2,634 / 2,840
天丸と天豪 Ⅷ
しおりを挟む
「その後もさ、こいつが大怪我するとみんなで必死になってよ」
「ワハハハハハハハハ!」
「天丸が隊長の三番隊って、喧嘩の猛者たちを集めたんだ。俺、そいつらに天丸を護れってこっそり頼んでたのな」
「そうだったのかよ」
「でも、バカ連中だから、喧嘩が始まると真っ先に飛び出してってよ。誰も天丸の傍にいねぇ」
「ワハハハハハハハハ!」
みんなが大笑いした。
「顔に金属バット喰らってさ。パンパンに腫れちゃったから、みんなで氷集めて必死で冷やした」
「ああ、あったな、そんなこと」
「腕が折れた時なんてなぁ! こいつ、静香さんの前じゃ必死に痛みに耐えてよ。腕組まれたら引き攣ってバレそうになったけどな!」
「ワハハハハハハハハ!」
「こいつ、翌日に遊園地でデートだったんだよ。二人でジェットコースターに乗って両手上げてさ」
「痛くて涙が出たぜ」
「おう、それで静香さんが「こういうの苦手なんだ」って」
「アハハハハハハハハ!」
「お化け屋敷で腕掴まれて飛び上がったんだよな」
「そうだった」
麗星と五平所が爆笑していた。
天豪も笑っている。
親父の思い出はそれほど聞いちゃいないだろう。
子どもに美しい思い出を語ってやるのもいいものだ。
「天豪、知らなかっただろ?」
「はい。でも、トラさんのお話はよく聞いてました」
「俺の?」
「はい。トラさんがどんなに強かったのか、優しかったのか」
「俺はそんなんじゃねぇよ」
「よせよ、トラ。お前は最高だった。槙野もイサも、木村も早坂も郷間も仁村も犬飼も、ああ、保奈美は別格でお前のことが大好きだったよな」
「あいつらか」
「茜が保奈美を探しに行ってるんだろう?」
「ああ、今は中南米にいるよ。あちこちの戦場を探してくれている」
「見つかるといいな」
「ああ、そうだな」
「みんないい連中だった。俺たちは最高だった」
「そうだな」
そろそろ遅くなった。
俺たちは寝ることにした。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺たちは東京へ戻り、そのままアラスカへ行った。
まだ具体的に「虎」の軍がどのようなものかを知らない二人は、アラスカのヘッジホッグを見て驚愕していた。
「ここが俺たちの最大の砦だ。ここが落とされれば俺たちは負ける」
「おい、こんな規模でやってるのか……」
「そうだ。これから世界は激変する。地獄の釜が開くんだ」
「そうか……」
天丸も天豪も黙り込んだ。
人間の想像を超えた戦いなのだ。
人類史上最大最強の軍事基地なのだ。
「タイガーファング」で移動し、10分ほど周回してから基地に降りた。
ターナー大将自ら出迎えてくれ、俺は天丸と天豪を紹介した。
「見事な肉体だな」
「ああ、これから鍛え上げるからな」
「千石が準備している」
「そうか」
ハンヴィで移動しながら、俺は「花岡」をまずは習得してもらうと話した。
念のために、日本では二人の訓練については何も教えていない。
俺は天丸たちの決意を聞いて、徹底的に仕上げるつもりになっていた。
まあ、二人の素養次第なのだが。
千石の訓練場に着く。
二人を千石に紹介した。
「こいつは千石仁生だ。特殊な能力があって、他人に「花岡」を伝えることが出来る」
「この人に教えてもらうのか?」
「まあ、教えるというかな。まあ、実際に体験しろよ」
二人は既にコンバットスーツを着ている。
すぐに始めた。
千石が二人の前に立ち、舞のような動きをする。
そして両手を前に出した。
「おい、なんだこれは!」
天丸と天豪が驚いている。
俺は経験が無いので、どういう感覚なのかは分からん。
「千石、今のは基本技か?」
「はい。同時にレベル2までの技を伝えました。お二人は格闘技の基礎がありましたので」
千石には、相手の力量と才能が感じ取れる。
だから、相手に合わせての技の伝授も出来るのだ。
「そうか」
「トラ、何が起きたんだ!」
「トラさん、物凄くヘンな感じがしましたよ!」
千石が笑って、「槍雷」を撃って見せた。
二人にもやるように言う。
二人は最初は戸惑っていたが、すぐに技を「思い出し」て、「槍雷」を撃った。
「なんだこりゃ!」
「なんかスゴイのが出ましたよ!」
千石と笑って、一通りの今教えた技を試させる。
「螺旋花」「金剛花」「仁王花」その他10種類もの技だ。
「おい、こんなに簡単に覚えられるものなのか!」
「そんなこともねぇよ。才能がなきゃ覚えられないし、それに使いこなすのは当然訓練が必要だ。ただまあ、基礎から積み上げるよりはよっぽど早いけどな」
「こんなんでいいのかよ」
「心配すんな。後でみっちりしごいてやる」
「おう、期待してるぜ!」
「宜しくお願いします!」
二人とも喜んでいる。
自分たちで早速技の使い方を考え始めていた。
流石に格闘家として積み上げて来たことが分かる。
「千石、どう見た?」
「はい、才能は申し分ないですね。第5階梯までは間違いなく習得するでしょう」
「そうか。こいつらは制限はねぇ。教えられる限りを伝えてくれ」
「分かりました」
「こいつらならば2週間でものにするだろうよ」
「自分もそう思います」
「じゃあ、頼むな」
「はい、お任せを」
呆然としている二人の背中を叩き、俺は笑いながらヘッジホッグの指令本部へ行った。
「タイガー、《ヤイバ》には「フェートン」の攻撃も効かなかったな」
「ああ、あのエネルギー量が凌げるとなれば、兵器は打つ手が無いな」
「まいったぜ」
ターナー大将と話し合った。
先日の西安潜入調査でのことだ。
他に参謀本部の連中もいる。
「虎白さんの言うには、石神家の《界離》らしい」
「なんだ、その《カイリ》というのは?」
「この世から去る、という意味だ。一時的に異空間へ移行するんだとよ。俺も知らなかった」
「そんな技があるのか!」
「虎葉さんのオリジナルだ。虎白さんや怒貪虎さんくらいしか出来ねぇ。今、剣聖たちが習得中だ」
「凄まじいな。「フェートン」の攻撃は2.089秒だった。数億度の空間はその後8.4秒続いた。100度に下がるまでは更に42秒かかっている。暴風の中だけどな」
「まあ、周辺500キロがとんでもない高熱になったからな。誰も生き残ってねぇ」
「ああ、中国軍の大陸間弾道弾も全滅だ。《ハイヴ》は無事だろうけどな」
「《ハイヴ》の観測はまだ出来ねぇか」
「まだだ。でも、《ヤイバ》が戻って行ってそのまま何の反応も観測出来ないので、損害は無いのだろう」
「度肝を抜くつもりだったんだがなぁ」
「当てが外れたな」
兵器としては、俺たちの最大のものの一つだった。
「フェートン」からの一撃は、必殺のものになるはずだったのだ。
「やっぱ石神家に賭けるしかねぇなぁ」
「宜しく頼む。そっちはどんな状態だ?」
「まだ模索中だよ。今は100人以上の剣士に剣聖を同時攻撃をさせている。でも、全然届かねぇよ」
「そうか」
今やっているのは、《刃》の凄まじい猛攻を一時的にせよ防御する訓練に過ぎない。
未だ、《刃》を斃すための剣技ではないのだ。
もちろん、防御しながらの攻撃もそれぞれに考えてはいる。
だが、まだ到底実用的な段階には来ていない。
何しろ相手は異次元に避難出来る技を持っているのだ。
俺は天丸たちを千石に任せ、日本へ戻った。
「ワハハハハハハハハ!」
「天丸が隊長の三番隊って、喧嘩の猛者たちを集めたんだ。俺、そいつらに天丸を護れってこっそり頼んでたのな」
「そうだったのかよ」
「でも、バカ連中だから、喧嘩が始まると真っ先に飛び出してってよ。誰も天丸の傍にいねぇ」
「ワハハハハハハハハ!」
みんなが大笑いした。
「顔に金属バット喰らってさ。パンパンに腫れちゃったから、みんなで氷集めて必死で冷やした」
「ああ、あったな、そんなこと」
「腕が折れた時なんてなぁ! こいつ、静香さんの前じゃ必死に痛みに耐えてよ。腕組まれたら引き攣ってバレそうになったけどな!」
「ワハハハハハハハハ!」
「こいつ、翌日に遊園地でデートだったんだよ。二人でジェットコースターに乗って両手上げてさ」
「痛くて涙が出たぜ」
「おう、それで静香さんが「こういうの苦手なんだ」って」
「アハハハハハハハハ!」
「お化け屋敷で腕掴まれて飛び上がったんだよな」
「そうだった」
麗星と五平所が爆笑していた。
天豪も笑っている。
親父の思い出はそれほど聞いちゃいないだろう。
子どもに美しい思い出を語ってやるのもいいものだ。
「天豪、知らなかっただろ?」
「はい。でも、トラさんのお話はよく聞いてました」
「俺の?」
「はい。トラさんがどんなに強かったのか、優しかったのか」
「俺はそんなんじゃねぇよ」
「よせよ、トラ。お前は最高だった。槙野もイサも、木村も早坂も郷間も仁村も犬飼も、ああ、保奈美は別格でお前のことが大好きだったよな」
「あいつらか」
「茜が保奈美を探しに行ってるんだろう?」
「ああ、今は中南米にいるよ。あちこちの戦場を探してくれている」
「見つかるといいな」
「ああ、そうだな」
「みんないい連中だった。俺たちは最高だった」
「そうだな」
そろそろ遅くなった。
俺たちは寝ることにした。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺たちは東京へ戻り、そのままアラスカへ行った。
まだ具体的に「虎」の軍がどのようなものかを知らない二人は、アラスカのヘッジホッグを見て驚愕していた。
「ここが俺たちの最大の砦だ。ここが落とされれば俺たちは負ける」
「おい、こんな規模でやってるのか……」
「そうだ。これから世界は激変する。地獄の釜が開くんだ」
「そうか……」
天丸も天豪も黙り込んだ。
人間の想像を超えた戦いなのだ。
人類史上最大最強の軍事基地なのだ。
「タイガーファング」で移動し、10分ほど周回してから基地に降りた。
ターナー大将自ら出迎えてくれ、俺は天丸と天豪を紹介した。
「見事な肉体だな」
「ああ、これから鍛え上げるからな」
「千石が準備している」
「そうか」
ハンヴィで移動しながら、俺は「花岡」をまずは習得してもらうと話した。
念のために、日本では二人の訓練については何も教えていない。
俺は天丸たちの決意を聞いて、徹底的に仕上げるつもりになっていた。
まあ、二人の素養次第なのだが。
千石の訓練場に着く。
二人を千石に紹介した。
「こいつは千石仁生だ。特殊な能力があって、他人に「花岡」を伝えることが出来る」
「この人に教えてもらうのか?」
「まあ、教えるというかな。まあ、実際に体験しろよ」
二人は既にコンバットスーツを着ている。
すぐに始めた。
千石が二人の前に立ち、舞のような動きをする。
そして両手を前に出した。
「おい、なんだこれは!」
天丸と天豪が驚いている。
俺は経験が無いので、どういう感覚なのかは分からん。
「千石、今のは基本技か?」
「はい。同時にレベル2までの技を伝えました。お二人は格闘技の基礎がありましたので」
千石には、相手の力量と才能が感じ取れる。
だから、相手に合わせての技の伝授も出来るのだ。
「そうか」
「トラ、何が起きたんだ!」
「トラさん、物凄くヘンな感じがしましたよ!」
千石が笑って、「槍雷」を撃って見せた。
二人にもやるように言う。
二人は最初は戸惑っていたが、すぐに技を「思い出し」て、「槍雷」を撃った。
「なんだこりゃ!」
「なんかスゴイのが出ましたよ!」
千石と笑って、一通りの今教えた技を試させる。
「螺旋花」「金剛花」「仁王花」その他10種類もの技だ。
「おい、こんなに簡単に覚えられるものなのか!」
「そんなこともねぇよ。才能がなきゃ覚えられないし、それに使いこなすのは当然訓練が必要だ。ただまあ、基礎から積み上げるよりはよっぽど早いけどな」
「こんなんでいいのかよ」
「心配すんな。後でみっちりしごいてやる」
「おう、期待してるぜ!」
「宜しくお願いします!」
二人とも喜んでいる。
自分たちで早速技の使い方を考え始めていた。
流石に格闘家として積み上げて来たことが分かる。
「千石、どう見た?」
「はい、才能は申し分ないですね。第5階梯までは間違いなく習得するでしょう」
「そうか。こいつらは制限はねぇ。教えられる限りを伝えてくれ」
「分かりました」
「こいつらならば2週間でものにするだろうよ」
「自分もそう思います」
「じゃあ、頼むな」
「はい、お任せを」
呆然としている二人の背中を叩き、俺は笑いながらヘッジホッグの指令本部へ行った。
「タイガー、《ヤイバ》には「フェートン」の攻撃も効かなかったな」
「ああ、あのエネルギー量が凌げるとなれば、兵器は打つ手が無いな」
「まいったぜ」
ターナー大将と話し合った。
先日の西安潜入調査でのことだ。
他に参謀本部の連中もいる。
「虎白さんの言うには、石神家の《界離》らしい」
「なんだ、その《カイリ》というのは?」
「この世から去る、という意味だ。一時的に異空間へ移行するんだとよ。俺も知らなかった」
「そんな技があるのか!」
「虎葉さんのオリジナルだ。虎白さんや怒貪虎さんくらいしか出来ねぇ。今、剣聖たちが習得中だ」
「凄まじいな。「フェートン」の攻撃は2.089秒だった。数億度の空間はその後8.4秒続いた。100度に下がるまでは更に42秒かかっている。暴風の中だけどな」
「まあ、周辺500キロがとんでもない高熱になったからな。誰も生き残ってねぇ」
「ああ、中国軍の大陸間弾道弾も全滅だ。《ハイヴ》は無事だろうけどな」
「《ハイヴ》の観測はまだ出来ねぇか」
「まだだ。でも、《ヤイバ》が戻って行ってそのまま何の反応も観測出来ないので、損害は無いのだろう」
「度肝を抜くつもりだったんだがなぁ」
「当てが外れたな」
兵器としては、俺たちの最大のものの一つだった。
「フェートン」からの一撃は、必殺のものになるはずだったのだ。
「やっぱ石神家に賭けるしかねぇなぁ」
「宜しく頼む。そっちはどんな状態だ?」
「まだ模索中だよ。今は100人以上の剣士に剣聖を同時攻撃をさせている。でも、全然届かねぇよ」
「そうか」
今やっているのは、《刃》の凄まじい猛攻を一時的にせよ防御する訓練に過ぎない。
未だ、《刃》を斃すための剣技ではないのだ。
もちろん、防御しながらの攻撃もそれぞれに考えてはいる。
だが、まだ到底実用的な段階には来ていない。
何しろ相手は異次元に避難出来る技を持っているのだ。
俺は天丸たちを千石に任せ、日本へ戻った。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
NPO法人マヨヒガ! ~CGモデラーって難しいんですか?~
みつまめ つぼみ
キャラ文芸
ハードワークと職業適性不一致に悩み、毎日をつらく感じている香澄(かすみ)。
彼女は帰り道、不思議な喫茶店を見つけて足を踏み入れる。
そこで出会った青年マスター晴臣(はるおみ)は、なんと『ぬらりひょん』!
彼は香澄を『マヨヒガ』へと誘い、彼女の保護を約束する。
離職した香澄は、新しいステージである『3DCGモデラー』で才能を開花させる。
香澄の手が、デジタル空間でキャラクターに命を吹き込む――。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
人形の中の人の憂鬱
ジャン・幸田
キャラ文芸
等身大人形が動く時、中の人がいるはずだ! でも、いないとされる。いうだけ野暮であるから。そんな中の人に関するオムニバス物語である。
【アルバイト】昭和時代末期、それほど知られていなかった美少女着ぐるみヒロインショーをめぐる物語。
【少女人形店員】父親の思い付きで着ぐるみ美少女マスクを着けて営業させられる少女の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる