2,499 / 2,806
カメカメ ぷぅー Ⅱ
しおりを挟む
「カメカメ(ちょっとお腹減ったなー)」
ボクは自分の能力は理解していた。
自分に何が出来るのか。
そしてどうやって生きていくのか。
自分でもよく分からないけど、自分に「知性」というものが芽生えたことを認識していた。
ただ、その「知性」がどういうものかはまだ分からない。
「カメカメ(あ、美味しそうだぞ)」
大勢の人間が集まってる。
その中で、小さな魚が一杯泳いでいるのを見つけた。
飛んで行って、一匹に口吻を挿した。
ちゅーちゅー。
「ギャァァァァァーーーー!」
物凄い叫び声が響いた。
人間が驚いてる。
あまりに大声だったので、びっくりしてもらしちゃった。
ぷぅー
「ぐわぁぁ! 臭ぇ!」
「な、なんだこりゃぁ!」
人間たちが叫んで、どんどん倒れていく。
なんだよ。
あ。
小さな魚たちがプカプカ浮いてる。
もう一匹食べようとしたら、臭くて食べれなかった。
「……」
ボクの臭いかぁー。
しょうがないから飛んだ。
くっさいし。
どこに行っても良かったんだけど、なんか懐かしい方へ飛んでみた。
「帰巣本能」っていうんだ。
知らない言葉をボクは知ってた。
まー、いいじゃん。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「港区の三田町で悪臭による昏倒被害がありました!」
「なんだと!」
成瀬さんが早乙女さんに報告した。
「縁日の金魚すくいの屋台だったようです! 突然巨大な銀色のカメムシが飛んできて、周囲の人間が次々に倒れました」
「あいつかぁ!」
234名が昏倒し、現場は大変な騒ぎになり救急車では足りずに警察車両も動員されて病院に搬送されているそうだ。
もうあんな場所まで移動したのか。
早乙女さんと早霧さんが話していた。
「今、便利屋さんと連絡を取ってる」
「あの人、どこにいるんです?」
「家族旅行で京都に行ってるらしいよ」
「じゃあ、戻るのは時間がかかるなぁ」
俺が思いついて言った。
「柏木さんはどうなんですかね?」
「あぁ!」
早乙女さんが叫び、他のハンターたちも同意した。
「あの人、拝み屋でしょ? 失せ物探しも出来るんじゃないですかね?」
「磯良、あったまイイ!」
愛鈴さんが俺の頭を抱き締め、早乙女さんが早速連絡していた。
柏木さんは今のところ「アドヴェロス」の外部嘱託の立場だ。
普段は別な場所で何かをされているらしいが、詳しいことは聞いていない。
ただ、信頼出来る人であることは、何度かお会いして全員が知ってる。
「柏木さんはあと30分で来てくれるそうだ!」
「「ファブニール」を準備します!」
「成瀬、保管ケースもだ! それが一番重要だぞ!」
「俺は液体窒素をもらってくる!」
「鏑木、できるだけ量を揃えてくれ」
「分かってます!」
「他の人間は防疫服を探してくれ。出来れば人数分を手配」
「はい!」
早乙女さんが指示を飛ばしている。
「羽入と紅はまだ時間は大丈夫か?」
「はい、予定はありませんから」
「あいつの捕獲はとにかく大変なんだ。一緒にいてくれ」
「もちろんです!」
柏木さんがタクシーで到着した。
柏木さんがカメムシ型の行方を霊視し、それに霊素観測レーダーと《ぴーぽん》とが連携して捜索した。
その結果、カメムシ型は新宿方面へ移動中であることが分かった。
「新宿か!」
「あそこは事件が多いよなぁ」
「いいえ、多分その先です」
柏木さんが言って、みんなが驚いた。
「じゃあ、中野か杉並区ですか?」
「多分。今は空腹のようで餌を探していますが、目的は帰巣本能のようなものかと」
「帰巣本能? ではカメムシ型が生まれた場所ということですか?」
「正確には分かりません。でも、何か懐かしい場所を目指しているような。特別な記憶があるのかもしれません」
「そうですか……」
早乙女さんも要領を得ないようだった。
だが、柏木さんの言うことをみんな信じた。
とにかく、全ハンターで向かうことになった。
デュールゲリエも5体が同行する。
攻撃的なタイプではなさそうだったが、なにしろあの悪臭は手に余る。
臭気に影響されないデュールゲリエたちは頼りになるだろう。
「ファブニール」の他にも車両を出すことにした。
何カ所かに分かれる可能性もあるためだ。
俺と愛鈴さんはシボレー・カマロに、羽入さんと紅さんはマクラーレンのGTS、他の早乙女さんたちは「ファブニール」に搭乗した。
もちろん、全員防疫服を着ている。
早乙女さんは、念のために「虎」の軍にも連絡を手配したそうだ。
万一の場合は手を借りることになるのだろう。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「亜紀ちゃん! 大変だよぉ!」
「どうしたの?」
「今、雪野さんから連絡があったの!」
「だから何!」
「「Ωカメムシ」が「アドヴェロス」から脱走したんだって!」
「ゲェ!」
今日は8月22日の土曜日。
午後2時。
私とハーが石神家本家の剣技を練習して一休みしてたところに、雪野さんから連絡が入った。
タカさんにも連絡しているようだけど、なんと「Ωカメムシ」が「アドヴェロス」の冷凍保管庫から脱走したとのことで、念のため私たちの家にも連絡が来たようだ。
もちろん、「Ωカメムシ」を私たちで飼育したことはタカさんも早乙女さんたちも知らない。
「アドヴェロス」では捕獲した後でライカンスロープの一種として冷凍保存されていたはずだ。
それは私たちが「昆虫型は冷凍すると大人しくなるよ」って早乙女さんに教えたからだ。
早乙女さんはあの時蓮花さんの研究所に送るとか言ったけど、私が「標本でとっといた方がいいよ?」と言うと、早乙女さんはそのまま従ってくれた。
だからタカさんもほとんど関わってない。
「Ωカメムシ」って名前も誰も知らない。
すっかり忘れてたよー。
亜紀ちゃんも驚いて焦ってる。
タカさんはロボとニューヨークに出掛けてる。
皇紀ちゃんは蓮花さんの研究所だ。
家には私とハー、亜紀ちゃんと柳ちゃんしかいない。
まあ、最強だけど。
でも、あの「Ωカメムシ」はまずいよー!
この家であのオナラしたら大変なことになる。
何が一番大変って、タカさんにバレたら恐ろしいことになる!!
だって、「Ωカメムシ」ってタカさん、知らないんだもーん!!!
「亜紀ちゃん、どうしよう!」
「とにかく、ここに来させないようにしないと!」
「もう、「アドヴェロス」が捕まえる前に私たちで処分した方がいいよ」
「うーん、前回も大変なことになったもんね」
「磯良、気絶したもんね」
4人で話し合った。
「ここに来たらどうする?」
「冷凍保存だよね?」
「液体窒素は2瓶あるよ!」
「「Ωカメムシ」のケースはまだあるよ」
「取り敢えず準備しておこう」
「とにかくさ、絶対にオナラさせないように」
「あ、ガスマスクも用意するかー」
「必須だよね」
「あと、防疫服もいるよ! 今3人分ある!」
「接近は分かる?」
「勘だね」
「「「うーん」」」
それしかないじゃん。
ボクは自分の能力は理解していた。
自分に何が出来るのか。
そしてどうやって生きていくのか。
自分でもよく分からないけど、自分に「知性」というものが芽生えたことを認識していた。
ただ、その「知性」がどういうものかはまだ分からない。
「カメカメ(あ、美味しそうだぞ)」
大勢の人間が集まってる。
その中で、小さな魚が一杯泳いでいるのを見つけた。
飛んで行って、一匹に口吻を挿した。
ちゅーちゅー。
「ギャァァァァァーーーー!」
物凄い叫び声が響いた。
人間が驚いてる。
あまりに大声だったので、びっくりしてもらしちゃった。
ぷぅー
「ぐわぁぁ! 臭ぇ!」
「な、なんだこりゃぁ!」
人間たちが叫んで、どんどん倒れていく。
なんだよ。
あ。
小さな魚たちがプカプカ浮いてる。
もう一匹食べようとしたら、臭くて食べれなかった。
「……」
ボクの臭いかぁー。
しょうがないから飛んだ。
くっさいし。
どこに行っても良かったんだけど、なんか懐かしい方へ飛んでみた。
「帰巣本能」っていうんだ。
知らない言葉をボクは知ってた。
まー、いいじゃん。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「港区の三田町で悪臭による昏倒被害がありました!」
「なんだと!」
成瀬さんが早乙女さんに報告した。
「縁日の金魚すくいの屋台だったようです! 突然巨大な銀色のカメムシが飛んできて、周囲の人間が次々に倒れました」
「あいつかぁ!」
234名が昏倒し、現場は大変な騒ぎになり救急車では足りずに警察車両も動員されて病院に搬送されているそうだ。
もうあんな場所まで移動したのか。
早乙女さんと早霧さんが話していた。
「今、便利屋さんと連絡を取ってる」
「あの人、どこにいるんです?」
「家族旅行で京都に行ってるらしいよ」
「じゃあ、戻るのは時間がかかるなぁ」
俺が思いついて言った。
「柏木さんはどうなんですかね?」
「あぁ!」
早乙女さんが叫び、他のハンターたちも同意した。
「あの人、拝み屋でしょ? 失せ物探しも出来るんじゃないですかね?」
「磯良、あったまイイ!」
愛鈴さんが俺の頭を抱き締め、早乙女さんが早速連絡していた。
柏木さんは今のところ「アドヴェロス」の外部嘱託の立場だ。
普段は別な場所で何かをされているらしいが、詳しいことは聞いていない。
ただ、信頼出来る人であることは、何度かお会いして全員が知ってる。
「柏木さんはあと30分で来てくれるそうだ!」
「「ファブニール」を準備します!」
「成瀬、保管ケースもだ! それが一番重要だぞ!」
「俺は液体窒素をもらってくる!」
「鏑木、できるだけ量を揃えてくれ」
「分かってます!」
「他の人間は防疫服を探してくれ。出来れば人数分を手配」
「はい!」
早乙女さんが指示を飛ばしている。
「羽入と紅はまだ時間は大丈夫か?」
「はい、予定はありませんから」
「あいつの捕獲はとにかく大変なんだ。一緒にいてくれ」
「もちろんです!」
柏木さんがタクシーで到着した。
柏木さんがカメムシ型の行方を霊視し、それに霊素観測レーダーと《ぴーぽん》とが連携して捜索した。
その結果、カメムシ型は新宿方面へ移動中であることが分かった。
「新宿か!」
「あそこは事件が多いよなぁ」
「いいえ、多分その先です」
柏木さんが言って、みんなが驚いた。
「じゃあ、中野か杉並区ですか?」
「多分。今は空腹のようで餌を探していますが、目的は帰巣本能のようなものかと」
「帰巣本能? ではカメムシ型が生まれた場所ということですか?」
「正確には分かりません。でも、何か懐かしい場所を目指しているような。特別な記憶があるのかもしれません」
「そうですか……」
早乙女さんも要領を得ないようだった。
だが、柏木さんの言うことをみんな信じた。
とにかく、全ハンターで向かうことになった。
デュールゲリエも5体が同行する。
攻撃的なタイプではなさそうだったが、なにしろあの悪臭は手に余る。
臭気に影響されないデュールゲリエたちは頼りになるだろう。
「ファブニール」の他にも車両を出すことにした。
何カ所かに分かれる可能性もあるためだ。
俺と愛鈴さんはシボレー・カマロに、羽入さんと紅さんはマクラーレンのGTS、他の早乙女さんたちは「ファブニール」に搭乗した。
もちろん、全員防疫服を着ている。
早乙女さんは、念のために「虎」の軍にも連絡を手配したそうだ。
万一の場合は手を借りることになるのだろう。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「亜紀ちゃん! 大変だよぉ!」
「どうしたの?」
「今、雪野さんから連絡があったの!」
「だから何!」
「「Ωカメムシ」が「アドヴェロス」から脱走したんだって!」
「ゲェ!」
今日は8月22日の土曜日。
午後2時。
私とハーが石神家本家の剣技を練習して一休みしてたところに、雪野さんから連絡が入った。
タカさんにも連絡しているようだけど、なんと「Ωカメムシ」が「アドヴェロス」の冷凍保管庫から脱走したとのことで、念のため私たちの家にも連絡が来たようだ。
もちろん、「Ωカメムシ」を私たちで飼育したことはタカさんも早乙女さんたちも知らない。
「アドヴェロス」では捕獲した後でライカンスロープの一種として冷凍保存されていたはずだ。
それは私たちが「昆虫型は冷凍すると大人しくなるよ」って早乙女さんに教えたからだ。
早乙女さんはあの時蓮花さんの研究所に送るとか言ったけど、私が「標本でとっといた方がいいよ?」と言うと、早乙女さんはそのまま従ってくれた。
だからタカさんもほとんど関わってない。
「Ωカメムシ」って名前も誰も知らない。
すっかり忘れてたよー。
亜紀ちゃんも驚いて焦ってる。
タカさんはロボとニューヨークに出掛けてる。
皇紀ちゃんは蓮花さんの研究所だ。
家には私とハー、亜紀ちゃんと柳ちゃんしかいない。
まあ、最強だけど。
でも、あの「Ωカメムシ」はまずいよー!
この家であのオナラしたら大変なことになる。
何が一番大変って、タカさんにバレたら恐ろしいことになる!!
だって、「Ωカメムシ」ってタカさん、知らないんだもーん!!!
「亜紀ちゃん、どうしよう!」
「とにかく、ここに来させないようにしないと!」
「もう、「アドヴェロス」が捕まえる前に私たちで処分した方がいいよ」
「うーん、前回も大変なことになったもんね」
「磯良、気絶したもんね」
4人で話し合った。
「ここに来たらどうする?」
「冷凍保存だよね?」
「液体窒素は2瓶あるよ!」
「「Ωカメムシ」のケースはまだあるよ」
「取り敢えず準備しておこう」
「とにかくさ、絶対にオナラさせないように」
「あ、ガスマスクも用意するかー」
「必須だよね」
「あと、防疫服もいるよ! 今3人分ある!」
「接近は分かる?」
「勘だね」
「「「うーん」」」
それしかないじゃん。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる