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アラスカ ハンティング・マラソン Ⅲ
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アラスカ運動会一般の部は結構盛り上がった。
1万人近い参加者が集まり、競技を楽しんだ。
借り物競争が大盛況で、ロシアから来たサーシャが「カッコイイ男の人」ということで、俺の所へ来た。
大笑いでサーシャを抱えて「飛行」し、サーシャが優勝した。
賞品の「「ほんとの虎の穴 豪華ディナーチケット」を受け取り、お母さんと行くのが楽しみだと言っていた。
子どもも大人も参加できる競技が多数あり、みんなが楽しんだ。
無料の屋台も大盛況で、夜はショーを開催した。
俺がギターを弾き、「虎」の軍の兵士たちが様々なパフォーマンスを披露した。
ダンスやサーカスのようなパフォーマンスで、本格的に練習したようだ。
うちの子どもたちが、来年はショーの方でも参戦したいと言った。
まあ、お祭りが好きな連中だ。
最後にロボが「ばーん」をぶっ放し、会場に紫色の帯が漂い全員が喝采した。
ロボが嬉しがってジルバを踊った。
大会2日目。
いよいよ「花岡」上級者の《ハンティング・マラソン》だ。
朝の9時から始まり、観客は競技場の大スクリーンで観戦する。
また無料屋台が出て、観客にはビールも振る舞われる。
ビールは有料だ。
大スクリーンは6台用意され、どの位置からも観戦できるようにした。
撮影はデュールゲリエが500体出て、各競技者とその他の映像を撮影する。
マザー・コンピューター「ウラノス」が逐次映像を選択して、観客たちが楽しめるようにする。
全席自由席だが、それほどの混乱は無かった。
今日は2万人近い観客が入ったが、10万人が収容できる会場だ。
俺は貴賓席で観戦する。
栞、士王、六花、吹雪、桜花たちと蓮花とミユキたちも一緒だ。
ゆったりとしたソファセットがあり、俺は両膝に士王と吹雪を乗せていた。
ターナー少将の注意事項の説明が終わり、参加選手300名が競技場を出発した。
競技はハンティングが完了してからの計測であり、そこからの移動距離が計算される。
そして移動距離に獲物の重量が積算され、順位が決定する。
移動距離は左腕に巻いた計測器が担うが、重量は競技場に戻ってから測定される。
獲物は最初に狩った1匹だけであり、デュールゲリエが厳格に監視している。
ハンティングは銃でも武器でも素手でも何でもいい。
「おい、あれ何だ?」
栞に聞いた。
双子が鋼鉄のH鋼を抱えて走っていた。
先端が尖っている。
「獲物を狩るのに使うのかな?」
「あいつら、いつでも素手でイノシシとか獲ってるぞ?」
「そうだよね?」
栞もよく知っている。
H鋼は2メートル程で、多分200キログラムか?
あいつらが振り回せば確かに武器にはなるが。
一抹の不安を覚えつつ、俺は《ハンティング・マラソン》を楽しんだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「ハー! どこかいる?」
「うーん、あっちかな」
今回の競技は、すべて走らなければいけない。
移動で「飛行」を使えば、その時点で失格になる。
私たちは、事前に山の獲物を調べ、あたりを付けていた。
「でかい獲物がいいね!」
「そうだね!」
ムースかヒグマだ。
どちらも、大きければ500キロを超える。
それに、持って来た「武器」だ。
1時間ほどで、やっとムースの群れを見つけた。
500キロ超えが何頭かいる。
ダッシュして、H鋼を胸から突き刺した。
ハーも同じように、H鋼をぶっ込んで仕留めていた。
「やったね!」
「これで700キロはあるよ!」
ライフルで仕留めてもいい競技だ。
そうしたら銃弾は体内に残っている。
その「重量」も加算される。
だったら、もっと大きな武器で仕留めれば、その重量も獲物のうちだ!
ハーと二人で笑いながら獲物を持ち上げた。
デュールゲリエが2体降りて来る。
「ルー様、ハー様、ハンティングの完了を確認。競技の計測を開始します!」
左腕の距離計が赤く光った。
笑いながら山を駆け下りた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「えーと、どっちにいるかなー」
慣れない山を、必死で獲物を探した。
ルーちゃんとハーちゃんと一緒に探そうとしたが、断られた。
「柳ちゃん! 競技は真剣勝負なんだよ?」
「え、でも二人は一緒にやるんだよね?」
「私たちは二人で一人なの!」
「そ、そうなんだ」
よく分からない。
でも、とにかく自分で見つけないといけないらしい。
当てもなく山を彷徨っていると、大きな群れが上から駆け下りて来た。
「カリブーだぁ!」
ムースほどではないが、大型の野生動物だ。
オスの雄大な角が激しく揺れている。
「綺麗だなぁー」
ちょっと見惚れた。
近づいて来たので群れの前に飛び出した。
「え、えーと」
どれにしようかと迷った。
「あれが大きい!」
一番大きなオスを見つけた。
そっちに走る。
すぐに傍で並走出来た。
カリブーはちょっとこっちを見て、スピードを上げる。
「どうやって倒すの!」
前に野生動物を殺したことはあるけど、あの時にはルーちゃんとかみんながいた。
今は自分一人だ。
「どうしよう!」
可愛そうで殺せない。
物凄いスピードで一緒に走っているが、どうしても手が出ない。
「えーん!」
迷っていると、カリブーが私に突っ込んで来た。
体重差で自分が有利と思ったのだろうか。
私は振るわれる角を掴んだ。
「あ、あぶないよ!」
そのまま一緒にもつれて斜面を転がった。
グキ
ヘンな音がカリブーからした。
カリブーの身体から力が抜け、私はそのまま転がって行った。
ようやく勢いが止まると、カリブーはずっと上で横たわっている。
他の群れは別な方向へ逃げていた。
「ねえ、大丈夫!」
カリブーに駆け寄った。
死んでた。
首を折ったらしい。
「殺すつもりはなかったのよー!」
デュールゲリエが降りて来た。
「柳様。ハンティングの完了を確認。競技の計測を開始します!」
「エェー!」
左腕の距離計が赤く光った。
「ゴメンネェー!」
取り敢えず、死んだカリブーを背負った。
大きな身体で、私の頭の上に巨大な顔が乗った。
グラグラして走る私に顎をぶつけてくる。
「だからごめんってぇー!」
涙が出て来た。
でも、走るぞー!
1万人近い参加者が集まり、競技を楽しんだ。
借り物競争が大盛況で、ロシアから来たサーシャが「カッコイイ男の人」ということで、俺の所へ来た。
大笑いでサーシャを抱えて「飛行」し、サーシャが優勝した。
賞品の「「ほんとの虎の穴 豪華ディナーチケット」を受け取り、お母さんと行くのが楽しみだと言っていた。
子どもも大人も参加できる競技が多数あり、みんなが楽しんだ。
無料の屋台も大盛況で、夜はショーを開催した。
俺がギターを弾き、「虎」の軍の兵士たちが様々なパフォーマンスを披露した。
ダンスやサーカスのようなパフォーマンスで、本格的に練習したようだ。
うちの子どもたちが、来年はショーの方でも参戦したいと言った。
まあ、お祭りが好きな連中だ。
最後にロボが「ばーん」をぶっ放し、会場に紫色の帯が漂い全員が喝采した。
ロボが嬉しがってジルバを踊った。
大会2日目。
いよいよ「花岡」上級者の《ハンティング・マラソン》だ。
朝の9時から始まり、観客は競技場の大スクリーンで観戦する。
また無料屋台が出て、観客にはビールも振る舞われる。
ビールは有料だ。
大スクリーンは6台用意され、どの位置からも観戦できるようにした。
撮影はデュールゲリエが500体出て、各競技者とその他の映像を撮影する。
マザー・コンピューター「ウラノス」が逐次映像を選択して、観客たちが楽しめるようにする。
全席自由席だが、それほどの混乱は無かった。
今日は2万人近い観客が入ったが、10万人が収容できる会場だ。
俺は貴賓席で観戦する。
栞、士王、六花、吹雪、桜花たちと蓮花とミユキたちも一緒だ。
ゆったりとしたソファセットがあり、俺は両膝に士王と吹雪を乗せていた。
ターナー少将の注意事項の説明が終わり、参加選手300名が競技場を出発した。
競技はハンティングが完了してからの計測であり、そこからの移動距離が計算される。
そして移動距離に獲物の重量が積算され、順位が決定する。
移動距離は左腕に巻いた計測器が担うが、重量は競技場に戻ってから測定される。
獲物は最初に狩った1匹だけであり、デュールゲリエが厳格に監視している。
ハンティングは銃でも武器でも素手でも何でもいい。
「おい、あれ何だ?」
栞に聞いた。
双子が鋼鉄のH鋼を抱えて走っていた。
先端が尖っている。
「獲物を狩るのに使うのかな?」
「あいつら、いつでも素手でイノシシとか獲ってるぞ?」
「そうだよね?」
栞もよく知っている。
H鋼は2メートル程で、多分200キログラムか?
あいつらが振り回せば確かに武器にはなるが。
一抹の不安を覚えつつ、俺は《ハンティング・マラソン》を楽しんだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「ハー! どこかいる?」
「うーん、あっちかな」
今回の競技は、すべて走らなければいけない。
移動で「飛行」を使えば、その時点で失格になる。
私たちは、事前に山の獲物を調べ、あたりを付けていた。
「でかい獲物がいいね!」
「そうだね!」
ムースかヒグマだ。
どちらも、大きければ500キロを超える。
それに、持って来た「武器」だ。
1時間ほどで、やっとムースの群れを見つけた。
500キロ超えが何頭かいる。
ダッシュして、H鋼を胸から突き刺した。
ハーも同じように、H鋼をぶっ込んで仕留めていた。
「やったね!」
「これで700キロはあるよ!」
ライフルで仕留めてもいい競技だ。
そうしたら銃弾は体内に残っている。
その「重量」も加算される。
だったら、もっと大きな武器で仕留めれば、その重量も獲物のうちだ!
ハーと二人で笑いながら獲物を持ち上げた。
デュールゲリエが2体降りて来る。
「ルー様、ハー様、ハンティングの完了を確認。競技の計測を開始します!」
左腕の距離計が赤く光った。
笑いながら山を駆け下りた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「えーと、どっちにいるかなー」
慣れない山を、必死で獲物を探した。
ルーちゃんとハーちゃんと一緒に探そうとしたが、断られた。
「柳ちゃん! 競技は真剣勝負なんだよ?」
「え、でも二人は一緒にやるんだよね?」
「私たちは二人で一人なの!」
「そ、そうなんだ」
よく分からない。
でも、とにかく自分で見つけないといけないらしい。
当てもなく山を彷徨っていると、大きな群れが上から駆け下りて来た。
「カリブーだぁ!」
ムースほどではないが、大型の野生動物だ。
オスの雄大な角が激しく揺れている。
「綺麗だなぁー」
ちょっと見惚れた。
近づいて来たので群れの前に飛び出した。
「え、えーと」
どれにしようかと迷った。
「あれが大きい!」
一番大きなオスを見つけた。
そっちに走る。
すぐに傍で並走出来た。
カリブーはちょっとこっちを見て、スピードを上げる。
「どうやって倒すの!」
前に野生動物を殺したことはあるけど、あの時にはルーちゃんとかみんながいた。
今は自分一人だ。
「どうしよう!」
可愛そうで殺せない。
物凄いスピードで一緒に走っているが、どうしても手が出ない。
「えーん!」
迷っていると、カリブーが私に突っ込んで来た。
体重差で自分が有利と思ったのだろうか。
私は振るわれる角を掴んだ。
「あ、あぶないよ!」
そのまま一緒にもつれて斜面を転がった。
グキ
ヘンな音がカリブーからした。
カリブーの身体から力が抜け、私はそのまま転がって行った。
ようやく勢いが止まると、カリブーはずっと上で横たわっている。
他の群れは別な方向へ逃げていた。
「ねえ、大丈夫!」
カリブーに駆け寄った。
死んでた。
首を折ったらしい。
「殺すつもりはなかったのよー!」
デュールゲリエが降りて来た。
「柳様。ハンティングの完了を確認。競技の計測を開始します!」
「エェー!」
左腕の距離計が赤く光った。
「ゴメンネェー!」
取り敢えず、死んだカリブーを背負った。
大きな身体で、私の頭の上に巨大な顔が乗った。
グラグラして走る私に顎をぶつけてくる。
「だからごめんってぇー!」
涙が出て来た。
でも、走るぞー!
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