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ネコ男 RISING Ⅲ
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俺たちが驚いて叫んだので、獅子丸が来た。
「どうしたんですか!」
尾が2つになっているゴールドを見て、獅子丸も驚いていた。
「尻尾が!」
「お前も知らなかったのかよ!」
「知りませんよ! ゴールド、どうしたんだぁ!」
獅子丸が叫ぶと、ゴールドは尻尾を一つにまとめて駆け寄った。
「ゴールド!」
獅子丸は甘えて来るゴールドを撫でていた。
俺は落ち着くように言い、餌をやって来いと言った。
獅子丸は心配そうにゴールドを見て、キッチンへ戻った。
またゴールドが俺の足元に来る。
「お前が獅子丸を助けたのか」
「にゃー」
ゴールドは俺を見て鳴いた。
「石神! 今ゴールドはなんて言ったんだ?」
「分かるわけねぇだろう!」
「いや、お前なら!」
「バカ!」
こいつ、俺を何だと思ってやがる。
しばらくして、獅子丸が餌をやり終えて戻って来た。
ゴールドの皿を持って来ている。
ゴールドが獅子丸の方へ行った。
ネコ缶らしい餌を食べ始める。
「石神さん、ゴールドの尻尾が」
「ああ、うちのロボもそうなんだよ」
「えぇ!」
「ロボは口から光の珠を吐くんだ」
「なんです?」
俺は亜紀ちゃんに電話して、ロボの「ばーん」の映像を俺のスマホに送るように言った。
すぐに届き、獅子丸に見せた。
激しい弧電が分かれた尾の間を走り、ロボの口の前に光球が飛び出る。
上空に向かって行って、でかい爆発。
獅子丸は呆然としていた。
「これはなんですか?」
「分からねぇよ。でもな、とんでもない破壊力があるんだ」
「どれくらいの?」
「次元の裂け目から出て来た超弩級の怪物をぶっ飛ばす」
「はい?」
「地上に向けて撃たせたことはねぇけどな。都市が一瞬で消えるだろうなぁ」
「はい?」
「とにかく、そういうものだ」
「はぁ」
話しているうちに、鰻が届いた。
早乙女が金を払って、3人で食べた。
獅子丸は二重天井は初めてのようで、感激していた。
鰻寿司も気に入ったようなので、どんどん食べさせた。
身体がでかく若い獅子丸に食べさせるために、寿司を追加したのだ。
「足りたか?」
「はい! ご馳走様です!」
獅子丸が食器を片付ける。
軽く水洗いしていた。
育ちがいい奴だ。
「ゴールドは長い爪とか出さないか?」
「え? 爪は時々俺が切ってますけど」
「いや、もっと長いものだ。10センチくらいはある」
「いいえ、そんなものは!」
俺はゴールドに向かって言った。
「ゴールド! 長い爪を見せてくれよ!」
シャキン
ゴールドが右の前足から長い爪を出した。
「石神さん!」
「お前を助けてくれた爪だよ。やっぱりあったかぁ」
「どういうことですか!」
「こいつらの特殊能力だよ。とんでもない治癒力がある。それだけじゃないようだけどな」
「エェー!」
獅子丸が驚いている。
ゴールドを撫でて爪を仕舞うように言った。
「多分な、お前が知らないうちに爪で助けてくれてたんだろうよ」
「よく分かりませんが」
獅子丸に、今日俺たちが来た理由を話した。
「ライカンスロープ化して、無事だった奴はいないんだ」
「はい、最初にお聞きしましたが」
「全員が凶暴化し、元のままでいる奴はいない。たった一つの例外が、「アドヴェロス」の愛鈴だけだった」
「あの綺麗な方ですね」
俺は愛鈴が中国で「龍」に子どもの頃に出会っている話をした。
獅子丸は驚いてはいたが、愛猫の姿を知ってそれを受け入れた。
「どうもあいつは運命があったようでな。「龍(ロン)」に気に入られて、特殊な術を掛けられていたようだ」
「龍ですか」
「だから、「デミウルゴス」で身体を変えられても無事だったんだろう。でも、愛鈴の他に、そういう人間はいない。俺が知る限り最強の精神力を持っていただろう自衛隊の特殊部隊の男も、凶暴化は抑えきれなかった」
「そうなんですか。それにしても、龍っているんですね」
「俺にも分からんよ。でも「アドヴェロス」の磯良が見ている。数キロ以上の身体だったそうだ」
「磯良って、あの物凄い美少年ですね」
「愛鈴が命懸けで磯良を守ろうとした。その時に龍が現われて、愛鈴は力を与えられたようだ」
「そうなんですか」
獅子丸にもようやく理解出来て来たようだ。
「そこへお前が現われた。お前は妖魔に憑依されても、お前のままだった」
「はい。何も変わってません!」
「それはあり得ないんだよ。でも、実際にお前は人間のままだ。だから調べる必要があると思ったんだ」
「はい、よく分かりました。それがまさかゴールドのお陰だったなんて……」
「そうだよなぁ。俺たちも想像外だった」
獅子丸がゴールドを抱き締めて礼を言った。
「ゴールド、ありがとう。お前が俺を助けてくれたんだな!」
「にゃー」
俺は御子丸に、ゴールドとの出会いを聞いた。
「数年前に、トランシルヴァニアに旅行したんです」
「またあそこかよ!」
「え?」
「いやいい、続けてくれ」
トランシルヴァニアって、特殊ネコの聖地か何かなのか?
「街の外を歩いていると、ゴールドがいて。可愛いネコなんで呼んだら近づいて来て」
「そうかー」
「撫でてたら気を喪っちゃって」
「刺されたなー。《にゃほふー》かぁ」
「?」
獅子丸は何のことは分からずに、話を続けた。
「目が覚めたら夜になってまして。なんか車の荷台に乗せられてました」
「なんだ?」
話がぶっ飛んでいて今度は俺の理解が追いつかない。
「ゴールドも一緒でして。黒服の男たちにパスポートとか荷物とか渡されて、そのまま飛行機に乗せられて」
「おい」
「日本に帰って来ました」
「なんだ?」
「そんだけなんですけど」
さっぱり分からん。
早乙女を見ても、呆然としている。
早乙女が口を開いた。
おお、ちゃんと聴いたれや。
「獅子丸、検疫とかどうなったんだ?」
「ああ、なんか何も無くスルーで。俺はゴールドを抱いたままでした」
「そっか」
早乙女の頭を引っぱたいた。
「機内ではどうだったんだよ?」
「それが、自分とゴールドしか乗ってなくて。成田に着いた後も、空港の人がずっと付いてて、そのまま出ました」
「なんでそれで済んでんだ?」
「ちょっと待ってて下さい」
獅子丸が奥の部屋から書類を持って来た。
「ああ、多分これです。この書類を向こうの空港で渡されました」
書類にはルーマニア政府発行の特別《神獣》移送許可証と英語で書かれていた。
「あんだこりゃ?」
内容は、獅子丸が《神獣》のパートナーとなったことにより、ルーマニア政府が発行する特別措置を有する親善外交官となったことが記されていた。
一応は外交官特権が付随し、獅子丸はスムーズに空港を出たらしい。
そして《神獣》の保護にあたって、年に5万レイ(約1500万円)が支給され、ルーマニア大使館で受け取りが可能なようだ。
早乙女にも読ませた。
「おい! お前親善外交官だったのかよ!」
「はい?」
「書いてあるじゃないか!」
「ああ、俺英語って読めないんで」
「読めよー!」
俺は書いてあることを翻訳してやり、大金が支給されていることを話した。
「そうなんっすか!」
「そうなんっすよ!」
「でも、そんなお金!」
「いいから取りに行け!」
「いや、英語出来ないっすから!」
「なんとかしろ!」
「え、じゃあ英会話学校に通いますね!」
「アホウ!」
早乙女が一緒に行くと言った。
まあ、大使館であれば日本語も通じるはずだが。
その数日後、早乙女は獅子丸を連れて西麻布のルーマニア大使館へ行った。
無事に獅子丸の手続きを終え、指定の銀行口座へ今後も入金されることになった。
俺は別に金はいらないのだが、ロボの飼い主ということでルーマニア大使館に問い合わせた。
「あれはとんでもない害獣でしたので、支援金などはお支払い出来かねます」
「……」
ロボはカワイイ。
「どうしたんですか!」
尾が2つになっているゴールドを見て、獅子丸も驚いていた。
「尻尾が!」
「お前も知らなかったのかよ!」
「知りませんよ! ゴールド、どうしたんだぁ!」
獅子丸が叫ぶと、ゴールドは尻尾を一つにまとめて駆け寄った。
「ゴールド!」
獅子丸は甘えて来るゴールドを撫でていた。
俺は落ち着くように言い、餌をやって来いと言った。
獅子丸は心配そうにゴールドを見て、キッチンへ戻った。
またゴールドが俺の足元に来る。
「お前が獅子丸を助けたのか」
「にゃー」
ゴールドは俺を見て鳴いた。
「石神! 今ゴールドはなんて言ったんだ?」
「分かるわけねぇだろう!」
「いや、お前なら!」
「バカ!」
こいつ、俺を何だと思ってやがる。
しばらくして、獅子丸が餌をやり終えて戻って来た。
ゴールドの皿を持って来ている。
ゴールドが獅子丸の方へ行った。
ネコ缶らしい餌を食べ始める。
「石神さん、ゴールドの尻尾が」
「ああ、うちのロボもそうなんだよ」
「えぇ!」
「ロボは口から光の珠を吐くんだ」
「なんです?」
俺は亜紀ちゃんに電話して、ロボの「ばーん」の映像を俺のスマホに送るように言った。
すぐに届き、獅子丸に見せた。
激しい弧電が分かれた尾の間を走り、ロボの口の前に光球が飛び出る。
上空に向かって行って、でかい爆発。
獅子丸は呆然としていた。
「これはなんですか?」
「分からねぇよ。でもな、とんでもない破壊力があるんだ」
「どれくらいの?」
「次元の裂け目から出て来た超弩級の怪物をぶっ飛ばす」
「はい?」
「地上に向けて撃たせたことはねぇけどな。都市が一瞬で消えるだろうなぁ」
「はい?」
「とにかく、そういうものだ」
「はぁ」
話しているうちに、鰻が届いた。
早乙女が金を払って、3人で食べた。
獅子丸は二重天井は初めてのようで、感激していた。
鰻寿司も気に入ったようなので、どんどん食べさせた。
身体がでかく若い獅子丸に食べさせるために、寿司を追加したのだ。
「足りたか?」
「はい! ご馳走様です!」
獅子丸が食器を片付ける。
軽く水洗いしていた。
育ちがいい奴だ。
「ゴールドは長い爪とか出さないか?」
「え? 爪は時々俺が切ってますけど」
「いや、もっと長いものだ。10センチくらいはある」
「いいえ、そんなものは!」
俺はゴールドに向かって言った。
「ゴールド! 長い爪を見せてくれよ!」
シャキン
ゴールドが右の前足から長い爪を出した。
「石神さん!」
「お前を助けてくれた爪だよ。やっぱりあったかぁ」
「どういうことですか!」
「こいつらの特殊能力だよ。とんでもない治癒力がある。それだけじゃないようだけどな」
「エェー!」
獅子丸が驚いている。
ゴールドを撫でて爪を仕舞うように言った。
「多分な、お前が知らないうちに爪で助けてくれてたんだろうよ」
「よく分かりませんが」
獅子丸に、今日俺たちが来た理由を話した。
「ライカンスロープ化して、無事だった奴はいないんだ」
「はい、最初にお聞きしましたが」
「全員が凶暴化し、元のままでいる奴はいない。たった一つの例外が、「アドヴェロス」の愛鈴だけだった」
「あの綺麗な方ですね」
俺は愛鈴が中国で「龍」に子どもの頃に出会っている話をした。
獅子丸は驚いてはいたが、愛猫の姿を知ってそれを受け入れた。
「どうもあいつは運命があったようでな。「龍(ロン)」に気に入られて、特殊な術を掛けられていたようだ」
「龍ですか」
「だから、「デミウルゴス」で身体を変えられても無事だったんだろう。でも、愛鈴の他に、そういう人間はいない。俺が知る限り最強の精神力を持っていただろう自衛隊の特殊部隊の男も、凶暴化は抑えきれなかった」
「そうなんですか。それにしても、龍っているんですね」
「俺にも分からんよ。でも「アドヴェロス」の磯良が見ている。数キロ以上の身体だったそうだ」
「磯良って、あの物凄い美少年ですね」
「愛鈴が命懸けで磯良を守ろうとした。その時に龍が現われて、愛鈴は力を与えられたようだ」
「そうなんですか」
獅子丸にもようやく理解出来て来たようだ。
「そこへお前が現われた。お前は妖魔に憑依されても、お前のままだった」
「はい。何も変わってません!」
「それはあり得ないんだよ。でも、実際にお前は人間のままだ。だから調べる必要があると思ったんだ」
「はい、よく分かりました。それがまさかゴールドのお陰だったなんて……」
「そうだよなぁ。俺たちも想像外だった」
獅子丸がゴールドを抱き締めて礼を言った。
「ゴールド、ありがとう。お前が俺を助けてくれたんだな!」
「にゃー」
俺は御子丸に、ゴールドとの出会いを聞いた。
「数年前に、トランシルヴァニアに旅行したんです」
「またあそこかよ!」
「え?」
「いやいい、続けてくれ」
トランシルヴァニアって、特殊ネコの聖地か何かなのか?
「街の外を歩いていると、ゴールドがいて。可愛いネコなんで呼んだら近づいて来て」
「そうかー」
「撫でてたら気を喪っちゃって」
「刺されたなー。《にゃほふー》かぁ」
「?」
獅子丸は何のことは分からずに、話を続けた。
「目が覚めたら夜になってまして。なんか車の荷台に乗せられてました」
「なんだ?」
話がぶっ飛んでいて今度は俺の理解が追いつかない。
「ゴールドも一緒でして。黒服の男たちにパスポートとか荷物とか渡されて、そのまま飛行機に乗せられて」
「おい」
「日本に帰って来ました」
「なんだ?」
「そんだけなんですけど」
さっぱり分からん。
早乙女を見ても、呆然としている。
早乙女が口を開いた。
おお、ちゃんと聴いたれや。
「獅子丸、検疫とかどうなったんだ?」
「ああ、なんか何も無くスルーで。俺はゴールドを抱いたままでした」
「そっか」
早乙女の頭を引っぱたいた。
「機内ではどうだったんだよ?」
「それが、自分とゴールドしか乗ってなくて。成田に着いた後も、空港の人がずっと付いてて、そのまま出ました」
「なんでそれで済んでんだ?」
「ちょっと待ってて下さい」
獅子丸が奥の部屋から書類を持って来た。
「ああ、多分これです。この書類を向こうの空港で渡されました」
書類にはルーマニア政府発行の特別《神獣》移送許可証と英語で書かれていた。
「あんだこりゃ?」
内容は、獅子丸が《神獣》のパートナーとなったことにより、ルーマニア政府が発行する特別措置を有する親善外交官となったことが記されていた。
一応は外交官特権が付随し、獅子丸はスムーズに空港を出たらしい。
そして《神獣》の保護にあたって、年に5万レイ(約1500万円)が支給され、ルーマニア大使館で受け取りが可能なようだ。
早乙女にも読ませた。
「おい! お前親善外交官だったのかよ!」
「はい?」
「書いてあるじゃないか!」
「ああ、俺英語って読めないんで」
「読めよー!」
俺は書いてあることを翻訳してやり、大金が支給されていることを話した。
「そうなんっすか!」
「そうなんっすよ!」
「でも、そんなお金!」
「いいから取りに行け!」
「いや、英語出来ないっすから!」
「なんとかしろ!」
「え、じゃあ英会話学校に通いますね!」
「アホウ!」
早乙女が一緒に行くと言った。
まあ、大使館であれば日本語も通じるはずだが。
その数日後、早乙女は獅子丸を連れて西麻布のルーマニア大使館へ行った。
無事に獅子丸の手続きを終え、指定の銀行口座へ今後も入金されることになった。
俺は別に金はいらないのだが、ロボの飼い主ということでルーマニア大使館に問い合わせた。
「あれはとんでもない害獣でしたので、支援金などはお支払い出来かねます」
「……」
ロボはカワイイ。
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