2,218 / 2,806
いずみ Ⅱ
しおりを挟む
いずみから事情を聞いた。
とんでもない奴が、いずみたちを騙したようだ。
「ラクルートからの注文って、確認はしたのかな?」
「はい、母が掛かって来た電話番号を控えていて、先週の金曜日にそこへお電話して確認してました」
「今日も同じ番号だったんだね?」
「はい。だからまさか騙されていたなんて」
どうもおかしい。
ナンバーディスプレイで残っている番号で遣り取りしていたのだ。
確かにラクルートの総務部の番号ではあるようだ。
とにかく、いずみの店が大変なことになっている。
「分かった、じゃあ俺に任せろ」
「え?」
「うちの病院の人間に声を掛けてみるよ。他にもいろいろ伝手もあるしな」
「え!」
いずみは呆然としていた。
「とにかく、ここでちょっと待っててくれ。今、病院の上の人間の許可を取って来るから」
「石神さん!」
「まかせろ!」
俺は笑っていずみの頭を撫でた。
院長に話を通し、病院のスタッフに和菓子の注文を取る許可を得た。
本来は無茶な話なのだが、事情を知って院長も同情してくれた。
「分かった。まあ、あんまり仕事に支障が出ないようにな」
「ありがとうございます!」
俺は広報課に連絡し、「緑翠」が詐欺に遭って小学生のいずみが外に売りに出ているのだと話した。
馴染みの広報課の人間が是非なんとかすると言って、協力を申し出てくれた。
すぐにラインで回し、注文をまとめてくれると言ってくれた。
文面は任せた。
「君たち、バレンタインデーを忘れるな!」
「アハハハハハハハ!」
ありがたい。
俺は部に戻って、一江や他の部下たちにも話した。
全員注文してくれる。
広報課から内線が来た。
「石神部長のオススメって入れていいですか?」
「もちろんだぁ! あそこの店は最高だからな!」
「はい!」
俺は一江に断って、一旦外へ出た。
いずみが待っている場所へ行く。
「おい、話はついたぞ! いずみはお店に戻って待ってろ」
「え?」
「これから大量に買いに行くからな! ああ、運搬はうちの連中にやらせるから、番重を一時的に貸してもらえるかな?」
「はい、それはもう」
「じゃあ、一緒にお店に行こう」
「え、石神さん!」
「行くぞー!」
俺はいずみが下げていた番重を取り上げ、台車に積んだ。
首に回していた紐の跡が、くっきりといずみに付いていた。
俺が片手で台車を押して、いずみの首を撫でながら店に行った。
「こんにちはー!」
「石神先生!」
店は開いていたが、ご主人も奥さんも途方に暮れて茶席の椅子に座っていた。
いずみが興奮して二人に事情を話す。
「え! 石神先生の所で?」
「ええ、今注文をまとめてますんで、結構な量は捌けるかと」
「そんな! どうしてうちの店のために!」
「いずみさんが頑張ってましたからね。ついお力になりたくって」
「石神先生!」
三人とも泣いていた。
俺は一旦外へ出て、早乙女に電話した。
管轄も部署も違うが、早乙女に「緑翠」が詐欺にあった件を話し、所轄の警察署に連絡して欲しいと言った。
早乙女から声を掛けてもらった方が、動きが早いと思った。
「分かった! すぐに手配するよ!」
「悪いな、こんな用件で」
「何を言う! 石神、お前は最高だ!」
「なんだよ!」
15分後に麻布警察署から刑事が来て、事情を聞き出した。
やはり早乙女は早い。
俺も立ち会った。
30分後にうちの病院の広報課から連絡が来て、5000個全部の注文をまとめたと言われた。
流石だ。
「いずみ! うちの病院で5000個買うからな!」
「え!」
「今、何人かで取りに来るから。ああ、番重は今日中に返すからな」
「石神さん!」
いずみも、ご主人も奥さんも大泣きした。
奥から従業員の人たちも出て来て、一緒に喜んだ。
「それとさ、他にも食べたいって人間がいて、今何があるかな?」
「え!」
「「緑翠」さんのって美味しいじゃない。あるだけ貰いたいんだけど」
「あ、あの!」
ご主人と奥さんが大泣きし、いずみが泣きながら今用意出来るものを調べた。
「すいません。今日は大口の注文があったので、他にはあまり」
「いいよ、あるだけでいい」
「ありがとうございます!」
本当に数は無かったが、大きな紙袋で3つに分けてもらった。
広報課や他の部署の人間が、ワゴンタクシーで来た。
俺も手伝って、番重を積んだ。
刑事さんたちが、店の人から事情を聞いたらしく、拍手して見送ってくれた。
急なことだったので俺が支払いを建て替えた。
割引をすると言うのを丁寧に断った。
「老舗は滅多なことじゃ安売りしちゃいかんですよ」
「石神先生!」
「じゃあ、また買いに来ますからね」
「「「ありがとうございました!」」」
全員に頭を下げられ、俺は病院へ戻った。
病院ではみんなが喜んで「桜舞」を食べて美味しいと言っていた。
白のこしあんをうすい皮で包み、上にピンクの桜の花弁が舞っている上生菓子だ。
本当に上品で美味い味わいだった。
響子と六花も嬉しそうに食べていた。
吹雪も笑顔で半分食べた。
「緑翠」の味を知り、その後も多くの人間が「緑翠」に通うようになった。
「なんか、以前の「プレミアム・フィナンシェ」を思い出しますね」
六花が笑顔で言った。
「格が違うよ! 「緑翠」のものは本物で深遠なんだ」
「そうですね!」
その後、ラクルートの総務部の社員の悪戯であったことが判明した。
電話の記録により、ラクルートから「緑翠」に連絡があったことは確実だった。
初めは注文の証拠はないと言い張っていたラクルートだったが、御堂グループから圧力を掛けてもらい、徹底的に内部調査をした結果だ。
総務部の男が主犯だったが、他に二人の男も犯行を知っていたことが分かった。
いずみに店先での喫煙を注意された腹いせだった。
主犯の男が代金を弁済し、「緑翠」の御主人は告訴を取り下げたそうだ。
「確かに大変な思いをしましたが、ある方に救って頂きましたので」
そう言っていたと、後に親しい刑事さんから伺った。
そしてご主人がわざわざラクルートに連絡し、三人に重い処罰が降らないようにと頼み込んだと聞いた。
その結果、主犯の男は1ヶ月の停職と半年の減給処分。
他の二人は減給と始末書と決まった。
そっちは御堂グループから聞いた。
恐ろしく軽い処分だ。
あの後、いずみが俺にお礼だと和菓子を持って来た。
「石神さんへの感謝の気持ちを込めて、新しい和菓子を父が作ったんです」
「へぇー、そうなのか!」
見せてもらった。
こしあんと栗あんを交互にして寒天で包んだ美しい上生菓子だった。
表面の寒天が輝いている。
「「虎好(ここう)」って名前です!」
「へぇ」
「高虎さんにちなみました!」
「えぇ!」
「石神さん! 大好きです!」
「ワハハハハハハハ!」
10個もいただき、響子と六花、鷹に渡し、うちの子どもたちにも配った。
大好評で、俺も美味いと感じた。
その年の和菓子コンクールで金賞ももらったそうだ。
やはり「緑翠」は最高だ。
とんでもない奴が、いずみたちを騙したようだ。
「ラクルートからの注文って、確認はしたのかな?」
「はい、母が掛かって来た電話番号を控えていて、先週の金曜日にそこへお電話して確認してました」
「今日も同じ番号だったんだね?」
「はい。だからまさか騙されていたなんて」
どうもおかしい。
ナンバーディスプレイで残っている番号で遣り取りしていたのだ。
確かにラクルートの総務部の番号ではあるようだ。
とにかく、いずみの店が大変なことになっている。
「分かった、じゃあ俺に任せろ」
「え?」
「うちの病院の人間に声を掛けてみるよ。他にもいろいろ伝手もあるしな」
「え!」
いずみは呆然としていた。
「とにかく、ここでちょっと待っててくれ。今、病院の上の人間の許可を取って来るから」
「石神さん!」
「まかせろ!」
俺は笑っていずみの頭を撫でた。
院長に話を通し、病院のスタッフに和菓子の注文を取る許可を得た。
本来は無茶な話なのだが、事情を知って院長も同情してくれた。
「分かった。まあ、あんまり仕事に支障が出ないようにな」
「ありがとうございます!」
俺は広報課に連絡し、「緑翠」が詐欺に遭って小学生のいずみが外に売りに出ているのだと話した。
馴染みの広報課の人間が是非なんとかすると言って、協力を申し出てくれた。
すぐにラインで回し、注文をまとめてくれると言ってくれた。
文面は任せた。
「君たち、バレンタインデーを忘れるな!」
「アハハハハハハハ!」
ありがたい。
俺は部に戻って、一江や他の部下たちにも話した。
全員注文してくれる。
広報課から内線が来た。
「石神部長のオススメって入れていいですか?」
「もちろんだぁ! あそこの店は最高だからな!」
「はい!」
俺は一江に断って、一旦外へ出た。
いずみが待っている場所へ行く。
「おい、話はついたぞ! いずみはお店に戻って待ってろ」
「え?」
「これから大量に買いに行くからな! ああ、運搬はうちの連中にやらせるから、番重を一時的に貸してもらえるかな?」
「はい、それはもう」
「じゃあ、一緒にお店に行こう」
「え、石神さん!」
「行くぞー!」
俺はいずみが下げていた番重を取り上げ、台車に積んだ。
首に回していた紐の跡が、くっきりといずみに付いていた。
俺が片手で台車を押して、いずみの首を撫でながら店に行った。
「こんにちはー!」
「石神先生!」
店は開いていたが、ご主人も奥さんも途方に暮れて茶席の椅子に座っていた。
いずみが興奮して二人に事情を話す。
「え! 石神先生の所で?」
「ええ、今注文をまとめてますんで、結構な量は捌けるかと」
「そんな! どうしてうちの店のために!」
「いずみさんが頑張ってましたからね。ついお力になりたくって」
「石神先生!」
三人とも泣いていた。
俺は一旦外へ出て、早乙女に電話した。
管轄も部署も違うが、早乙女に「緑翠」が詐欺にあった件を話し、所轄の警察署に連絡して欲しいと言った。
早乙女から声を掛けてもらった方が、動きが早いと思った。
「分かった! すぐに手配するよ!」
「悪いな、こんな用件で」
「何を言う! 石神、お前は最高だ!」
「なんだよ!」
15分後に麻布警察署から刑事が来て、事情を聞き出した。
やはり早乙女は早い。
俺も立ち会った。
30分後にうちの病院の広報課から連絡が来て、5000個全部の注文をまとめたと言われた。
流石だ。
「いずみ! うちの病院で5000個買うからな!」
「え!」
「今、何人かで取りに来るから。ああ、番重は今日中に返すからな」
「石神さん!」
いずみも、ご主人も奥さんも大泣きした。
奥から従業員の人たちも出て来て、一緒に喜んだ。
「それとさ、他にも食べたいって人間がいて、今何があるかな?」
「え!」
「「緑翠」さんのって美味しいじゃない。あるだけ貰いたいんだけど」
「あ、あの!」
ご主人と奥さんが大泣きし、いずみが泣きながら今用意出来るものを調べた。
「すいません。今日は大口の注文があったので、他にはあまり」
「いいよ、あるだけでいい」
「ありがとうございます!」
本当に数は無かったが、大きな紙袋で3つに分けてもらった。
広報課や他の部署の人間が、ワゴンタクシーで来た。
俺も手伝って、番重を積んだ。
刑事さんたちが、店の人から事情を聞いたらしく、拍手して見送ってくれた。
急なことだったので俺が支払いを建て替えた。
割引をすると言うのを丁寧に断った。
「老舗は滅多なことじゃ安売りしちゃいかんですよ」
「石神先生!」
「じゃあ、また買いに来ますからね」
「「「ありがとうございました!」」」
全員に頭を下げられ、俺は病院へ戻った。
病院ではみんなが喜んで「桜舞」を食べて美味しいと言っていた。
白のこしあんをうすい皮で包み、上にピンクの桜の花弁が舞っている上生菓子だ。
本当に上品で美味い味わいだった。
響子と六花も嬉しそうに食べていた。
吹雪も笑顔で半分食べた。
「緑翠」の味を知り、その後も多くの人間が「緑翠」に通うようになった。
「なんか、以前の「プレミアム・フィナンシェ」を思い出しますね」
六花が笑顔で言った。
「格が違うよ! 「緑翠」のものは本物で深遠なんだ」
「そうですね!」
その後、ラクルートの総務部の社員の悪戯であったことが判明した。
電話の記録により、ラクルートから「緑翠」に連絡があったことは確実だった。
初めは注文の証拠はないと言い張っていたラクルートだったが、御堂グループから圧力を掛けてもらい、徹底的に内部調査をした結果だ。
総務部の男が主犯だったが、他に二人の男も犯行を知っていたことが分かった。
いずみに店先での喫煙を注意された腹いせだった。
主犯の男が代金を弁済し、「緑翠」の御主人は告訴を取り下げたそうだ。
「確かに大変な思いをしましたが、ある方に救って頂きましたので」
そう言っていたと、後に親しい刑事さんから伺った。
そしてご主人がわざわざラクルートに連絡し、三人に重い処罰が降らないようにと頼み込んだと聞いた。
その結果、主犯の男は1ヶ月の停職と半年の減給処分。
他の二人は減給と始末書と決まった。
そっちは御堂グループから聞いた。
恐ろしく軽い処分だ。
あの後、いずみが俺にお礼だと和菓子を持って来た。
「石神さんへの感謝の気持ちを込めて、新しい和菓子を父が作ったんです」
「へぇー、そうなのか!」
見せてもらった。
こしあんと栗あんを交互にして寒天で包んだ美しい上生菓子だった。
表面の寒天が輝いている。
「「虎好(ここう)」って名前です!」
「へぇ」
「高虎さんにちなみました!」
「えぇ!」
「石神さん! 大好きです!」
「ワハハハハハハハ!」
10個もいただき、響子と六花、鷹に渡し、うちの子どもたちにも配った。
大好評で、俺も美味いと感じた。
その年の和菓子コンクールで金賞ももらったそうだ。
やはり「緑翠」は最高だ。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる