにお願いして、前は赤のバケットシートにクロスハーネス、後部も柔らかいシートに交換した。
だって、お友達も乗っけるじゃん!
まあ、真夜が一番多く4回、兄弟たちで何回か。
エンジン回りやサスペンション、足回りなどもいじった。
そのお陰で80馬力も上がったよ!
外装も結構いじって、フロントのデーモンのでかいプリントが盛り上がったものになって目立つ。
エアスポイラーも凶悪なものが換装された。
見た目で大きく変わったのはフロントグリルだ。
カッチョイイ形にしてくれ、お気に入りです!
ちょっとシャコタン。
「亜紀さん、今日はすみません」
「いいってことよ! 真夜と真昼の晴れ姿のためだもんね!」
「亜紀さん、ありがとうございます!」
後ろで真昼も喜んでいた。
「虎」の軍ナンバーなので、ガンガン飛ばしていく。
日本橋の高島屋の駐車場にデモちゃんを入れ、亀さんの呉服屋に向かった。
私も、真夜と真昼がどんな着物にしたのかは知らない。
今日の楽しみにして、何も聞いていなかった。
小物や着物用のハンガーの衣紋掛けなどは、先に届けてもらっている。
だから今日は着物と帯を頂くだけになっている。
お店に入ると亀さんが待っていてくれた。
「ようこそ。お待ちしてましたよ」
「亀さん! お久し振りです!」
「亜紀ちゃん、今日も綺麗だね! 真夜さんと真昼さんもお待ちしてました。どうぞ、出来てますよ」
「「ありがとうございます!」」
畳の上に上がって、二人の着物を見る。
素敵だ!
真夜は淡い綺麗な水色の地に、美しい孔雀が羽を拡げている柄だった。
背中の首の下には満月がある。
私の着物の一枚が大きな月の絵柄なので、合わせたのだろうか。
真昼の着物はベージュの地に色とりどりの美しい海辺の街が描かれていた。
変わった絵柄だが、街並みの美しさが素晴らしかった。
「亜紀さん、どうですか?」
「二人とも素晴らしいよ! 亀さん、素敵ですよね!」
「ええ、本当に。若い作家さんのデザインなんですが、どちらもいいものですよねぇ」
「はい!」
なんでも、美大出身の方のデザインらしい。
着物の世界も、新しい風が吹いている。
真夜も真昼も嬉しそうに見ていた。
反物で選んだらしいが、いい趣味だ。
二人が手伝われて、羽織って見せた。
やっぱり素敵だ。
着物を畳んでもらっている間に、お茶をいただいて亀さんとお話しした。
「デザインは若い作家さんなんですけどね。織も染めも刺繍も縫製も、ベテランの職人がやったものです」
「そうなんですか!」
「亜紀さんがあちこちで着物を着て歩いてくれているでしょう?」
「え? ええ、好きですから」
「それをね、結構な人が見てくれててね。着物を欲しがる人が増えて来ているんです」
「そうなんですか?」
意識したことはないが、確かにいろいろなイベントで着物を着て出ていた。
御堂さん関連の行事も多く、そういえばマスコミに映っているかもしれない。
「RHU=HER」のイベントなんかでも着て行った。
大評判の「ミート・デビル」にも何度も着て出かけた。
そういうことが、着物の評判をちょっとだけ広めたのかもしれない。
亀さんが、幾つかの記事やネットのスクショなんかを閉じたスクラップブックを見せてくれた。
他の人のものもあるが、私の写真が一杯あった。
「ね? 亜紀さんのお陰ですって」
「全然、そんなこと! 私はただ好きで着てるだけですよ!」
「それがいいんでしょう。見せびらかすわけではなく、好きで着ているのがみなさんに伝わっているんですよ」
「あ! あの着物ですよ! 本当に最高の着物ですから!」
「そうですね、そういうものもあるでしょう。でも、着物が喜んでいるのが分かります。そういうことですよ」
「そうなんですか!」
着物が喜んでくれているというのが、嬉しかった。
亀さんがそう言ってくれるなら、本当にそうなんだろうと思った。
本当に素晴らしい物が世の中に浸透していく。
私はそのことが本当に嬉しかった。
「亀さん、お世話になりました!」
「着物、大切にしますね!」
「はい、どうぞよろしくお願いします」
手提げのケースに入れてもらい、真夜と真昼がニコニコしてそれを持ち、お礼を言ってお店を出た。
お店の出口で、亀さんたちが頭を下げ続けて見送ってくれていた。
私と柳さんがまだアフリカで戦っていた時。
一時的に帰国してタカさんと会った。
私ももちろんだけど、柳さんが嬉しそうだった。
その時にタカさんから、今年も寮歌祭へ出掛けると聞いた!
楽しみだなぁー。
それに、タカさんがさらに嬉しいことを言ってくれた!
「おい、良かったら真夜と真昼も誘ってみろよ」
「え! いいんですか!」
「もちろんだ。あいつら、鍛錬も頑張ってるしよ。たまには息抜きもさせてやれ」
「はい! 喜びますよー!」
「おいおい、寮歌祭が何なのかも知らないだろう」
タカさんが笑って言ったけど、あんなに楽しい集まりは滅多に無い。
みなさん教養が高く、お話しをすれば勉強になることばかりだ。
すぐに真夜に電話すると、すぐに真昼と来ると言った。
しばらく顔を見ていないので、是非会いたいと。
嬉しいことを言ってくれる!
すぐにうちに来て、寮歌祭のことを話すと真夜たちは即決で行くと言ってくれた。
「じゃあ、何を着て行きましょうかねー」
「何でもいいんだよ。でも、なるべく清楚な恰好がいいかな」
「そうなんですか、亜紀さんはどんな?」
「私は着物で行く! 着る機会はなるべく着物で行きたいから」
「いいですね! じゃあ私も着物がいいなぁ」
「真夜持ってるの!」
「え、いいえ、持ってません。でも、着物っていいですよね。成人式ではレンタルでしたけど、あれは良かったですよ」
「じゃあ、作れば?」
「え?」
「今からなら間に合うよ。あ、私、いいお店知ってる!」
着物と言えば、タカさんの御友人の亀さんのお店だぁ!
「そうなんですか!」
「お姉ちゃん、私も作っていい?」
「もちろんだよ!」
着物は高価なものだけど、まー、真夜は超お金持ちだぁ。
レッドダイヤモンドとかの代金で、数百億は余裕で持ってる。
「真夜は分かるけどさ」
「はい?」
「真昼はルーとハーと、ケダモノ・マイクロビキニじゃないの?」
「え! ひどいですよ!」
「そう?」
散々アレで近所を走ってるくせに。
まあ、いいけど。
「あー、私はちょっと一緒に行けないかぁー」
「まだお忙しいんですね」
「うん。でも電話しておくよ!」
「ほんとですか! じゃあ、真昼と一緒に行って来ます!」
「分かった!」
私は柳さんと散々海外の戦場にいた時だったので、日本橋のタカさんの御友人、亀さんの呉服屋さんを教えて、二人に出掛けさせることにした。
タカさんがすぐに亀さんに連絡して頼んでくれた。
亀さんは喜んでくれ、真夜と真昼を歓迎してくれると言ってくれた。
タカさんが私にも話せと、電話を寄越した。
「あの、お金は持ってるんで、いいものをお願いします」
「はい、分かりました。亜紀さんのお友達ですもんね、大歓迎ですよ」
「ありがとうございます!」
私と柳さんはまたアフリカ戦線に戻り、真夜たちはその間に亀さんのお店「亀井呉服店」へ出掛けて行った。
9月の半ば。
私はもうアフリカ戦線を終えて、日本でのんびりしていた。
今日は真夜と真昼の出来上がった着物を一緒に引き取りに行く。
一緒に出掛けるのも久しぶりなので、前にタカさんと行った日本橋の懐石料理の美味しいお店を予約した。
もちろん「特別メニュー」だ!
私がデモちゃん(ダッジ・チャレンジャー SRT デーモン 170/超改造スペシャルモデル)を出した。
私のデモちゃんは、以前はメーカーの硬いベンチシートだったが、タカさんに紹介された改造屋さんにお願いして、前は赤のバケットシートにクロスハーネス、後部も柔らかいシートに交換した。
だって、お友達も乗っけるじゃん!
まあ、真夜が一番多く4回、兄弟たちで何回か。
エンジン回りやサスペンション、足回りなどもいじった。
そのお陰で80馬力も上がったよ!
外装も結構いじって、フロントのデーモンのでかいプリントが盛り上がったものになって目立つ。
エアスポイラーも凶悪なものが換装された。
見た目で大きく変わったのはフロントグリルだ。
カッチョイイ形にしてくれ、お気に入りです!
ちょっとシャコタン。
「亜紀さん、今日はすみません」
「いいってことよ! 真夜と真昼の晴れ姿のためだもんね!」
「亜紀さん、ありがとうございます!」
後ろで真昼も喜んでいた。
「虎」の軍ナンバーなので、ガンガン飛ばしていく。
日本橋の高島屋の駐車場にデモちゃんを入れ、亀さんの呉服屋に向かった。
私も、真夜と真昼がどんな着物にしたのかは知らない。
今日の楽しみにして、何も聞いていなかった。
小物や着物用のハンガーの衣紋掛けなどは、先に届けてもらっている。
だから今日は着物と帯を頂くだけになっている。
お店に入ると亀さんが待っていてくれた。
「ようこそ。お待ちしてましたよ」
「亀さん! お久し振りです!」
「亜紀ちゃん、今日も綺麗だね! 真夜さんと真昼さんもお待ちしてました。どうぞ、出来てますよ」
「「ありがとうございます!」」
畳の上に上がって、二人の着物を見る。
素敵だ!
真夜は淡い綺麗な水色の地に、美しい孔雀が羽を拡げている柄だった。
背中の首の下には満月がある。
私の着物の一枚が大きな月の絵柄なので、合わせたのだろうか。
真昼の着物はベージュの地に色とりどりの美しい海辺の街が描かれていた。
変わった絵柄だが、街並みの美しさが素晴らしかった。
「亜紀さん、どうですか?」
「二人とも素晴らしいよ! 亀さん、素敵ですよね!」
「ええ、本当に。若い作家さんのデザインなんですが、どちらもいいものですよねぇ」
「はい!」
なんでも、美大出身の方のデザインらしい。
着物の世界も、新しい風が吹いている。
真夜も真昼も嬉しそうに見ていた。
反物で選んだらしいが、いい趣味だ。
二人が手伝われて、羽織って見せた。
やっぱり素敵だ。
着物を畳んでもらっている間に、お茶をいただいて亀さんとお話しした。
「デザインは若い作家さんなんですけどね。織も染めも刺繍も縫製も、ベテランの職人がやったものです」
「そうなんですか!」
「亜紀さんがあちこちで着物を着て歩いてくれているでしょう?」
「え? ええ、好きですから」
「それをね、結構な人が見てくれててね。着物を欲しがる人が増えて来ているんです」
「そうなんですか?」
意識したことはないが、確かにいろいろなイベントで着物を着て出ていた。
御堂さん関連の行事も多く、そういえばマスコミに映っているかもしれない。
「RHU=HER」のイベントなんかでも着て行った。
大評判の「ミート・デビル」にも何度も着て出かけた。
そういうことが、着物の評判をちょっとだけ広めたのかもしれない。
亀さんが、幾つかの記事やネットのスクショなんかを閉じたスクラップブックを見せてくれた。
他の人のものもあるが、私の写真が一杯あった。
「ね? 亜紀さんのお陰ですって」
「全然、そんなこと! 私はただ好きで着てるだけですよ!」
「それがいいんでしょう。見せびらかすわけではなく、好きで着ているのがみなさんに伝わっているんですよ」
「あ! あの着物ですよ! 本当に最高の着物ですから!」
「そうですね、そういうものもあるでしょう。でも、着物が喜んでいるのが分かります。そういうことですよ」
「そうなんですか!」
着物が喜んでくれているというのが、嬉しかった。
亀さんがそう言ってくれるなら、本当にそうなんだろうと思った。
本当に素晴らしい物が世の中に浸透していく。
私はそのことが本当に嬉しかった。
「亀さん、お世話になりました!」
「着物、大切にしますね!」
「はい、どうぞよろしくお願いします」
手提げのケースに入れてもらい、真夜と真昼がニコニコしてそれを持ち、お礼を言ってお店を出た。
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