2,483 / 2,806
真夏の別荘 愛する者たちと Ⅵ 茜の定食屋
しおりを挟む
鷹の料理は絶品だった。
子どもたちが容赦なく鷹に叱られながら作っていた。
手伝いに入った雪野さんまで怒鳴られる。
厨房に入ると鷹は人格が変わる。
伊勢海老の酒蒸し。
鮑のバターソテー。
鯛と鮎、サザエの焼物。
各種御造り。
アナゴとキス、各種野菜の天ぷら。
里芋と鳥肉の煮物。
その他多くの器。
椀はホタテと揚げナス、絹サヤだった。
食材は金に糸目を付けずにスーパーの店長さんに頼んでいた。
みんなで唸りながら頂き、鷹を褒め称えた。
ロボも盛りだくさんの刺身や焼き物をもらって大喜びだ。
食べている途中で鷹にお礼を言いに行く。
「にゃー!」
「ウフフフフ」
鷹がロボの額を撫でると喜んで、また食べに戻った。
響子は涙目で食べていた。
もう満腹なのだが、美味し過ぎるのでもっと食べたいのだ。
一番小さい久留守も、どんどん食べている。
久留守は大人めいたものが結構好きなのを聞いている。
今日はサザエの焼物と高野豆腐の煮物を特に喜んでいた。
非常に美味い夕飯を堪能し、交代で風呂に入った。
早乙女たちはすっかり麻雀が気に入って、桜花たちを誘って楽しんでいた。
俺が入ろうとすると、みんなに止められた。
「タカトラはインチキだからダメ」
響子が両手を拡げて止めた。
「……」
風呂から上がった子どもたちが、つまみの準備を始めた。
今日は夕飯が絶品だったので、あっさりとしたものにした。
焼きナス。
大根サラダ。
アスパラの炒め物。
ジャーマンポテト。
冷奴。
それに大量の唐揚げ。
小さな子どもたちはもう寝ている。
ロボは鷹にマグロの刺身と冷酒を貰っている。
バギーカーが楽しかったという話をみんなでして盛り上がった。
早乙女も雪野さんと楽しかったと言った。
栞ももうしょ気ることなく、明るく笑っている。
まあ、スゲェ女だ。
しばらく楽しく話し、亜紀ちゃんが言った。
「タカさん、昨日のお話も良かったです!」
亜紀ちゃんがニコニコして言う。
「茜ちゃん、来週も来るよ!」
「そうか」
「じゃあ今日は茜さんのお話ですかね!」
「なんでだよ!」
みんなが拍手をする。
「おい、たまにはゆっくり飲ませてくれよ」
「私たちは飲んでますよ?」
「ばかやろう!」
亜紀ちゃんに箸で掴んだ唐揚げを投げると、口で受け止めてムシャムシャと食べた。
「亜紀ちゃん、真岡を覚えてるか?」
「ふぁい! フィフィフィンで!」
亜紀ちゃんが唐揚げを呑み込んだ。
「フィリピンでいつも手伝ってくれますよね? 皇紀も結構お世話になって」
「はい! いい人ですよね!」
皇紀も返事する。
「ああ、あいつは俺が言ってる真岡の息子だよ。ほら、千両の兄弟分の真岡に、盃事で会っただろう?」
「あー! あの真岡さんですか!」
「あいつな、茜に車で轢かれたことがあるんだよ」
「エェー!」
亜紀ちゃん以外は会ったことは無い。
まあ、何度か俺に大勢で挨拶に来た時にもいたのだが、覚えてはいないだろう。
毎年恒例の花見にも、千万組が招待されているからと遠慮して来ない。
「茜が普通免許を取って、軽トラで群馬の配送会社で働いてた時なんだ」
「え、今の加奈子さんと志野さんの会社じゃないんですか?」
「ああ、加奈子が会社を立てたのはその後だよ。その前の話な」
「ああ、なるほど」
俺は話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「えーとー、次はあっちか」
茜は初心者マークを付けた軽トラで配達をしていた。
大通りを左折しようとし、地図を見て下を向いた。
その時に、横断歩道を渡ろうとした男性たちがいたことに気付いた。
「うわぁ!」
ブレーキを踏んだが、男性が転んだ。
二人の男性が大声で怒鳴りながら近づいて来る。
後ろで後続車がクラクションを鳴らした。
「すいません! すぐにどけます!」
咄嗟に茜はアクセルを踏んで、左に軽トラを移動しようとした。
「おい! バカ!」
「ん?」
軽トラが何かに乗り上げた。
「え! まだいたのぉ!」
パニックになりブレーキを踏まずにアクセルを踏み込んでしまった。
後輪も何かに乗り上げた。
「グォォォー!」
押し殺した悲鳴が聞こえ、茜はやっと軽トラを脇に停めた。
「テッメェ! 降りて来い!」
「す、すいません!」
慌てて軽トラを降りると、中年の男性が道路に仰向けになって苦しんでいた。
両足がヘンな方向に曲がっている。
茜は胸倉を掴まれ、殴られると思った。
「まて!」
足を怪我した男性が男を止めた。
もう一人の男が走って行った。
まだ携帯電話の無い時代だ。
多分、救急車を呼びに行ったのだろう。
茜はそのうちに警察も来て、自分は現行犯で捕まると思った。
まだ働き出したばかりの運送会社にも迷惑を掛けてしまった。
本当に申し訳ないと思う。
「おい、〇〇病院へ行け」
「はい?」
「俺が運転する。お前は後ろの荷台で親父を守れ」
「は、はい!」
茜は何も考えることも出来ず、男の言う通りにした。
男は軽トラの荷台に初老の男性を乗せ、茜も上に上がった。
乗せていた毛布があったので、男性の下に敷き、頭を自分の膝に乗せた。
「本当にすみませんでした! 足、大丈夫ですか?」
「見りゃ分かるだろう!」
「あ、すみません。あたし、バカなんで」
「お前ぇ!」
「すみませんでした! 何でもします!」
「ふん!」
激痛があるだろうに、男性は呻き声も挙げなかった。
茜はずっと謝り、男性の容態を聞き続けた。
「痛いですよね、すみません。あ、冷たいお茶があるんです、飲みますか?」
「いらん!」
「本当にすみません。なんでもしたいんですが、何をしたらいいのか分からなくって」
「だったらもう黙れ!」
「いえ、トラさんが、事故に遭った人には話し掛け続けろって」
「トラ?」
「暴走族の特攻隊長だった人です。頭がよくって」
「お前、何言ってんだ?」
「そうだ、トラさんの話をしますね! 本当にスゴイ人で」
「おい、黙れよ!」
「あのですね。赤虎って呼ばれるほど地元で恐れられてて」
「なんだよ、そいつは!」
「それでですね! 周辺で一番の進学校でトップの成績で!」
「おい、すげぇな」
「そうなんですよ! 背も高くて、187センチ! お顔がすっげぇお綺麗で、女たちにいつも囲まれてて」
「おう!」
「でも、保奈美さんが一番ですから! 保奈美さんってですね」
「おい、トラの話をしろ!」
「はい! トラさんは……」
茜はどういうわけか、ずっと俺の話をしていたそうだ。
じきに病院に着いて、10人近い人間が入り口で待っていて、すぐにストレッチャーが出て来て男性は中へ運ばれた。
「娘! てめぇは一緒に来い!」
「はい! あ、すいません!」
「なんだ?」
「配達が一つ残ってまして! それに会社に連絡しないと!」
「ああ、こっちでやる。どこの会社だ?」
茜は会社の名前と連絡先を告げた。
茜は10人の男たちと一緒に手術室の前で待っていた。
男たちがそれぞれに動き、しばらくして茜の会社の先輩が来た。
「すいません! 事故っちゃいました!」
先輩は困った顔をしていた。
「茜、お前真岡さんを轢いたそうだな」
「え、あ、あの人真岡さんっていうんですね」
「お前はクビな」
「えぇー!」
「冗談じゃないよ。よりによってあの真岡さんにとんでもないことを」
「でも!」
先輩は茜の軽トラのキーを受け取って去って行った。
茜は呆然としてそれを見ていた。
子どもたちが容赦なく鷹に叱られながら作っていた。
手伝いに入った雪野さんまで怒鳴られる。
厨房に入ると鷹は人格が変わる。
伊勢海老の酒蒸し。
鮑のバターソテー。
鯛と鮎、サザエの焼物。
各種御造り。
アナゴとキス、各種野菜の天ぷら。
里芋と鳥肉の煮物。
その他多くの器。
椀はホタテと揚げナス、絹サヤだった。
食材は金に糸目を付けずにスーパーの店長さんに頼んでいた。
みんなで唸りながら頂き、鷹を褒め称えた。
ロボも盛りだくさんの刺身や焼き物をもらって大喜びだ。
食べている途中で鷹にお礼を言いに行く。
「にゃー!」
「ウフフフフ」
鷹がロボの額を撫でると喜んで、また食べに戻った。
響子は涙目で食べていた。
もう満腹なのだが、美味し過ぎるのでもっと食べたいのだ。
一番小さい久留守も、どんどん食べている。
久留守は大人めいたものが結構好きなのを聞いている。
今日はサザエの焼物と高野豆腐の煮物を特に喜んでいた。
非常に美味い夕飯を堪能し、交代で風呂に入った。
早乙女たちはすっかり麻雀が気に入って、桜花たちを誘って楽しんでいた。
俺が入ろうとすると、みんなに止められた。
「タカトラはインチキだからダメ」
響子が両手を拡げて止めた。
「……」
風呂から上がった子どもたちが、つまみの準備を始めた。
今日は夕飯が絶品だったので、あっさりとしたものにした。
焼きナス。
大根サラダ。
アスパラの炒め物。
ジャーマンポテト。
冷奴。
それに大量の唐揚げ。
小さな子どもたちはもう寝ている。
ロボは鷹にマグロの刺身と冷酒を貰っている。
バギーカーが楽しかったという話をみんなでして盛り上がった。
早乙女も雪野さんと楽しかったと言った。
栞ももうしょ気ることなく、明るく笑っている。
まあ、スゲェ女だ。
しばらく楽しく話し、亜紀ちゃんが言った。
「タカさん、昨日のお話も良かったです!」
亜紀ちゃんがニコニコして言う。
「茜ちゃん、来週も来るよ!」
「そうか」
「じゃあ今日は茜さんのお話ですかね!」
「なんでだよ!」
みんなが拍手をする。
「おい、たまにはゆっくり飲ませてくれよ」
「私たちは飲んでますよ?」
「ばかやろう!」
亜紀ちゃんに箸で掴んだ唐揚げを投げると、口で受け止めてムシャムシャと食べた。
「亜紀ちゃん、真岡を覚えてるか?」
「ふぁい! フィフィフィンで!」
亜紀ちゃんが唐揚げを呑み込んだ。
「フィリピンでいつも手伝ってくれますよね? 皇紀も結構お世話になって」
「はい! いい人ですよね!」
皇紀も返事する。
「ああ、あいつは俺が言ってる真岡の息子だよ。ほら、千両の兄弟分の真岡に、盃事で会っただろう?」
「あー! あの真岡さんですか!」
「あいつな、茜に車で轢かれたことがあるんだよ」
「エェー!」
亜紀ちゃん以外は会ったことは無い。
まあ、何度か俺に大勢で挨拶に来た時にもいたのだが、覚えてはいないだろう。
毎年恒例の花見にも、千万組が招待されているからと遠慮して来ない。
「茜が普通免許を取って、軽トラで群馬の配送会社で働いてた時なんだ」
「え、今の加奈子さんと志野さんの会社じゃないんですか?」
「ああ、加奈子が会社を立てたのはその後だよ。その前の話な」
「ああ、なるほど」
俺は話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「えーとー、次はあっちか」
茜は初心者マークを付けた軽トラで配達をしていた。
大通りを左折しようとし、地図を見て下を向いた。
その時に、横断歩道を渡ろうとした男性たちがいたことに気付いた。
「うわぁ!」
ブレーキを踏んだが、男性が転んだ。
二人の男性が大声で怒鳴りながら近づいて来る。
後ろで後続車がクラクションを鳴らした。
「すいません! すぐにどけます!」
咄嗟に茜はアクセルを踏んで、左に軽トラを移動しようとした。
「おい! バカ!」
「ん?」
軽トラが何かに乗り上げた。
「え! まだいたのぉ!」
パニックになりブレーキを踏まずにアクセルを踏み込んでしまった。
後輪も何かに乗り上げた。
「グォォォー!」
押し殺した悲鳴が聞こえ、茜はやっと軽トラを脇に停めた。
「テッメェ! 降りて来い!」
「す、すいません!」
慌てて軽トラを降りると、中年の男性が道路に仰向けになって苦しんでいた。
両足がヘンな方向に曲がっている。
茜は胸倉を掴まれ、殴られると思った。
「まて!」
足を怪我した男性が男を止めた。
もう一人の男が走って行った。
まだ携帯電話の無い時代だ。
多分、救急車を呼びに行ったのだろう。
茜はそのうちに警察も来て、自分は現行犯で捕まると思った。
まだ働き出したばかりの運送会社にも迷惑を掛けてしまった。
本当に申し訳ないと思う。
「おい、〇〇病院へ行け」
「はい?」
「俺が運転する。お前は後ろの荷台で親父を守れ」
「は、はい!」
茜は何も考えることも出来ず、男の言う通りにした。
男は軽トラの荷台に初老の男性を乗せ、茜も上に上がった。
乗せていた毛布があったので、男性の下に敷き、頭を自分の膝に乗せた。
「本当にすみませんでした! 足、大丈夫ですか?」
「見りゃ分かるだろう!」
「あ、すみません。あたし、バカなんで」
「お前ぇ!」
「すみませんでした! 何でもします!」
「ふん!」
激痛があるだろうに、男性は呻き声も挙げなかった。
茜はずっと謝り、男性の容態を聞き続けた。
「痛いですよね、すみません。あ、冷たいお茶があるんです、飲みますか?」
「いらん!」
「本当にすみません。なんでもしたいんですが、何をしたらいいのか分からなくって」
「だったらもう黙れ!」
「いえ、トラさんが、事故に遭った人には話し掛け続けろって」
「トラ?」
「暴走族の特攻隊長だった人です。頭がよくって」
「お前、何言ってんだ?」
「そうだ、トラさんの話をしますね! 本当にスゴイ人で」
「おい、黙れよ!」
「あのですね。赤虎って呼ばれるほど地元で恐れられてて」
「なんだよ、そいつは!」
「それでですね! 周辺で一番の進学校でトップの成績で!」
「おい、すげぇな」
「そうなんですよ! 背も高くて、187センチ! お顔がすっげぇお綺麗で、女たちにいつも囲まれてて」
「おう!」
「でも、保奈美さんが一番ですから! 保奈美さんってですね」
「おい、トラの話をしろ!」
「はい! トラさんは……」
茜はどういうわけか、ずっと俺の話をしていたそうだ。
じきに病院に着いて、10人近い人間が入り口で待っていて、すぐにストレッチャーが出て来て男性は中へ運ばれた。
「娘! てめぇは一緒に来い!」
「はい! あ、すいません!」
「なんだ?」
「配達が一つ残ってまして! それに会社に連絡しないと!」
「ああ、こっちでやる。どこの会社だ?」
茜は会社の名前と連絡先を告げた。
茜は10人の男たちと一緒に手術室の前で待っていた。
男たちがそれぞれに動き、しばらくして茜の会社の先輩が来た。
「すいません! 事故っちゃいました!」
先輩は困った顔をしていた。
「茜、お前真岡さんを轢いたそうだな」
「え、あ、あの人真岡さんっていうんですね」
「お前はクビな」
「えぇー!」
「冗談じゃないよ。よりによってあの真岡さんにとんでもないことを」
「でも!」
先輩は茜の軽トラのキーを受け取って去って行った。
茜は呆然としてそれを見ていた。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる