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大森明紀
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「あー君! 本当におめでとう!」
「うん、お姉ちゃんありがとう」
「これで医者になる第一歩が出来たね!」
「うん! お姉ちゃんのお陰だよ!」
「何言ってんの! あー君が頑張ったからだよ!」
第一志望の東大には行けなかったものの、一流大学に合格し、大森は溺愛する明紀を褒め称えた。
大森明紀。
俺の部下の大森がこの世で最も愛する人間。
年の離れた病弱なこの弟を溺愛してきた。
一時は重度の膿胸で死に掛けた。
俺がオペをして一命を取り留めたが、その後も病弱でしょっちゅう倒れて寝ていた。
就学の年齢になっても学校を休みがちで、高校三年生になったのは、19歳の時だった。
将来は姉と同じく医者になることが夢だと言っていた。
自分のような身体の弱い人間を支えられるようになりたい。
それが明紀の夢だった。
受験の前に俺の家に来て、東大の医学部を受験すると言っていた。
残念ながら東大には合格出来なかったが、慶応義塾大学の医学部に合格し、大森と両親が喜んだ。
本人も東大へは行きたかったのだろうが、これも自分の実力と思い、新たな大学生活を楽しみにしていた。
東京に出て来て、大森と一緒に住んだ。
青山の大森のマンションは広く、二人で生活するのに何の不便も無かった。
生活費も大森は結構な給料を得ていて不自由することは無い。
大森は念願の弟との生活が始まり、本当に嬉しそうだった。
親友の一江も明紀を可愛がり、幸せな日々が始まった。
しかし明紀の身体は依然として虚弱であり、しばしば寝込むことも多かった。
大学でも勉強を頑張っていたが、身体が付いて来ない。
出席日数が足りずに落とす単位も多かった。
特に必須科目で単位が足りず、初年度は留年した。
大森は明紀に焦らないように言い、無理をしないで大学に通うように言った。
時折俺にも明紀を会わせ、俺も自分の宿命なのだから落ち込むなと言った。
「はい、石神さんには以前にもそう言って頂きました。本当にそう思ってます」
「そうか。何が出来なくても足りなくても、人生は関係ねぇからな。お前はお前の道を行け」
「はい!」
明紀は落ち込むこともなく、自分の体調を常に考えながら大学へ通った。
でも、その時には、もう俺は明紀の身体のことは分かっていた。
明紀の宿命なのだ。
「大森、明紀の状態で気付いたことはないか?」
ある日俺は大森に尋ねた。
度々寝込むのは、虚弱体質だけのこととは思えなかった。
「はい、発熱で寝込むんですが、大分身体がだるそうで」
「他には?」
「温かくして寝かせているんですが、そのせいか寝汗がひどくて。室温の調整が難しいですね」
「……」
俺は頭に浮かんだものを話さずに、一度精密検査を受けさせるように言った。
明紀がようやく二学年に進み、23歳になった時だ。
大森は俺の意見を受け入れ、早速明紀を検査入院させた。
通常の人間ドックの全てと共に、俺はCTやPET-CTなどの画像検査や、骨髄検査(骨髄穿刺・骨髄生検)などの検査も指示した。
大森がそれで不安がる。
しかし、俺が明紀の触診をした時点で、おおよその予想はついていたのだ。
検査の結果、明紀は「成人T細胞白血病リンパ腫」と診断された。
HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)というウイルスに感染することが原因で起こるリンパ腫だ。
詳細な検査の結果「慢性型」であり非常に治療が困難であることが分かった。
大森がショックを受けた。
「しっかりしろ。出来るだけのことをするからな。お前が諦めるんじゃない!」
「はい!」
一江も加わり、俺たちは出来るだけの治療をした。
明紀にも告知した。
明紀は少し驚いていたが、自分の運命を受け入れると言った。
大森が「Ω」の粉末を求めた。
「あれが「虎」の軍の人間でなければ使えないものだとは分かっています!」
「……」
「あー君は、もしも助かれば必ず「虎」の軍に入ります!」
「……」
本来は使えないものだった。
しかし大森は必死に何度も俺に頼み、一江も一緒に俺に頼み込んで来た。
俺も明紀が「虎」の軍に入るだろうことは分かっていた。
「「エグリゴリΩ」の粉末を用意する。明紀は「虎」の軍でいい働きをしてくれるだろう」
「部長! ありがとうございます!」
大森が大喜びで泣いた。
俺は情で動いたわけではない。
本当に明紀は俺たちのために働いてくれるだろうことを確信していた。
だから明紀に話した。
俺が「虎」の軍の最高司令官であること。
大森や一江、また俺の子どもたちが既に「業」の軍と戦っていること。
「そうだったんですか! 石神さんがあの「虎」の軍を作ったんですね!」
「そうだ。俺の運命だったからな。お前も一緒に戦ってくれるか?」
「もちろんです! ああ、僕はこんな身体ですが、是非「虎」の軍で働きたかったんです!」
「そうか。ありがとう」
明紀は大興奮で喜んでいた。
そして「エグリゴリΩ」と「オロチ」の粉末を飲ませた。
しかし、効かなかった。
俺にも分かっていた。
「Ω」も「オロチ」も万能ではないのだ。
死す運命の者には効かないのだ。
能力や適性ではない。
明紀は死ぬ運命だったということだ。
大森の悲嘆は大きかった。
これで明紀が助かると思っていた。
明紀はゆっくりと衰弱していった。
以前に俺がコンビニのプレミアム・フィナンシェが美味いと教えた時。
大森は嬉しそうな顔で「あー君に買って行きます」と言っていた。
俺がどこの食事が美味いとかケーキや菓子が美味いと言うと、すぐに大森は明紀のために買って行った。
自分は中華が好きで得意だったが、明紀が脂っぽいものが苦手と分かると、親友の鷹に和食を教えてもらうようになった。
鷹も、よく大森の家に行き、一緒に明紀のために和食を作っていた。
一江も懸命に治療法を探り、また明紀のために慣れないプレゼントなどを買ってやっていた。
勉強も大森と一緒に明紀に教えていた。
4月に入り、いよいよ明紀の容態が悪くなり、うちの病院へ入院した。
院長に頼んで特別室へ入れ、大森や一江がしょっちゅう部屋へ寄っていた。
鷹も時々差し入れを持って行く。
他の人間には話さないでいた。
俺の子どもたちにもだ。
大勢が押し掛けるよりも、大森との時間を大切にしたかった。
5月の休暇を終え、俺は病院へ出勤した。
「部長」
「決心はついたか」
「はい。長い間お世話になりました」
「いや、まだ迷ってもいいんだぞ?」
「いいえ。あー君はもう十分に生きたと思います」
「そうか。そうだな」
明紀は4月の下旬に入ってから意識を喪った。
心肺も弱っていてECMO(体外式膜型人工肺)を装着した。
自立呼吸が出来ない状態だった。
明紀の身体に、多くのチューブが繋がれた。
大森のご両親が来て、涙を流した。
明紀の命は人工的に支えられた。
その決断は、大森に委ねられた。
「あー君を楽にしてあげます」
「そうか」
大森は書類を既に整えていた。
一江が大森に手を伸ばし、それを俺に渡した。
俺が主治医として書類にサインし、明紀のECMOを止めた。
バイタルが全て停止した。
「5月14日午後1時。御臨終です」
俺が頭を下げて宣言した。
大森が号泣し、一江が横から抱き締めた。
「夕べ、夢であー君が言ったんです」
大森が泣きながら言った。
「お姉ちゃん、ありがとうって! 一江にも、部長にも、鷹にも! 母と父にも! 自分は本当に幸せだったって! 何も出来なかったけど、自分は精一杯にやることが出来たって!」
俺と一江は黙って聞いていた。
「部長が、「何が出来なくても足りなくてもいいと言ってくれたんだ」って! いつもそれを嬉しそうに話してました! 部長! ほんとうにありが……」
大森がまた涙の中へ埋まった。
俺の手を取って泣いていた。
「あー君はしあわせでしたぁぁ!」
大森が、やっとそれだけを叫んで泣き崩れた。
俺と一江は病室を出た。
大森の大きな泣き声がずっと響いていた。
家に帰って、子どもたちに明紀が死んだことを伝えた。
ショックを受けていたが、自分たちが何も出来なかったことを嘆いた。
「俺が何も話さなかったからだ。すまん」
「タカさん……」
「助かるものならな。お前たちに元気づけて欲しかった。でも運命は決していた。だから大森との時間を作ってやりたかったんだ」
「いいえ、それはよく分かります。大森さん、明紀君のことが大好きでしたよね」
「ああ。あんなに弟を愛する奴は観たことがないよ」
俺たちには何も出来ない。
だからせめて、別れを邪魔しないでいることしか出来ない。
せめて、忘れないでいてやることしか出来ないのだ。
俺たちは本当に無力だ。
「うん、お姉ちゃんありがとう」
「これで医者になる第一歩が出来たね!」
「うん! お姉ちゃんのお陰だよ!」
「何言ってんの! あー君が頑張ったからだよ!」
第一志望の東大には行けなかったものの、一流大学に合格し、大森は溺愛する明紀を褒め称えた。
大森明紀。
俺の部下の大森がこの世で最も愛する人間。
年の離れた病弱なこの弟を溺愛してきた。
一時は重度の膿胸で死に掛けた。
俺がオペをして一命を取り留めたが、その後も病弱でしょっちゅう倒れて寝ていた。
就学の年齢になっても学校を休みがちで、高校三年生になったのは、19歳の時だった。
将来は姉と同じく医者になることが夢だと言っていた。
自分のような身体の弱い人間を支えられるようになりたい。
それが明紀の夢だった。
受験の前に俺の家に来て、東大の医学部を受験すると言っていた。
残念ながら東大には合格出来なかったが、慶応義塾大学の医学部に合格し、大森と両親が喜んだ。
本人も東大へは行きたかったのだろうが、これも自分の実力と思い、新たな大学生活を楽しみにしていた。
東京に出て来て、大森と一緒に住んだ。
青山の大森のマンションは広く、二人で生活するのに何の不便も無かった。
生活費も大森は結構な給料を得ていて不自由することは無い。
大森は念願の弟との生活が始まり、本当に嬉しそうだった。
親友の一江も明紀を可愛がり、幸せな日々が始まった。
しかし明紀の身体は依然として虚弱であり、しばしば寝込むことも多かった。
大学でも勉強を頑張っていたが、身体が付いて来ない。
出席日数が足りずに落とす単位も多かった。
特に必須科目で単位が足りず、初年度は留年した。
大森は明紀に焦らないように言い、無理をしないで大学に通うように言った。
時折俺にも明紀を会わせ、俺も自分の宿命なのだから落ち込むなと言った。
「はい、石神さんには以前にもそう言って頂きました。本当にそう思ってます」
「そうか。何が出来なくても足りなくても、人生は関係ねぇからな。お前はお前の道を行け」
「はい!」
明紀は落ち込むこともなく、自分の体調を常に考えながら大学へ通った。
でも、その時には、もう俺は明紀の身体のことは分かっていた。
明紀の宿命なのだ。
「大森、明紀の状態で気付いたことはないか?」
ある日俺は大森に尋ねた。
度々寝込むのは、虚弱体質だけのこととは思えなかった。
「はい、発熱で寝込むんですが、大分身体がだるそうで」
「他には?」
「温かくして寝かせているんですが、そのせいか寝汗がひどくて。室温の調整が難しいですね」
「……」
俺は頭に浮かんだものを話さずに、一度精密検査を受けさせるように言った。
明紀がようやく二学年に進み、23歳になった時だ。
大森は俺の意見を受け入れ、早速明紀を検査入院させた。
通常の人間ドックの全てと共に、俺はCTやPET-CTなどの画像検査や、骨髄検査(骨髄穿刺・骨髄生検)などの検査も指示した。
大森がそれで不安がる。
しかし、俺が明紀の触診をした時点で、おおよその予想はついていたのだ。
検査の結果、明紀は「成人T細胞白血病リンパ腫」と診断された。
HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)というウイルスに感染することが原因で起こるリンパ腫だ。
詳細な検査の結果「慢性型」であり非常に治療が困難であることが分かった。
大森がショックを受けた。
「しっかりしろ。出来るだけのことをするからな。お前が諦めるんじゃない!」
「はい!」
一江も加わり、俺たちは出来るだけの治療をした。
明紀にも告知した。
明紀は少し驚いていたが、自分の運命を受け入れると言った。
大森が「Ω」の粉末を求めた。
「あれが「虎」の軍の人間でなければ使えないものだとは分かっています!」
「……」
「あー君は、もしも助かれば必ず「虎」の軍に入ります!」
「……」
本来は使えないものだった。
しかし大森は必死に何度も俺に頼み、一江も一緒に俺に頼み込んで来た。
俺も明紀が「虎」の軍に入るだろうことは分かっていた。
「「エグリゴリΩ」の粉末を用意する。明紀は「虎」の軍でいい働きをしてくれるだろう」
「部長! ありがとうございます!」
大森が大喜びで泣いた。
俺は情で動いたわけではない。
本当に明紀は俺たちのために働いてくれるだろうことを確信していた。
だから明紀に話した。
俺が「虎」の軍の最高司令官であること。
大森や一江、また俺の子どもたちが既に「業」の軍と戦っていること。
「そうだったんですか! 石神さんがあの「虎」の軍を作ったんですね!」
「そうだ。俺の運命だったからな。お前も一緒に戦ってくれるか?」
「もちろんです! ああ、僕はこんな身体ですが、是非「虎」の軍で働きたかったんです!」
「そうか。ありがとう」
明紀は大興奮で喜んでいた。
そして「エグリゴリΩ」と「オロチ」の粉末を飲ませた。
しかし、効かなかった。
俺にも分かっていた。
「Ω」も「オロチ」も万能ではないのだ。
死す運命の者には効かないのだ。
能力や適性ではない。
明紀は死ぬ運命だったということだ。
大森の悲嘆は大きかった。
これで明紀が助かると思っていた。
明紀はゆっくりと衰弱していった。
以前に俺がコンビニのプレミアム・フィナンシェが美味いと教えた時。
大森は嬉しそうな顔で「あー君に買って行きます」と言っていた。
俺がどこの食事が美味いとかケーキや菓子が美味いと言うと、すぐに大森は明紀のために買って行った。
自分は中華が好きで得意だったが、明紀が脂っぽいものが苦手と分かると、親友の鷹に和食を教えてもらうようになった。
鷹も、よく大森の家に行き、一緒に明紀のために和食を作っていた。
一江も懸命に治療法を探り、また明紀のために慣れないプレゼントなどを買ってやっていた。
勉強も大森と一緒に明紀に教えていた。
4月に入り、いよいよ明紀の容態が悪くなり、うちの病院へ入院した。
院長に頼んで特別室へ入れ、大森や一江がしょっちゅう部屋へ寄っていた。
鷹も時々差し入れを持って行く。
他の人間には話さないでいた。
俺の子どもたちにもだ。
大勢が押し掛けるよりも、大森との時間を大切にしたかった。
5月の休暇を終え、俺は病院へ出勤した。
「部長」
「決心はついたか」
「はい。長い間お世話になりました」
「いや、まだ迷ってもいいんだぞ?」
「いいえ。あー君はもう十分に生きたと思います」
「そうか。そうだな」
明紀は4月の下旬に入ってから意識を喪った。
心肺も弱っていてECMO(体外式膜型人工肺)を装着した。
自立呼吸が出来ない状態だった。
明紀の身体に、多くのチューブが繋がれた。
大森のご両親が来て、涙を流した。
明紀の命は人工的に支えられた。
その決断は、大森に委ねられた。
「あー君を楽にしてあげます」
「そうか」
大森は書類を既に整えていた。
一江が大森に手を伸ばし、それを俺に渡した。
俺が主治医として書類にサインし、明紀のECMOを止めた。
バイタルが全て停止した。
「5月14日午後1時。御臨終です」
俺が頭を下げて宣言した。
大森が号泣し、一江が横から抱き締めた。
「夕べ、夢であー君が言ったんです」
大森が泣きながら言った。
「お姉ちゃん、ありがとうって! 一江にも、部長にも、鷹にも! 母と父にも! 自分は本当に幸せだったって! 何も出来なかったけど、自分は精一杯にやることが出来たって!」
俺と一江は黙って聞いていた。
「部長が、「何が出来なくても足りなくてもいいと言ってくれたんだ」って! いつもそれを嬉しそうに話してました! 部長! ほんとうにありが……」
大森がまた涙の中へ埋まった。
俺の手を取って泣いていた。
「あー君はしあわせでしたぁぁ!」
大森が、やっとそれだけを叫んで泣き崩れた。
俺と一江は病室を出た。
大森の大きな泣き声がずっと響いていた。
家に帰って、子どもたちに明紀が死んだことを伝えた。
ショックを受けていたが、自分たちが何も出来なかったことを嘆いた。
「俺が何も話さなかったからだ。すまん」
「タカさん……」
「助かるものならな。お前たちに元気づけて欲しかった。でも運命は決していた。だから大森との時間を作ってやりたかったんだ」
「いいえ、それはよく分かります。大森さん、明紀君のことが大好きでしたよね」
「ああ。あんなに弟を愛する奴は観たことがないよ」
俺たちには何も出来ない。
だからせめて、別れを邪魔しないでいることしか出来ない。
せめて、忘れないでいてやることしか出来ないのだ。
俺たちは本当に無力だ。
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