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双子と皇紀の修学旅行 Ⅵ
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翌朝、タカさんとお姉ちゃんは早朝に「飛行」で帰って行った。
「人生研究会」の幹部たちも全員起こされて、みんなで見送った。
馬込君がタカさんに会えて興奮していた。
「やっぱ、石神さんは最高にカッケェー!」
お姉ちゃんも人気で、みんなが騒いでいた。
僕も嬉しかった。
「さて、早起きしちゃったから、どっか行こうか?」
ルーが言い、街を散策した。
朝が早かったので、僕も頭をセットしていない。
妹たちと同じ、ポニーテルにしている。
「皇紀ちゃん、その頭だと誰も気付かないんだね?」
「女装は必要なかったね」
「うん」
そう言われたが、夕べは女装しておいて良かった。
労働者の人向けなのか、焼きそばの屋台があったので、みんなで食べた。
平和だった。
ホテルに戻って僕は妹たちに髪をセットしてもらい、他の生徒たちと一緒に朝食を食べた。
ビュッフェ形式で、みんなでワイワイと食べた。
先生たちとも仲良く話せた。
あー、なんか修学旅行っぽい。
その後はまた自由行動になる。
他の生徒たちは、旅行会社の人がグループごとについて、観光案内をしてもらうそうだ。
「僕たちは?」
「3時に、顕さんの家に行くよ」
「あー! それは楽しみだね!」
「タカさんが食事はダメだって」
「そうだね」
量で御迷惑になる。
「じゃあ、その他は?」
僕が聞くと、妹たちが不敵に笑った。
「今日は魔法大学だよー!」
「ちょっとスゴイんだよー!」
「魔法大学?」
なんだろう。
ホグワーツみたいな?
「フィリピンにあるんだよ。本物だよ?」
「日本人も何人か行ってるの。世界的に有名なんだよ」
「そういうのがあるんだ」
妹たちは、麗星さんの伝手でその大学を知ったらしい。
「麗星ちゃんがね、「ヘヴンズ・フォール」が見れるんだって言ってた」
「ヘヴンズ・フォール?」
「うん。何でもね、神様の世界からなんかが落ちてくるんだって」
「なにそれ?」
「わかんない」
「でも凄そうじゃん!」
「うーん」
まあ、軍事基地見学よりも観光っぽいか。
危険も無さそうなので、いいかもしれない。
また無免許ハンヴィでホテルを出た。
今日はハーの運転する方に乗った。
ハーが貫録のある運転で驚いた。
3時間ほど走って、どこかの山の中へ行く。
「大学じゃないの?」
「うん、今日は「ヘヴンズ・フォール」の儀式だからね」
「あ、そう」
よく分からないけど、魔法大学に行くのではなく、魔法大学が主催する「ヘヴンズ・フォール」の儀式に行くらしい。
それを山中でやるのだそうだ。
「山の中にね、洞窟があってね」
「そうなの」
「その中で、これまで何度もやってるの」
「へぇー」
麗星さんが、月刊「アトランティス」で見つけたそうだ。
オカルト雑誌じゃん。
「道間家の力を使って、詳しく調べたらしいよ?」
「そうなんだ」
「あっちも道間家のことを知ってて、それで仲良くなったんだって」
「ふーん」
うーん、怪しくなって来たぞ。
まあ、楽しそうだからいいか。
ハンヴィは山道を走ってグングン進んでいく。
やがて開けた中腹で大勢の人が集まっているのが見えた。
ルーが何かの許可証のようなものを持って、受付に行った。
麗星さんから貰った物らしい。
「みんなー! 大丈夫だよー!」
みんなでハンヴィを降りて、洞窟へ歩いて行った。
意外にも大きな洞窟で、高さ10メートル、幅15メートルといったところか。
その大きさのまま、50メートルくらい奥へ続いている。
壁面に等間隔で照明があり、歩くのに支障はない。
地面もなだらかで歩きやすい。
自然の洞窟に、手を入れているようだ。
奥には更に開けた空間があり、直径200メートルくらいもあった。
天井も更に高く、50メートルはある。
部屋の中心に、直径5メートルほどの大きな水晶の塊があった。
「スゴイね!」
「こんな場所があるんだ」
天井の中央には直径5メートルも穴が開いていて、陽光がそこから差し込んんで来る。
その光が真下の床の水晶の大きな塊に反射して、壁面を照らしている。
幻想的な空間だった。
中央の水晶の周りに絨毯が敷かれていて、既に僧侶や竿頭衣のような服、そしてよく分からないマントのようなものを羽織った人たちがいた。
スーツや白衣の人もいる。
やがて、ぞろぞろと人々が入って来て。100人ほどが空間の中に揃った。
僕たちは、絨毯の外側で、パイプ椅子に座っている。
「ミスター、ミス・イシガミ」
白衣の人が、僕たちの名前を呼んだ。
妹たちも聞いていないらしく、驚いている。
「あなたがたが来ることは分かっていた。待っていたよ、「タイガー・ホール」」
「申し込みは「道間」のはずですけど?」
「だから我々は待っていたんだよ。タイガー本人が来なかったのは残念だ」
「それってタカさんのこと?」
「タカトラ・イシガミだ。今日は彼と君たちのために行なう儀式なのだ」
「「「?」」」
全然分からないが、妹たちは石神の名前は出していないらしい。
怪しい儀式だからだろう。
だから渡りを付けてくれた麗星さんの道間家の名前を借りた。
「こちらへ。そこへ座って下さい」
絨毯の方へ誘われた。
「あの、何が起きるんですか?」
「神界から、あなたがたのために物質が落ちてくる」
「え!」
「これまでも何度も儀式を行なっている。我々が理解できるものではないがね。でも、非常に興味深いものだ」
白衣の男性はローライと名乗り、神界から何かをこの地上に落としてもらう儀式なのだと言った。
「君たちが来ることで、何か特別なことが起きるだろう。我々も楽しみにしている」
「はい」
もう一度、「ヘヴンズ・フォール」の儀式について聞いた。
最初は魔法大学のタイの僧侶が偶然に見つけたものらしい。
その僧侶は山中で瞑想しながら過ごし、この洞窟を見つけた。
そして洞窟に入り、この空間で瞑想した時に、「神の国」と繋がったことに気付いた。
瞑想を終えると、目の前に黒いものがあることに気付く。
「S」字に曲がった金属のような物質。
あとから調べると、あり得ない組み合わせの合金だったことが分かった。
現代の技術では再現出来ない合金だった。
その後も瞑想をすると、わけの分からない物質が出てきた。
そして何人かの人間で瞑想を試みた時、今ある水晶が地面から生えてきた。
これまで数十もの未知の物質がここで現われ、多くは回収して保管している。
何度目かの集団の瞑想を試みた時に、アメリカ人のサイキックが「神界」から来ていると言った。
また、ある時にはチベットの僧侶が同様のことを言った。
この地上に何らかの意図があって、未知の物質を落としているのだと。
そして僕は驚いた。
日本人の有名な空手家がいて、僕の肩を叩いたのだ。
「石神家がここに来るとはな」
「は、はい。石田館長。お会い出来て光栄です」
「なに、もう俺は引退しているよ。今は魔術修行の最中だ」
「そうなんですか!」
日本のある霊媒師と関わり、自分に魔術の才能があることを知ったらしい。
「君らのお父さんな、ここでも有名だよ」
「え!」
「何しろ「滅びの獣」と戦う人間なんだ。これまでの戦いも素晴らしいな」
「タカさんのことを!」
石田館長が僕たちに話しかけ、ルーとハーにも周囲の人たちがにこやかに話しかけた。
「シベリアで《ティターン》を斃したのよね?」
「そして「神殺し」の呪いを見事に祓った」
「人間にできることじゃないわ。どういう風にしたのかは分からないけど、相当な能力者ね」
「妖魔の王を従えているとも言われてる」
「《光の大天使》をお守りするのでしょう?」
妹たちは次々に質問を浴びせられ、困っていた。
ほとんどは、答えられないと言って納めていた。
どうしてこの人たちは僕たちの秘密をこんなにも知っているのだろう。
僕もルーもハーも、そのことに驚いていた。
そして、この儀式が本物なのだと確信した。
「人生研究会」の幹部たちも全員起こされて、みんなで見送った。
馬込君がタカさんに会えて興奮していた。
「やっぱ、石神さんは最高にカッケェー!」
お姉ちゃんも人気で、みんなが騒いでいた。
僕も嬉しかった。
「さて、早起きしちゃったから、どっか行こうか?」
ルーが言い、街を散策した。
朝が早かったので、僕も頭をセットしていない。
妹たちと同じ、ポニーテルにしている。
「皇紀ちゃん、その頭だと誰も気付かないんだね?」
「女装は必要なかったね」
「うん」
そう言われたが、夕べは女装しておいて良かった。
労働者の人向けなのか、焼きそばの屋台があったので、みんなで食べた。
平和だった。
ホテルに戻って僕は妹たちに髪をセットしてもらい、他の生徒たちと一緒に朝食を食べた。
ビュッフェ形式で、みんなでワイワイと食べた。
先生たちとも仲良く話せた。
あー、なんか修学旅行っぽい。
その後はまた自由行動になる。
他の生徒たちは、旅行会社の人がグループごとについて、観光案内をしてもらうそうだ。
「僕たちは?」
「3時に、顕さんの家に行くよ」
「あー! それは楽しみだね!」
「タカさんが食事はダメだって」
「そうだね」
量で御迷惑になる。
「じゃあ、その他は?」
僕が聞くと、妹たちが不敵に笑った。
「今日は魔法大学だよー!」
「ちょっとスゴイんだよー!」
「魔法大学?」
なんだろう。
ホグワーツみたいな?
「フィリピンにあるんだよ。本物だよ?」
「日本人も何人か行ってるの。世界的に有名なんだよ」
「そういうのがあるんだ」
妹たちは、麗星さんの伝手でその大学を知ったらしい。
「麗星ちゃんがね、「ヘヴンズ・フォール」が見れるんだって言ってた」
「ヘヴンズ・フォール?」
「うん。何でもね、神様の世界からなんかが落ちてくるんだって」
「なにそれ?」
「わかんない」
「でも凄そうじゃん!」
「うーん」
まあ、軍事基地見学よりも観光っぽいか。
危険も無さそうなので、いいかもしれない。
また無免許ハンヴィでホテルを出た。
今日はハーの運転する方に乗った。
ハーが貫録のある運転で驚いた。
3時間ほど走って、どこかの山の中へ行く。
「大学じゃないの?」
「うん、今日は「ヘヴンズ・フォール」の儀式だからね」
「あ、そう」
よく分からないけど、魔法大学に行くのではなく、魔法大学が主催する「ヘヴンズ・フォール」の儀式に行くらしい。
それを山中でやるのだそうだ。
「山の中にね、洞窟があってね」
「そうなの」
「その中で、これまで何度もやってるの」
「へぇー」
麗星さんが、月刊「アトランティス」で見つけたそうだ。
オカルト雑誌じゃん。
「道間家の力を使って、詳しく調べたらしいよ?」
「そうなんだ」
「あっちも道間家のことを知ってて、それで仲良くなったんだって」
「ふーん」
うーん、怪しくなって来たぞ。
まあ、楽しそうだからいいか。
ハンヴィは山道を走ってグングン進んでいく。
やがて開けた中腹で大勢の人が集まっているのが見えた。
ルーが何かの許可証のようなものを持って、受付に行った。
麗星さんから貰った物らしい。
「みんなー! 大丈夫だよー!」
みんなでハンヴィを降りて、洞窟へ歩いて行った。
意外にも大きな洞窟で、高さ10メートル、幅15メートルといったところか。
その大きさのまま、50メートルくらい奥へ続いている。
壁面に等間隔で照明があり、歩くのに支障はない。
地面もなだらかで歩きやすい。
自然の洞窟に、手を入れているようだ。
奥には更に開けた空間があり、直径200メートルくらいもあった。
天井も更に高く、50メートルはある。
部屋の中心に、直径5メートルほどの大きな水晶の塊があった。
「スゴイね!」
「こんな場所があるんだ」
天井の中央には直径5メートルも穴が開いていて、陽光がそこから差し込んんで来る。
その光が真下の床の水晶の大きな塊に反射して、壁面を照らしている。
幻想的な空間だった。
中央の水晶の周りに絨毯が敷かれていて、既に僧侶や竿頭衣のような服、そしてよく分からないマントのようなものを羽織った人たちがいた。
スーツや白衣の人もいる。
やがて、ぞろぞろと人々が入って来て。100人ほどが空間の中に揃った。
僕たちは、絨毯の外側で、パイプ椅子に座っている。
「ミスター、ミス・イシガミ」
白衣の人が、僕たちの名前を呼んだ。
妹たちも聞いていないらしく、驚いている。
「あなたがたが来ることは分かっていた。待っていたよ、「タイガー・ホール」」
「申し込みは「道間」のはずですけど?」
「だから我々は待っていたんだよ。タイガー本人が来なかったのは残念だ」
「それってタカさんのこと?」
「タカトラ・イシガミだ。今日は彼と君たちのために行なう儀式なのだ」
「「「?」」」
全然分からないが、妹たちは石神の名前は出していないらしい。
怪しい儀式だからだろう。
だから渡りを付けてくれた麗星さんの道間家の名前を借りた。
「こちらへ。そこへ座って下さい」
絨毯の方へ誘われた。
「あの、何が起きるんですか?」
「神界から、あなたがたのために物質が落ちてくる」
「え!」
「これまでも何度も儀式を行なっている。我々が理解できるものではないがね。でも、非常に興味深いものだ」
白衣の男性はローライと名乗り、神界から何かをこの地上に落としてもらう儀式なのだと言った。
「君たちが来ることで、何か特別なことが起きるだろう。我々も楽しみにしている」
「はい」
もう一度、「ヘヴンズ・フォール」の儀式について聞いた。
最初は魔法大学のタイの僧侶が偶然に見つけたものらしい。
その僧侶は山中で瞑想しながら過ごし、この洞窟を見つけた。
そして洞窟に入り、この空間で瞑想した時に、「神の国」と繋がったことに気付いた。
瞑想を終えると、目の前に黒いものがあることに気付く。
「S」字に曲がった金属のような物質。
あとから調べると、あり得ない組み合わせの合金だったことが分かった。
現代の技術では再現出来ない合金だった。
その後も瞑想をすると、わけの分からない物質が出てきた。
そして何人かの人間で瞑想を試みた時、今ある水晶が地面から生えてきた。
これまで数十もの未知の物質がここで現われ、多くは回収して保管している。
何度目かの集団の瞑想を試みた時に、アメリカ人のサイキックが「神界」から来ていると言った。
また、ある時にはチベットの僧侶が同様のことを言った。
この地上に何らかの意図があって、未知の物質を落としているのだと。
そして僕は驚いた。
日本人の有名な空手家がいて、僕の肩を叩いたのだ。
「石神家がここに来るとはな」
「は、はい。石田館長。お会い出来て光栄です」
「なに、もう俺は引退しているよ。今は魔術修行の最中だ」
「そうなんですか!」
日本のある霊媒師と関わり、自分に魔術の才能があることを知ったらしい。
「君らのお父さんな、ここでも有名だよ」
「え!」
「何しろ「滅びの獣」と戦う人間なんだ。これまでの戦いも素晴らしいな」
「タカさんのことを!」
石田館長が僕たちに話しかけ、ルーとハーにも周囲の人たちがにこやかに話しかけた。
「シベリアで《ティターン》を斃したのよね?」
「そして「神殺し」の呪いを見事に祓った」
「人間にできることじゃないわ。どういう風にしたのかは分からないけど、相当な能力者ね」
「妖魔の王を従えているとも言われてる」
「《光の大天使》をお守りするのでしょう?」
妹たちは次々に質問を浴びせられ、困っていた。
ほとんどは、答えられないと言って納めていた。
どうしてこの人たちは僕たちの秘密をこんなにも知っているのだろう。
僕もルーもハーも、そのことに驚いていた。
そして、この儀式が本物なのだと確信した。
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