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蓮花研究所 防衛線 Ⅳ
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「虎蘭! 俺は前に出るからな! お前はここを護れ!」
「分かりました!」
刻々と動く戦場において、個人の判断は重要だ。
命令されなければ動けない奴は、戦場では使えない。
せいぜいが、そいつには「死」を与えてやることしか出来ない。
それが最上のことだ。
真の戦士は言われずとも行動する。
自分がどう動かなければならないのかが分からなければ、そいつは半人前だ。
虎蘭はもう俺が言う前に構えていた。
俺の後ろに回り、俺が撃ち漏らした敵を自分が絶対に屠るつもりでいる。
だから俺が前に出ると言った時には、既に自分の役目を任じていた。
出来る奴だ。
虎蘭は高虎のために命がけで戦う意志を持っている。
惚れているのかどうかは分からんが、高虎の運命に殉ずるつもりだ。
俺たちはみんな、そういうバカだ。
俺は前に出た。
「虎脚」で敵に向かって駆け寄る。
俺の後ろを数人の人間が追って来る。
それもまた、俺が指示することなく動いた剣聖たちなのが見なくても分かる。
膨大な敵に対して先に数を削らなければとんでもないことになる。
8000万もの妖魔が来れば、呑み込まれてしまう。
一度に斃せる数は限られているのだから、先に萎ませなければならない。
だから剣聖が出てきたのだ。
「虎白! もうここから撃ってもいいんじゃねぇか?」
「よし!」
敵との距離はおよそ8キロ。
俺たちは足を止めて「神雷」を放った。
どの剣聖の技も、幅数キロに亘って伸びて行く。
黒い津波がどんどん飛び散って行くのが見えた。
しかし、その後ろからまた津波が覆ってきて、元に戻る。
これが数の力だ。
「おい、虎白! これは押し切れるのかよ!」
「やるしかねぇだろう! この数が後ろに行ったら呑み込まれるぞ!」
「おう!」
折角高虎から教わった「神雷」が、この数には通用しない。
「切り替えるぞ! 虎月、虎風、紫虎は範囲を広げて連発しろ! 残りの奴らは俺についてこい!」
剣聖3名がとにかく数を削って行く。
広範囲攻撃にして威力を落としても、《神雷》は大体の妖魔を殺せる。
だから残りの剣聖で硬い奴を狩りに行くのだ。
一人が後ろから凄まじい速さで迫って来た。
「あいつかよ!」
斬に間違いない。
斬は「花岡」の大技を撃ち込んだ。
敵の上空に激しい光の渦が生じ、そこから何かの光の柱がぶち込まれる。
「へぇ!」
あれほどの津波のように迫って来た敵が、随分と小さくなっている。
当然また戻るのだが、範囲攻撃が増えるのは有難い。
「やるじゃねぇか!」
「ふん!」
斬は俺たちについてきた。
斬の技を見て、残った3名の剣聖の中から虎月が上がって来る。
状況が変わったことを察して独自に判断したのだ。
そのまま7名で敵に突っ込んで行った。
「《地獄の悪魔》だぞぉ!」
誰かが叫び、ひと際大きなサソリのような奴に「神雷」をぶち込んで行く。
巨大な胴体が吹っ飛ぶ。
俺は双頭のトカゲのような頭を持つ奴に迫った。
周囲に何かのエネルギーを渦巻かせている。
「しゃらくせぇよ!」
俺は
魔方陣を描いた。
《煉獄》
トカゲは瞬時にバラバラになって地面にバラまかれた。
「ギャハハハハハハハ!」
他の剣聖たちもどんどん強敵を屠って行く。
「お! あいつを見ろ!」
斬が異様なことやっていた。
妖魔の一体をぶっ飛ばし、他の妖魔にぶち当てる。
すると、当たった妖魔がまたぶっ飛び、他の妖魔に当たって行く。
それらの妖魔がどんどん爆散していく。
「なんだありゃ!」
「ドミノ倒しみてぇだな」
どうやら、妖魔の身体自体を何らかの爆発物のようにしているようだ。
「花岡」の技でも、あんなのは知らない。
歴史の長い拳法だ。
やはり奥が深い。
その斬に《地獄の悪魔》の一体が迫った。
あいつに相手が出来るのか、俺は戦いながら見ていた。
でかいミミズのような姿で、但し全身が鋭い刃物のようなもので覆われ、常に身体を高速回転している。
どうするのかを見ていた。
必要ならば手助けするつもりだった。
斬が右手を上に上げて足を僅かに動かした。
右手を振り下ろす。
「へぇ!」
《地獄の悪魔》が両断された。
俺は斬から目を離した。
あいつは何の手助けも必要としない。
しかし、あくまでも人間や兵器相手の「花岡」が、もう妖魔を相手に戦っている。
笑いが込み上げてきた。
斬は高虎に惚れ込んでいるのだ。
口ではいつも生意気な態度だが、高虎のために散々考え続けて来たのだ。
ツンデレという奴なのか。
他の剣聖たちもガンガンやっている。
俺たちが考えているのは、後ろに《地獄の悪魔》が行かないようにだ。
だから、強い波動の奴を中心に狩っている。
その他の有象無象は後ろの剣聖たち、それに研究所に残っている剣士たちで何とか出来るだろう。
その後ろから、数人が上がって来たのを感じた。
丁度、前線でもっと範囲攻撃の手が欲しいと思ったところだ。
虎蘭と虎水がやって来た。
いい判断だ。
「よし! 存分にやれぇ!」
「「はい!」」
俺たちの背後にも、結構な数が漏れて行った。
俺は一瞥し、まだ剣士たちで持ち堪えると見た。
今のところ、研究所を取り囲んでの乱戦にはなっていない。
撃ち漏らして後ろへ行く奴らは、デュールゲリエでも対応出来る。
あいつらの戦力は十分に宛にできる。
実際に、「スズメバチ」と呼ばれる無数の小型攻撃機が研究所から盛り上がって来た。
数十万の単位と聞いている。
それらが親機のデュールゲリエの管制で「オロチストライク」を撃ち出して行く。
頼もしい戦力だ。
剣士たちは、「スズメバチ」で対応出来ない奴を相手にすればいい。
まだ戦場は俺たちの優位に進んでいる。
「虎白様! 研究所の東にゲート出現です!」
《ロータス》が連絡して来た。
「なんだと!」
「あちらからは妖魔とバイオノイド、それに《デモノイド》が出て来るようです!」
「分かった! おい、俺たちを運搬出来るデュールゲリエを4体寄越してくれ」
「かしこまりました!」
すぐにデュールゲリエが降りて来た。
「巌虎! 緑虎! 嵐虎! 東に行け!」
「「「おう!」」」
3人がデュールゲリエに運ばれて行く。
《ロータス》からまた報告が入った。
「《デモノイド》が外壁跡に取りつきました!」
「今剣聖を送ったぁ!」
「はい! ブランの精鋭が迎撃しています!」
「そうか!」
あのミユキと前鬼、後鬼だろう。
あいつらはブランの中の最強だ。
「踏ん張らせろ!」
「はい!」
戦況は刻々と変化していった。
「分かりました!」
刻々と動く戦場において、個人の判断は重要だ。
命令されなければ動けない奴は、戦場では使えない。
せいぜいが、そいつには「死」を与えてやることしか出来ない。
それが最上のことだ。
真の戦士は言われずとも行動する。
自分がどう動かなければならないのかが分からなければ、そいつは半人前だ。
虎蘭はもう俺が言う前に構えていた。
俺の後ろに回り、俺が撃ち漏らした敵を自分が絶対に屠るつもりでいる。
だから俺が前に出ると言った時には、既に自分の役目を任じていた。
出来る奴だ。
虎蘭は高虎のために命がけで戦う意志を持っている。
惚れているのかどうかは分からんが、高虎の運命に殉ずるつもりだ。
俺たちはみんな、そういうバカだ。
俺は前に出た。
「虎脚」で敵に向かって駆け寄る。
俺の後ろを数人の人間が追って来る。
それもまた、俺が指示することなく動いた剣聖たちなのが見なくても分かる。
膨大な敵に対して先に数を削らなければとんでもないことになる。
8000万もの妖魔が来れば、呑み込まれてしまう。
一度に斃せる数は限られているのだから、先に萎ませなければならない。
だから剣聖が出てきたのだ。
「虎白! もうここから撃ってもいいんじゃねぇか?」
「よし!」
敵との距離はおよそ8キロ。
俺たちは足を止めて「神雷」を放った。
どの剣聖の技も、幅数キロに亘って伸びて行く。
黒い津波がどんどん飛び散って行くのが見えた。
しかし、その後ろからまた津波が覆ってきて、元に戻る。
これが数の力だ。
「おい、虎白! これは押し切れるのかよ!」
「やるしかねぇだろう! この数が後ろに行ったら呑み込まれるぞ!」
「おう!」
折角高虎から教わった「神雷」が、この数には通用しない。
「切り替えるぞ! 虎月、虎風、紫虎は範囲を広げて連発しろ! 残りの奴らは俺についてこい!」
剣聖3名がとにかく数を削って行く。
広範囲攻撃にして威力を落としても、《神雷》は大体の妖魔を殺せる。
だから残りの剣聖で硬い奴を狩りに行くのだ。
一人が後ろから凄まじい速さで迫って来た。
「あいつかよ!」
斬に間違いない。
斬は「花岡」の大技を撃ち込んだ。
敵の上空に激しい光の渦が生じ、そこから何かの光の柱がぶち込まれる。
「へぇ!」
あれほどの津波のように迫って来た敵が、随分と小さくなっている。
当然また戻るのだが、範囲攻撃が増えるのは有難い。
「やるじゃねぇか!」
「ふん!」
斬は俺たちについてきた。
斬の技を見て、残った3名の剣聖の中から虎月が上がって来る。
状況が変わったことを察して独自に判断したのだ。
そのまま7名で敵に突っ込んで行った。
「《地獄の悪魔》だぞぉ!」
誰かが叫び、ひと際大きなサソリのような奴に「神雷」をぶち込んで行く。
巨大な胴体が吹っ飛ぶ。
俺は双頭のトカゲのような頭を持つ奴に迫った。
周囲に何かのエネルギーを渦巻かせている。
「しゃらくせぇよ!」
俺は
魔方陣を描いた。
《煉獄》
トカゲは瞬時にバラバラになって地面にバラまかれた。
「ギャハハハハハハハ!」
他の剣聖たちもどんどん強敵を屠って行く。
「お! あいつを見ろ!」
斬が異様なことやっていた。
妖魔の一体をぶっ飛ばし、他の妖魔にぶち当てる。
すると、当たった妖魔がまたぶっ飛び、他の妖魔に当たって行く。
それらの妖魔がどんどん爆散していく。
「なんだありゃ!」
「ドミノ倒しみてぇだな」
どうやら、妖魔の身体自体を何らかの爆発物のようにしているようだ。
「花岡」の技でも、あんなのは知らない。
歴史の長い拳法だ。
やはり奥が深い。
その斬に《地獄の悪魔》の一体が迫った。
あいつに相手が出来るのか、俺は戦いながら見ていた。
でかいミミズのような姿で、但し全身が鋭い刃物のようなもので覆われ、常に身体を高速回転している。
どうするのかを見ていた。
必要ならば手助けするつもりだった。
斬が右手を上に上げて足を僅かに動かした。
右手を振り下ろす。
「へぇ!」
《地獄の悪魔》が両断された。
俺は斬から目を離した。
あいつは何の手助けも必要としない。
しかし、あくまでも人間や兵器相手の「花岡」が、もう妖魔を相手に戦っている。
笑いが込み上げてきた。
斬は高虎に惚れ込んでいるのだ。
口ではいつも生意気な態度だが、高虎のために散々考え続けて来たのだ。
ツンデレという奴なのか。
他の剣聖たちもガンガンやっている。
俺たちが考えているのは、後ろに《地獄の悪魔》が行かないようにだ。
だから、強い波動の奴を中心に狩っている。
その他の有象無象は後ろの剣聖たち、それに研究所に残っている剣士たちで何とか出来るだろう。
その後ろから、数人が上がって来たのを感じた。
丁度、前線でもっと範囲攻撃の手が欲しいと思ったところだ。
虎蘭と虎水がやって来た。
いい判断だ。
「よし! 存分にやれぇ!」
「「はい!」」
俺たちの背後にも、結構な数が漏れて行った。
俺は一瞥し、まだ剣士たちで持ち堪えると見た。
今のところ、研究所を取り囲んでの乱戦にはなっていない。
撃ち漏らして後ろへ行く奴らは、デュールゲリエでも対応出来る。
あいつらの戦力は十分に宛にできる。
実際に、「スズメバチ」と呼ばれる無数の小型攻撃機が研究所から盛り上がって来た。
数十万の単位と聞いている。
それらが親機のデュールゲリエの管制で「オロチストライク」を撃ち出して行く。
頼もしい戦力だ。
剣士たちは、「スズメバチ」で対応出来ない奴を相手にすればいい。
まだ戦場は俺たちの優位に進んでいる。
「虎白様! 研究所の東にゲート出現です!」
《ロータス》が連絡して来た。
「なんだと!」
「あちらからは妖魔とバイオノイド、それに《デモノイド》が出て来るようです!」
「分かった! おい、俺たちを運搬出来るデュールゲリエを4体寄越してくれ」
「かしこまりました!」
すぐにデュールゲリエが降りて来た。
「巌虎! 緑虎! 嵐虎! 東に行け!」
「「「おう!」」」
3人がデュールゲリエに運ばれて行く。
《ロータス》からまた報告が入った。
「《デモノイド》が外壁跡に取りつきました!」
「今剣聖を送ったぁ!」
「はい! ブランの精鋭が迎撃しています!」
「そうか!」
あのミユキと前鬼、後鬼だろう。
あいつらはブランの中の最強だ。
「踏ん張らせろ!」
「はい!」
戦況は刻々と変化していった。
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