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轟翡翠 Ⅳ
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大崎の駅前から4キロほど進んだ。
「そろそろだな」
「はい」
「今日はどういう施設かを調べる。侵入はせずに、外側から見るだけだ」
「はい。場合によっては偵察の《スズメバチ》を飛ばしてもいいですか?」
「まあ、そういう状況になればな。でも、相手にまだ感づかれたくない。上空から写真も撮れるか?」
「はい、可能です。では1キロ上空から撮影しましょう」
「おう、頼もしいな」
「いえ!」
轟が嬉しそうに笑った。
恐らく轟はもっと合理的で高速の思考をしているだろう。
俺を守ることと、捜査に必要なことを全て把握し、検討し、判断を出しているに違いない。
それを俺のペースに合わせてくれているわけだが、それも俺を否定していることは全くないことが感じられる。
自分の高速思考と俺のゆるやかな思考の両方が必要なのだと考えているのだ。
そのことが有難く、また嬉しい。
俺のことを信頼してくれているのが分かるからだ。
多分、大方は俺の指示に従ってくれるだろう。
だが、緊急の場合はきっと自前の判断で行動する。
それでいい。
俺たちは相棒なのだから。
今回の外道会の拠点は、表向きは資材倉庫を装っている。
大きな倉庫建物が広い500坪ほどの敷地内に建っており、別に鉄筋の5階建てのビルがある。
周囲は小さなビルや民家が多い。
轟が《スズメバチ》を上空に飛ばし、周囲を探査した。
轟が手に持ったタブレットに、その状況を映している。
もちろん霊素観測レーダーも搭載しているので、敵も分かる。
すぐに轟が俺に振り向いた。
真剣な顔をしている。
「佐野さん、ライカンスロープがいます!」
「なに!」
「12体。そのうちの2体がこちらへ向かっています」
俺は即座に轟の判断を信じた。
「よし、撤退するぞ」
「はい。でも少し交戦すると思います」
「頼めるか?」
「もちろん。佐野さんは必ずお守りしますから」
俺たちは急いで車に戻ろうとしたが、2体のライカンスロープが急速に接近してきた。
轟が「アルマス」を一瞬で抜いて撃った。
大口径の大きな銃声がして、左側のライカンスロープの頭が吹っ飛んだ。
直後に右側の奴の頭が吹っ飛ぶ。
「すげぇな!」
轟が笑顔で俺を見る。
俺に褒められて嬉しそうだ。
本当に危険な状況であれば、轟は俺を抱えて飛ぶと聞いている。
現場を完全に掌握し、自前の武器で撃破できると判断したのだろう。
その判断を、俺は疑うこともなかった。
「轟、「アドヴェロス」に連絡だ」
「はい!」
拠点にライカンスロープがいることと、それに襲撃されたこと。
俺が指示を出す前に、きっと轟はもう連絡していただろう。
二人で車まで戻り、現場を離れた。
俺が運転し、轟が周囲を警戒している。
3キロ離れて、轟が一旦車を停めるように言った。
もう安全圏になったということだろう。
今も轟は《スズメバチ》を飛ばして拠点の警戒と監視を続けている。
「あの工場はやっぱりヤバいってことだよなぁ」
「そうでしょうね。早乙女さんがもうハンターを手配していると思います。立ち入りですね」
「ああ、俺たちはどうしようか」
「はい、このまま周囲の監視を続けるべきかと。敵が逃走することも考えられます」
「なるほどな」
轟は判断が早い。
それに、俺を絶対に疎かにしない。
ちゃんと俺をバディとして一緒に共有して物事を進めようとする。
実にいい。
早乙女さんはすぐにハンターを回すと言ってくれた。
俺と轟はそのまま監視を続けた。
「轟、まだ《スズメバチ》は飛ばしているんだよな?」
「はい」
もう、こうなっては上空で隠れている必要は無い。
敵に発見されているのだから、出来るだけ内部構造を把握しておくべきだ。
「倉庫内部の構造を出来るだけ調べておいてくれ。ハンターたちが来たら役立つかもしれない」
「なるほど!」
「逃げ道なんかもあるかもしれないしな」
「分かりました!」
フロントウィンドウに監視映像が映る。
もう相手は俺たちが気付いたことが分かっているので、警戒と対処をしているだろう。
《スズメバチ》たちが敷地に入り、分かれて走査していく。
映像が6分割されて映し出されて行く。
「佐野さん、工場内部を走査してます。こちらへ向かっているハンターの方々にも情報を共有します」
「頼む。誰が来るかな?」
「磯良さんと愛鈴さんのようです」
「そっか! じゃあ安心だな」
「はい!」
もうデータリンクして轟は状況の把握を始めているようだ。
ハンター最強の磯良と愛鈴ならば不安はない。
20分程で「ファブニール」に乗った磯良たちが到着した。
随分と飛ばしてきたようだ。
磯良が俺たちの車に来た。
「佐野さん!」
「よう! いきなり襲われたよ」
「大丈夫ですか?」
「ああ、轟がいるからな」
「そうですね!」
轟も嬉しそうに笑った。
「じゃあ、これから乗り込みます」
「気を付けてな」
「はい!」
「ファブニール」が発進していった。
遅れて、「アドヴェロス」の他の人間が到着する。
彼らは磯良たちが制圧した後で調査を始めたり、捕えた連中を連行する役目だ。
先ほど轟が路上で斃した二体も回収する。
そこからの状況は、また轟と一緒に観ていた。
磯良と愛鈴が「ファブニール」から降りて、すぐに建物へ向かった。
同時に同乗していたデュールゲリエ8体が周囲を囲んで行く。
《スズメバチ》も大量に展開された。
ライカンスロープたちが出てきたが、磯良たちが呆気なく斃した。
鉄筋の建物から外道会と思われる連中が出て来て、抵抗することなく投降した。
現場が片付いて、調査員たちが入り、俺たちも呼ばれた。
磯良たちには怪我もないようだ。
流石はトップハンターだ。
「磯良さん」
轟が愛鈴と話している磯良に言った。
「まだいるようです。地下から逃げようとしています!」
「なんですって!」
轟が敷地の端を指で示した。
「あそこから出ようとしています。地面を破壊出来ますか?」
「分かりました!」
磯良が走って行き、轟が何かを叫んだ。
磯良が示された地面を斬った。
地面が陥没し、コンクリートの通路が見えた。
そこに外国人の男が両手を挙げて立っていた。
「恐らくボルーチ・バロータです」
「!」
磯良が驚いている。
俺たちも驚いた。
「《スズメバチ》に倉庫内部を探らせていました。ソナーで地下通路を発見しましたので、監視させていました」
「轟さん、お手柄ですよ!」
「いいえ、佐野さんに言われてやっていたことです」
「流石、佐野さんですね!}
「いや、俺は何も。轟のお手柄だよ」
「佐野さんですよ! みなさんがいらっしゃる前に、佐野さんが倉庫の内部を探るように指示したんです!」
「おい!」
みんなが笑っていた。
外国人の男は拘束され、連れられて行った。
全て片付いたので、俺たちも現場を離れた。
俺と轟は、任務を果たした。
「そろそろだな」
「はい」
「今日はどういう施設かを調べる。侵入はせずに、外側から見るだけだ」
「はい。場合によっては偵察の《スズメバチ》を飛ばしてもいいですか?」
「まあ、そういう状況になればな。でも、相手にまだ感づかれたくない。上空から写真も撮れるか?」
「はい、可能です。では1キロ上空から撮影しましょう」
「おう、頼もしいな」
「いえ!」
轟が嬉しそうに笑った。
恐らく轟はもっと合理的で高速の思考をしているだろう。
俺を守ることと、捜査に必要なことを全て把握し、検討し、判断を出しているに違いない。
それを俺のペースに合わせてくれているわけだが、それも俺を否定していることは全くないことが感じられる。
自分の高速思考と俺のゆるやかな思考の両方が必要なのだと考えているのだ。
そのことが有難く、また嬉しい。
俺のことを信頼してくれているのが分かるからだ。
多分、大方は俺の指示に従ってくれるだろう。
だが、緊急の場合はきっと自前の判断で行動する。
それでいい。
俺たちは相棒なのだから。
今回の外道会の拠点は、表向きは資材倉庫を装っている。
大きな倉庫建物が広い500坪ほどの敷地内に建っており、別に鉄筋の5階建てのビルがある。
周囲は小さなビルや民家が多い。
轟が《スズメバチ》を上空に飛ばし、周囲を探査した。
轟が手に持ったタブレットに、その状況を映している。
もちろん霊素観測レーダーも搭載しているので、敵も分かる。
すぐに轟が俺に振り向いた。
真剣な顔をしている。
「佐野さん、ライカンスロープがいます!」
「なに!」
「12体。そのうちの2体がこちらへ向かっています」
俺は即座に轟の判断を信じた。
「よし、撤退するぞ」
「はい。でも少し交戦すると思います」
「頼めるか?」
「もちろん。佐野さんは必ずお守りしますから」
俺たちは急いで車に戻ろうとしたが、2体のライカンスロープが急速に接近してきた。
轟が「アルマス」を一瞬で抜いて撃った。
大口径の大きな銃声がして、左側のライカンスロープの頭が吹っ飛んだ。
直後に右側の奴の頭が吹っ飛ぶ。
「すげぇな!」
轟が笑顔で俺を見る。
俺に褒められて嬉しそうだ。
本当に危険な状況であれば、轟は俺を抱えて飛ぶと聞いている。
現場を完全に掌握し、自前の武器で撃破できると判断したのだろう。
その判断を、俺は疑うこともなかった。
「轟、「アドヴェロス」に連絡だ」
「はい!」
拠点にライカンスロープがいることと、それに襲撃されたこと。
俺が指示を出す前に、きっと轟はもう連絡していただろう。
二人で車まで戻り、現場を離れた。
俺が運転し、轟が周囲を警戒している。
3キロ離れて、轟が一旦車を停めるように言った。
もう安全圏になったということだろう。
今も轟は《スズメバチ》を飛ばして拠点の警戒と監視を続けている。
「あの工場はやっぱりヤバいってことだよなぁ」
「そうでしょうね。早乙女さんがもうハンターを手配していると思います。立ち入りですね」
「ああ、俺たちはどうしようか」
「はい、このまま周囲の監視を続けるべきかと。敵が逃走することも考えられます」
「なるほどな」
轟は判断が早い。
それに、俺を絶対に疎かにしない。
ちゃんと俺をバディとして一緒に共有して物事を進めようとする。
実にいい。
早乙女さんはすぐにハンターを回すと言ってくれた。
俺と轟はそのまま監視を続けた。
「轟、まだ《スズメバチ》は飛ばしているんだよな?」
「はい」
もう、こうなっては上空で隠れている必要は無い。
敵に発見されているのだから、出来るだけ内部構造を把握しておくべきだ。
「倉庫内部の構造を出来るだけ調べておいてくれ。ハンターたちが来たら役立つかもしれない」
「なるほど!」
「逃げ道なんかもあるかもしれないしな」
「分かりました!」
フロントウィンドウに監視映像が映る。
もう相手は俺たちが気付いたことが分かっているので、警戒と対処をしているだろう。
《スズメバチ》たちが敷地に入り、分かれて走査していく。
映像が6分割されて映し出されて行く。
「佐野さん、工場内部を走査してます。こちらへ向かっているハンターの方々にも情報を共有します」
「頼む。誰が来るかな?」
「磯良さんと愛鈴さんのようです」
「そっか! じゃあ安心だな」
「はい!」
もうデータリンクして轟は状況の把握を始めているようだ。
ハンター最強の磯良と愛鈴ならば不安はない。
20分程で「ファブニール」に乗った磯良たちが到着した。
随分と飛ばしてきたようだ。
磯良が俺たちの車に来た。
「佐野さん!」
「よう! いきなり襲われたよ」
「大丈夫ですか?」
「ああ、轟がいるからな」
「そうですね!」
轟も嬉しそうに笑った。
「じゃあ、これから乗り込みます」
「気を付けてな」
「はい!」
「ファブニール」が発進していった。
遅れて、「アドヴェロス」の他の人間が到着する。
彼らは磯良たちが制圧した後で調査を始めたり、捕えた連中を連行する役目だ。
先ほど轟が路上で斃した二体も回収する。
そこからの状況は、また轟と一緒に観ていた。
磯良と愛鈴が「ファブニール」から降りて、すぐに建物へ向かった。
同時に同乗していたデュールゲリエ8体が周囲を囲んで行く。
《スズメバチ》も大量に展開された。
ライカンスロープたちが出てきたが、磯良たちが呆気なく斃した。
鉄筋の建物から外道会と思われる連中が出て来て、抵抗することなく投降した。
現場が片付いて、調査員たちが入り、俺たちも呼ばれた。
磯良たちには怪我もないようだ。
流石はトップハンターだ。
「磯良さん」
轟が愛鈴と話している磯良に言った。
「まだいるようです。地下から逃げようとしています!」
「なんですって!」
轟が敷地の端を指で示した。
「あそこから出ようとしています。地面を破壊出来ますか?」
「分かりました!」
磯良が走って行き、轟が何かを叫んだ。
磯良が示された地面を斬った。
地面が陥没し、コンクリートの通路が見えた。
そこに外国人の男が両手を挙げて立っていた。
「恐らくボルーチ・バロータです」
「!」
磯良が驚いている。
俺たちも驚いた。
「《スズメバチ》に倉庫内部を探らせていました。ソナーで地下通路を発見しましたので、監視させていました」
「轟さん、お手柄ですよ!」
「いいえ、佐野さんに言われてやっていたことです」
「流石、佐野さんですね!}
「いや、俺は何も。轟のお手柄だよ」
「佐野さんですよ! みなさんがいらっしゃる前に、佐野さんが倉庫の内部を探るように指示したんです!」
「おい!」
みんなが笑っていた。
外国人の男は拘束され、連れられて行った。
全て片付いたので、俺たちも現場を離れた。
俺と轟は、任務を果たした。
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