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院長夫妻のガーディアン Ⅱ
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8月の18日から広島へ向かった。
石神が旅行の手配してくれ、デュールゲリエのルーちゃんとハーちゃんまで付けてくれた。
俺たちのガードと、様々な世話をしてくれるそうだ。
二人は以前にニューヨークで俺たちに付き添ってくれ、意気投合している二人だ。
俺も静子も喜んだ。
しかも、石神がロールスロイスまで貸してくれ、二人の運転で出掛けることになった。
新幹線でも良かったのだが、車で移動出来るのはありがたかった。
お土産なども持って行きたいし、現地では駅を乗り換えてから更にバスに乗って行き、さらにバス停から結構歩くという大変な土地だったからだ。
ロールスロイスでの道中は快適で、またルーちゃんたちが楽しい話をしてくれる。
俺も静子も石神に感謝しながら道中を楽しんでいた。
後ろからクラクションを鳴らされた。
明らかに改造車と思われる車が迫って来て、ハイビームで照らして来る。
「スカイラインの改造車か」
「スピードはあっちが上だね」
ルーちゃんとハーちゃんが話している。
そのうちにスカイラインはロールスロイスのすぐ後ろに迫り、そのまま付いて来る。
非常に近い。
煽り運転というものか。
「あんにゃろう」
「やるね」
二人が顔を見合わせた。
ハーちゃんが助手席の窓を開けた。
手に大きな機関銃(XM250)を手にして身を乗り出した。
バババババババババ
驚いて後ろを見ると、スカイラインのボンネットからフロントウィンドウ、屋根、リアウィンドウにどんどん銃弾が撃ち込まれた。
座っている若い男女が絶叫しているのが見えた。
「「ギャハハハハハハハ!」」
ルーちゃんたちが笑っていた。
「おい、あれ、大丈夫なのか!」
「大丈夫ですよー。私たち、「虎」の軍ですから!」
「襲われたら撃退していいんですー」
「そうなのかい?」
「「そうでーす!」」
「でも!」
「「ご安心下さい!」」
安心などとても出来ないのだが。
静子と顔を見合わせたが、すぐにスカイラインは遠のき、そのまま走った。
後方で大きなものがぶつかる、凄い音がした。
「「……」」
俺も静子も振り返ることは出来なかった。
しばらく走って、そろそろ正午になる頃。
「次のサービスエリアで休憩しますね」
「お昼ご飯にいたしましょう」
「うん」
ロールスロイスがサービスエリアに入った。
フードコートに近い場所に停車してくれ、炎天下で俺たちがなるべく歩かないようにしてくれる。
ルーちゃんとハーちゃんが、俺たちに日傘まで挿してくれた。
静子が地面を指さしたので見た。
《身障者用》
「「……」」
フードコートに入り、二人が何を食べたいか聞いて来た。
「石神はこういう場所はカレーなら間違いないと言ってたけどなぁ」
「そうですね。でもカレーはちょっと」
「そうだよなぁ」
何があるのか静子と見て行くと、日本蕎麦が売っていた。
「蕎麦にしようか?」
「あら、いいですね」
「わっかりましたー!」
食券を買おうと蕎麦屋に行こうとすると、ルーちゃんが自分が行くと言った。
ハーちゃんが空いているテーブルを確保してくれ、俺たちを座らせた。
「どんな御蕎麦がいいですか?」
「そうだな、俺は天ぷら蕎麦にしようかな」
「私は山菜蕎麦で」
「わっかりましたー!」
ルーちゃんが突然、お蕎麦屋さんのカウンターを乗り越えた。
「ルーちゃん!」
驚く店員に札を何枚か握らせ、そのまま厨房に入って行く。
ハーちゃんは俺たちの傍にいて、ニコニコしている。
しばらくすると、ルーちゃんが丼を二つ持って来た。
「どうぞー!」
「うん、大丈夫だったの?」
「大丈夫ですよー!」
「そう……」
まあ、こういうこともガードのうちなのかと自分を納得させた。
「あら、美味しい」
「ええ、出汁から取り直しましたからね」
「え、そうなの!」
「お二人には美味しい物を召し上がっていただきたくて」
「そう、ありがとうね」
「いいえー!」
二人で食べていると、大柄な男が数人俺たちのテーブルの脇を通った。
そのうちの一人がテーブルぶつかり、静子の丼から少し汁が零れた。
静子は顔を上げて、驚いていた。
ぶつかった男はこちらを見たが、何も言わずに通り過ぎた。
「おい、待て」
ルーちゃんが立ち上がって男の肩を掴んだ。
「あんだよ!」
ルーちゃんはそのまま男の顎を蹴り上げた。
男が真後ろに回転しながら吹っ飛び、背中から床に落ちた。
物凄い音がした。
「「!」」
俺も静子も愕然とした。
何が起こった?
他の3人の男たちが驚いてこちらへ来る。
昼時で大勢いた他の客たちがこっちを見ている。
ハーちゃんが俺たちの前に立ちふさがった。
男たちに表に出るように言った。
みんな出て行った。
絶叫が聞こえた。
ルーちゃんは倒れた男をずっと蹴っていた。
「「……」」
ハーちゃんが帰って来た。
「あいつら、御堂運輸の人間だったよ」
「じゃあ、殺せないね」
「うん。さっき本社に連絡した」
「そう」
「静子さんに暴力を振るったって言ったら、平謝りだったよ」
「そりゃそうだよ」
「そんな、暴力なんて!」
静子が叫んだ。
「怖かったですよね、大丈夫ですか?」
「え、ええ」
「「良かったー!」」
いや、良いこともないんじゃないかな。
静子と小声で、なるべく問題を起こさないようにしようと話し合った。
初日は広島市内のホテルで一泊した。
石神が手配してくれたのだが、大きなホテルのスイートルームだったので驚いた。
3部屋もあり、一つは広いリヴィングだった。
寝るためのホテルなのだが、どう使っていいか分からなかった。
ルーちゃんたちがすぐに自分たちの荷物からお茶出して淹れてくれる。
キッチンまであることに驚いた。
非常に美味いお茶だった。
少し休んでから、夕飯に出掛けた。
お店が予約してあると言う。
またロールスロイスに乗って移動し、「石亭」に着いた。
ホテルから歩ける距離だったのだが。
俺も知っている高級日本料理店だ。
名前を言うとすぐに部屋へ丁寧に案内され、注文もしないうちに料理が運ばれてくる。
ルーちゃんとハーちゃんが給仕をしてくれた。
「これも石神が手配したのかい?」
「そうですよ! お店の方と綿密に打ち合わせて、3回もコースメニューを直されたそうです」
「そうなのか」
石神は本当に俺たちのことを考えてくれていたのだ。
俺と静子で若干料理が違った。
それに静子には熱燗が付いている。
なるほど。
美味い料理を堪能した。
静子が少し酔ったようなので、歩いて帰ろうと言った。
静子も広島の街を見たいと言った。
ルーちゃんがロールスロイスを運転して先に帰り、ハーちゃんが一緒に歩いた。
前から歩道一杯に酔客たち3人が来て、そのうちの一人が避けた静子にぶつかった。
風体からカタギの人間で無いことが分かった。
それほど強くはなかったので、静子は少しよろめいただけだ。
「おい」
男が怒鳴った。
ハーちゃんが前に出る。
「謝れ、ばば……」
その瞬間にハーちゃんが飛び出て、言いかけた男の顎を蹴り上げた。
男が真後ろに回転しながら引っ繰り返る。
なんか、どっかで見たぞ。
両側の男たちがハーちゃんに襲い掛かり、どういう動きか見えない動作で二人の男が一瞬で地面に倒れて這いつくばる。
「ハーちゃん!」
「おい、お前らどこのモンだぁ?」
残った男が組の名前を口にする。
「ハーちゃん、ちょっと待って!」
「この方々が、石神高虎様のお身内と知ってのことだろうなぁ!」
「え、石神!」
ハーちゃんが叫び、男たちが身をすくめるのが分かった。
「土下座しろ! 頭ぁ、潰してやる!」
「ハーちゃん、待って! もういいから!」
「いいえ、石神様の大切な方々に手を出そうとしたのですから」
上空からルーちゃんが飛んで来た。
二人は常に相互通信をしているのだと石神から聞いている。
状況はルーちゃんも、だから分かっているのだろう。
「ハー!」
ルーちゃんはまたさっきの大きな機関銃を手にしている。
それ、必要なの?
「周囲に敵はいないよ! こいつらだけだね」
「分かった」
「組の方には連絡した。殺していいって」
「うん」
「いや、待って! おい、君たちは早く行きなさい!」
男たちは慌てて駆けて行った。
ルーちゃんが機関銃を向けたので、それも必死に止めた。
「もういいから!」
「すみません、折角のお食事の後を汚してしまい」
「いいからぁ!」
びっくりしたぁ。
静子と小声で、もう出掛けないようにしようと話し合った。
ルーちゃんとハーちゃんは俺たちを見てニコニコしていた。
本当に可愛らしいのだが。
石神が旅行の手配してくれ、デュールゲリエのルーちゃんとハーちゃんまで付けてくれた。
俺たちのガードと、様々な世話をしてくれるそうだ。
二人は以前にニューヨークで俺たちに付き添ってくれ、意気投合している二人だ。
俺も静子も喜んだ。
しかも、石神がロールスロイスまで貸してくれ、二人の運転で出掛けることになった。
新幹線でも良かったのだが、車で移動出来るのはありがたかった。
お土産なども持って行きたいし、現地では駅を乗り換えてから更にバスに乗って行き、さらにバス停から結構歩くという大変な土地だったからだ。
ロールスロイスでの道中は快適で、またルーちゃんたちが楽しい話をしてくれる。
俺も静子も石神に感謝しながら道中を楽しんでいた。
後ろからクラクションを鳴らされた。
明らかに改造車と思われる車が迫って来て、ハイビームで照らして来る。
「スカイラインの改造車か」
「スピードはあっちが上だね」
ルーちゃんとハーちゃんが話している。
そのうちにスカイラインはロールスロイスのすぐ後ろに迫り、そのまま付いて来る。
非常に近い。
煽り運転というものか。
「あんにゃろう」
「やるね」
二人が顔を見合わせた。
ハーちゃんが助手席の窓を開けた。
手に大きな機関銃(XM250)を手にして身を乗り出した。
バババババババババ
驚いて後ろを見ると、スカイラインのボンネットからフロントウィンドウ、屋根、リアウィンドウにどんどん銃弾が撃ち込まれた。
座っている若い男女が絶叫しているのが見えた。
「「ギャハハハハハハハ!」」
ルーちゃんたちが笑っていた。
「おい、あれ、大丈夫なのか!」
「大丈夫ですよー。私たち、「虎」の軍ですから!」
「襲われたら撃退していいんですー」
「そうなのかい?」
「「そうでーす!」」
「でも!」
「「ご安心下さい!」」
安心などとても出来ないのだが。
静子と顔を見合わせたが、すぐにスカイラインは遠のき、そのまま走った。
後方で大きなものがぶつかる、凄い音がした。
「「……」」
俺も静子も振り返ることは出来なかった。
しばらく走って、そろそろ正午になる頃。
「次のサービスエリアで休憩しますね」
「お昼ご飯にいたしましょう」
「うん」
ロールスロイスがサービスエリアに入った。
フードコートに近い場所に停車してくれ、炎天下で俺たちがなるべく歩かないようにしてくれる。
ルーちゃんとハーちゃんが、俺たちに日傘まで挿してくれた。
静子が地面を指さしたので見た。
《身障者用》
「「……」」
フードコートに入り、二人が何を食べたいか聞いて来た。
「石神はこういう場所はカレーなら間違いないと言ってたけどなぁ」
「そうですね。でもカレーはちょっと」
「そうだよなぁ」
何があるのか静子と見て行くと、日本蕎麦が売っていた。
「蕎麦にしようか?」
「あら、いいですね」
「わっかりましたー!」
食券を買おうと蕎麦屋に行こうとすると、ルーちゃんが自分が行くと言った。
ハーちゃんが空いているテーブルを確保してくれ、俺たちを座らせた。
「どんな御蕎麦がいいですか?」
「そうだな、俺は天ぷら蕎麦にしようかな」
「私は山菜蕎麦で」
「わっかりましたー!」
ルーちゃんが突然、お蕎麦屋さんのカウンターを乗り越えた。
「ルーちゃん!」
驚く店員に札を何枚か握らせ、そのまま厨房に入って行く。
ハーちゃんは俺たちの傍にいて、ニコニコしている。
しばらくすると、ルーちゃんが丼を二つ持って来た。
「どうぞー!」
「うん、大丈夫だったの?」
「大丈夫ですよー!」
「そう……」
まあ、こういうこともガードのうちなのかと自分を納得させた。
「あら、美味しい」
「ええ、出汁から取り直しましたからね」
「え、そうなの!」
「お二人には美味しい物を召し上がっていただきたくて」
「そう、ありがとうね」
「いいえー!」
二人で食べていると、大柄な男が数人俺たちのテーブルの脇を通った。
そのうちの一人がテーブルぶつかり、静子の丼から少し汁が零れた。
静子は顔を上げて、驚いていた。
ぶつかった男はこちらを見たが、何も言わずに通り過ぎた。
「おい、待て」
ルーちゃんが立ち上がって男の肩を掴んだ。
「あんだよ!」
ルーちゃんはそのまま男の顎を蹴り上げた。
男が真後ろに回転しながら吹っ飛び、背中から床に落ちた。
物凄い音がした。
「「!」」
俺も静子も愕然とした。
何が起こった?
他の3人の男たちが驚いてこちらへ来る。
昼時で大勢いた他の客たちがこっちを見ている。
ハーちゃんが俺たちの前に立ちふさがった。
男たちに表に出るように言った。
みんな出て行った。
絶叫が聞こえた。
ルーちゃんは倒れた男をずっと蹴っていた。
「「……」」
ハーちゃんが帰って来た。
「あいつら、御堂運輸の人間だったよ」
「じゃあ、殺せないね」
「うん。さっき本社に連絡した」
「そう」
「静子さんに暴力を振るったって言ったら、平謝りだったよ」
「そりゃそうだよ」
「そんな、暴力なんて!」
静子が叫んだ。
「怖かったですよね、大丈夫ですか?」
「え、ええ」
「「良かったー!」」
いや、良いこともないんじゃないかな。
静子と小声で、なるべく問題を起こさないようにしようと話し合った。
初日は広島市内のホテルで一泊した。
石神が手配してくれたのだが、大きなホテルのスイートルームだったので驚いた。
3部屋もあり、一つは広いリヴィングだった。
寝るためのホテルなのだが、どう使っていいか分からなかった。
ルーちゃんたちがすぐに自分たちの荷物からお茶出して淹れてくれる。
キッチンまであることに驚いた。
非常に美味いお茶だった。
少し休んでから、夕飯に出掛けた。
お店が予約してあると言う。
またロールスロイスに乗って移動し、「石亭」に着いた。
ホテルから歩ける距離だったのだが。
俺も知っている高級日本料理店だ。
名前を言うとすぐに部屋へ丁寧に案内され、注文もしないうちに料理が運ばれてくる。
ルーちゃんとハーちゃんが給仕をしてくれた。
「これも石神が手配したのかい?」
「そうですよ! お店の方と綿密に打ち合わせて、3回もコースメニューを直されたそうです」
「そうなのか」
石神は本当に俺たちのことを考えてくれていたのだ。
俺と静子で若干料理が違った。
それに静子には熱燗が付いている。
なるほど。
美味い料理を堪能した。
静子が少し酔ったようなので、歩いて帰ろうと言った。
静子も広島の街を見たいと言った。
ルーちゃんがロールスロイスを運転して先に帰り、ハーちゃんが一緒に歩いた。
前から歩道一杯に酔客たち3人が来て、そのうちの一人が避けた静子にぶつかった。
風体からカタギの人間で無いことが分かった。
それほど強くはなかったので、静子は少しよろめいただけだ。
「おい」
男が怒鳴った。
ハーちゃんが前に出る。
「謝れ、ばば……」
その瞬間にハーちゃんが飛び出て、言いかけた男の顎を蹴り上げた。
男が真後ろに回転しながら引っ繰り返る。
なんか、どっかで見たぞ。
両側の男たちがハーちゃんに襲い掛かり、どういう動きか見えない動作で二人の男が一瞬で地面に倒れて這いつくばる。
「ハーちゃん!」
「おい、お前らどこのモンだぁ?」
残った男が組の名前を口にする。
「ハーちゃん、ちょっと待って!」
「この方々が、石神高虎様のお身内と知ってのことだろうなぁ!」
「え、石神!」
ハーちゃんが叫び、男たちが身をすくめるのが分かった。
「土下座しろ! 頭ぁ、潰してやる!」
「ハーちゃん、待って! もういいから!」
「いいえ、石神様の大切な方々に手を出そうとしたのですから」
上空からルーちゃんが飛んで来た。
二人は常に相互通信をしているのだと石神から聞いている。
状況はルーちゃんも、だから分かっているのだろう。
「ハー!」
ルーちゃんはまたさっきの大きな機関銃を手にしている。
それ、必要なの?
「周囲に敵はいないよ! こいつらだけだね」
「分かった」
「組の方には連絡した。殺していいって」
「うん」
「いや、待って! おい、君たちは早く行きなさい!」
男たちは慌てて駆けて行った。
ルーちゃんが機関銃を向けたので、それも必死に止めた。
「もういいから!」
「すみません、折角のお食事の後を汚してしまい」
「いいからぁ!」
びっくりしたぁ。
静子と小声で、もう出掛けないようにしようと話し合った。
ルーちゃんとハーちゃんは俺たちを見てニコニコしていた。
本当に可愛らしいのだが。
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