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東雲と小春
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切っ掛けは、年初にアラスカで行なった砲撃訓練でルーとハーが聞いた話だった。
砲撃訓練を終え、参加した全員でヘッジホッグの大食堂で食事をした。
総指揮官であった東雲、ルーとハー、そして滅多に会えない千両と桜、そして斬が一緒のテーブルに着いた。
双子が東雲と千両を並んで座らせ、自分たちはその両側に。
斬と桜は向かいに。
この時ばかりは、双子も通常の量だ。
ステーキだった。
「親父、今日はわざわざありがとうございました。あ、斬さんも」
「いいって。お前にも会えたしな。元気そうでよかった」
「はい、石神さんのお陰で、毎日充実してます!」
しばらく近況のような話をした。
双子はとっくに30秒でステーキを食べ終わっている。
「東雲、お前もそろそろ所帯を持ったらどうだ?」
千両が言ったそうだ。
「いいえ、自分なんかはそんな! てめぇ一人のことで精一杯人ですよ」
「そういうことなら猶更だ。お前を支えてくれる人が必要だろう」
「弱ったな。まあ、女がいればそりゃあねぇ」
「誰かいないのか?」
東雲が頭を掻いて恥ずかしがった。
ハーは、いつまでも手をつけられていないステーキを東雲の皿から奪い取って喰った。
東雲は気付いていない。
桜は慌てて食べ始めた。
「あっしなんかに惚れてくれる女はいませんや」
桜が言った。
「お前、地元にいた時には仲のいい女がいただろう?」
ルーが千両のステーキを奪おうとして、吹っ飛ばされた。
「ありゃ、まあ。店に通ってた時に、たまたま上手く行っただけで。あっしなんかとても、女に惚れられるような男じゃありやせん」
「そうか」
そういう話を二人から聞いた。
俺はすぐに蓮花の研究所へ行った。
蓮花とジェシカにアラスカでの会話を話した。
「俺はさ、東雲にはあれこれやってもらってばっかりでよ。あいつはああいう性格で、自分がやって欲しいことなんて、滅多に口にしねぇ。口にしてくれたのは、諸見を元気づけて欲しいとか、そんなことばっかりよ。一度だけだ、あいつが命がけで千石を助けて来てくれた時に、あいつ、堪らずに「親父に会いてぇ」と言った。俺は泣きそうになったぜ」
蓮花もジェシカも熱い眼差しで俺を見ていた。
「千両が言った通りだ。あいつを支える人間が必要だ」
「「はい!」」
「でもな、あいつはどうも女に対してはシャイで、今の仕事が忙しいこともあるが、女を求めようともしない。千両もそれが分かっているから、話だけで終わったんだろうよ」
「石神様、それでは?」
「アンドロイドを創ろう! 東雲を支えてくれる優しい奴をな!」
「なるほど!」
蓮花とジェシカも賛同してくれた。
「早速取り掛かりましょう!」
「ありがとうな、蓮花!」
「私も手伝いますよ!」
「ジェシカ! 頼むな!」
まずは俺が東雲に好きな女のタイプを聞くことになった。
ディディの場合には、乾さんが一人の女性を愛し続けていたということで、こちらで勝手に外見も作らせてもらった。
諸見の綾の場合も、諸見に女の好みなどあろうはずもない、という考えからだった。
東雲は違う。
多分、女といい仲になったこともあり、好みがあるはずだ。
俺はアラスカに行って、東雲を飲みに誘った。
「砲撃訓練」を慰労するという建前でだ。
「ほんとの虎の穴」のVIPルームで飲んだ。
好きな酒を聞くと日本酒がいいと言う。
「じゃあ、「光明」でも飲むか!」
「いえ、あんないい酒でなく! 辛口であればなんでもいいんで」
「そうかよ」
俺は「菊理媛」を出した。
口当たりは芳醇な香りの甘口のようだが、味わっていくと辛みが出てくる。
大学の弓道部でお世話になった佐藤先輩のお好きな酒だ。
「美味いっすね!」
東雲も喜んだ。
雑賀が、「菊理媛」に合ったつまみを持ってきてくれる。
鯛の刺身は、塩で食べるように言う。
一口ごとに塩を振り、口に入れて酒で流し込む。
確かに最高に美味かった。
他のつまみもどんどん持ってきてくれた。
エスカルゴがまた、絶品のマリアージュだった。
俺は砲撃訓練の話を聞き、東雲は聖と斬の決闘を止められなかったことをまた詫びた。
「もういいって。お前にもいろいろ無理を言って済まないな」
「いいえ、そんなことは!」
「お前もなぁ、諸見に似て遊んで発散しねぇ人間だからなぁ」
「いいえ! 結構あちこちで楽しんでますよ?」
まあ、ある程度は知ってる。
別に監視しようというつもりもないが、アラスカの住人たちはIDカードを持っていて、どこでどんな買い物をしているのかも分かる。
風俗店もあり、東雲も時々行っているようだ。
「お前はどんな女が好みなんだよ?」
「いえ、自分なんて! 女なんかとんでもねぇですよ」
「いいから言え!」
俺はめんどくさくなって叫んだ。
「いえ、ほんとにあっしなんて。虎の旦那とは違うんですから」
「……」
もっと飲ませないとダメかー。
俺は東雲にどんどん酒を勧めた。
こいつ、結構酒に強く、なかなか酔わない。
「菊理媛」がたちまち空いた。
もう酒を味わう時間は終わった。
「白鶴」の辛口大吟醸を出す。
「あ! これいいですね!」
「そうか」
やっぱり東雲に高い酒はもったいなかった。
さっきよりも早いペースで飲み、つまみも食べていく。
「なんかよ、お前栃木にいた頃に女がいたそうじゃん?」
「え! よくご存じで!」
ちょっとだけ東雲の舌が回って来た。
「どんな奴だったんだよ」
「いえ、平凡な女でしたよ。でも、あっしなんかにはもったいないいい女でした」
「そいつとは?」
「向こうを出なきゃならなかったんでね。そのまま」
「なんだよ、俺のせいか!」
東雲は慌てた。
「そんなことじゃないんですよ! あっしに甲斐性が無かっただけで。女もあっしなんかに付いて来ようなんて気持ちもありませんでしたし」
「そうなのかよ」
「ええ。だからあっしがつまらねぇ男なだけですって」
東雲がちょっと遠い目をした。
今でも気持ちは少し残っているのだろう。
それにきっと、東雲の話の通りではない。
東雲は俺に誠心誠意尽くすために、女と別れたのだと思った。
「そいつはどんな女だったんだ?」
「旦那、今日は拘りますね」
「うるせぇ!」
そりゃそうだ。
俺はそのために来たのだから。
なかなか酔わない東雲に付き合って、俺も結構飲んだ。
一升瓶を5本空けたあたりで、ようやく東雲が口にした。
「小料理屋をやってた女でね。ちょっと太っているのを本人は気にしてて。あっしはそういうのがいいんですけどねぇ」
東雲が一度口に出すと、次々に俺の質問に答えて行った。
「おし!」
「?」
ようやく聞き出したのは、愛想が良くてちょっと気も強い。
それでいて奥底で優しく、男を大事にしてくれる。
外見は、顔はそれほど拘りが無いようで、ちょっと太り肉の体形が好きらしい。
胸は大きく垂れ気味、腹も太い女が好きらしい。
あと、あの時の声がでかい。
「ワハハハハハハ!」
「エヘヘヘヘヘ!」
よーく分かった。
俺に任せろ!
7時間で一升瓶13本を二人で空けた。
東雲は酔い潰れ、俺が抱えて出ようとして派手に転んだ。
俺も足に来ていた。
雑賀が人を手配して、送ってもらった。
俺、結構忙しい人間ですけど。
砲撃訓練を終え、参加した全員でヘッジホッグの大食堂で食事をした。
総指揮官であった東雲、ルーとハー、そして滅多に会えない千両と桜、そして斬が一緒のテーブルに着いた。
双子が東雲と千両を並んで座らせ、自分たちはその両側に。
斬と桜は向かいに。
この時ばかりは、双子も通常の量だ。
ステーキだった。
「親父、今日はわざわざありがとうございました。あ、斬さんも」
「いいって。お前にも会えたしな。元気そうでよかった」
「はい、石神さんのお陰で、毎日充実してます!」
しばらく近況のような話をした。
双子はとっくに30秒でステーキを食べ終わっている。
「東雲、お前もそろそろ所帯を持ったらどうだ?」
千両が言ったそうだ。
「いいえ、自分なんかはそんな! てめぇ一人のことで精一杯人ですよ」
「そういうことなら猶更だ。お前を支えてくれる人が必要だろう」
「弱ったな。まあ、女がいればそりゃあねぇ」
「誰かいないのか?」
東雲が頭を掻いて恥ずかしがった。
ハーは、いつまでも手をつけられていないステーキを東雲の皿から奪い取って喰った。
東雲は気付いていない。
桜は慌てて食べ始めた。
「あっしなんかに惚れてくれる女はいませんや」
桜が言った。
「お前、地元にいた時には仲のいい女がいただろう?」
ルーが千両のステーキを奪おうとして、吹っ飛ばされた。
「ありゃ、まあ。店に通ってた時に、たまたま上手く行っただけで。あっしなんかとても、女に惚れられるような男じゃありやせん」
「そうか」
そういう話を二人から聞いた。
俺はすぐに蓮花の研究所へ行った。
蓮花とジェシカにアラスカでの会話を話した。
「俺はさ、東雲にはあれこれやってもらってばっかりでよ。あいつはああいう性格で、自分がやって欲しいことなんて、滅多に口にしねぇ。口にしてくれたのは、諸見を元気づけて欲しいとか、そんなことばっかりよ。一度だけだ、あいつが命がけで千石を助けて来てくれた時に、あいつ、堪らずに「親父に会いてぇ」と言った。俺は泣きそうになったぜ」
蓮花もジェシカも熱い眼差しで俺を見ていた。
「千両が言った通りだ。あいつを支える人間が必要だ」
「「はい!」」
「でもな、あいつはどうも女に対してはシャイで、今の仕事が忙しいこともあるが、女を求めようともしない。千両もそれが分かっているから、話だけで終わったんだろうよ」
「石神様、それでは?」
「アンドロイドを創ろう! 東雲を支えてくれる優しい奴をな!」
「なるほど!」
蓮花とジェシカも賛同してくれた。
「早速取り掛かりましょう!」
「ありがとうな、蓮花!」
「私も手伝いますよ!」
「ジェシカ! 頼むな!」
まずは俺が東雲に好きな女のタイプを聞くことになった。
ディディの場合には、乾さんが一人の女性を愛し続けていたということで、こちらで勝手に外見も作らせてもらった。
諸見の綾の場合も、諸見に女の好みなどあろうはずもない、という考えからだった。
東雲は違う。
多分、女といい仲になったこともあり、好みがあるはずだ。
俺はアラスカに行って、東雲を飲みに誘った。
「砲撃訓練」を慰労するという建前でだ。
「ほんとの虎の穴」のVIPルームで飲んだ。
好きな酒を聞くと日本酒がいいと言う。
「じゃあ、「光明」でも飲むか!」
「いえ、あんないい酒でなく! 辛口であればなんでもいいんで」
「そうかよ」
俺は「菊理媛」を出した。
口当たりは芳醇な香りの甘口のようだが、味わっていくと辛みが出てくる。
大学の弓道部でお世話になった佐藤先輩のお好きな酒だ。
「美味いっすね!」
東雲も喜んだ。
雑賀が、「菊理媛」に合ったつまみを持ってきてくれる。
鯛の刺身は、塩で食べるように言う。
一口ごとに塩を振り、口に入れて酒で流し込む。
確かに最高に美味かった。
他のつまみもどんどん持ってきてくれた。
エスカルゴがまた、絶品のマリアージュだった。
俺は砲撃訓練の話を聞き、東雲は聖と斬の決闘を止められなかったことをまた詫びた。
「もういいって。お前にもいろいろ無理を言って済まないな」
「いいえ、そんなことは!」
「お前もなぁ、諸見に似て遊んで発散しねぇ人間だからなぁ」
「いいえ! 結構あちこちで楽しんでますよ?」
まあ、ある程度は知ってる。
別に監視しようというつもりもないが、アラスカの住人たちはIDカードを持っていて、どこでどんな買い物をしているのかも分かる。
風俗店もあり、東雲も時々行っているようだ。
「お前はどんな女が好みなんだよ?」
「いえ、自分なんて! 女なんかとんでもねぇですよ」
「いいから言え!」
俺はめんどくさくなって叫んだ。
「いえ、ほんとにあっしなんて。虎の旦那とは違うんですから」
「……」
もっと飲ませないとダメかー。
俺は東雲にどんどん酒を勧めた。
こいつ、結構酒に強く、なかなか酔わない。
「菊理媛」がたちまち空いた。
もう酒を味わう時間は終わった。
「白鶴」の辛口大吟醸を出す。
「あ! これいいですね!」
「そうか」
やっぱり東雲に高い酒はもったいなかった。
さっきよりも早いペースで飲み、つまみも食べていく。
「なんかよ、お前栃木にいた頃に女がいたそうじゃん?」
「え! よくご存じで!」
ちょっとだけ東雲の舌が回って来た。
「どんな奴だったんだよ」
「いえ、平凡な女でしたよ。でも、あっしなんかにはもったいないいい女でした」
「そいつとは?」
「向こうを出なきゃならなかったんでね。そのまま」
「なんだよ、俺のせいか!」
東雲は慌てた。
「そんなことじゃないんですよ! あっしに甲斐性が無かっただけで。女もあっしなんかに付いて来ようなんて気持ちもありませんでしたし」
「そうなのかよ」
「ええ。だからあっしがつまらねぇ男なだけですって」
東雲がちょっと遠い目をした。
今でも気持ちは少し残っているのだろう。
それにきっと、東雲の話の通りではない。
東雲は俺に誠心誠意尽くすために、女と別れたのだと思った。
「そいつはどんな女だったんだ?」
「旦那、今日は拘りますね」
「うるせぇ!」
そりゃそうだ。
俺はそのために来たのだから。
なかなか酔わない東雲に付き合って、俺も結構飲んだ。
一升瓶を5本空けたあたりで、ようやく東雲が口にした。
「小料理屋をやってた女でね。ちょっと太っているのを本人は気にしてて。あっしはそういうのがいいんですけどねぇ」
東雲が一度口に出すと、次々に俺の質問に答えて行った。
「おし!」
「?」
ようやく聞き出したのは、愛想が良くてちょっと気も強い。
それでいて奥底で優しく、男を大事にしてくれる。
外見は、顔はそれほど拘りが無いようで、ちょっと太り肉の体形が好きらしい。
胸は大きく垂れ気味、腹も太い女が好きらしい。
あと、あの時の声がでかい。
「ワハハハハハハ!」
「エヘヘヘヘヘ!」
よーく分かった。
俺に任せろ!
7時間で一升瓶13本を二人で空けた。
東雲は酔い潰れ、俺が抱えて出ようとして派手に転んだ。
俺も足に来ていた。
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