2,145 / 2,808
真冬の別荘 Gathering-Memory Ⅲ
しおりを挟む
ウッドデッキの床暖房を入れ、テーブルの周辺にはカーペットを敷いている。
吹雪と響子には赤外線ヒーターを向けている。
バーベキューは、まあいつも通りだ。
最初の頃は俺が焼いて喰わせていたが、いつの間にか自由に自分たちで焼かせるようになった。
俺は美味いものを喰わせたい一心でそうしていたのだが、自己責任で喰うことに任せたのだ。
まあ、今でも俺が焼いて喰わせることもある。
争っている子どもたちに、俺が焼いたものを器に入れてやる。
ほんの一瞬だが、最初の頃の可愛らしい笑顔を見せてくれるのが楽しみだからだ。
本当にほんの一瞬だが。
水素原子を光子が横切る間の時間くらいか。
でも俺はあいつらの笑顔を絶対に見逃さない。
六花も夢中で楽しんで獣台に行くので、俺が吹雪の世話をする。
「ほら、伊勢海老だぞー」
「はい!」
ニコニコして口に入れて食べる。
吹雪はほとんど不機嫌そうな顔をしない。
天狼もそんな感じだ。
士王はオッパイから離される時にちょっと不機嫌になる。
吹雪がニコニコしているのは、六花の愛情をたっぷりと注がれているからだ。
だから天狼もきっとそうなのだろう。
麗星は愛らしい性格だ。
その愛情をふんだんに注がれているのだろう。
それは俺が京都に行った時にも感ずる。
麗星はしきたりはあれど、天狼を溺愛している。
道間皇王だからではない。
天狼を愛しているからだ。
吹雪が新鮮な伊勢海老のコリコリとした触感を味わっている。
まだ顎の力が弱いのと歯が小さいので苦労している。
でも、噛むほどににじみ出て来る滋養を感じている。
ホタテのバター焼きを小さくして与えた。
またニコニコとし、今度は柔らかく喜んで呑み込んだ。
六花と同じく食べることが大好きで、他人を幸せにする笑顔になる。
「吹雪ちゃんていつも御機嫌だよね?」
「そうだな。六花と響子に愛されてるからな」
「うん!」
響子にハマグリのバター醤油を渡す。
ニコニコして美味しいといった。
「お前もいつも御機嫌だよな」
「タカトラと六花に愛されてるからね!」
「そうだな!」
獣たちは焼肉を奪い合って楽しんでいる。
ステーキを焼いていた時期もあるが、あれは焼き上がるのに時間が掛かる。
だから自然とバーベキューは焼肉になった。
近接戦闘最強の六花が多く奪っている。
超天才の亜紀ちゃんも、六花には敵わない。
双子は全員の動きを見ながら肉を攫って行く。
皇紀は究極の防御スタイルで食べている。
柳は自然にみんなに気を遣われながらちゃんと食べている。
熾烈な奪い合いではないのだ。
家族のスキンシップ……と言っていいのかどうかは、未だに俺にも分からんが。
ロボにもハマグリを焼いてやる。
最近、自分が食べたいものをねだるようになった。
エビカニもたべるが、貝類が好きなようだ。
もちろん肉もだが。
響子に焼き鳥を焼いたり、吹雪にいろいろなものを食べさせ、ロボに貝類を中心に焼いて行く。
ようやく獣台も一段落し、六花がこっちに来て座る。
「満腹か?」
「はい!」
輝く笑顔で六花が笑う。
「吹雪は?」
「ああ、そろそろいいだろう。吹雪、スープを飲むか?」
「はい!」
六花が海鮮スープをよそってきて、フーフーして冷ましながら吹雪に呑ませる。
ロボも満足して俺と響子の膝に上がって来る。
俺もゆっくりと食べた。
「綺麗ですね」
六花が雪の積もった庭を見て言った。
「そうだな」
俺も庭を眺めた。
半分ほどがウッドデッキのライトで明るく、その向こう側は冷たく沈んでいる。
ここは温かく明るい場所だ。
俺たちはそこから冷たい世界を眺めている。
食事を終え、俺たちはリヴィングへ入った。
亜紀ちゃんがコーヒーを淹れてくれ、他の子どもたちは片づけを始める。
「みんなー! 30分で片づけを終えてね!」
「「「「はーい!」」」」
今は6時半。
『虎は孤高に』特番は8時からだ。
コーヒーを飲み終えた俺たちは、早く風呂に入れと亜紀ちゃんに言われた。
「分かったよ!」
「ヘンなことしてちゃダメですよ!」
「しねぇよ!」
俺と響子、六花と吹雪で入っていると、亜紀ちゃんたちが雪崩れ込んで来た。
「あと1時間んー」
俺たちは笑って上がり、リヴィングでゆっくりとテレビを観た。
亜紀ちゃんたちも20分で上がって来て、つまみを作り始める。
雪野ナス、雪野ポテト、それにバーベキューのあまりだ。
亜紀ちゃんが考えたか、テレビの前に4人掛けのソファを置き、俺と響子、六花と吹雪。
その両脇に椅子を置いて双子と皇紀と柳。
テレビ前のカーペットに亜紀ちゃんだ。
8時10分前。
特番の番宣があり、亜紀ちゃんが録画を始めているのを確認した。
「よし!」
響子が笑った。
特番が始まり、テーマソングが流れ、亜紀ちゃんが大声で歌う。
ヤマトテレビのアナウンサーの男女が司会者となり、最初に『虎は孤高に』芸人という人間たちが紹介された。
バラエティの作りだ。
そして雛壇に出演者たち50名ほどが並んでいた。
これまでの放送の出演者たちで、だから小学生時代の俺役の子もいる。
クイズ形式で『虎は孤高に』に関する問題を回答していく。
亜紀ちゃんが目の前ですぐに答えるので、双子が蹴りを入れて黙らせた。
「私、全部分かるのにー」
「「うるさい!」」
その後南が出て来て、インタビューされた。
そして、あの俺たちのクリスマスツリーが運ばれ、全員に紹介された。
「あのクリスマスのお話は、実話だったんですね!」
「はい。この小説はもちろんフィクションもありますが、ほとんどのエピソードは実話を元にしています」
会場がどよめき、大きな拍手が湧いた。
主演の人間たちが撮影のエピソードを紹介し、裏話的なものも多く取り上げられた。
亜紀ちゃんが大興奮で喜んでいる。
吹雪がそんな亜紀ちゃんを見て笑っていた。
NGシーンが流され、みんなで笑った。
最後に山口君たち主演陣の意気込みが語られ、また亜紀ちゃんが興奮して叫んでいた。
10時前に番組が終わり、俺たちは「幻想空間」へ移動した。
もう吹雪は眠っているので、ベビーベッドも運ぶ。
雪の中の「幻想空間」はやはり雰囲気がいい。
内側を暖色系の灯にし、外をブルーのライトを灯した。
しばし、みんなで雰囲気を味わう。
俺と六花、亜紀ちゃんは熱燗を飲み、柳は双子とホット梅酒を飲んだ。
皇紀は紅茶だ。
「御堂も来れたらなー」
俺が言うとみんなが笑った。
「もう、本当に石神さんはお父さんが大好きですよね!」
「当たり前だろう!」
柳が笑った。
「あの、前から気になっていたことがあるんですけど」
「なんだよ?」
「石神さんが大学の時に病気になって」
「柳さん!」
亜紀ちゃんが叫んだ。
俺は笑って大丈夫だと言った。
「す、すいません! いつも私ってヘンなことばっかり!」
「いいよ、なんだよ気になってることって」
柳が困った顔をし、亜紀ちゃんが心配そうに俺を見ている。
奈津江の死に繋がる話だからだ。
「あの、本当にすいません。気になっていたというのは、石神さんが病気になって、山中さんが滝行に行ったじゃないですか」
「ああ、そうだな」
「それで、うちの父はどうしていたのかなって」
「……」
俺が応えられずにいたので、柳がまた慌てた。
「あ! ほんとうにすいません! 気にしないで下さい!」
「タカさん!」
亜紀ちゃんも慌てている。
俺は手で亜紀ちゃんを制して柳に言った。
「あの時か」
みんなが心配そうに俺を見ていた。
「まあ、お前らには話しておくか。御堂には話さないでくれな」
「タカさん……」
亜紀ちゃんが俺の背中に回って肩に手を置いた。
響子が俺の腿に手を置いて心配そうに見ている。
「奈津江が死に、山中も死に掛けた。御堂も同じだよ」
「え!」
俺は話した。
吹雪と響子には赤外線ヒーターを向けている。
バーベキューは、まあいつも通りだ。
最初の頃は俺が焼いて喰わせていたが、いつの間にか自由に自分たちで焼かせるようになった。
俺は美味いものを喰わせたい一心でそうしていたのだが、自己責任で喰うことに任せたのだ。
まあ、今でも俺が焼いて喰わせることもある。
争っている子どもたちに、俺が焼いたものを器に入れてやる。
ほんの一瞬だが、最初の頃の可愛らしい笑顔を見せてくれるのが楽しみだからだ。
本当にほんの一瞬だが。
水素原子を光子が横切る間の時間くらいか。
でも俺はあいつらの笑顔を絶対に見逃さない。
六花も夢中で楽しんで獣台に行くので、俺が吹雪の世話をする。
「ほら、伊勢海老だぞー」
「はい!」
ニコニコして口に入れて食べる。
吹雪はほとんど不機嫌そうな顔をしない。
天狼もそんな感じだ。
士王はオッパイから離される時にちょっと不機嫌になる。
吹雪がニコニコしているのは、六花の愛情をたっぷりと注がれているからだ。
だから天狼もきっとそうなのだろう。
麗星は愛らしい性格だ。
その愛情をふんだんに注がれているのだろう。
それは俺が京都に行った時にも感ずる。
麗星はしきたりはあれど、天狼を溺愛している。
道間皇王だからではない。
天狼を愛しているからだ。
吹雪が新鮮な伊勢海老のコリコリとした触感を味わっている。
まだ顎の力が弱いのと歯が小さいので苦労している。
でも、噛むほどににじみ出て来る滋養を感じている。
ホタテのバター焼きを小さくして与えた。
またニコニコとし、今度は柔らかく喜んで呑み込んだ。
六花と同じく食べることが大好きで、他人を幸せにする笑顔になる。
「吹雪ちゃんていつも御機嫌だよね?」
「そうだな。六花と響子に愛されてるからな」
「うん!」
響子にハマグリのバター醤油を渡す。
ニコニコして美味しいといった。
「お前もいつも御機嫌だよな」
「タカトラと六花に愛されてるからね!」
「そうだな!」
獣たちは焼肉を奪い合って楽しんでいる。
ステーキを焼いていた時期もあるが、あれは焼き上がるのに時間が掛かる。
だから自然とバーベキューは焼肉になった。
近接戦闘最強の六花が多く奪っている。
超天才の亜紀ちゃんも、六花には敵わない。
双子は全員の動きを見ながら肉を攫って行く。
皇紀は究極の防御スタイルで食べている。
柳は自然にみんなに気を遣われながらちゃんと食べている。
熾烈な奪い合いではないのだ。
家族のスキンシップ……と言っていいのかどうかは、未だに俺にも分からんが。
ロボにもハマグリを焼いてやる。
最近、自分が食べたいものをねだるようになった。
エビカニもたべるが、貝類が好きなようだ。
もちろん肉もだが。
響子に焼き鳥を焼いたり、吹雪にいろいろなものを食べさせ、ロボに貝類を中心に焼いて行く。
ようやく獣台も一段落し、六花がこっちに来て座る。
「満腹か?」
「はい!」
輝く笑顔で六花が笑う。
「吹雪は?」
「ああ、そろそろいいだろう。吹雪、スープを飲むか?」
「はい!」
六花が海鮮スープをよそってきて、フーフーして冷ましながら吹雪に呑ませる。
ロボも満足して俺と響子の膝に上がって来る。
俺もゆっくりと食べた。
「綺麗ですね」
六花が雪の積もった庭を見て言った。
「そうだな」
俺も庭を眺めた。
半分ほどがウッドデッキのライトで明るく、その向こう側は冷たく沈んでいる。
ここは温かく明るい場所だ。
俺たちはそこから冷たい世界を眺めている。
食事を終え、俺たちはリヴィングへ入った。
亜紀ちゃんがコーヒーを淹れてくれ、他の子どもたちは片づけを始める。
「みんなー! 30分で片づけを終えてね!」
「「「「はーい!」」」」
今は6時半。
『虎は孤高に』特番は8時からだ。
コーヒーを飲み終えた俺たちは、早く風呂に入れと亜紀ちゃんに言われた。
「分かったよ!」
「ヘンなことしてちゃダメですよ!」
「しねぇよ!」
俺と響子、六花と吹雪で入っていると、亜紀ちゃんたちが雪崩れ込んで来た。
「あと1時間んー」
俺たちは笑って上がり、リヴィングでゆっくりとテレビを観た。
亜紀ちゃんたちも20分で上がって来て、つまみを作り始める。
雪野ナス、雪野ポテト、それにバーベキューのあまりだ。
亜紀ちゃんが考えたか、テレビの前に4人掛けのソファを置き、俺と響子、六花と吹雪。
その両脇に椅子を置いて双子と皇紀と柳。
テレビ前のカーペットに亜紀ちゃんだ。
8時10分前。
特番の番宣があり、亜紀ちゃんが録画を始めているのを確認した。
「よし!」
響子が笑った。
特番が始まり、テーマソングが流れ、亜紀ちゃんが大声で歌う。
ヤマトテレビのアナウンサーの男女が司会者となり、最初に『虎は孤高に』芸人という人間たちが紹介された。
バラエティの作りだ。
そして雛壇に出演者たち50名ほどが並んでいた。
これまでの放送の出演者たちで、だから小学生時代の俺役の子もいる。
クイズ形式で『虎は孤高に』に関する問題を回答していく。
亜紀ちゃんが目の前ですぐに答えるので、双子が蹴りを入れて黙らせた。
「私、全部分かるのにー」
「「うるさい!」」
その後南が出て来て、インタビューされた。
そして、あの俺たちのクリスマスツリーが運ばれ、全員に紹介された。
「あのクリスマスのお話は、実話だったんですね!」
「はい。この小説はもちろんフィクションもありますが、ほとんどのエピソードは実話を元にしています」
会場がどよめき、大きな拍手が湧いた。
主演の人間たちが撮影のエピソードを紹介し、裏話的なものも多く取り上げられた。
亜紀ちゃんが大興奮で喜んでいる。
吹雪がそんな亜紀ちゃんを見て笑っていた。
NGシーンが流され、みんなで笑った。
最後に山口君たち主演陣の意気込みが語られ、また亜紀ちゃんが興奮して叫んでいた。
10時前に番組が終わり、俺たちは「幻想空間」へ移動した。
もう吹雪は眠っているので、ベビーベッドも運ぶ。
雪の中の「幻想空間」はやはり雰囲気がいい。
内側を暖色系の灯にし、外をブルーのライトを灯した。
しばし、みんなで雰囲気を味わう。
俺と六花、亜紀ちゃんは熱燗を飲み、柳は双子とホット梅酒を飲んだ。
皇紀は紅茶だ。
「御堂も来れたらなー」
俺が言うとみんなが笑った。
「もう、本当に石神さんはお父さんが大好きですよね!」
「当たり前だろう!」
柳が笑った。
「あの、前から気になっていたことがあるんですけど」
「なんだよ?」
「石神さんが大学の時に病気になって」
「柳さん!」
亜紀ちゃんが叫んだ。
俺は笑って大丈夫だと言った。
「す、すいません! いつも私ってヘンなことばっかり!」
「いいよ、なんだよ気になってることって」
柳が困った顔をし、亜紀ちゃんが心配そうに俺を見ている。
奈津江の死に繋がる話だからだ。
「あの、本当にすいません。気になっていたというのは、石神さんが病気になって、山中さんが滝行に行ったじゃないですか」
「ああ、そうだな」
「それで、うちの父はどうしていたのかなって」
「……」
俺が応えられずにいたので、柳がまた慌てた。
「あ! ほんとうにすいません! 気にしないで下さい!」
「タカさん!」
亜紀ちゃんも慌てている。
俺は手で亜紀ちゃんを制して柳に言った。
「あの時か」
みんなが心配そうに俺を見ていた。
「まあ、お前らには話しておくか。御堂には話さないでくれな」
「タカさん……」
亜紀ちゃんが俺の背中に回って肩に手を置いた。
響子が俺の腿に手を置いて心配そうに見ている。
「奈津江が死に、山中も死に掛けた。御堂も同じだよ」
「え!」
俺は話した。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる