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不死者の軍「グレイプニル」 Ⅱ
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アメリカはまだ一部の反対勢力はあるだろうが、ほぼ「虎」の軍に同調している。
アメリカ国内では一時は「反「虎」同盟」なる勢力もあったようだが、既にほとんどを粛清している。
今では欧米のほとんどの国でも、日本で制定された「「虎」の軍法」と同様の法律が制定されている。
俺たちが世界規模で侵略を続ける「業」の軍に対抗する唯一の勢力だからだ。
日本と同じく逸早く制定したアメリカではその法に則って、NSAやCIA、FBIなどが本気になって「反「虎」同盟」を探し出していった。
元々は反対勢力も利権による寄せ集まりであり、軍事的にも情報的にも、あらゆる点で力不足だった。
もちろん俺たちが安穏と構えていれば脅威にもなっただろうが。
そして俺たちが恐ろしい速さで組織化し、軍事的にも驚異的に伸びて行ったために、反対することの不利が露呈し反対勢力は弱まって行ったのだ。
アメリカの中枢は「虎」の軍の力を熟知し、協力以外の道は無いことを認識して行った。
同時に「業」の人類破滅という明確な目標も認識されて行った。
今や先進国では反対勢力は幻想以下の、子どものワガママのようなものだ。
皇紀と風花の結婚式が、決定的な恣意になった。
「虎」の軍のソルジャーの圧倒的な戦力と、エキシヴィジョンで見せた斬や石神家、そして俺と聖の戦闘力が、それだけで国家を相手に出来るものだと実感させられた。
最後の決定打は、「大銀河連合」の登場だった。
あの結婚式には主に欧米の先進国の人間が集まったが、中東や中南米、アフリカ諸国の国家元首も来ていた。
中東は比較的に問題無かったが、中南米とアフリカは政治的に不安定な国も多く、現政権自体が「虎」の軍に接近したがっていても、到底一枚岩では無かった。
そのために幾つもの反対勢力が正規軍と衝突し、更に正規軍や政府自体も四分五裂していった。
利権というものは本当に根深いと感じさせられる。
亜紀ちゃんと柳が、そうした混乱を強大な戦力で押し黙らせ、ようやく安定に向かってきている。
2か月ほど、あちこちの戦場を駆け巡ってくれたお陰だ。
双子もある程度手伝い、もちろんアラスカのソルジャーたちも協力した。
世界的に「ディアブロ・アキ」と「ドラゴンレディ・リュウ」、そして「ルイン・ツインズ」の名が知れ渡ることになり、戦場に現われると即座に決着が着くという伝説となった。
美しい若い女性であることが、更に伝説にインパクトを与えた。
一方でそのことで、恐らく「業」の戦略は先進国の攻撃に切り替わるものと考えられた。
アメリカでは既に「虎」の軍の駐留が求められ、幾つもの軍事拠点を持つようになった。
「虎」の軍のソルジャーが常駐し、どのような事態にも対応出来るようになっている。
今後アメリカ国内に「業」のゲートでの急襲があっても対応できる態勢が整っている。
ヨーロッパはまだ拠点は無いが、既に候補地が選定され、幾つかの国ではその建設が始まりつつある。
そして、「虎」の軍以外の「業」の軍に対抗出来る協力勢力として、バチカンと「グレイプニル」が本格的に活動を始めてくれている。
バチカンではもちろんマクシミリアンが「虎騎士団」を組織している。
既に妖魔やライカンスロープとの戦闘の経験もあり、俺も納得の実力を備えている。
もう一つはノスフェラトウのレジーナ(ルイーサ)の一団である「グレイプニル」だ。
マクシミリアンたちとの共闘戦はやったことがあるが、組織単独での戦闘はまだない。
ルイーサが実力を保証しているので、俺もそのつもりではあったが、そろそろ確認しておこうと思った。
俺はルイーサの居城へ出掛けた。
「タカトラ、久しぶりだな」
「ああ、ここ最近は忙しくてな」
「フフフ、眠っていたくせに」
「やっぱ知ってたか」
俺は笑ってルイーサを抱き締めた。
見た目は20代後半で、しかし雰囲気はもちろん全然違う。
恐ろしく深い知性を帯びた両眼は、向けられれば普通の人間には耐えがたいだろう。
生命としての存在の次元が違うのだ。
「また女が出来たな」
「お前ら、なんでそう細かいことまで知ってんだよ?」
虎蘭の事だろうが、つい最近のことで、亜紀ちゃんたちもまだ知らない。
麗星、六花、鷹、蓮花、そして虎白さんくらいだ。
「細かいことではない。美獣にとっても「虎」の軍にとっても大きなことだ」
「虎蘭がか?」
「当たり前だ。世界最強の一族に、お前の血の流れた子どもが生まれるのだ。今後の世界の千年に大きな影響がある」
「そんなにかよ!」
そんな先のことは知らん。
「石神家でも、理解している者は少ないだろう。まあ、理解できることだけでも大したものだがな」
「へぇ」
「あの仙人と、あとは当主代行の男か」
「虎白さん?」
「ああ、そのくらいだろう」
「虎白さんも分かってんの?」
「あやつは鋭い。お前もそろそろ理解しろ」
「うーん」
まあ、そっちは置いといて。
ルイーサの案内で、離れた演習場に移動した。
また、あの真っ黒の異様な馬車(?)に乗った。
「グレイプニル」約1000名が待機していた。
「美獣、ためしてみろ」
「おい、俺がやんのかよ?」
「そうだ。存分にやれ」
「おーし!」
俺はコンバットスーツに着替えて演習場で相手をした。
指揮官の命令で、5名が俺の前に来る。
もちろんだが、全力でやる気は無かった。
「虎」の軍の上級ソルジャーを相手にするつもりで挑んだ。
それにまだ俺の身体が不味い。
全力を出すわけには行かなかったのだ。
5人は開始の合図と共に展開した。
司令塔はなく、各々の判断でのことだ。
それは石神家と同じであり、出来る連中だということだった。
「花岡」の「槍雷」を5人に放つ。
難なく避けるのは予想していたので、俺は動きながら次々と撃った。
回避もするが、レジストも出来るのを確認し、俺は徐々に動きを速めた。
どこまでも付いて来る。
俺も面白くなり、「槍雷」を一度に数本放つ。
3人がまともに喰らって吹っ飛ぶ。
残る2人も俺が高速軌道で複数本撃つと、やがて吹っ飛んだ。
「なかなかだな」
俺が満足そうに言うと、指揮官の男が俺の前に来た。
ヴェンダーと名乗った。
「美獣、今のは一般兵士です。士官クラスを相手にしていただけますか?」
「ああ、いいだろう」
新たに5人の男が前に並んだ。
明らかに発する波動が違う。
確かに実力者のようだ。
俺は先ほどの5人を参考に、初撃を放つ。
「槍雷」の100本の攻撃だ。
通常は手から発する技だが、俺は全身から出すことが出来る。
男たちが一瞬姿を霞ませて高速移動した。
「!」
俺は嬉しくなった。
同じく高速移動で数百の「槍雷」を撃つ。
ことごとく回避され、俺にも攻撃が来た。
肉体での攻撃だ。
俺は「螺旋鎧」をまとった。
その瞬間に俺に直接攻撃をして来なくなった。
流石に分かる連中なのだろう。
俺が近づくと、離れて攻撃をして来た。
やはり、そういう技もあるのか。
「花岡」とは別な波動だ。
つまり、地球の運動エネルギーなどを使っていないということだ。
妖魔の攻撃に似ていると感じた。
攻撃は「螺旋鎧」で弾かれていく。
「どうした、これだけか?」
俺が誘うと一人が別な動きをした。
他の4人が戸惑っている。
不味い技なのだろうと思った。
「来い!」
そのまま動いて仕掛けて来た。
赤星綺羅々の黒い帯の攻撃に似ていた。
俺は「轟閃花」を絞り込んで撃ち込んだ。
黒い帯は霧散し、そのまま伸びて攻撃者を吹っ飛ばす。
ぶち当たる瞬間に技を止めた。
他の4人が止まった。
「「「「参りました!」」」」
吹っ飛ばされた奴も起き上がって来た。
俺に頭を下げる。
「こんなものか」
「美獣には到底届くはずもなく。これ以上はこの場所も荒れますゆえ」
「そうだな」
まあ、大体の力は分かった。
「グレイプニル」には、大きな戦場を任せられると。
「ルイーサ、一度戦場で見せてくれ」
「どこでも言え」
「中央アフリカにレベル7の《ハイヴ》がある。任せられるか?」
「何のこともない」
ルイーサは迷いなく引き受けた。
《ハイヴ》の攻略は、「虎」の軍でも幹部クラスにしか出来ない。
今は「ウロボロス」による超高熱爆弾「シャンゴ」の投下で大部分を破壊出来るが、最底で控えている強力な妖魔は、上級ソルジャーでも相手が出来ないためだ。
ルイーサも《ハイヴ》の構造は知っている。
その上で引き受けたということは、「グレイプニル」の中に、俺たちの幹部クラスの奴がいるということだ。
アメリカ国内では一時は「反「虎」同盟」なる勢力もあったようだが、既にほとんどを粛清している。
今では欧米のほとんどの国でも、日本で制定された「「虎」の軍法」と同様の法律が制定されている。
俺たちが世界規模で侵略を続ける「業」の軍に対抗する唯一の勢力だからだ。
日本と同じく逸早く制定したアメリカではその法に則って、NSAやCIA、FBIなどが本気になって「反「虎」同盟」を探し出していった。
元々は反対勢力も利権による寄せ集まりであり、軍事的にも情報的にも、あらゆる点で力不足だった。
もちろん俺たちが安穏と構えていれば脅威にもなっただろうが。
そして俺たちが恐ろしい速さで組織化し、軍事的にも驚異的に伸びて行ったために、反対することの不利が露呈し反対勢力は弱まって行ったのだ。
アメリカの中枢は「虎」の軍の力を熟知し、協力以外の道は無いことを認識して行った。
同時に「業」の人類破滅という明確な目標も認識されて行った。
今や先進国では反対勢力は幻想以下の、子どものワガママのようなものだ。
皇紀と風花の結婚式が、決定的な恣意になった。
「虎」の軍のソルジャーの圧倒的な戦力と、エキシヴィジョンで見せた斬や石神家、そして俺と聖の戦闘力が、それだけで国家を相手に出来るものだと実感させられた。
最後の決定打は、「大銀河連合」の登場だった。
あの結婚式には主に欧米の先進国の人間が集まったが、中東や中南米、アフリカ諸国の国家元首も来ていた。
中東は比較的に問題無かったが、中南米とアフリカは政治的に不安定な国も多く、現政権自体が「虎」の軍に接近したがっていても、到底一枚岩では無かった。
そのために幾つもの反対勢力が正規軍と衝突し、更に正規軍や政府自体も四分五裂していった。
利権というものは本当に根深いと感じさせられる。
亜紀ちゃんと柳が、そうした混乱を強大な戦力で押し黙らせ、ようやく安定に向かってきている。
2か月ほど、あちこちの戦場を駆け巡ってくれたお陰だ。
双子もある程度手伝い、もちろんアラスカのソルジャーたちも協力した。
世界的に「ディアブロ・アキ」と「ドラゴンレディ・リュウ」、そして「ルイン・ツインズ」の名が知れ渡ることになり、戦場に現われると即座に決着が着くという伝説となった。
美しい若い女性であることが、更に伝説にインパクトを与えた。
一方でそのことで、恐らく「業」の戦略は先進国の攻撃に切り替わるものと考えられた。
アメリカでは既に「虎」の軍の駐留が求められ、幾つもの軍事拠点を持つようになった。
「虎」の軍のソルジャーが常駐し、どのような事態にも対応出来るようになっている。
今後アメリカ国内に「業」のゲートでの急襲があっても対応できる態勢が整っている。
ヨーロッパはまだ拠点は無いが、既に候補地が選定され、幾つかの国ではその建設が始まりつつある。
そして、「虎」の軍以外の「業」の軍に対抗出来る協力勢力として、バチカンと「グレイプニル」が本格的に活動を始めてくれている。
バチカンではもちろんマクシミリアンが「虎騎士団」を組織している。
既に妖魔やライカンスロープとの戦闘の経験もあり、俺も納得の実力を備えている。
もう一つはノスフェラトウのレジーナ(ルイーサ)の一団である「グレイプニル」だ。
マクシミリアンたちとの共闘戦はやったことがあるが、組織単独での戦闘はまだない。
ルイーサが実力を保証しているので、俺もそのつもりではあったが、そろそろ確認しておこうと思った。
俺はルイーサの居城へ出掛けた。
「タカトラ、久しぶりだな」
「ああ、ここ最近は忙しくてな」
「フフフ、眠っていたくせに」
「やっぱ知ってたか」
俺は笑ってルイーサを抱き締めた。
見た目は20代後半で、しかし雰囲気はもちろん全然違う。
恐ろしく深い知性を帯びた両眼は、向けられれば普通の人間には耐えがたいだろう。
生命としての存在の次元が違うのだ。
「また女が出来たな」
「お前ら、なんでそう細かいことまで知ってんだよ?」
虎蘭の事だろうが、つい最近のことで、亜紀ちゃんたちもまだ知らない。
麗星、六花、鷹、蓮花、そして虎白さんくらいだ。
「細かいことではない。美獣にとっても「虎」の軍にとっても大きなことだ」
「虎蘭がか?」
「当たり前だ。世界最強の一族に、お前の血の流れた子どもが生まれるのだ。今後の世界の千年に大きな影響がある」
「そんなにかよ!」
そんな先のことは知らん。
「石神家でも、理解している者は少ないだろう。まあ、理解できることだけでも大したものだがな」
「へぇ」
「あの仙人と、あとは当主代行の男か」
「虎白さん?」
「ああ、そのくらいだろう」
「虎白さんも分かってんの?」
「あやつは鋭い。お前もそろそろ理解しろ」
「うーん」
まあ、そっちは置いといて。
ルイーサの案内で、離れた演習場に移動した。
また、あの真っ黒の異様な馬車(?)に乗った。
「グレイプニル」約1000名が待機していた。
「美獣、ためしてみろ」
「おい、俺がやんのかよ?」
「そうだ。存分にやれ」
「おーし!」
俺はコンバットスーツに着替えて演習場で相手をした。
指揮官の命令で、5名が俺の前に来る。
もちろんだが、全力でやる気は無かった。
「虎」の軍の上級ソルジャーを相手にするつもりで挑んだ。
それにまだ俺の身体が不味い。
全力を出すわけには行かなかったのだ。
5人は開始の合図と共に展開した。
司令塔はなく、各々の判断でのことだ。
それは石神家と同じであり、出来る連中だということだった。
「花岡」の「槍雷」を5人に放つ。
難なく避けるのは予想していたので、俺は動きながら次々と撃った。
回避もするが、レジストも出来るのを確認し、俺は徐々に動きを速めた。
どこまでも付いて来る。
俺も面白くなり、「槍雷」を一度に数本放つ。
3人がまともに喰らって吹っ飛ぶ。
残る2人も俺が高速軌道で複数本撃つと、やがて吹っ飛んだ。
「なかなかだな」
俺が満足そうに言うと、指揮官の男が俺の前に来た。
ヴェンダーと名乗った。
「美獣、今のは一般兵士です。士官クラスを相手にしていただけますか?」
「ああ、いいだろう」
新たに5人の男が前に並んだ。
明らかに発する波動が違う。
確かに実力者のようだ。
俺は先ほどの5人を参考に、初撃を放つ。
「槍雷」の100本の攻撃だ。
通常は手から発する技だが、俺は全身から出すことが出来る。
男たちが一瞬姿を霞ませて高速移動した。
「!」
俺は嬉しくなった。
同じく高速移動で数百の「槍雷」を撃つ。
ことごとく回避され、俺にも攻撃が来た。
肉体での攻撃だ。
俺は「螺旋鎧」をまとった。
その瞬間に俺に直接攻撃をして来なくなった。
流石に分かる連中なのだろう。
俺が近づくと、離れて攻撃をして来た。
やはり、そういう技もあるのか。
「花岡」とは別な波動だ。
つまり、地球の運動エネルギーなどを使っていないということだ。
妖魔の攻撃に似ていると感じた。
攻撃は「螺旋鎧」で弾かれていく。
「どうした、これだけか?」
俺が誘うと一人が別な動きをした。
他の4人が戸惑っている。
不味い技なのだろうと思った。
「来い!」
そのまま動いて仕掛けて来た。
赤星綺羅々の黒い帯の攻撃に似ていた。
俺は「轟閃花」を絞り込んで撃ち込んだ。
黒い帯は霧散し、そのまま伸びて攻撃者を吹っ飛ばす。
ぶち当たる瞬間に技を止めた。
他の4人が止まった。
「「「「参りました!」」」」
吹っ飛ばされた奴も起き上がって来た。
俺に頭を下げる。
「こんなものか」
「美獣には到底届くはずもなく。これ以上はこの場所も荒れますゆえ」
「そうだな」
まあ、大体の力は分かった。
「グレイプニル」には、大きな戦場を任せられると。
「ルイーサ、一度戦場で見せてくれ」
「どこでも言え」
「中央アフリカにレベル7の《ハイヴ》がある。任せられるか?」
「何のこともない」
ルイーサは迷いなく引き受けた。
《ハイヴ》の攻略は、「虎」の軍でも幹部クラスにしか出来ない。
今は「ウロボロス」による超高熱爆弾「シャンゴ」の投下で大部分を破壊出来るが、最底で控えている強力な妖魔は、上級ソルジャーでも相手が出来ないためだ。
ルイーサも《ハイヴ》の構造は知っている。
その上で引き受けたということは、「グレイプニル」の中に、俺たちの幹部クラスの奴がいるということだ。
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