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不死者の軍「グレイプニル」 Ⅲ
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ルイーサは俺が予想以上に評価を高めたのを感じ、満足そうに微笑んでいた。
上機嫌で俺に言った。
「タカトラ、食事にするか?」
「おう!」
ルイーサが命じて俺たちは居城へ戻って食堂へ案内された。
もちろん、あのおどろおどろしい馬車での移動だ。
いつまでたっても慣れねぇ。
うちとは比べ物にならない程巨大なテーブルがあり、俺とルイーサは向かい合って食事を始める。
ほんの少しも待たされることなく料理が運ばれてくる。
コース料理だが、どれもとんでもないほどに美味い。
これを喰うのが俺の訪問の楽しみにさえなっている。
食事をしながら話した。
「「グレイプニル」はルイーサの復活に伴って強くなってんだよな?」
「ああ、前にも言ったが期待して良いぞ。既にわれの力は全盛期以上だ」
最初にルイーサと出会った時には、明らかに老婆だった。
それが今では信じられないほどに若返っている。
ルイーサとその眷属には細胞学的なテロメアや老化の仕組みは無いのかもしれない。
細胞は必ず劣化する仕組みを持っているのだ。
決して修復され、甦ることはない。
しかし、ノスフェラトゥ、不死者の一族にはその常識が無い。
以前にルイーサから、自分が力を取り戻す程に眷族たちの能力も上がるのだと聞いていた。
俺たちにちょっかいを出して来たハインリヒたちは、少しはやる奴らだったが俺たちにも、「業」のライカンスロープにも太刀打ちできなかった。
「ブルートシュヴァルト」を急襲した時も、まるで相手にならない体たらくだった。
だが今では格段に能力が挙がっているのが分かる。
ルイーサの復活が本当に影響しているのだ。
そしてそれは吸血鬼の一族なのだから、血を吸ったに決まっている。
「ところで、ルイーサはどんだけ血を飲んだんだよ?」
「美獣、本当に聞きたいのか?」
ルイーサが悪戯っぽく俺に微笑んで聞いた。
「うーん、いやいいや」
聞いても仕方が無い。
人間的には肯定しにくいものなのだろうが、俺にはルイーサが大事だ。
犠牲になった人間がいるとしても、知らん。
まあ、同情する気持ちはあるのだが。
俺の心を読んだかのように、ルイーサが笑っていた。
「心配するな。お前以外の血は飲んでおらん」
「あ?」
「お前から十分な血を貰った。何しろ《神素》を含む「美獣」の極上の血だ。それ以外は到底求める気にもならんよ」
確かにルイーサには俺の血を吸わせていた。
俺が来るたびに首から直接吸われ、最初はどうにも落ち着かなかった。
吸血行為で俺がルイーサに操られることは無かった。
最初にルイーサがそう言ったので信じ、実際に何事もない。
ただ血を吸われただけだ。
牙を突き立てられる時に軽い痛みはあったが、その後はむしろ陶酔に近い。
これが吸血鬼の魅力かと分かった。
「ああ、毎回来るたびに吸われたもんなぁ」
「そうだ。今生のお前は気前が良い」
「なに! お前、前世の俺はもっとガブガブやってたと言ってたじゃんか! 騙したな!」
「フフフ、忘れているお前が悪いのだ」
「このやろう」
まあ、別に構わないので俺も笑った。
俺の血が特別であるのは自覚しているが、ルイーサであれば良い影響しかないだろう。
何しろ俺以上に血の専門家だ。
「次の戦闘では、わらわが自ら力を示してやろう」
「本当か! じゃあ、俺も顔を出すな」
「そうしろ。久しぶりにお前の前で大妖魔たちをくびき殺してくれる」
「おう!]
ルイーサの戦闘は見たことが無い。
所作も非常に優雅ではあっても、別に戦闘に長けた動きには見えない。
しかし、美しい姿から立ち昇り放たれて来る強大な波動は、もちろん只者ではないことを示している。
普段はむしろ抑えているのだ。
そうしなければ、恐らく一般の人間は意識を保てないだろう。
ノスフェラトゥの女王とはどのようなものなのかが分かる。
圧倒的な存在として数千年を君臨して来たのだ。
更に、その力は膨大な眷属にまで多大な影響を及ぼしている。
前回は、マクシミリアンたちとの共同戦だった。
あの戦闘は「業」の軍が「ローテスラント」の輸入した資源を狙ってのものだった。
俺がロシアの資源をクロピョンに命じてガンガンアラスカへ移動させたことで、ロシアは深刻な資源不足に陥った。
本来はパイプラインでヨーロッパに石油を送っていたが、その余裕は無くなり、そのお陰でヨーロッパでも深刻な石油不足が起きつつあった。
その状況を鑑みて、俺はロックハート家に石油や他の資源の輸送を頼んでいたが、まあひと悶着の後で「ローテスラント」に輸入の一部を任せるようになった。
その備蓄タンクや倉庫を狙われての戦闘だった。
あらかじめ襲撃の情報を得ており、バチカンのマクシミリアンたちと「グレイプニル」の前身である「ブルートシュヴァルト」に迎撃を頼んだ。
その時点では、まだルイーサの力はほとんど戻ってはいなかった。
「ブルートシュヴァルト」の不死性と人間以上の身体能力はあったのだが。
むしろマクシミリアンたちの方が戦闘力は高かった。
だから「ブルートシュヴァルト」たちを前衛とし、敵の攻撃を惹き付ける作戦だった。
敵は妖魔を体内に取り入れたライカンスロープとバイオノイドの軍勢だった。
恐らく、人間の軍隊では撃破出来ないと「業」の側も考えていたに違いない。
しかし、マクシミリアンたちと「ブルートシュヴァルト」が立ちはだかり、予想外の戦闘の末に敗退した。
マクシミリアンたちは前面で攻撃を引き受ける「ブルートシュヴァルト」たちのお陰で、襲い来る敵を余裕をもって殲滅していった。
「ブルートシュヴァルト」に犠牲者は出たが、全員回復し最終的には無傷で作戦を終えることが出来た。
見事に共同戦を成功させ、想定外の戦闘集団によって迎撃されたために、「業」たちも驚いたことだろう。
そのため、それ以降、資源を奪うという襲撃は無かった。
簡単に手に入るという前提が崩れたためだ。
あの作戦には、ヨーロッパに侵食する意図もあっただろう。
しかし「虎」の軍とは別の、未知の対抗戦力があると知った「業」は、欧米以外からの資源獲得へ戦略を転換させた。
その結果中南米やアフリカが狙われた。
俺たちはその拠点を襲うようになり、その誘導によって《ハイヴ》の建造を見逃すことになってしまったが。
敵も暢気なバカではなかった。
そして今、新たな転回点に来ている。
「虎」の軍は本格的に《ハイヴ》の攻略を始め、恐らく「業」は《ニルヴァーナ》による世界戦略を始める。
俺たちは《ハイヴ》攻略によって、その戦略を阻止する考えだ。
《ハイヴ》攻略は、まだ「虎」の軍でも一部の者にしか任せられない。
「業」もそれが分かっているから、この間に《ニルヴァーナ》を使うに違いない。
敵に知られないようにはしているが、俺が本調子ではなく、聖も使えない状況だ。
だから新たな攻略戦力を求めていた。
ルイーサの能力の拡大によって、「グレイプニル」の戦闘力は飛躍的に上がっている。
行くぜぇ!
上機嫌で俺に言った。
「タカトラ、食事にするか?」
「おう!」
ルイーサが命じて俺たちは居城へ戻って食堂へ案内された。
もちろん、あのおどろおどろしい馬車での移動だ。
いつまでたっても慣れねぇ。
うちとは比べ物にならない程巨大なテーブルがあり、俺とルイーサは向かい合って食事を始める。
ほんの少しも待たされることなく料理が運ばれてくる。
コース料理だが、どれもとんでもないほどに美味い。
これを喰うのが俺の訪問の楽しみにさえなっている。
食事をしながら話した。
「「グレイプニル」はルイーサの復活に伴って強くなってんだよな?」
「ああ、前にも言ったが期待して良いぞ。既にわれの力は全盛期以上だ」
最初にルイーサと出会った時には、明らかに老婆だった。
それが今では信じられないほどに若返っている。
ルイーサとその眷属には細胞学的なテロメアや老化の仕組みは無いのかもしれない。
細胞は必ず劣化する仕組みを持っているのだ。
決して修復され、甦ることはない。
しかし、ノスフェラトゥ、不死者の一族にはその常識が無い。
以前にルイーサから、自分が力を取り戻す程に眷族たちの能力も上がるのだと聞いていた。
俺たちにちょっかいを出して来たハインリヒたちは、少しはやる奴らだったが俺たちにも、「業」のライカンスロープにも太刀打ちできなかった。
「ブルートシュヴァルト」を急襲した時も、まるで相手にならない体たらくだった。
だが今では格段に能力が挙がっているのが分かる。
ルイーサの復活が本当に影響しているのだ。
そしてそれは吸血鬼の一族なのだから、血を吸ったに決まっている。
「ところで、ルイーサはどんだけ血を飲んだんだよ?」
「美獣、本当に聞きたいのか?」
ルイーサが悪戯っぽく俺に微笑んで聞いた。
「うーん、いやいいや」
聞いても仕方が無い。
人間的には肯定しにくいものなのだろうが、俺にはルイーサが大事だ。
犠牲になった人間がいるとしても、知らん。
まあ、同情する気持ちはあるのだが。
俺の心を読んだかのように、ルイーサが笑っていた。
「心配するな。お前以外の血は飲んでおらん」
「あ?」
「お前から十分な血を貰った。何しろ《神素》を含む「美獣」の極上の血だ。それ以外は到底求める気にもならんよ」
確かにルイーサには俺の血を吸わせていた。
俺が来るたびに首から直接吸われ、最初はどうにも落ち着かなかった。
吸血行為で俺がルイーサに操られることは無かった。
最初にルイーサがそう言ったので信じ、実際に何事もない。
ただ血を吸われただけだ。
牙を突き立てられる時に軽い痛みはあったが、その後はむしろ陶酔に近い。
これが吸血鬼の魅力かと分かった。
「ああ、毎回来るたびに吸われたもんなぁ」
「そうだ。今生のお前は気前が良い」
「なに! お前、前世の俺はもっとガブガブやってたと言ってたじゃんか! 騙したな!」
「フフフ、忘れているお前が悪いのだ」
「このやろう」
まあ、別に構わないので俺も笑った。
俺の血が特別であるのは自覚しているが、ルイーサであれば良い影響しかないだろう。
何しろ俺以上に血の専門家だ。
「次の戦闘では、わらわが自ら力を示してやろう」
「本当か! じゃあ、俺も顔を出すな」
「そうしろ。久しぶりにお前の前で大妖魔たちをくびき殺してくれる」
「おう!]
ルイーサの戦闘は見たことが無い。
所作も非常に優雅ではあっても、別に戦闘に長けた動きには見えない。
しかし、美しい姿から立ち昇り放たれて来る強大な波動は、もちろん只者ではないことを示している。
普段はむしろ抑えているのだ。
そうしなければ、恐らく一般の人間は意識を保てないだろう。
ノスフェラトゥの女王とはどのようなものなのかが分かる。
圧倒的な存在として数千年を君臨して来たのだ。
更に、その力は膨大な眷属にまで多大な影響を及ぼしている。
前回は、マクシミリアンたちとの共同戦だった。
あの戦闘は「業」の軍が「ローテスラント」の輸入した資源を狙ってのものだった。
俺がロシアの資源をクロピョンに命じてガンガンアラスカへ移動させたことで、ロシアは深刻な資源不足に陥った。
本来はパイプラインでヨーロッパに石油を送っていたが、その余裕は無くなり、そのお陰でヨーロッパでも深刻な石油不足が起きつつあった。
その状況を鑑みて、俺はロックハート家に石油や他の資源の輸送を頼んでいたが、まあひと悶着の後で「ローテスラント」に輸入の一部を任せるようになった。
その備蓄タンクや倉庫を狙われての戦闘だった。
あらかじめ襲撃の情報を得ており、バチカンのマクシミリアンたちと「グレイプニル」の前身である「ブルートシュヴァルト」に迎撃を頼んだ。
その時点では、まだルイーサの力はほとんど戻ってはいなかった。
「ブルートシュヴァルト」の不死性と人間以上の身体能力はあったのだが。
むしろマクシミリアンたちの方が戦闘力は高かった。
だから「ブルートシュヴァルト」たちを前衛とし、敵の攻撃を惹き付ける作戦だった。
敵は妖魔を体内に取り入れたライカンスロープとバイオノイドの軍勢だった。
恐らく、人間の軍隊では撃破出来ないと「業」の側も考えていたに違いない。
しかし、マクシミリアンたちと「ブルートシュヴァルト」が立ちはだかり、予想外の戦闘の末に敗退した。
マクシミリアンたちは前面で攻撃を引き受ける「ブルートシュヴァルト」たちのお陰で、襲い来る敵を余裕をもって殲滅していった。
「ブルートシュヴァルト」に犠牲者は出たが、全員回復し最終的には無傷で作戦を終えることが出来た。
見事に共同戦を成功させ、想定外の戦闘集団によって迎撃されたために、「業」たちも驚いたことだろう。
そのため、それ以降、資源を奪うという襲撃は無かった。
簡単に手に入るという前提が崩れたためだ。
あの作戦には、ヨーロッパに侵食する意図もあっただろう。
しかし「虎」の軍とは別の、未知の対抗戦力があると知った「業」は、欧米以外からの資源獲得へ戦略を転換させた。
その結果中南米やアフリカが狙われた。
俺たちはその拠点を襲うようになり、その誘導によって《ハイヴ》の建造を見逃すことになってしまったが。
敵も暢気なバカではなかった。
そして今、新たな転回点に来ている。
「虎」の軍は本格的に《ハイヴ》の攻略を始め、恐らく「業」は《ニルヴァーナ》による世界戦略を始める。
俺たちは《ハイヴ》攻略によって、その戦略を阻止する考えだ。
《ハイヴ》攻略は、まだ「虎」の軍でも一部の者にしか任せられない。
「業」もそれが分かっているから、この間に《ニルヴァーナ》を使うに違いない。
敵に知られないようにはしているが、俺が本調子ではなく、聖も使えない状況だ。
だから新たな攻略戦力を求めていた。
ルイーサの能力の拡大によって、「グレイプニル」の戦闘力は飛躍的に上がっている。
行くぜぇ!
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