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聖と《虎星》
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子どもたちと蓮花研究所へ来る3日前。
俺は聖と《虎星》へ行った。
最も信頼する聖に、一度現状を見せておきたかったのと、「魔法陣」を習得させるためだ。
うちの近所の「花見の家」に聖を呼んだ。
聖は「飛行」で来ている。
もちろん、ロボも一緒だ。
「トラぁー!」
「よう! わざわざ悪いな」
「いいよ!」
聖が優しい顔で駆け寄ったロボを撫でる。
ロボも嬉しそうだ。
聖が大事な仲間であることを認識しているのだ。
ステルスUFOが降りて来た。
「……」
「おう、乗るぞ」
「トラ、あにこれ?」
「UFOだろう?」
「え?」
「いいから乗れ!」
そう言えば何も話してなかった。
聖には《虎星》という場所へ一緒に来てくれと頼んだだけだ。
宇宙空間にあるとは行ってなかったや。
まあ、こいつならどうにでもなるだろう。
UFOの中に入り、グランマザーが挨拶して来る。
でかい釣鐘のようなグランマザーを見て、聖が睨んでいる。
「誰?」
「グランマザーだ」
「聖様、宜しくお願いいたします」
「だから誰?」
「「大銀河連合」を統括している電脳生命体だ」
「あ?」
「この宇宙の知的生命体が集まって「大銀河連合」っていうのを作ってるんだよ」
「ああ!」
「な、分かるよな?」
「おう!」
もう、どうでもいい。
「こいつ、何で手がねぇの?」
「必要無いからだよ」
「なんで?」
「いいじゃねぇか。あんまり手足が無いとか指摘しない方がいいぞ」
「ああ、そうだな。悪かったな」
「い、いいえ」
グランマザーも返答に困っている。
聖がバカだということは伝わっただろうか。
「これに乗って《虎星》って所へ行くのか?」
「いや、マザーシップに乗ってからだ。超空間航法でぶっ飛ばすからな」
「なるほど!」
「な!」
「うん!」
やっと聖が大人しくなった。
こいつなりに緊張していたのだろうか。
まあ、突然UFOに乗せられれば無理はないか。
俺は航行の間に、出来るだけ聖に話をした。
「「大銀河連合」は俺たちに協力してくれてるんだ」
「そうなんだ」
「まあ、「業」との戦いは地球のことだから、基本は俺たちでと思っていた。でもな、どうも地球以外でも戦争が始まりそうなんだよ」
「へぇ」
「それと、「業」の要している妖魔の数が京を超える数と思われるからな」
「けい?」
知らないかー。
「えーと、億の1万倍が兆だろ?」
「うん」
「その1万倍が京」
「そうだよな」
「な!」
「うん!」
もういいや。
「そういう沢山いるからな。俺たちは攻撃力を桁違いにしなきゃならないわけだ」
「そうだな」
「それで、その方法を編み出した」
「ふーん」
「それをお前にも習得してもらう」
「おう!」
話はついた。
15分後、《虎星》に到着した。
降下艇で地表へ降りる。
機内の画面に映る景色を見て、聖が少し興奮していた。
「見たこと無い景色だな!」
「地球とは別な惑星だからな」
「そうなのか!」
そういう話をして来たつもりなのだが、やはり理解していなかったか。
「地球によく似た環境だ。大陸も海もあり、ジャングルもあるし動物もいる」
「へぇー!」
すぐに地上へ降りた。
アメリカのテーブルマウンテンに似た荒野だ。
「お前には前に「魔法陣」を見せたことがあるよな?」
「ああ、あのとんでもない威力になる技か」
「そうだ。あれは本気でぶっ放すと、時空に裂け目が出来る。そこから異次元の怪物が出て来るから封印していた」
「そうだったな」
この辺の戦闘に関することは、聖もちゃんと理解しているし、記憶も鮮明で詳細だ。
「その制御法をやっと確認した。地球じゃヤバいんで、ここで検証していたんだ」
「そういうことか!」
「な!」
「うん!」
この辺は、まだ危ない。
「お前にも俺と同様に出来るようになってもらいたい」
「分かったぜ!」
「でも、最初に言っておくけどな。俺たち以外にはまだ話さないでくれ」
「ああ」
「多分、俺たちの最後の切り札になる。だから絶対に敵に悟られたくない」
「分かった」
「一部は石神家に渡している」
「虎白さんたちか!」
「ああ」
聖が嬉しそうな顔をした。
こいつも虎白さんたちが大好きになったのだ。
「でも、ほんのサワリ程度なんだ。威力はでかいけどな」
「おう」
「お前にはもっと凄まじいものも覚えてもらう」
「ああ、任せろ!」
俺は聖に「魔法陣」の描き方をまずは練習させた。
ロボには持って来たマグロの刺身を食べさせる。
そのうちに寝るだろうが、聖が習得する時間で丁度いい感じだろうと俺は思っていた。
聖は流石に、すぐに「小雷」の使い方をマスターし、俺が示した「魔法陣」を描けるようになっていく。
戦闘に関わることであれば、聖の中の天才が発動するのだ。
「よし、まずは「虚震花」を撃ってくれ」
「おし!」
聖が言われた通りにする。
巨大なエネルギーが上空へ上り、雲を弾けさせた。
「おい、すげぇな!」
「な!」
「うん!」
分かったようだ。
俺はその後、幾つかのルーン文字を入れ替えさせて聖に実体験させた。
聖が驚いて、また興奮する。
「ここまでは石神家にも伝えた。「連山」なんかの剣技が恐ろしい威力になる」
「なるほどな。これで《地獄の悪魔》にも対抗出来るってか」
「そうだ」
流石は聖で、石神家本家が《地獄の悪魔》に対抗しようとしていたことが分かっていた。
ブラジルでの戦闘を、虎白さんたちがどのように感じていたのかを理解していたのだ。
「トラ、良かったな」
「ああ。虎白さんたちも喜んでいたよ」
「そっか」
聖が明るく笑った。
こいつの笑顔も最高だ。
「よし、じゃあ次にもっと上の技だ」
「おし!」
俺は聖に別な「魔法陣」を描かせた。
今度は「槍雷」で試させる。
「!!!!!」
俺が同じ「魔法陣」で重ねて撃って、時空の裂け目を吹っ飛ばした。
「トラ! これは何だ!」
「すげぇだろ?」
「とんでもねぇぞ!」
聖が蒼ざめていた。
「「虚震花」でやれば、星が一つ吹っ飛ぶ。「グングニール」でやれば、太陽系が吹っ飛ぶ。もっと上の技でやれば、それ以上だ」
「おい、こんなのどこで使うんだよ!」
「ある星系が「業」と同じエネルギーで侵食された」
「なに?」
「そのうちに他の銀河系が喰われる。もしかすると、俺たちはその規模を吹き飛ばす技が必要なんだ」
「おい!」
「俺にも分からんよ。でも、そういう時が来るかもしれないんだ」
「トラ、何を言って……」
俺は構えたままの聖を楽な姿勢に戻させた。
「俺たちの戦いはよ、地球で済まないかもしれない」
「トラ……」
「まだ先のことは分からない。でもその覚悟と準備は必要だ。今はお前にしか話せないがな」
「……」
聖が黙り込んだ。
俺の言葉を懸命に咀嚼しようとしている。
普通の人間には想像も出来ないことだ。
誰も信じられないと言うか、理解を拒んでしまう。
しかし聖は俺のことを心底から信頼してくれている。
だから必死に考えてくれている。
「分かった、トラ。俺も覚えるよ」
「ありがとうな」
その後、俺は更に幾つもの「魔法陣」を聖に教えて行った。
今度は聖も驚くこともなく、淡々と覚えて行った。
何度かロボが時空の裂け目を「ばーん」で埋めてくれた。
俺が「超魔法陣」と名付けたものは、時空の裂け目も異常に大きくなることもある。
大抵は俺の重ね技で解消出来るが、ロボの手を借りなければ埋められないものもある。
ロボの「ばーん」は桁外れだ。
ロボに助けれた時には、聖と一緒にロボを目一杯褒め称える。
「ロボがいて助かるよー!」
「お前、最高のネコだな!」
ロボが御機嫌でジルバを踊る。
それも褒め称える。
聖もロボの扱いを覚えた。
4時間も続けて、聖も完璧に技を習得した。
帰りのマザーシップの中で、聖が沈痛な顔をしていた。
「トラ、お前は本当にこんなことまでしなきゃならないんだな」
「悪いな、お前にもとことん付き合わせてしまうよ」
「俺はいいよ。どこまでもトラと一緒だ」
「ありがとうな」
聖が悲しそうな顔で俺を見た。
「俺はどこまでもだ」
「ああ」
「でも、あいつらは違うだろ?」
「ああ」
「トラ……」
「俺もそう思っているよ」
「そうだよな」
俺もそう思っている。
そう願っている。
俺は聖と《虎星》へ行った。
最も信頼する聖に、一度現状を見せておきたかったのと、「魔法陣」を習得させるためだ。
うちの近所の「花見の家」に聖を呼んだ。
聖は「飛行」で来ている。
もちろん、ロボも一緒だ。
「トラぁー!」
「よう! わざわざ悪いな」
「いいよ!」
聖が優しい顔で駆け寄ったロボを撫でる。
ロボも嬉しそうだ。
聖が大事な仲間であることを認識しているのだ。
ステルスUFOが降りて来た。
「……」
「おう、乗るぞ」
「トラ、あにこれ?」
「UFOだろう?」
「え?」
「いいから乗れ!」
そう言えば何も話してなかった。
聖には《虎星》という場所へ一緒に来てくれと頼んだだけだ。
宇宙空間にあるとは行ってなかったや。
まあ、こいつならどうにでもなるだろう。
UFOの中に入り、グランマザーが挨拶して来る。
でかい釣鐘のようなグランマザーを見て、聖が睨んでいる。
「誰?」
「グランマザーだ」
「聖様、宜しくお願いいたします」
「だから誰?」
「「大銀河連合」を統括している電脳生命体だ」
「あ?」
「この宇宙の知的生命体が集まって「大銀河連合」っていうのを作ってるんだよ」
「ああ!」
「な、分かるよな?」
「おう!」
もう、どうでもいい。
「こいつ、何で手がねぇの?」
「必要無いからだよ」
「なんで?」
「いいじゃねぇか。あんまり手足が無いとか指摘しない方がいいぞ」
「ああ、そうだな。悪かったな」
「い、いいえ」
グランマザーも返答に困っている。
聖がバカだということは伝わっただろうか。
「これに乗って《虎星》って所へ行くのか?」
「いや、マザーシップに乗ってからだ。超空間航法でぶっ飛ばすからな」
「なるほど!」
「な!」
「うん!」
やっと聖が大人しくなった。
こいつなりに緊張していたのだろうか。
まあ、突然UFOに乗せられれば無理はないか。
俺は航行の間に、出来るだけ聖に話をした。
「「大銀河連合」は俺たちに協力してくれてるんだ」
「そうなんだ」
「まあ、「業」との戦いは地球のことだから、基本は俺たちでと思っていた。でもな、どうも地球以外でも戦争が始まりそうなんだよ」
「へぇ」
「それと、「業」の要している妖魔の数が京を超える数と思われるからな」
「けい?」
知らないかー。
「えーと、億の1万倍が兆だろ?」
「うん」
「その1万倍が京」
「そうだよな」
「な!」
「うん!」
もういいや。
「そういう沢山いるからな。俺たちは攻撃力を桁違いにしなきゃならないわけだ」
「そうだな」
「それで、その方法を編み出した」
「ふーん」
「それをお前にも習得してもらう」
「おう!」
話はついた。
15分後、《虎星》に到着した。
降下艇で地表へ降りる。
機内の画面に映る景色を見て、聖が少し興奮していた。
「見たこと無い景色だな!」
「地球とは別な惑星だからな」
「そうなのか!」
そういう話をして来たつもりなのだが、やはり理解していなかったか。
「地球によく似た環境だ。大陸も海もあり、ジャングルもあるし動物もいる」
「へぇー!」
すぐに地上へ降りた。
アメリカのテーブルマウンテンに似た荒野だ。
「お前には前に「魔法陣」を見せたことがあるよな?」
「ああ、あのとんでもない威力になる技か」
「そうだ。あれは本気でぶっ放すと、時空に裂け目が出来る。そこから異次元の怪物が出て来るから封印していた」
「そうだったな」
この辺の戦闘に関することは、聖もちゃんと理解しているし、記憶も鮮明で詳細だ。
「その制御法をやっと確認した。地球じゃヤバいんで、ここで検証していたんだ」
「そういうことか!」
「な!」
「うん!」
この辺は、まだ危ない。
「お前にも俺と同様に出来るようになってもらいたい」
「分かったぜ!」
「でも、最初に言っておくけどな。俺たち以外にはまだ話さないでくれ」
「ああ」
「多分、俺たちの最後の切り札になる。だから絶対に敵に悟られたくない」
「分かった」
「一部は石神家に渡している」
「虎白さんたちか!」
「ああ」
聖が嬉しそうな顔をした。
こいつも虎白さんたちが大好きになったのだ。
「でも、ほんのサワリ程度なんだ。威力はでかいけどな」
「おう」
「お前にはもっと凄まじいものも覚えてもらう」
「ああ、任せろ!」
俺は聖に「魔法陣」の描き方をまずは練習させた。
ロボには持って来たマグロの刺身を食べさせる。
そのうちに寝るだろうが、聖が習得する時間で丁度いい感じだろうと俺は思っていた。
聖は流石に、すぐに「小雷」の使い方をマスターし、俺が示した「魔法陣」を描けるようになっていく。
戦闘に関わることであれば、聖の中の天才が発動するのだ。
「よし、まずは「虚震花」を撃ってくれ」
「おし!」
聖が言われた通りにする。
巨大なエネルギーが上空へ上り、雲を弾けさせた。
「おい、すげぇな!」
「な!」
「うん!」
分かったようだ。
俺はその後、幾つかのルーン文字を入れ替えさせて聖に実体験させた。
聖が驚いて、また興奮する。
「ここまでは石神家にも伝えた。「連山」なんかの剣技が恐ろしい威力になる」
「なるほどな。これで《地獄の悪魔》にも対抗出来るってか」
「そうだ」
流石は聖で、石神家本家が《地獄の悪魔》に対抗しようとしていたことが分かっていた。
ブラジルでの戦闘を、虎白さんたちがどのように感じていたのかを理解していたのだ。
「トラ、良かったな」
「ああ。虎白さんたちも喜んでいたよ」
「そっか」
聖が明るく笑った。
こいつの笑顔も最高だ。
「よし、じゃあ次にもっと上の技だ」
「おし!」
俺は聖に別な「魔法陣」を描かせた。
今度は「槍雷」で試させる。
「!!!!!」
俺が同じ「魔法陣」で重ねて撃って、時空の裂け目を吹っ飛ばした。
「トラ! これは何だ!」
「すげぇだろ?」
「とんでもねぇぞ!」
聖が蒼ざめていた。
「「虚震花」でやれば、星が一つ吹っ飛ぶ。「グングニール」でやれば、太陽系が吹っ飛ぶ。もっと上の技でやれば、それ以上だ」
「おい、こんなのどこで使うんだよ!」
「ある星系が「業」と同じエネルギーで侵食された」
「なに?」
「そのうちに他の銀河系が喰われる。もしかすると、俺たちはその規模を吹き飛ばす技が必要なんだ」
「おい!」
「俺にも分からんよ。でも、そういう時が来るかもしれないんだ」
「トラ、何を言って……」
俺は構えたままの聖を楽な姿勢に戻させた。
「俺たちの戦いはよ、地球で済まないかもしれない」
「トラ……」
「まだ先のことは分からない。でもその覚悟と準備は必要だ。今はお前にしか話せないがな」
「……」
聖が黙り込んだ。
俺の言葉を懸命に咀嚼しようとしている。
普通の人間には想像も出来ないことだ。
誰も信じられないと言うか、理解を拒んでしまう。
しかし聖は俺のことを心底から信頼してくれている。
だから必死に考えてくれている。
「分かった、トラ。俺も覚えるよ」
「ありがとうな」
その後、俺は更に幾つもの「魔法陣」を聖に教えて行った。
今度は聖も驚くこともなく、淡々と覚えて行った。
何度かロボが時空の裂け目を「ばーん」で埋めてくれた。
俺が「超魔法陣」と名付けたものは、時空の裂け目も異常に大きくなることもある。
大抵は俺の重ね技で解消出来るが、ロボの手を借りなければ埋められないものもある。
ロボの「ばーん」は桁外れだ。
ロボに助けれた時には、聖と一緒にロボを目一杯褒め称える。
「ロボがいて助かるよー!」
「お前、最高のネコだな!」
ロボが御機嫌でジルバを踊る。
それも褒め称える。
聖もロボの扱いを覚えた。
4時間も続けて、聖も完璧に技を習得した。
帰りのマザーシップの中で、聖が沈痛な顔をしていた。
「トラ、お前は本当にこんなことまでしなきゃならないんだな」
「悪いな、お前にもとことん付き合わせてしまうよ」
「俺はいいよ。どこまでもトラと一緒だ」
「ありがとうな」
聖が悲しそうな顔で俺を見た。
「俺はどこまでもだ」
「ああ」
「でも、あいつらは違うだろ?」
「ああ」
「トラ……」
「俺もそう思っているよ」
「そうだよな」
俺もそう思っている。
そう願っている。
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