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天丸と天豪 Ⅶ
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「前に石神家の方々がここへ来られた後で、日向様のお話を手紙で送って下さったのでございます」
「え、虎白さんたちが?」
「はい。あなたさまに関わることでしたので、話すかどうかはわたくしの一存に任せると言われました。虎影様の行方を捜す中で、日向様から聞いたお話だそうでございます」
「あの人ら、そんなこともしていたのか」
「石神家では、虎影様が宇羅に騙されたことを早くから知っておられたようです。それでも、虎影様ご自身が決められたこととして、当時も今も道間家には何もなさらずにおられました」
「そうか……」
その話は、以前に虎白さんからも聞いている。
内心では尋常ではないものを抱えてはいただろうが、それを抑え込んだ。
「しかし、道間家ではそんなにも俺のためにやってくれていたんだな」
「あなたさまにとっては複雑な思いでしょうが。でも、宇羅は元は優しい人間だったのです」
「ああ、「業」によって狂わされたな」
「はい……」
今は敵になっているが、俺も宇羅には散々助けられたのだ。
麗星も辛そうだ。
麗星こそ、宇羅への思いは一層複雑なはずだった。
天丸が言った。
「静香はもともと、トラのために来た女だったのか」
「そうじゃねぇよ!」
「でも、最初はお前に惚れていたんだろう?」
「違ぇ! そんなものは子どもの夢みたいなもんだ。本当に愛したのはお前だろう!」
まったく冗談じゃねぇ。
「あ、ああ」
「お前の優しさを知って、静香さんはお前に夢中だったじゃねぇか!」
「そ、そうだな!」
「バカ!」
天豪が笑っていた。
「天丸様。旦那様のおっしゃる通りです。静香様は天丸様を選び、お幸せそうでした」
「そうですか」
「はい! わたくしは生憎海外におりましたので、結婚式には出られませんでしたが。でも、その後も幾度かお話はしましたのよ?」
「そうなんですか!」
「天丸様のことを楽しそうに話されていました。優しい方なのだと」
「そう、ですか……」
天丸が目を押さえている。
思い出しているのだろう。
「そうだよな。静香さんはこいつにぞっこんだった」
俺も思い出していた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「天丸、お願いがあるの」
「ああ、なんだ?」
「もう喧嘩は辞めて欲しい。天丸が怪我をするのが見ていられないの」
「そうか」
「ね、お願い」
「分かったよ」
そんな遣り取りがあったらしい。
あの「鬼愚奈巣」との抗争の後だ。
抗争でも天丸は大活躍し、また怪我を負った。
今度は左肩の骨折だ。
ヒビが入っただけで大した怪我ではないが、しばらく三角巾で吊っていた。
静香は心配だったのだろう。
このままでは、いつもっと大怪我を負うかもしれない。
もしかしたら命に関わるかもしれない。
静香は愛する天丸のことを思い、そう約束させたらしい。
俺たちはまるで知らなかった。
「ルート20」はそこから破竹の勢いで他のチームを潰し、拡大を続けて行った。
特に特攻隊は人数が優先的に増やされ、チームの中核を成すようになった。
そんな中、ある50人程度のチームとの抗争があった。
五番隊まで出来た特攻隊が中心になって戦った。
一番隊の隊長の槙野が囲まれ、天丸が手助けに走った。
身体の大きな天丸が槙野を襲う鉄パイプやバットの攻撃を捌いて行ったが、何発か喰らった。
いつもの鬼のように戦う天丸が、槙野を護るつもりだったのか、一切の攻撃をしない。
俺は他の連中を平らげて、槙野と天丸の所へ行った。
すぐに全員を潰した。
天丸は頭部は庇って無事だったが、胸に何発も喰らって肋骨を折っていた。
荒い息で立っている。
槙野は天丸に守られて無傷だ。
「おい、お前どっか調子が悪いのか!」
今までの天丸らしくない、防戦一方の喧嘩に、俺は天丸の不調を心配した。
「いや、大したことねぇ。大丈夫だよ」
「お前、全然攻撃してなかったじゃねぇか!」
「あ、ああ」
「どっか悪いんだろう! 何で言わねぇ!」
「そうじゃないんだ。大丈夫だって」
「ふざけんな! おい、とにかく病院へ行くぞ!」
「ああ、すまんな」
四輪に天丸を乗せ、病院へ運んだ。
幸い肋骨は内臓には届かず、大した怪我にはならなかった。
天丸の分厚い筋肉が護ったのだろう。
翌日見舞いに行くと、静香さんが来ていた。
廊下に、天丸に怒っている静香さんの声が響いていた。
「なんで! 約束したじゃないの! どうして喧嘩なんかしたの!」
「悪い。でも、俺は喧嘩はしてないんだ」
「じゃあ、どうしてこんな怪我を!」
「悪いな」
その遣り取りで事情が分かった。
天丸は静香さんが喧嘩をしないでくれと頼んだので、昨日は相手を殴らなかったのだ。
確かに喧嘩をしなかった。
静香さんは尚も天丸を責めていた。
「槙野が危なかったんだ。道具を持った連中に囲まれてた。だから俺が楯になって……」
「そんな!」
「俺は頑丈だからさ。本当に大丈夫なんだよ」
「天丸!」
俺はそのまま廊下に立っていた。
中へ入ろうかとも思ったが、これは天丸と静香さんの問題だ。
「じゃあ天丸、暴走族を辞めて。「ルート20」から抜けてよ」
「それは出来ない」
「どうして!」
「あいつらは大事な仲間なんだ。静香、お前のことは一等大事だ。でもな、トラも他の仲間も大事なんだよ」
「天丸!」
「大事な仲間が戦ってる。でも俺はお前との約束で、もう喧嘩はしない。でも、あいつらを守りたいんだ」
「……」
バカな奴だ。
不器用で、優し過ぎる奴だ。
俺は病室へ入った。
「トラ!」
「よう。静香さん、久し振り」
「トラさん……」
俺は見舞いの果物を置いた。
天丸が困った顔をしていた。
俺には聞かれたくなかったのだろう。
「天丸、お前、「ルート20」を抜けろよ」
「おい、何言ってんだ!」
「お前は静香さんと一緒に楽しくやれよ。お前のことをこんなに一生懸命に心配してんだ。これ以上無茶をすんな」
「トラ! ふざけんな!」
「それはお前だろう!」
天丸と俺は睨み合った。
「トラ、俺は絶対に「ルート20」を辞めねぇ! これは絶対だ!」
「お前、なんでそこまで」
「トラがいるからだろうがぁ! お前がいるなら、俺は絶対に辞めねぇ! お前は俺の親友だろう!」
「天丸……」
「静香、お前のことも大事だ。俺の掛け替えのない女だ。でもな、トラもそうなんだよ。こいつは俺の憧れなんだ。ずっとこいつの背中を追って来た。俺が俺になれたのは、トラのお陰なんだ」
「天丸……」
「中学で転校してさ。トラに出会った。俺、こんなでかい身体だろう? 喧嘩に負けたことはねぇ。だから中学でも先輩相手に喧嘩売って、名を上げようとしたんだ。そん時にトラが止めてくれた。俺、あのままだったら、きっとどうしようもねぇバカのままだったよ。友達も何もねぇ。一人で粋がって何も無いままだった」
「おい、天丸……」
「トラが俺をぶちのめしてくれた。それで俺の友達になってくれた。先輩にも頭を下げてくれ、俺はトラたちの中へ入れたんだ。友達ってさ、仲間ってさ、本当にいいもんだ。俺は絶対にもう喪わないって誓った。トラのお陰だ」
「お前、何言ってんだよ」
「友達ってどんなにいいもんか。仲間ってどれだけ大事なもんか。全部トラが教えてくれた。優しいってどういうことか、俺はトラに教わったんだ」
「……」
「静香、頼む。俺にトラを、友達を、仲間を喪わせないでくれ。頼む!」
静香さんが笑っていた。
涙を浮かべながら。
「分かったよ、天丸。もう止めない。そんなにトラさんたちが大事なんだね」
「おう!」
「もう分かった。じゃあ、思い切りやって。私も応援する。でも、無茶なことはしないで。私も大事にして」
「分かった!」
静香さんが俺に向いて頭を下げた。
「トラさん、天丸を宜しくお願いします」
「お、おう! 俺に任せろ!」
たいへんだった。
「え、虎白さんたちが?」
「はい。あなたさまに関わることでしたので、話すかどうかはわたくしの一存に任せると言われました。虎影様の行方を捜す中で、日向様から聞いたお話だそうでございます」
「あの人ら、そんなこともしていたのか」
「石神家では、虎影様が宇羅に騙されたことを早くから知っておられたようです。それでも、虎影様ご自身が決められたこととして、当時も今も道間家には何もなさらずにおられました」
「そうか……」
その話は、以前に虎白さんからも聞いている。
内心では尋常ではないものを抱えてはいただろうが、それを抑え込んだ。
「しかし、道間家ではそんなにも俺のためにやってくれていたんだな」
「あなたさまにとっては複雑な思いでしょうが。でも、宇羅は元は優しい人間だったのです」
「ああ、「業」によって狂わされたな」
「はい……」
今は敵になっているが、俺も宇羅には散々助けられたのだ。
麗星も辛そうだ。
麗星こそ、宇羅への思いは一層複雑なはずだった。
天丸が言った。
「静香はもともと、トラのために来た女だったのか」
「そうじゃねぇよ!」
「でも、最初はお前に惚れていたんだろう?」
「違ぇ! そんなものは子どもの夢みたいなもんだ。本当に愛したのはお前だろう!」
まったく冗談じゃねぇ。
「あ、ああ」
「お前の優しさを知って、静香さんはお前に夢中だったじゃねぇか!」
「そ、そうだな!」
「バカ!」
天豪が笑っていた。
「天丸様。旦那様のおっしゃる通りです。静香様は天丸様を選び、お幸せそうでした」
「そうですか」
「はい! わたくしは生憎海外におりましたので、結婚式には出られませんでしたが。でも、その後も幾度かお話はしましたのよ?」
「そうなんですか!」
「天丸様のことを楽しそうに話されていました。優しい方なのだと」
「そう、ですか……」
天丸が目を押さえている。
思い出しているのだろう。
「そうだよな。静香さんはこいつにぞっこんだった」
俺も思い出していた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「天丸、お願いがあるの」
「ああ、なんだ?」
「もう喧嘩は辞めて欲しい。天丸が怪我をするのが見ていられないの」
「そうか」
「ね、お願い」
「分かったよ」
そんな遣り取りがあったらしい。
あの「鬼愚奈巣」との抗争の後だ。
抗争でも天丸は大活躍し、また怪我を負った。
今度は左肩の骨折だ。
ヒビが入っただけで大した怪我ではないが、しばらく三角巾で吊っていた。
静香は心配だったのだろう。
このままでは、いつもっと大怪我を負うかもしれない。
もしかしたら命に関わるかもしれない。
静香は愛する天丸のことを思い、そう約束させたらしい。
俺たちはまるで知らなかった。
「ルート20」はそこから破竹の勢いで他のチームを潰し、拡大を続けて行った。
特に特攻隊は人数が優先的に増やされ、チームの中核を成すようになった。
そんな中、ある50人程度のチームとの抗争があった。
五番隊まで出来た特攻隊が中心になって戦った。
一番隊の隊長の槙野が囲まれ、天丸が手助けに走った。
身体の大きな天丸が槙野を襲う鉄パイプやバットの攻撃を捌いて行ったが、何発か喰らった。
いつもの鬼のように戦う天丸が、槙野を護るつもりだったのか、一切の攻撃をしない。
俺は他の連中を平らげて、槙野と天丸の所へ行った。
すぐに全員を潰した。
天丸は頭部は庇って無事だったが、胸に何発も喰らって肋骨を折っていた。
荒い息で立っている。
槙野は天丸に守られて無傷だ。
「おい、お前どっか調子が悪いのか!」
今までの天丸らしくない、防戦一方の喧嘩に、俺は天丸の不調を心配した。
「いや、大したことねぇ。大丈夫だよ」
「お前、全然攻撃してなかったじゃねぇか!」
「あ、ああ」
「どっか悪いんだろう! 何で言わねぇ!」
「そうじゃないんだ。大丈夫だって」
「ふざけんな! おい、とにかく病院へ行くぞ!」
「ああ、すまんな」
四輪に天丸を乗せ、病院へ運んだ。
幸い肋骨は内臓には届かず、大した怪我にはならなかった。
天丸の分厚い筋肉が護ったのだろう。
翌日見舞いに行くと、静香さんが来ていた。
廊下に、天丸に怒っている静香さんの声が響いていた。
「なんで! 約束したじゃないの! どうして喧嘩なんかしたの!」
「悪い。でも、俺は喧嘩はしてないんだ」
「じゃあ、どうしてこんな怪我を!」
「悪いな」
その遣り取りで事情が分かった。
天丸は静香さんが喧嘩をしないでくれと頼んだので、昨日は相手を殴らなかったのだ。
確かに喧嘩をしなかった。
静香さんは尚も天丸を責めていた。
「槙野が危なかったんだ。道具を持った連中に囲まれてた。だから俺が楯になって……」
「そんな!」
「俺は頑丈だからさ。本当に大丈夫なんだよ」
「天丸!」
俺はそのまま廊下に立っていた。
中へ入ろうかとも思ったが、これは天丸と静香さんの問題だ。
「じゃあ天丸、暴走族を辞めて。「ルート20」から抜けてよ」
「それは出来ない」
「どうして!」
「あいつらは大事な仲間なんだ。静香、お前のことは一等大事だ。でもな、トラも他の仲間も大事なんだよ」
「天丸!」
「大事な仲間が戦ってる。でも俺はお前との約束で、もう喧嘩はしない。でも、あいつらを守りたいんだ」
「……」
バカな奴だ。
不器用で、優し過ぎる奴だ。
俺は病室へ入った。
「トラ!」
「よう。静香さん、久し振り」
「トラさん……」
俺は見舞いの果物を置いた。
天丸が困った顔をしていた。
俺には聞かれたくなかったのだろう。
「天丸、お前、「ルート20」を抜けろよ」
「おい、何言ってんだ!」
「お前は静香さんと一緒に楽しくやれよ。お前のことをこんなに一生懸命に心配してんだ。これ以上無茶をすんな」
「トラ! ふざけんな!」
「それはお前だろう!」
天丸と俺は睨み合った。
「トラ、俺は絶対に「ルート20」を辞めねぇ! これは絶対だ!」
「お前、なんでそこまで」
「トラがいるからだろうがぁ! お前がいるなら、俺は絶対に辞めねぇ! お前は俺の親友だろう!」
「天丸……」
「静香、お前のことも大事だ。俺の掛け替えのない女だ。でもな、トラもそうなんだよ。こいつは俺の憧れなんだ。ずっとこいつの背中を追って来た。俺が俺になれたのは、トラのお陰なんだ」
「天丸……」
「中学で転校してさ。トラに出会った。俺、こんなでかい身体だろう? 喧嘩に負けたことはねぇ。だから中学でも先輩相手に喧嘩売って、名を上げようとしたんだ。そん時にトラが止めてくれた。俺、あのままだったら、きっとどうしようもねぇバカのままだったよ。友達も何もねぇ。一人で粋がって何も無いままだった」
「おい、天丸……」
「トラが俺をぶちのめしてくれた。それで俺の友達になってくれた。先輩にも頭を下げてくれ、俺はトラたちの中へ入れたんだ。友達ってさ、仲間ってさ、本当にいいもんだ。俺は絶対にもう喪わないって誓った。トラのお陰だ」
「お前、何言ってんだよ」
「友達ってどんなにいいもんか。仲間ってどれだけ大事なもんか。全部トラが教えてくれた。優しいってどういうことか、俺はトラに教わったんだ」
「……」
「静香、頼む。俺にトラを、友達を、仲間を喪わせないでくれ。頼む!」
静香さんが笑っていた。
涙を浮かべながら。
「分かったよ、天丸。もう止めない。そんなにトラさんたちが大事なんだね」
「おう!」
「もう分かった。じゃあ、思い切りやって。私も応援する。でも、無茶なことはしないで。私も大事にして」
「分かった!」
静香さんが俺に向いて頭を下げた。
「トラさん、天丸を宜しくお願いします」
「お、おう! 俺に任せろ!」
たいへんだった。
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