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《オペレーション・インヴィンシブル》
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子どもたちは早朝に出発し、俺はゆっくりと8時頃に起きた。
ロボの御飯を作り、自分の朝食も作る。
今日はクロックマダムを2枚作って食べた。
いつもは夢中で御飯を食べるロボが、時々窓の外を見ていた。
「なんだ、やっぱりあいつらと行きたかったのか?」
「にゃう」
よく分からん。
着替えて早乙女の家に行き、ロボを雪野さんに預けた。
「ロボちゃーん!」
玄関まで来てくれた雪野さんに、ロボが駆け寄って足にまとわりつく。
俺は走って(!)来た柱たちと挨拶し、雪野さんにロボを頼んだ。
「いつもすみません」
「いいえ! ロボちゃんはいつでも大歓迎です!」
上に誘われたが断り、俺はすぐにニューヨークへ飛んだ。
夕方の5時過ぎにニューヨークへ着いた。
「トラ!」
「よう! 用意はいいか?」
「おう!」
二人とも「Ωコンバットスーツ」を着ている。
「久し振りに二人だけの戦場だな!」
「ああ、楽しみだぜ!」
子どもたちには黙っていた。
これから聖と二人で南米ボリビアの《ハイヴ》を潰しに行く。
《ハイヴ》の存在は、比較的早くから把握していた。
ジェヴォーダンとバイオノイドの生産工場があるだろうことは、ジェヴォーダンの出現当初から予測していた。
しかし、それがどのような規模であるのかはまだ分からなかった。
偶然にロボがタマを連れて、シベリアの山林の中でそれらしき施設を潰したことを知った。
そしてそれが地下数キロに及ぶ構造だったと聞き、俺は理解出来なかった。
地上に出ていたジェヴォーダンもいたようだが、あの超重量の怪物をどうして地下深くで飼育するのか。
施設の構造的に、非常に不合理だ。
だが、「業」はそれをやっている。
ならば合理的な構造なのだ。
俺はそれを考え続けた。
その真相がわかったのは、霊素観測レーダーが出来てしばらく後のことだ。
実際には俺たちの軍事衛星が霊素観測レーダーを積んで世界中を覆ってからだ。
世界中のあちこちに、異様な霊素を噴出させる場所があった。
ロシア国内に8か所。
南米、アフリカ、南極大陸、中国、世界中にあった。
それらを《ハイヴ》と呼び、「業」の生体兵器の生産工場と睨んだ。
霊素の詳細な観測により、妖魔を利用した施設であることが判明し、恐らくジェヴォーダンやバイオノイドの開発に妖魔が必要であることも予測出来た。
そして重要攻略施設であることを認識した。
俺たちが運が良かったのは、それ以前に羽入と紅がブラジルの拠点でピラータイプと後に呼ばれる、でかい柱の妖魔と交戦したことだ。
《ハイヴ》に相当強固な防衛力があることを知らずに作戦行動に入っていれば、多くの将兵を喪っていただろう。
羽入と紅が戦い生還してくれたお陰で、俺たちも認識を改めて準備をすることが出来た。
グアテマラの基地攻略では、更に予想以上の防衛力を知った。
準備していたつもりの俺たちでもヤバかった。
でも、準備がなければ俺たちも死んでいただろう。
そこは《ハイヴ》ではなかったが、相当な防備だった。
だからブラジル国内のアマゾンのジャングルの《ハイヴ》襲撃では、本当に万全の準備を整えて実行した。
俺たちの「兵器」での攻撃で《ハイヴ》が壊滅出来ることが証明された。
もちろん、そこにいる大妖魔や「地獄の悪魔」の殲滅はまた別だ。
それは聖と虎白さんに任せた。
全くの未知の敵だったが、恐らくグアテマラで遭遇した「地獄の悪魔」級の奴はいるだろうと考えた。
実際にはそれが2体現われ、万一の犠牲者を考えて聖が俺を呼んだ。
聖と虎白さんだけでも斃せただろうが、犠牲者も出ただろうと思う。
「地獄の悪魔」に対しては、北アフリカで遭遇した時に虎葉さんが死んでいた。
今回はもっと多くの石神家の剣士が死んでいただろう。
《ハイヴ》は、霊素の観測によって、レベル分けしている。
レベル1からレベル6まで。
ロシア国内の8カ所の《ハイヴ》は、すべてレベル5になっている。
《ハイヴ》は成長しているのだ。
前回アマゾンで攻略した《ハイヴ》はレベル2。
そして今回聖と二人で強襲する《ハイヴ》はレベル4。
それを「虎」の軍の最大戦力の二人だけでやろうとしている。
もしも俺たちで苦戦するようであれば、《ハイヴ》攻略は根本的に考え直さなければならない。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「タイガー! 考え直せ!」
ターナー大将が猛反対した。
アラスカ「虎」の軍の中央作戦室。
俺が聖との二人での《ハイヴ》攻略を宣言すると、ターナー大将や他の参謀たちが反対した。
ターナーは米軍の海兵隊から外れ、正式に「虎」の軍の配属となり、俺がすぐに大将まで昇格させた。
「お前たちは「虎」の軍の要だ! 二人が同時に戦場に立つことだって俺は反対して来た。それが今回は最初から二人だけなんて、俺は許可出来ない!」
「しかも他のソルジャーもデュールゲリエも伴わない作戦なんて、無茶苦茶です!」
「《ハイヴ》は未知数のことがまだ多い! もっと大規模な攻略作戦であるべきです!」
全員が俺に反発して来る。
予想通りだが。
「アマゾンでの作戦は一応成功だ。だが、一挙に《ハイヴ》を破壊したために、詳細な構造や防衛システム、それに実験内容などは分からないままだ。だから今度は《ハイヴ》の破壊をなるべく抑えながら詳細なデータが欲しい」
俺は言っても、反発は収まらない。
「それは分かる! だったら、もっと多くのソルジャーを率いて上層階から攻略していくべきだ!」
「《ハイヴ》の底には大妖魔がいる。のんびりと攻略していては、データごと消される恐れがある。だから少数精鋭で速度を以て最奥まで到達する必要がある」
「無茶だ!」
「無謀です!」
ターナー大将が言った。
「タイガー、お前とセイントを喪うわけには行かないんだ。特にお前だ! これまでのように、お前が出向かなければならない事態になれば仕方がない。俺も容認して来た。だが、今回は違う。お前たちは無謀なことをやろうとしているんだ!」
「ターナー。俺たちは無謀じゃないよ」
「お前たちが最強なのは知っている! だが戦場では何があるか分からないんだぞ!」
「その通りだ」
「ならばどうして! タイガー、お前ならば俺たちが言っていることは分かるはずだ。だったらどうしてそんな無謀なことをしたがるのか説明しろ!」
ターナー大将と参謀たち全員が俺を睨んでいた。
絶対に阻止するという気迫だ。
「俺たちは見せつける必要があるんだ」
「なんだと?」
俺は静かに微笑んで話した。
「俺たちは世界最強の軍隊だ。「業」にとっては最大最悪の敵だ」
「それがどうした」
「俺たちが如何に強いのかを、「業」に、そして「虎」の軍に示さなければならない」
「なんだと? どういうことなんだ!」
俺はターナー大将を見据えた。
「「業」は妖魔を少なくとも1兆以上は持っている」
「!」
「もっと多いかもしれん。俺たちは最初から数で圧倒的に劣っている」
「だが、それでも……」
ターナー大将が苦い顔をする。
「ターナー、分かっているはずだ。もしも全世界の人間が「虎」の軍に入ろうと、この数の差は到底どうにもならない。だから俺たちは力で押さなければならない」
「それは分かっているが……」
「数の差がどれだけ開いているのかを知った時、多くの人間が絶望する。軍人であれば、数の問題は誰でも身に染みて知っているからな」
「……」
全員を見回した。
「だからだ! 俺たちは負けない! それを示す必要があるんだ。たった二人で恐ろしく強大な軍事施設を壊滅させる! 俺たちの戦いはそれしかないんだ!」
「タイガー……」
ターナー大将たちはまだ言いたいことがあるようだった。
だが、俺が絶対に覆させないことが分かった。
「お前ら、絶対に帰って来いよな」
「おう! 任せろ!」
その場の全員が俺に握手を求めて来た。
参謀たちが、当日までに出来るだけのデータを集めると言ってくれた。
ターナー大将は救援の態勢を整えておくと言った。
《オペレーション・インヴィンシブル(無敵作戦)》が発動された。
ロボの御飯を作り、自分の朝食も作る。
今日はクロックマダムを2枚作って食べた。
いつもは夢中で御飯を食べるロボが、時々窓の外を見ていた。
「なんだ、やっぱりあいつらと行きたかったのか?」
「にゃう」
よく分からん。
着替えて早乙女の家に行き、ロボを雪野さんに預けた。
「ロボちゃーん!」
玄関まで来てくれた雪野さんに、ロボが駆け寄って足にまとわりつく。
俺は走って(!)来た柱たちと挨拶し、雪野さんにロボを頼んだ。
「いつもすみません」
「いいえ! ロボちゃんはいつでも大歓迎です!」
上に誘われたが断り、俺はすぐにニューヨークへ飛んだ。
夕方の5時過ぎにニューヨークへ着いた。
「トラ!」
「よう! 用意はいいか?」
「おう!」
二人とも「Ωコンバットスーツ」を着ている。
「久し振りに二人だけの戦場だな!」
「ああ、楽しみだぜ!」
子どもたちには黙っていた。
これから聖と二人で南米ボリビアの《ハイヴ》を潰しに行く。
《ハイヴ》の存在は、比較的早くから把握していた。
ジェヴォーダンとバイオノイドの生産工場があるだろうことは、ジェヴォーダンの出現当初から予測していた。
しかし、それがどのような規模であるのかはまだ分からなかった。
偶然にロボがタマを連れて、シベリアの山林の中でそれらしき施設を潰したことを知った。
そしてそれが地下数キロに及ぶ構造だったと聞き、俺は理解出来なかった。
地上に出ていたジェヴォーダンもいたようだが、あの超重量の怪物をどうして地下深くで飼育するのか。
施設の構造的に、非常に不合理だ。
だが、「業」はそれをやっている。
ならば合理的な構造なのだ。
俺はそれを考え続けた。
その真相がわかったのは、霊素観測レーダーが出来てしばらく後のことだ。
実際には俺たちの軍事衛星が霊素観測レーダーを積んで世界中を覆ってからだ。
世界中のあちこちに、異様な霊素を噴出させる場所があった。
ロシア国内に8か所。
南米、アフリカ、南極大陸、中国、世界中にあった。
それらを《ハイヴ》と呼び、「業」の生体兵器の生産工場と睨んだ。
霊素の詳細な観測により、妖魔を利用した施設であることが判明し、恐らくジェヴォーダンやバイオノイドの開発に妖魔が必要であることも予測出来た。
そして重要攻略施設であることを認識した。
俺たちが運が良かったのは、それ以前に羽入と紅がブラジルの拠点でピラータイプと後に呼ばれる、でかい柱の妖魔と交戦したことだ。
《ハイヴ》に相当強固な防衛力があることを知らずに作戦行動に入っていれば、多くの将兵を喪っていただろう。
羽入と紅が戦い生還してくれたお陰で、俺たちも認識を改めて準備をすることが出来た。
グアテマラの基地攻略では、更に予想以上の防衛力を知った。
準備していたつもりの俺たちでもヤバかった。
でも、準備がなければ俺たちも死んでいただろう。
そこは《ハイヴ》ではなかったが、相当な防備だった。
だからブラジル国内のアマゾンのジャングルの《ハイヴ》襲撃では、本当に万全の準備を整えて実行した。
俺たちの「兵器」での攻撃で《ハイヴ》が壊滅出来ることが証明された。
もちろん、そこにいる大妖魔や「地獄の悪魔」の殲滅はまた別だ。
それは聖と虎白さんに任せた。
全くの未知の敵だったが、恐らくグアテマラで遭遇した「地獄の悪魔」級の奴はいるだろうと考えた。
実際にはそれが2体現われ、万一の犠牲者を考えて聖が俺を呼んだ。
聖と虎白さんだけでも斃せただろうが、犠牲者も出ただろうと思う。
「地獄の悪魔」に対しては、北アフリカで遭遇した時に虎葉さんが死んでいた。
今回はもっと多くの石神家の剣士が死んでいただろう。
《ハイヴ》は、霊素の観測によって、レベル分けしている。
レベル1からレベル6まで。
ロシア国内の8カ所の《ハイヴ》は、すべてレベル5になっている。
《ハイヴ》は成長しているのだ。
前回アマゾンで攻略した《ハイヴ》はレベル2。
そして今回聖と二人で強襲する《ハイヴ》はレベル4。
それを「虎」の軍の最大戦力の二人だけでやろうとしている。
もしも俺たちで苦戦するようであれば、《ハイヴ》攻略は根本的に考え直さなければならない。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「タイガー! 考え直せ!」
ターナー大将が猛反対した。
アラスカ「虎」の軍の中央作戦室。
俺が聖との二人での《ハイヴ》攻略を宣言すると、ターナー大将や他の参謀たちが反対した。
ターナーは米軍の海兵隊から外れ、正式に「虎」の軍の配属となり、俺がすぐに大将まで昇格させた。
「お前たちは「虎」の軍の要だ! 二人が同時に戦場に立つことだって俺は反対して来た。それが今回は最初から二人だけなんて、俺は許可出来ない!」
「しかも他のソルジャーもデュールゲリエも伴わない作戦なんて、無茶苦茶です!」
「《ハイヴ》は未知数のことがまだ多い! もっと大規模な攻略作戦であるべきです!」
全員が俺に反発して来る。
予想通りだが。
「アマゾンでの作戦は一応成功だ。だが、一挙に《ハイヴ》を破壊したために、詳細な構造や防衛システム、それに実験内容などは分からないままだ。だから今度は《ハイヴ》の破壊をなるべく抑えながら詳細なデータが欲しい」
俺は言っても、反発は収まらない。
「それは分かる! だったら、もっと多くのソルジャーを率いて上層階から攻略していくべきだ!」
「《ハイヴ》の底には大妖魔がいる。のんびりと攻略していては、データごと消される恐れがある。だから少数精鋭で速度を以て最奥まで到達する必要がある」
「無茶だ!」
「無謀です!」
ターナー大将が言った。
「タイガー、お前とセイントを喪うわけには行かないんだ。特にお前だ! これまでのように、お前が出向かなければならない事態になれば仕方がない。俺も容認して来た。だが、今回は違う。お前たちは無謀なことをやろうとしているんだ!」
「ターナー。俺たちは無謀じゃないよ」
「お前たちが最強なのは知っている! だが戦場では何があるか分からないんだぞ!」
「その通りだ」
「ならばどうして! タイガー、お前ならば俺たちが言っていることは分かるはずだ。だったらどうしてそんな無謀なことをしたがるのか説明しろ!」
ターナー大将と参謀たち全員が俺を睨んでいた。
絶対に阻止するという気迫だ。
「俺たちは見せつける必要があるんだ」
「なんだと?」
俺は静かに微笑んで話した。
「俺たちは世界最強の軍隊だ。「業」にとっては最大最悪の敵だ」
「それがどうした」
「俺たちが如何に強いのかを、「業」に、そして「虎」の軍に示さなければならない」
「なんだと? どういうことなんだ!」
俺はターナー大将を見据えた。
「「業」は妖魔を少なくとも1兆以上は持っている」
「!」
「もっと多いかもしれん。俺たちは最初から数で圧倒的に劣っている」
「だが、それでも……」
ターナー大将が苦い顔をする。
「ターナー、分かっているはずだ。もしも全世界の人間が「虎」の軍に入ろうと、この数の差は到底どうにもならない。だから俺たちは力で押さなければならない」
「それは分かっているが……」
「数の差がどれだけ開いているのかを知った時、多くの人間が絶望する。軍人であれば、数の問題は誰でも身に染みて知っているからな」
「……」
全員を見回した。
「だからだ! 俺たちは負けない! それを示す必要があるんだ。たった二人で恐ろしく強大な軍事施設を壊滅させる! 俺たちの戦いはそれしかないんだ!」
「タイガー……」
ターナー大将たちはまだ言いたいことがあるようだった。
だが、俺が絶対に覆させないことが分かった。
「お前ら、絶対に帰って来いよな」
「おう! 任せろ!」
その場の全員が俺に握手を求めて来た。
参謀たちが、当日までに出来るだけのデータを集めると言ってくれた。
ターナー大将は救援の態勢を整えておくと言った。
《オペレーション・インヴィンシブル(無敵作戦)》が発動された。
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