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退魔師 XⅧ
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俺のどうでもいい修学旅行の話を終え、しばらく話した後で寝ることにした。
千鶴と御坂はまだ元気だったが、柏木さんには早めに休んでいただいた。
子どもたちは同年代の客を喜び、千鶴たちもうちの子どもたちと打ち解けてくれた。
俺の許可を得て、千鶴たちに俺たちの戦闘の記録を見せていく。
国道246の戦闘から防衛システム輸送の海上でのジェボーダン戦。
御堂家の防衛線やシベリア移送作戦、砂漠の虎作戦、などなど。
「花岡」の威力と後半は「虎王」の剣技、聖の「聖光」や「散華」の威力を見た。
千鶴と御坂は黙って真剣な眼差しで映像を見つめ、子どもたちの説明を聞いて行った。
「凄い戦闘ですね」
「これが「業」との戦いなんですね」
「シベリアの移民輸送では、初めて「神」が現われました。再生能力は凄かったですが、タカさんが斃しました」
「でも神を殺すことは禁忌であり、タカさんはそれによって死ぬことになりました」
「え!」
「詳しくはお話し出来ませんが、ある存在によってタカさんは死を免れました」
「それは私たちは聞けないの?」
「ダメです。これは機密事項です」
「そうなんだ」
「じゃあしょうがないね」
子どもたちは千鶴たちに話せることと話せないことの区分けは出来ている。
俺は口を出さずに任せた。
「その後、タカさんは神を殺しても「神殺し」の呪いは受けなくなりました」
「でも、タカさん以外の人間はダメです」
「ある存在の力は借りれないの?」
「分かりません。でも、恐らくはそうだろうと」
「神はその後も現われているの?」
「はい。同じロシアでの戦闘の帰路で待ち構えるように出現しました」
「その時も石神さんが?」
「はい。他にも移民した方々の故郷の慰霊の時にも。聖さんの攻撃は有効でしたが、神を殺した場合には聖さんは不味いことになったかもしれません」
「神の呪いが掛かるということ?」
「はい。今のところタカさん以外は危険です」
「そうかぁ」
亜紀ちゃんが最近遭遇する「地獄の悪魔」の話をした。
「「新宿悪魔」の事件は知っていますか?」
「ええ、新宿に強大な「業」の手先が現われたという事件よね?」
「実はあれは「地獄の悪魔」という存在なんです」
「普通の妖魔とは違うの?」
「はい。「地獄の悪魔」は神との戦いに敗れた者たちなんです。元は神に匹敵する能力を持っていた者たちで、だから非常に強いんです」
「神とは違うの?」
「そこは詳細には分かりません。でも、神の中に人間を嫌う連中がいて、何度も人類は滅ぼされました。その神々に戦いを挑んだ者たちがいましたが、戦いに敗れ地獄へ墜とされました。そして神々に屈服した連中が地獄で強大な力を戻されているんです」
「強いのね?」
「通常の妖魔とは桁違いです。ですが、地獄から別な神々によって救われた者たちもいるんです」
「それはどういうこと?」
「人間を嫌っているのは神々の中でも下級神で、その上の神々が地獄から救ったんです。もちろん途轍もない力を与えられて」
俺が手で亜紀ちゃんを制した。
アザゼルたちの名を教えるのは早い。
「悪いが俺たちの根幹に関わる話だから、まだ詳しくは教えられない」
「そうですか。分かりました」
「「業」の戦力について知っておいて欲しい」
「はい」
「「業」は大羅天王という強大な妖魔と一体化している。その大妖魔は膨大な数の妖魔を呑み込んでいる」
「はい」
「その数は、最低でも一兆を超える」
「「!」」
千鶴と御坂が驚愕した。
想像もしていなかっただろう。
二人は人間のサイズの感覚でいたに違いない。
「数では圧倒的に俺たちは少ない。世界人口の遙か上の数なんだからな」
「本当にそんな数なんですか!」
「間違いない。もっと多い可能性が高い。もしかしたら京を超えても不思議でない」
「そんな!」
「だが俺は負ける気は無い。だから仲間を増やし、戦う術をずっと探っている。何度も衝突したが、俺たちはまだ負けたことはない」
「石神さんのお陰ですね」
「そうじゃないよ。俺たちは全員で必死に頑張っている。何度も危ない局面はあったが、何とか力を合わせて乗り切って来た。今後もそのつもりだ」
「「はい!」」
二人が俺を見て返事をした。
「犠牲者も出ている。大事な仲間を俺たちは喪って来た。でも前に進むしかない。最後の一人になってもな」
「「はい!」」
「敵は膨大で強く、そして狡猾だ。しかも、まだ全力で来たことはない。だから俺たちも何とか乗り切って来た」
「それほどですか?」
「これまではある程度は正攻法の戦闘だった。でも、今後はまったく分からん。今はまだ話せないことも多いが、俺たちの戦線が徐々にきつくなっている。敵の拠点を強襲してきているが、段々と想定外のことが多くなり、犠牲も出そうになっているんだ」
「それは……」
俺はブラジリアでの羽入と紅の戦闘を話した。
「敵の拠点の威力偵察のつもりだったんだがな。初手から想定外の強大な妖魔が攻撃して来た。戦闘力と絆の高い二人だったので、何とか切り抜けた。巨大な柱のような妖魔で、熱線を周囲に撒き散らすタイプだった。拠点防衛に特化したタイプだ」
「それを退けたんですね?」
「すげぇ二人でな。恋人同士のタッグなんだ。だから、まあ、愛の力でな」
「「えぇ!」」
言った俺も少々恥ずかしい。
「本当にそうなんだよ。最初はいがみあっててなぁ。会った瞬間に大喧嘩よ。その後でお互いを命を擲って助け合うという関係になった。でも、ようやく変わった」
「え、変わったって?」
「一緒に死のうと言い合ってるよ。どっちかを助けるために自分が死ぬんじゃない。ダメになったら一緒に死のうってな」
「それは……」
「な? いいだろ?」
「「はい!」」
二人が微笑んだ。
「俺たちの戦いはそんなだよ。勝つことはもちろん思っているが、それ以前に俺たちは愛の成就を願っている」
「愛の成就ですか」
「そうだ。自分が大切なもののために戦うんだ。俺は人類のためなんて1秒も思ったことはねぇ。俺は俺の大事な人間たちのために戦うんだ」
「「!」」
「俺たちはその戦いの中で死ぬかもしれない。それでいいんだ。負けたっていい。大事な者のために戦っていくだけよ。それが「虎」の軍の戦いだ」
「「はい!」」
「今日、ドラマに出て来た聖な。あいつは昔からずっと俺を助けてくれている」
「ドラマで観ました! 石神さんがお金が全然無くなって、聖さんが助けてくれたんですよね!」
「そうだ。俺の人生で一番辛い時、誰もどうにも出来なかった時。聖が俺を助けてくれた! 俺は一生忘れねぇ」
「はい」
「その後もずっとだ。俺は傭兵で金を手にしたから日本に帰って医者になった。だから聖は俺を守るためにずっと傭兵として生きて来た。俺が普通の人間になったら弱くなるからな。だからあいつはいつでも俺を助けられるように、戦場に残った」
「「……」」
「聖は昔からずっとそうだ。あいつは少しも変わらない。今も「虎」の軍の中で最強の人間だ。俺のためにな」
「素敵な方ですね」
「最高だよ!」
亜紀ちゃんが拍手し、柳と皇紀も一緒に手を叩いた。
そして普段は聖のことを悪しざまに言っている双子もニコニコして拍手していた。
「こいつらもよ、可哀想に、普通の家庭で育ってたのに、俺に関わったばかりに地獄の戦場生活よ!」
「毎日空き缶拾ってますしね!」
「最近集まりが少ねぇよな!」
「すいません!」
みんなが笑った。
「まあ、そんな俺らに加わりたいなんて、お前らも相当イカレてんぞ?」
「「アハハハハハハハハ!」」
夜も遅くなったので、そろそろ解散にすると言った。
「またこういうお話を聞かせて下さい!」
「まあ、機会があればな」
「お願いしますね!」
「分かったよ」
俺が席を立ち、ロボが後ろを付いて来る。
「ロボちゃん! また明日!」
「にゃ」
千鶴が呼びかけ、ロボが返事をした。
ロボに近づき、額にキスをする。
ロボも千鶴の鼻を舐めた。
千鶴にはロボに何かが見えたのかもしれない。
俺も百目鬼家の技は一部知ってはいるが、全ては知らない。
千鶴の瞳が金色に輝いていた。
その瞳がまた俺を見ていた。
千鶴と御坂はまだ元気だったが、柏木さんには早めに休んでいただいた。
子どもたちは同年代の客を喜び、千鶴たちもうちの子どもたちと打ち解けてくれた。
俺の許可を得て、千鶴たちに俺たちの戦闘の記録を見せていく。
国道246の戦闘から防衛システム輸送の海上でのジェボーダン戦。
御堂家の防衛線やシベリア移送作戦、砂漠の虎作戦、などなど。
「花岡」の威力と後半は「虎王」の剣技、聖の「聖光」や「散華」の威力を見た。
千鶴と御坂は黙って真剣な眼差しで映像を見つめ、子どもたちの説明を聞いて行った。
「凄い戦闘ですね」
「これが「業」との戦いなんですね」
「シベリアの移民輸送では、初めて「神」が現われました。再生能力は凄かったですが、タカさんが斃しました」
「でも神を殺すことは禁忌であり、タカさんはそれによって死ぬことになりました」
「え!」
「詳しくはお話し出来ませんが、ある存在によってタカさんは死を免れました」
「それは私たちは聞けないの?」
「ダメです。これは機密事項です」
「そうなんだ」
「じゃあしょうがないね」
子どもたちは千鶴たちに話せることと話せないことの区分けは出来ている。
俺は口を出さずに任せた。
「その後、タカさんは神を殺しても「神殺し」の呪いは受けなくなりました」
「でも、タカさん以外の人間はダメです」
「ある存在の力は借りれないの?」
「分かりません。でも、恐らくはそうだろうと」
「神はその後も現われているの?」
「はい。同じロシアでの戦闘の帰路で待ち構えるように出現しました」
「その時も石神さんが?」
「はい。他にも移民した方々の故郷の慰霊の時にも。聖さんの攻撃は有効でしたが、神を殺した場合には聖さんは不味いことになったかもしれません」
「神の呪いが掛かるということ?」
「はい。今のところタカさん以外は危険です」
「そうかぁ」
亜紀ちゃんが最近遭遇する「地獄の悪魔」の話をした。
「「新宿悪魔」の事件は知っていますか?」
「ええ、新宿に強大な「業」の手先が現われたという事件よね?」
「実はあれは「地獄の悪魔」という存在なんです」
「普通の妖魔とは違うの?」
「はい。「地獄の悪魔」は神との戦いに敗れた者たちなんです。元は神に匹敵する能力を持っていた者たちで、だから非常に強いんです」
「神とは違うの?」
「そこは詳細には分かりません。でも、神の中に人間を嫌う連中がいて、何度も人類は滅ぼされました。その神々に戦いを挑んだ者たちがいましたが、戦いに敗れ地獄へ墜とされました。そして神々に屈服した連中が地獄で強大な力を戻されているんです」
「強いのね?」
「通常の妖魔とは桁違いです。ですが、地獄から別な神々によって救われた者たちもいるんです」
「それはどういうこと?」
「人間を嫌っているのは神々の中でも下級神で、その上の神々が地獄から救ったんです。もちろん途轍もない力を与えられて」
俺が手で亜紀ちゃんを制した。
アザゼルたちの名を教えるのは早い。
「悪いが俺たちの根幹に関わる話だから、まだ詳しくは教えられない」
「そうですか。分かりました」
「「業」の戦力について知っておいて欲しい」
「はい」
「「業」は大羅天王という強大な妖魔と一体化している。その大妖魔は膨大な数の妖魔を呑み込んでいる」
「はい」
「その数は、最低でも一兆を超える」
「「!」」
千鶴と御坂が驚愕した。
想像もしていなかっただろう。
二人は人間のサイズの感覚でいたに違いない。
「数では圧倒的に俺たちは少ない。世界人口の遙か上の数なんだからな」
「本当にそんな数なんですか!」
「間違いない。もっと多い可能性が高い。もしかしたら京を超えても不思議でない」
「そんな!」
「だが俺は負ける気は無い。だから仲間を増やし、戦う術をずっと探っている。何度も衝突したが、俺たちはまだ負けたことはない」
「石神さんのお陰ですね」
「そうじゃないよ。俺たちは全員で必死に頑張っている。何度も危ない局面はあったが、何とか力を合わせて乗り切って来た。今後もそのつもりだ」
「「はい!」」
二人が俺を見て返事をした。
「犠牲者も出ている。大事な仲間を俺たちは喪って来た。でも前に進むしかない。最後の一人になってもな」
「「はい!」」
「敵は膨大で強く、そして狡猾だ。しかも、まだ全力で来たことはない。だから俺たちも何とか乗り切って来た」
「それほどですか?」
「これまではある程度は正攻法の戦闘だった。でも、今後はまったく分からん。今はまだ話せないことも多いが、俺たちの戦線が徐々にきつくなっている。敵の拠点を強襲してきているが、段々と想定外のことが多くなり、犠牲も出そうになっているんだ」
「それは……」
俺はブラジリアでの羽入と紅の戦闘を話した。
「敵の拠点の威力偵察のつもりだったんだがな。初手から想定外の強大な妖魔が攻撃して来た。戦闘力と絆の高い二人だったので、何とか切り抜けた。巨大な柱のような妖魔で、熱線を周囲に撒き散らすタイプだった。拠点防衛に特化したタイプだ」
「それを退けたんですね?」
「すげぇ二人でな。恋人同士のタッグなんだ。だから、まあ、愛の力でな」
「「えぇ!」」
言った俺も少々恥ずかしい。
「本当にそうなんだよ。最初はいがみあっててなぁ。会った瞬間に大喧嘩よ。その後でお互いを命を擲って助け合うという関係になった。でも、ようやく変わった」
「え、変わったって?」
「一緒に死のうと言い合ってるよ。どっちかを助けるために自分が死ぬんじゃない。ダメになったら一緒に死のうってな」
「それは……」
「な? いいだろ?」
「「はい!」」
二人が微笑んだ。
「俺たちの戦いはそんなだよ。勝つことはもちろん思っているが、それ以前に俺たちは愛の成就を願っている」
「愛の成就ですか」
「そうだ。自分が大切なもののために戦うんだ。俺は人類のためなんて1秒も思ったことはねぇ。俺は俺の大事な人間たちのために戦うんだ」
「「!」」
「俺たちはその戦いの中で死ぬかもしれない。それでいいんだ。負けたっていい。大事な者のために戦っていくだけよ。それが「虎」の軍の戦いだ」
「「はい!」」
「今日、ドラマに出て来た聖な。あいつは昔からずっと俺を助けてくれている」
「ドラマで観ました! 石神さんがお金が全然無くなって、聖さんが助けてくれたんですよね!」
「そうだ。俺の人生で一番辛い時、誰もどうにも出来なかった時。聖が俺を助けてくれた! 俺は一生忘れねぇ」
「はい」
「その後もずっとだ。俺は傭兵で金を手にしたから日本に帰って医者になった。だから聖は俺を守るためにずっと傭兵として生きて来た。俺が普通の人間になったら弱くなるからな。だからあいつはいつでも俺を助けられるように、戦場に残った」
「「……」」
「聖は昔からずっとそうだ。あいつは少しも変わらない。今も「虎」の軍の中で最強の人間だ。俺のためにな」
「素敵な方ですね」
「最高だよ!」
亜紀ちゃんが拍手し、柳と皇紀も一緒に手を叩いた。
そして普段は聖のことを悪しざまに言っている双子もニコニコして拍手していた。
「こいつらもよ、可哀想に、普通の家庭で育ってたのに、俺に関わったばかりに地獄の戦場生活よ!」
「毎日空き缶拾ってますしね!」
「最近集まりが少ねぇよな!」
「すいません!」
みんなが笑った。
「まあ、そんな俺らに加わりたいなんて、お前らも相当イカレてんぞ?」
「「アハハハハハハハハ!」」
夜も遅くなったので、そろそろ解散にすると言った。
「またこういうお話を聞かせて下さい!」
「まあ、機会があればな」
「お願いしますね!」
「分かったよ」
俺が席を立ち、ロボが後ろを付いて来る。
「ロボちゃん! また明日!」
「にゃ」
千鶴が呼びかけ、ロボが返事をした。
ロボに近づき、額にキスをする。
ロボも千鶴の鼻を舐めた。
千鶴にはロボに何かが見えたのかもしれない。
俺も百目鬼家の技は一部知ってはいるが、全ては知らない。
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その瞳がまた俺を見ていた。
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